【連載】気まぐれ日記エッセイ「残された時間の過ごし方」

菊池昭仁

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それでも言い続けたい

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 月2回の診察でいつも泣きそうになるんです。

 「菊池さん、心臓も少し縮小しているようですよ、あと2キロ、体重を落としたいですね? そうするともっとラクになりますから。利尿剤を少し増やしておきますね」
 「ありがとうございます。先生のおかげでこうして生きていられます」
 「まだ死んじゃ困りますよ。あはははは」

 この主治医さんはいつも私をそう言って励ましてくれる。多忙な中、特に私に時間を割いてくれる。
 世間話まで聞いてくれようとするんです。
 まるでドラマ『僕の生きる道』のお医者さん役、小日向文世さんみたいに。

 2週間に1度の診察ということは、それだけ予断を許さないということでもあります。


    だったら人生楽しんだ方がいいじゃん 余計なこと言わないで


 でもね、つい言っちゃうし、書いちゃうの。どうして?

 
        日本が大好きだから



 政治も財界も汚職にまみれています。お金のある人が強い。
 そして誰もそれを取り締まろうとはしません。
 だって取締の親玉が自民党だから。

 巨大化した企業、マスメディアと自民党がズブズブなんです。政治家にカネを渡し、それを自分に還流させて利権を貪っている。
 日本にジャーナリズムはありません。おカネにならないからです。
 売れない正論を世に訴えるより、おカネになる権力者に擦り寄った方が儲かるから。
 いいクルマに乗りたいし、彼女とデートもしたい。美味しい物もたらふく食べたいし他人からの称賛も欲しいから。
 
 政治家や役人の汚職はなくならないんです。絶大な権力を握っているから。

 「先生、なんとか今度の公共入札を是非ともウチにお願いします」 
 「まかせておけ」
 「選挙で何かと物入りでしょう? ミカンでも食べてがんばって下さい」
 「いつもすまんなあ」

 みかん箱の中身はもちろん「腐ったミカン」、帯封のない現金です。銀行の名前が入った帯封の新札では足がつくから。

 「子供を市役所に入れて欲しい」
 「オラに補助金を出してけろ」
 「規制緩和をなんとかしてくれへん? 市長」
 「テレビCMをやりませんか? 都民に向けて。絶好のアピールになりますよ」

 そしてまたおカネが動く。その繰り返しによって企業も政治家もドンドン肥えてゆく。
 チカラある者は益々栄え、貧乏には貧乏のまま這い上がれないんです。

 仮に1兆歩譲って言わせてもらうなら、賄賂を貰ってもいいんです、ただしそのお金を自分のために使わなければ。
 生活困窮者を助けるとか、 介護施設で働く人や保育士さんたち、病院で献身的に働いている人たちに配ってあげるなら。
 こども食堂でカレーやケーキを食べて「みんなも来れば」なんて寝ぼけたこと言ってんじゃないって言いたいの。
 2,400万円のレクサスの後部座席で、パフォーマンスの牛丼なんか食ってんじゃねえよ、このポンコツ頭ピーマン進次郎。
 
  何が「維新」だ、日本を変えるだ! 国民民主党の玉木、手取りを増やす前に税金で不倫なんかしてんじゃねえよ。「不倫なんてみんなやってんじゃねえか!」 でもね、選挙で選ばれた公人が歳費で女遊びをしていいわけがねえんだよバカ! れいわ新選組の山本太郎さんは政治家として寝る間もないほど働いているから女遊びをしているヒマがねえんだよ! 
 自民党と連立? ふざけんな! そんなに自民党が好きなら自民党の議員になれよ。日本維新の会も国民民主党もなくして自民党の政治家になりゃいいじゃねえか!
 創価学会党も同じだ。「連立を組むのは政策で一致しているからです」だ? ふざけんな!
 自民党がヤバくなったら今度は掌返しで批判するくせに。
 「だから自民党はダメなんです」よって。
 お前らは自民党よりも汚い! 政治家としての覚悟がない。

 都民ファーストも同じ。学歴詐称なんて自分に自信がないブランド好きなヤツがすること。
 巨額の予算だけ公表してその決算報告はしていない。どこにいくら使ったか闇の中だ。
 警察も検察もスルー。それを許しているお前ら都民ファースト、いずれ都民の、国民の怒りの矛先はお前らに向かうぞ!

 そしてそれを報じない日テレを始めとする大手メディア。誠実そうなアナウンサーにもっともらしいことを言わせて世論を自民党やアメリカ、中国などに有利になるように誘導している。そしてそれを主導する大手広告代理店やデベロッパー、クソ金融機関たち。
 ゼエゼエ ああ血圧が上がる!


 子供の頃、よくおふくろからいわれたよ、

 「そんなくだらないテレビなんか見てちゃダメ。見るならNHKだけにしなさい」

 そのNHKもまた、日本を洗脳しまくった張本人なんだけどね。


 こんなこと言っても世の中は変わらないかもしれない。それに私も永くはないんです。
 でもね、言わなきゃいけないと思うんです。この世界一美しい日本を守るためにね。
 みなさん、一緒に日本を守りましょう!

 だから私はこれからも叫び続けます。

 
 
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