あなたにおすすめの小説

勇者に手柄を奪われたので、魔王討伐の報告会で質問を三つだけしました 表紙

勇者に手柄を奪われたので、魔王討伐の報告会で質問を三つだけしました

「お前の名前を出すと、英雄譚が分かりにくくなるんだ」 魔王討伐の作戦士アルレンは、勇者に自分と仲間の功績を奪われた。 口止め料を拒み、向かったのは王の前で開かれる報告会。 「第一結界を、なぜ夜明けまで破らなかったのですか」 三つの質問と、討伐前から残る記録。 華々しい武勇伝の裏で、誰が何をしたのか。 英雄の嘘を暴き、仕事と名前を取り戻す逆転ファンタジー。
ファンタジー 完結 短編
文字数 11,852
子どものころから嫌いだった幼馴染は、私と結婚するつもりだったらしい 表紙

子どものころから嫌いだった幼馴染は、私と結婚するつもりだったらしい

幼いころからアレクシスのそばにいるたび、リディアは周囲の令嬢たちから嫌がらせを受けてきた。何度も「嫌い」「離れたい」と訴えても、両親はそれを子どもの意地や照れだと思い、本気にしなかった。 十五歳で外国の高等学院へ留学したリディアは、魔道具職人として自立する道を見つける。そして十七歳の成人を迎えた日、彼女は伯爵家から離籍し、二度と故郷へ戻らないと決めた。 一方そのころ、アレクシスはリディアと結婚するつもりでいたことを明かす。けれどリディアは、そんな未来を一度も望んでいなかった。 これは、誰にも届かなかった「嫌だ」を抱えていた少女が、自分の人生を自分で選び取るまでの話。
恋愛 完結 短編
文字数 19,971
娘は銅貨一枚でした 表紙

娘は銅貨一枚でした

「ヴァレイユ男爵。王命に背いた理由を申し開け」  男爵エルンストの娘レティシアには、58歳の公爵のもとへ嫁げという王命が下っていた。  婚礼の日、娘は現れない。  審問の間に引き出された男爵は、詫びるでも言い訳するでもなく、静かに告げる。 「娘は、秤にかけて渡しました。代金は銅貨一枚にございます」  実の娘を銭と引き換えに手放した父親。人買いは縛り首、そういう国の法廷に、男は独りで立っている。  誰もが男爵の破滅を疑わないなか、老法務官だけが、埃をかぶった建国法典へ手を伸ばした。  娘を手放した父と、300年誰も使わなかった古い法の話。
ファンタジー 連載中 ショートショート
文字数 15,499
勘違い王子――殿下、わたくしは一度も愛しておりませんけれど? 表紙

勘違い王子――殿下、わたくしは一度も愛しておりませんけれど?

王位継承者であるシャルル王子から、夜会の場で突然婚約破棄を宣言された侯爵令嬢エメリーヌ。王子は平民の娘との真実の愛を掲げ、彼女が自分に執着して婚約者の座を得たのだと思い込んでいた。 しかし、エメリーヌが婚約者に選ばれたのは王家の事情によるもので、王子を愛したことなど一度もない。彼女は冷静に婚約の経緯を説明し、破棄を受け入れる。 やがて明らかになる王子の責任と王位継承問題。そしてエメリーヌが手にしたのは、王妃の座ではなく、自分自身の人生を選ぶ自由だった。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数 7,416
【完結】手柄を奪い「無能」と見下す婚約者へ。私がいなくなったら困るのは貴方ですよ?~地味な賢者弟子、在学中に身軽になって皇太子に溺愛される~ 表紙

【完結】手柄を奪い「無能」と見下す婚約者へ。私がいなくなったら困るのは貴方ですよ?~地味な賢者弟子、在学中に身軽になって皇太子に溺愛される~

「お前のような無能で地味な女、私の婚約者には相応しくない!」 学園の中庭、多くの生徒が見守る中で堂々と叫んだのは、男爵家のバルト。 彼が身の程知らずにも格上である伯爵令嬢エリスへ言い放ったのは、まさかの婚約破棄宣告だった。 彼の隣には「エリス様にいじめられていた」と可哀想に嘘泣きをする聖女候補のクレア。 ふたりはこれまで、エリスが寝る間も惜しんで作り上げた画期的な魔導具や研究成果をすべて横取りし、「自分たちの実績」として周囲に誇っていたのだ。 バルトの手柄を信じ切っている学園の生徒たちから冷たい視線を浴びせられるエリス。 だが、彼女は傷つくどころか心の中でガッツポーズを決めていた。 (やった! これで面倒なバカの相手をしなくてすむ……!) 実はエリス、【伝説の賢者】に弟子入りした規格外の魔法の天才! 目立ちたくない一心で成果を奪われても静観していた彼女は、これで晴れて自由になれると大喜び。 「わかりました。では、婚約を解消いたしましょう」 あっさりと承諾し、その場を去ろうとするエリス。 しかし、そんな彼女を引き止めたのは、学園トップにして「冷酷」と恐れられるアルフレッド皇太子で――!? 手柄を奪った男爵令息たちの勘違いの行方は? そして、なぜか皇太子殿下に目をつけられてしまったエリスの学園生活はどうなる――!? 無自覚な規格外令嬢と、執着気みな激重皇太子の、学園スカッと&甘々ラブコメディ!
ファンタジー 完結 ショートショート R15
文字数 6,549
異世界転生~チート魔法でスローライフ 表紙

異世界転生~チート魔法でスローライフ

【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています
ファンタジー 完結 長編 R15
文字数 236,890
極不健康なアルビノ公爵令息ですが、周りの過保護と勘違いが留まるところを知りません 表紙

極不健康なアルビノ公爵令息ですが、周りの過保護と勘違いが留まるところを知りません

「程よく心配されたい」と願ったら、超不健康なアルビノ美少年になっちゃいました!? 前世で過労死した男は、日光NG・即・大吐血な公爵家次男シャルルに転生。本人は元気なつもりで笑顔を見せるが、周りは「健気な空元気」と大勘違い! 社交界の「ガラスの宝石」と恐れられるシャルルと、彼に狂愛を捧げる過保護な生徒会長アルフレッドの、愛され勘違いストーリー!
BL 連載中 長編
文字数 11,528
妹の進学祝いに、両親は私が四年間貯めたお金を使いました。 表紙

妹の進学祝いに、両親は私が四年間貯めたお金を使いました。

 大学の卒業式の日、私はとびきり印象に残る「卒業祝い」を受け取った。  スマートフォンに銀行からの通知が届いたのは、式を終えて着替えた直後だった。四年間、アルバイトと奨学金、それに研究室の補助業務でもらった謝金を少しずつ貯めてきた口座から、百五十万円が消えている。  送金したのは、母だった。  その口座は高校生の頃に作ったものだった。当時は母がキャッシュカードや認証の設定を管理していて、大学に入ってからはほとんど私自身が使っていたものの、昔の設定をきちんと変えないままにしていた。  二十二歳になった今、そのことをこんな形で後悔するとは思わなかった。 「美月は第一志望の国立には届かなかったけど、星華大には受かったんだから。受験で一年頑張ったんだし、進学祝いくらいしてあげたいでしょう?」  母は悪びれもしなかった。 「お金はお母さんが借りたことにして。星奈はお姉ちゃんなんだから、こんなときくらい水を差さないでよ」  百五十万円。  深夜のコンビニ、週末の家庭教師、奨学金、研究室の補助業務。四年間かけて貯めたお金だった。  大学院へ進んでからの生活費も、引っ越し代も、入学準備に必要なお金も入っている。  何より、いざというときに自分で逃げられるように用意していたお金だった。  兄の陽介は、私の肩を軽く叩いて笑った。 「星奈は昔からしっかりしてるし、今回は美月に譲ってやれば? 俺もまだ入社したばっかで余裕ないけど、落ち着いたら卒業祝いするからさ」  幼なじみの相沢智也まで、母たちの側についた。 「叔父さんたち、旅行ももう予約してるんだろ? お金のことは帰ってから話せばいいじゃん。せっかくの卒業式なのに、そんな顔して終わるのもったいないよ」  私は、楽しそうに荷物を持って出ていく家族を黙って見送った。  誰も知らない。  私はもう、彼らが帰ってくるのを待つつもりなどなかった。  四年間付き合ってきた恋人、久我蒼士が桐葉市役所の近くで待っている。  婚姻届も、とっくに二人で書き終えていた。  昨日までの私は、大学院が始まって生活が落ち着いてから家を出ようと思っていた。  けれど、もう十分だった。  今日からは、自分の人生を生きる。  藤原家へ戻ることも、もうない。
現代文学 完結 短編
文字数 14,583