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1章、ブラームス王国
1章終話、その後
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ーーーエリウスーーー
「アルーーーー!」
はっ!なんだ此処は?
いや、王都の外?
どういう事だ?どうして此処に?それに何だ、この人の数は?
「アル?何処だアル?どこだー?!」
「アナタ」「父上」
「おお、お前達!アルはどうした?」
「分かりません、私達も探しているの・・・」
グオーーーーーーーーーーーン!
ドドドドーーーーーーーーーン!
うわー!きゃー!うおー!
な、何だ!あ、アレは?!
・・・魔法札、・・・神聖文字の呪文、アレがその威力なのか!
外壁の内側が真っ赤に染まっている。
それに、何だ・・・、どうしてもここまで衝撃が来ない!炎が真上にだけ立ち上る!
まさか・・・
「アルなのか?お前が皆を転移させて、結界で魔法を抑えてくれてるのか?」
外に被害が出ない様に結界で防いで、上方に爆発の勢いを逃がして、そんな事をその小さな体で一人で為したと言うのか!
「アナタ、まさかアルはあの中・・・」
「フローラ・・・」
「アナタ?そうなのですね」
「・・・分からない」
「・・・イヤーーー!アルーーー!アルーーー!誰か、誰か、アルを、アルを助けて!!」
「フローラ!落ち着け!フローラ!」
「お前達、フローラを押さえろ!」
・・・・・・
「お前達?」
「ア、アル?」
「アル」
「お兄ちゃん?」
「アル兄様どこです?」
「フローラ!お前達もよく聞け!アルは生きてる!絶対に生きてる!忘れたかアルは転移が使えるのだぞ!今はきっと道に迷ってるだけだ」
・・・・・・
アル、必ず生きていろ!
待ってるからな、必ず帰って来い!
じゃないとリリを嫁に出すぞ!
本当だぞ!
ーーーアウグス(国王)ーーー
私達が突然ここ王都の外に転移してから凡そ半日程経ったのか、空は少し赤みをはらんできた。
外壁の中ではまだ街が燃えているのだろう。
炎の先端が此処からでも伺える。
恐らく王都は壊滅しているだろう。
先程、王都再建までの仮の王都として元ドグラム侯爵領、現在エイブル公爵管轄領地を仮の王都と決まった。
王都からも近く道中の危険が最も少ない領地の一つであり、何より最近のエイブル公爵の管理により大きく発展を遂げていた。
「陛下、そろそろ宜しいかと」
「分かった、直ぐ行く」
これからしなければならない事は山の様にある。
だが、何よりもまずしなければいけない事がある。
王都に住む民を皆をその命を掛けて救ってくれた小さな英雄の話をしなければならない。
加護無しだ、悪魔だとなじられた子供が命をとして我々を助けてくれたのだと。
アルフォード、お前は神の敵どころか神の子だったのかも知れないな!
ーーーエマーーー
王様のお話しを聞いた時は信じられない思いで一杯でした。
アル君があの大爆発から私達を救ってくれたなんて。
でも王様は間違ってます。
不敬になるから口には出しませんが、
王様はまるでアル君が死んだ様な言い方をしますが、アル君が死ぬ筈がありません。
きっとまた私達をからかっているだけなんです。
長い付き合いの私には分かります。
アル君が死ぬなんて有り得ません。
絶対に・・・絶対に・・・!
帰って来たら説教です。泣いても許しません。
いえ、泣かせてやります。私を泣かせた罰です。
ーーーゼファードーーー
アル君、君は生きてるますよね!
死ぬなんて許しませんよ!
君にはもっともっと私を楽しませて貰わなければいけませんからね!
まぁ、のんびりと帰りを待ちましょう。
ーーーそして5年後ーーー
「皆、この5年本当に苦労を掛けた。
街はまだ痛ましい傷後が残り復興にはまだまだ時間は掛かるが、皆の労力惜しまぬ頑張りのお陰で王城や主要施設は新たに立ち上げる事が出来た。
また、隣国の聖ルミナ教皇国の支援も我々の大きな力となった事を感謝する。
教皇にはまた改めて感謝の言葉を贈ろう。
では、最後にこの国の英雄、救世主アルフォード=エイブルの像を披露しよう。
いつまでもこの中央広場の中心で皆のこれからを見守ってくれる事を祈る。
アルフォード、見ていて欲しい!お前が守ったこの国を私は責任を持って守り抜くと、だから見ていてくれ、アルフォード」
「アルーーーー!」
はっ!なんだ此処は?
いや、王都の外?
どういう事だ?どうして此処に?それに何だ、この人の数は?
「アル?何処だアル?どこだー?!」
「アナタ」「父上」
「おお、お前達!アルはどうした?」
「分かりません、私達も探しているの・・・」
グオーーーーーーーーーーーン!
ドドドドーーーーーーーーーン!
うわー!きゃー!うおー!
な、何だ!あ、アレは?!
・・・魔法札、・・・神聖文字の呪文、アレがその威力なのか!
外壁の内側が真っ赤に染まっている。
それに、何だ・・・、どうしてもここまで衝撃が来ない!炎が真上にだけ立ち上る!
まさか・・・
「アルなのか?お前が皆を転移させて、結界で魔法を抑えてくれてるのか?」
外に被害が出ない様に結界で防いで、上方に爆発の勢いを逃がして、そんな事をその小さな体で一人で為したと言うのか!
「アナタ、まさかアルはあの中・・・」
「フローラ・・・」
「アナタ?そうなのですね」
「・・・分からない」
「・・・イヤーーー!アルーーー!アルーーー!誰か、誰か、アルを、アルを助けて!!」
「フローラ!落ち着け!フローラ!」
「お前達、フローラを押さえろ!」
・・・・・・
「お前達?」
「ア、アル?」
「アル」
「お兄ちゃん?」
「アル兄様どこです?」
「フローラ!お前達もよく聞け!アルは生きてる!絶対に生きてる!忘れたかアルは転移が使えるのだぞ!今はきっと道に迷ってるだけだ」
・・・・・・
アル、必ず生きていろ!
待ってるからな、必ず帰って来い!
じゃないとリリを嫁に出すぞ!
本当だぞ!
ーーーアウグス(国王)ーーー
私達が突然ここ王都の外に転移してから凡そ半日程経ったのか、空は少し赤みをはらんできた。
外壁の中ではまだ街が燃えているのだろう。
炎の先端が此処からでも伺える。
恐らく王都は壊滅しているだろう。
先程、王都再建までの仮の王都として元ドグラム侯爵領、現在エイブル公爵管轄領地を仮の王都と決まった。
王都からも近く道中の危険が最も少ない領地の一つであり、何より最近のエイブル公爵の管理により大きく発展を遂げていた。
「陛下、そろそろ宜しいかと」
「分かった、直ぐ行く」
これからしなければならない事は山の様にある。
だが、何よりもまずしなければいけない事がある。
王都に住む民を皆をその命を掛けて救ってくれた小さな英雄の話をしなければならない。
加護無しだ、悪魔だとなじられた子供が命をとして我々を助けてくれたのだと。
アルフォード、お前は神の敵どころか神の子だったのかも知れないな!
ーーーエマーーー
王様のお話しを聞いた時は信じられない思いで一杯でした。
アル君があの大爆発から私達を救ってくれたなんて。
でも王様は間違ってます。
不敬になるから口には出しませんが、
王様はまるでアル君が死んだ様な言い方をしますが、アル君が死ぬ筈がありません。
きっとまた私達をからかっているだけなんです。
長い付き合いの私には分かります。
アル君が死ぬなんて有り得ません。
絶対に・・・絶対に・・・!
帰って来たら説教です。泣いても許しません。
いえ、泣かせてやります。私を泣かせた罰です。
ーーーゼファードーーー
アル君、君は生きてるますよね!
死ぬなんて許しませんよ!
君にはもっともっと私を楽しませて貰わなければいけませんからね!
まぁ、のんびりと帰りを待ちましょう。
ーーーそして5年後ーーー
「皆、この5年本当に苦労を掛けた。
街はまだ痛ましい傷後が残り復興にはまだまだ時間は掛かるが、皆の労力惜しまぬ頑張りのお陰で王城や主要施設は新たに立ち上げる事が出来た。
また、隣国の聖ルミナ教皇国の支援も我々の大きな力となった事を感謝する。
教皇にはまた改めて感謝の言葉を贈ろう。
では、最後にこの国の英雄、救世主アルフォード=エイブルの像を披露しよう。
いつまでもこの中央広場の中心で皆のこれからを見守ってくれる事を祈る。
アルフォード、見ていて欲しい!お前が守ったこの国を私は責任を持って守り抜くと、だから見ていてくれ、アルフォード」
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