迷子になって異世界へ行きました

kenzo

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此処は何処?

和解!そして街へ!

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「ん~、ムニュムニュ・・・は?!」
あ、朝なのね、起きなくちゃ・・・?
あれ?私、昨日、え? 私・・・生きてる?死んでない?
生きてる、生きてる、生きてる!!
でも、動けない?!
あれ?え?何コレ?
体中がロープでグルグル巻きにされてる。
危機はまだ去って無かったのね、グスン

「お!ハルカ、やっと起きたか」
もうダメなのね、後はその時が来るのを待つのみか。
「ちょっとハルカ!アナタ、昨日は何で急に走り出したのよ!訳分けんないわよ」
痛いのはイヤだな。
「ちょっ、ハルカ!聞いてるの!!」
「殺すんだったら、早く殺してよ!弄ばれるのはイヤよ!!」
・・・
・・・
・・・
「「「は???」」」
「だから、私を殺すんでしょ!」
「「「何で???」」」
「目撃者だから」
「「「何の?」」」 
「人殺しのよ!」
「え?」
「イヤイヤ!」
「私知らないわよ」
「・・・(ブンブン)」
「えっと、誰が人殺しなんだ?」
「惚けないでよ!昨日私の前でやってたじゃない!緑の人達を!」
・・・
「緑?」
「の人?」
・・・
「もしかして、それって・・・」
「「「ゴブリン???」」」
「もう覚悟は決まったわ!早くして!」
・・・
・・・
・・・
「えー、ハルカ?お前、ゴブリンって知ってるか?」
「ゴブリン?何それ、知らないわよ」
「まさか、そこもか?」
「じゃあ何?ハルカはゴブリンが何か知らなくて私達が人殺しだと思ったの?」
「そして、それを目撃者したハルカを口封じに?」
「殺そうとした・・・と?」
「そうよ!その通りでしょ!」
・・・
・・・
・・・
「「「はぁ???????」」」
・・・
・・・
・・・
「プッ、ププ、ブハハハハハハ・・・」
「キャハハハハハハ・・・」
「フフ、フフフ、ウフフフフ・・・」
「・・・(プルプルプルプル)」



「あー、腹イテーー!」
「ふ、腹筋が千切れるかと思ったわ」
「こんなに大笑いしたの久し振り」
「・・・(プルプル)」
「ちょっと何で笑ってるのよ!こっちは、こっちは・・・グスン」
「ハルカ、ゴブリンってのは人間じゃ無いんだ」
「何言ってるのよ!見るからに人間じゃ無い!見た目は少し変だったけど」
小さいし、何かキモい感じで、言葉も通じないけど。
「あれは人型だけど人間じゃ無い、魔物なんだ」
え?魔物?
「魔物って何?」
「え?魔物も知らないの?」
「知らないわよ」
「ハルカ、お前の国には魔物は居ないのか?」
「知らないんだから、居ないに決まってるじゃない!」
「マジか・・・」
「だから魔物って何なのよ!」
「良いかハルカ、魔物ってのはな・・・」

そこから聞いた説明には本当に驚いた。
私の常識を遥かに越えた内容だったとだけ言っておきましょう!
少し時間は掛かったけど皆は丁寧に教えてくれて何とか理解出来ました。
そして私は今、
「この度は、多大なご迷惑をお掛けし誠に、誠に、誠に申し訳御座いませんでした」
ど!げ!ざ!土下座!
頭を地面に擦り付けて平身低頭謝意を表明している所存に御座います。
「ねぇハルカ、そんなに縮こまってどうしたの?」
土下座が通じない!
「それにしても国が違えば常識も変わるとは言うけど、遠く離れるとここまで違う物なんだな」
ロイさんが関心している。
「ホント、まさか生態系まで違うとは思わなかった」
「一度アナタの国にも行って見たいわね」
「是非来て下さい!妹も紹介しますので」
こうして私達は無事和解しましたとさ!
めでたし、めでたし!


そして私達は再び街に向かって出発した。
「ところでハルカ」
「はい?」
「念の為に聞くが、お前、人間だよな?」
「・・・は?え、何?当たり前よ!逆に人間意外の何に見えるって言うの!」
なんだかロイさんが突然失礼な質問をしてきたわ!
「イヤ、見た目は人間にしか見えないんだけどな」
「そうよハルカ、アナタ何?昨日のアレ」
「アレ?アレって?何?」
「アレよ、あのアナタが急に走り出した時!目の前の木を薙ぎ倒しながら凄いスピードで走ってたでしょ」
・・・あーーー、あの時の!
「お前の国ではアレが普通なのか」
「普通では無いかな、私は天元突破したから」
「・・・天元突破?」
「うん、マークⅡとも言うかな」
「・・・すまない、意味が分からない」
「えーとね、人は努力すると成長するでしょ、努力と成長を繰り返すの。そして限界を越えた成長をすると天元突破するの。
私もこの国に来るまではここまでじゃ無かったのだけど、此処に迷子になった時に遂に天元突破したの」
「・・・」
「な、なぁ、どう思う(ヒソヒソ)」
「何か信じられないわね(ヒソヒソ)」
「うん、ハルカって何だかアレな人っぽいし(ヒソヒソ)」
「だったらあの力は何?(ヒソヒソ)」
「もしかしてなんだけど(ヒソヒソ)」
「なんだ?(ヒソヒソ)」
「転移魔法の暴走がハルカの体に影響を与えてるって事は無いかな(ヒソヒソ)」
「普通に考えて考え難いけど、天元突破?って説明よりはマシだな(ヒソヒソ)」
「ところでマークⅡって何?(ヒソヒソ)」
「「知らねーよ!(ヒソヒソ)」」
「・・・(・・・)」
「そうか、凄いんだな」
「えへへ!」

「ところでハルカは魔法は使えるのか?」
「使えるよ!ってほら、試し撃ちしたじゃない!」
「あ!そうか」
「そうよ、もう忘れん棒さんね」
「全くだ!ハハハハ」
「本当、ウフフフフ」
・・・
「って笑い事じゃねーよ!二度と空に向かって三連発魔法撃つんじゃねーぞ」
「申し訳有りませんでした」

「それにしても、あの身体能力と魔法が使えるってお前、どんだけハイスペックなんだよ」
「マークⅢなもので!エヘン!」
・・・
「マークⅢ?」
「そ、マークⅢ」
・・・
「マークⅢって?(ヒソヒソ)」
「知らないわよ!(ヒソヒソ)」
「ニホン語?(ヒソヒソ)」
「・・・(・・・)」



「お!ほらハルカ見てみろ!アレが街だ」
「うわー、あれが街なのね!」
やっと、やっと、やっと着いた!
街だーーーー!


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