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冒険者に私はなる!!
祝!!登録完了!
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ギルド内に併設されている飲食エリア。
等間隔に配置されたテーブルに私と疾風のメンバーが腰を掛けている。
私が登録をしている間に達成報告の終わったロイさん、エリスさん、ダンさんの3人は空いているテーブルで寛いでいた。
そこへ私とアンさんが合流したのだった。
「ハルカは宿はどうするんだ」
ロイさんが私に聞いてきた。
「分かんない!皆はどんな宿に泊まってるの?」
「俺達はギルドの近くの宿を利用してる。俺達にとってはお手頃なんだが、ハルカにはキツイかもな」
「私達これでも星4だし、星無しにはちょっとね」
「そっかー、そうだよね。何処か良いとこ無いかな、皆が新人の頃はどんな所に泊まっていたの?」
「あー、そこがあったな!」
「そうね、そこなら安心だし」
「ハルカでも問題無いかな」
「・・・」
「え、どこですか?」
「ギルドが運営している宿だよ。稼ぎの少ない新人の為の宿だ。部屋は狭いし、ベッドしか無いけど兎に角安い。一泊銀貨1枚だ。飯は付かないが此処で食えば良い。しかもギルドの隣と言う近さだ。どうだ」
銀貨1枚!魅力的だわ!贅沢はいってられないし。ギルドの隣ってのも魅力的だし。良いんじゃないかな!
「そこにするわ!」
「宿に入って受付でギルドカードを提示すれば良いから」
「分かった、有難う」
「これでハルカの宿も決まったわね、じゃあ食事に行かない?」
エリスさん、余程空腹だったのね!勢いが。
「賛成、私も腹ペコ!」
アンさん、アナタもなのね!まぁ私もだけど。
「じゃあ、ハルカの歓迎会でもするか!」
「流石リーダー!ナイスアイデアね」
「悪いよ!私の為に歓迎会なんて!色々迷惑も掛けているのに」
「そう言えばそうだったな」
うわ、ロイさんが悪い顔している。
「確かにそうね!逆に奢って貰わなきゃ割に合わないかもね」
「うう、エリスさんまで、どうしよう!少ない私の手持ちが・・・」
「ちょっと、ロイもエリスも言い過ぎよ!」
「女神様、此処に女神様がいるわ!グスン」
「冗談よ、冗談!心配しなくても奢ってあげるわよ」
「エリスさん、貴女も女神様だったのね」
「おう、奢ってやるよ!歓迎会だからな」
「おう!サンキュー」
「俺だけ軽!」
「・・・」
「ダンさんも有難う」
こうして私達はギルドを後にした。
不満そうなロイさんを引き連れて。
****ギルド長室の1コマ****
「ギルド長、此方が本日の新規登録者です」
「ほう、今日は一人か」
「はい」
「どれ?担当はユーナか。うむ。
えーと、ハルカ 18才っと。特技は体術と魔法。ほう、女で体術とは珍しいな。
ん?捕捉、家事全般?なんじゃそりゃ!
出身はニホン?・・・ニホン?」
「如何しましたか?」
「いや、ニホン?初耳の様な、何処かで耳にしたような・・・まぁ、気のせいだろう。で、能力測定はっと。・・・・・
はぁ?物理攻撃力:測定不能?
魔力測定:測定不能?
君、ユーナを呼んでくれるか」
「はい」
コンコンコン
「ユーナさんを呼んで来ました」
「失礼します。お呼びですかギルド長」
「うむ、忙しいのにすまんな。今日お前が担当した新人の事なんだが」
「あー、ハルカさんの事ですね」
「そう、そのハルカって娘の事だ。
この物理攻撃力と魔力測定が両方とも測定不能になっているがどういう事だ」
「それは両方共に測定器が粉砕して結果が分からなかったからです」
「粉砕?故障って事か」
「いえ、粉砕です」
「・・・違うのか?」
「故障は構造の何処かが壊れて正しく機能しない状態です」
「うむ、そうだな。粉砕は?」
「粉々に砕け散る事です」
「・・・うむ、言いたい事は分かった。
つまりこのハルカって娘が粉砕させたと?」
「はい」
「・・・ホントに?」
「事実です」
「・・・夢って事?」
「現実です」
「ちなみにこのハルカの得物は何だった?」
「拳です」
「は?」
「拳です」
「・・・こ、拳?特殊なグローブでも着けてたとか?」
「生身でした」
「純粋な拳?」
「身体強化は?イヤ、にしても粉砕は無いか」
「ちなみに魔力の波動は感知出来ませんでした」
「うむ、仮に身体強化していたとしても感知出来ない程度の微弱な物だったと」
「そうなります」
・・・
・・・
「で、魔力測定に関しても?」
「はい、破裂粉砕でした」
・・・
・・・
「人間か?」
「見た目は人間にしか見えませんでした」
「で、お前から見たハルカの印象はどうだった」
「普通の女の子でした。
真面目そうで物腰も柔らかく、冒険者よりも受付の方が似合いそうな」
「そうか」
・・・
・・・
「分かった、時間を取らせて悪かった」
「それと、ついでにコレを」
「これは?」
「物理、魔力、両測定器の損失届けと同測定器の購入依頼書になります」
「・・・分かった。そこに置いておけ」
「はい、では失礼します」
「ふう、どう思う?」
「さぁ、結果だけ見ると要注意人物ですが、ユーナさんの人を見る目は確かですし、実際に会って見なければ何とも」
「そうだな、今度何か理由を付けて会って見るか」
「はい、それが宜しいかと」
「うむ」
「では私も失礼します」
「うむ、ご苦労」
「ふう、とんでもないバケモノが入って来たものだ。」
「確か物理攻撃力測定器の耐久力が100万、魔力測定器の耐久力が10万だったはず」
「このシステムが導入されて3年になるが、こんな結果は初めてだな。
確か星8の奴でも物理83万、魔力6万5千だったな」
「高いんだよな~~~!測定器!」
等間隔に配置されたテーブルに私と疾風のメンバーが腰を掛けている。
私が登録をしている間に達成報告の終わったロイさん、エリスさん、ダンさんの3人は空いているテーブルで寛いでいた。
そこへ私とアンさんが合流したのだった。
「ハルカは宿はどうするんだ」
ロイさんが私に聞いてきた。
「分かんない!皆はどんな宿に泊まってるの?」
「俺達はギルドの近くの宿を利用してる。俺達にとってはお手頃なんだが、ハルカにはキツイかもな」
「私達これでも星4だし、星無しにはちょっとね」
「そっかー、そうだよね。何処か良いとこ無いかな、皆が新人の頃はどんな所に泊まっていたの?」
「あー、そこがあったな!」
「そうね、そこなら安心だし」
「ハルカでも問題無いかな」
「・・・」
「え、どこですか?」
「ギルドが運営している宿だよ。稼ぎの少ない新人の為の宿だ。部屋は狭いし、ベッドしか無いけど兎に角安い。一泊銀貨1枚だ。飯は付かないが此処で食えば良い。しかもギルドの隣と言う近さだ。どうだ」
銀貨1枚!魅力的だわ!贅沢はいってられないし。ギルドの隣ってのも魅力的だし。良いんじゃないかな!
「そこにするわ!」
「宿に入って受付でギルドカードを提示すれば良いから」
「分かった、有難う」
「これでハルカの宿も決まったわね、じゃあ食事に行かない?」
エリスさん、余程空腹だったのね!勢いが。
「賛成、私も腹ペコ!」
アンさん、アナタもなのね!まぁ私もだけど。
「じゃあ、ハルカの歓迎会でもするか!」
「流石リーダー!ナイスアイデアね」
「悪いよ!私の為に歓迎会なんて!色々迷惑も掛けているのに」
「そう言えばそうだったな」
うわ、ロイさんが悪い顔している。
「確かにそうね!逆に奢って貰わなきゃ割に合わないかもね」
「うう、エリスさんまで、どうしよう!少ない私の手持ちが・・・」
「ちょっと、ロイもエリスも言い過ぎよ!」
「女神様、此処に女神様がいるわ!グスン」
「冗談よ、冗談!心配しなくても奢ってあげるわよ」
「エリスさん、貴女も女神様だったのね」
「おう、奢ってやるよ!歓迎会だからな」
「おう!サンキュー」
「俺だけ軽!」
「・・・」
「ダンさんも有難う」
こうして私達はギルドを後にした。
不満そうなロイさんを引き連れて。
****ギルド長室の1コマ****
「ギルド長、此方が本日の新規登録者です」
「ほう、今日は一人か」
「はい」
「どれ?担当はユーナか。うむ。
えーと、ハルカ 18才っと。特技は体術と魔法。ほう、女で体術とは珍しいな。
ん?捕捉、家事全般?なんじゃそりゃ!
出身はニホン?・・・ニホン?」
「如何しましたか?」
「いや、ニホン?初耳の様な、何処かで耳にしたような・・・まぁ、気のせいだろう。で、能力測定はっと。・・・・・
はぁ?物理攻撃力:測定不能?
魔力測定:測定不能?
君、ユーナを呼んでくれるか」
「はい」
コンコンコン
「ユーナさんを呼んで来ました」
「失礼します。お呼びですかギルド長」
「うむ、忙しいのにすまんな。今日お前が担当した新人の事なんだが」
「あー、ハルカさんの事ですね」
「そう、そのハルカって娘の事だ。
この物理攻撃力と魔力測定が両方とも測定不能になっているがどういう事だ」
「それは両方共に測定器が粉砕して結果が分からなかったからです」
「粉砕?故障って事か」
「いえ、粉砕です」
「・・・違うのか?」
「故障は構造の何処かが壊れて正しく機能しない状態です」
「うむ、そうだな。粉砕は?」
「粉々に砕け散る事です」
「・・・うむ、言いたい事は分かった。
つまりこのハルカって娘が粉砕させたと?」
「はい」
「・・・ホントに?」
「事実です」
「・・・夢って事?」
「現実です」
「ちなみにこのハルカの得物は何だった?」
「拳です」
「は?」
「拳です」
「・・・こ、拳?特殊なグローブでも着けてたとか?」
「生身でした」
「純粋な拳?」
「身体強化は?イヤ、にしても粉砕は無いか」
「ちなみに魔力の波動は感知出来ませんでした」
「うむ、仮に身体強化していたとしても感知出来ない程度の微弱な物だったと」
「そうなります」
・・・
・・・
「で、魔力測定に関しても?」
「はい、破裂粉砕でした」
・・・
・・・
「人間か?」
「見た目は人間にしか見えませんでした」
「で、お前から見たハルカの印象はどうだった」
「普通の女の子でした。
真面目そうで物腰も柔らかく、冒険者よりも受付の方が似合いそうな」
「そうか」
・・・
・・・
「分かった、時間を取らせて悪かった」
「それと、ついでにコレを」
「これは?」
「物理、魔力、両測定器の損失届けと同測定器の購入依頼書になります」
「・・・分かった。そこに置いておけ」
「はい、では失礼します」
「ふう、どう思う?」
「さぁ、結果だけ見ると要注意人物ですが、ユーナさんの人を見る目は確かですし、実際に会って見なければ何とも」
「そうだな、今度何か理由を付けて会って見るか」
「はい、それが宜しいかと」
「うむ」
「では私も失礼します」
「うむ、ご苦労」
「ふう、とんでもないバケモノが入って来たものだ。」
「確か物理攻撃力測定器の耐久力が100万、魔力測定器の耐久力が10万だったはず」
「このシステムが導入されて3年になるが、こんな結果は初めてだな。
確か星8の奴でも物理83万、魔力6万5千だったな」
「高いんだよな~~~!測定器!」
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