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呪樹に囚われた従者/その夜の話
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最初は動かず、ただ永海のナカを堪能した。
今も尚強い締め付けに天定は眉根を寄せるも、永海の下腹部に自身のモノが挿入されていると思うと口元が自然と綻ぶ。
「永海、いくぞ…?」
ゆっくりとした抜き差しは、永海の内壁を少しずつ柔らかく解していく。
でも天定の方もほとんど余裕は無く、次第にその動きが加速する。
永海はひっきりなしに声を上げ続けた。
「っ、あっ、ふっ…んんっ!」
同時に、彼はとあることに気づく。
天定の一突き一突きが、体の奥の疼くところに響いていることを。
そこから全身に甘い痺れとなり広がってくると、永海はもう天定を感じることしか出来ない。
「っ、あっ……いぃ……ぁま、さだ…!」
永海の掠れた喘ぎ声も、熱を帯びて赤らむ頬も、先ほどに比べれば程よく力が抜けている様子も、内壁の温かさも、そして不思議と艶っぽく見える眼差しも、それらは天定を満足させた。
「そう、か。」
先程から天定の汗が永海の割れた腹筋に滴り落ち、全身が熱い。
腰骨を掴んでいた手が、永海の膝裏に添えられる。
これまで天定の体を挟む形で閉じられていた脚が、左右へ大きく開かれてしまった。
その状態で固定されてしまうと、元々力が入りにくい上に快感に満たされる体ではますます力が入らなくなってしまう。
天定はより腰を打ち付けやすくなり、つい夢中になり力が入ってしまう。
それは膝裏に添える手の指先が皮膚に食い込むほど。
「お…俺っ……もう…っ!」
永海が先に限界を訴え、天定をまっすぐ見上げる。
目が合った天定は先程のように意地悪はせず、ただ口角を上げただけで頷いて見せた。
そして間も無くして、永海の体が強張る。
「く…うっ…!」
永海の男根から放たれる白い液体は、お互いの腹部に飛び散った。
内壁を強く収縮したタイミングで、天定はそのままナカヘと放つ。
お互いに荒い呼吸をしながら、まるで嵐が去った後のような部屋の静寂さ。
布団に身を沈める永海から男根を抜いた天定は、ぐったりと目を瞑る彼を見た。
「……永海。ごめん、大丈夫か?」
問いかけられた本人は目を瞑りながら頷くだけで答える。
今、ふわふわと体が浮いているような感覚に心地よさを感じていた。
一日中自分を苦しめていた症状も今は嘘のように落ち着いていて、また初めて抱くこの気持ちがたぶん嬉しい。
今よほどリラックスできているのか、それともただ力が入らないだけなのか、指一本すら動かせない。
でも、不思議と不快さは微塵も感じでいない。
それが不思議で、永海は薄らと目を開いて天井を見る。
霞む視界の隅に天定のぼやけた輪郭が見えてつい表情が緩んだが、すぐに目を伏せるとそのまま彼は眠りについた。
てっきり、終わった後は悪口が飛んでくるかと思っていた。
だけど、その彼はすぐに寝てしまう。
きっと一日中苦しんでいたからか疲れてしまったのだろう…と思うようにした。
決して自分が無理をさせたからなどと、天定は懸命に考えないように努める。
天定は永海が休んだことを目視で確認すると、先ずは自分の身なりを整えた。
次いで自分が持ってきた水の張った桶に手拭いを濡らして硬く絞り、永海の顔と体を拭く。
本音は、今すぐでも横になりたい。
しかし自分の性格上、永海を全裸のままにしておくことなどできなかった。
そして時間をかけて身なりを整えると綺麗に寝かせ、布団を掛ける。
永海を見ると、とても穏やかな表情で眠っていたので天定はホッと胸を撫で下ろす。
天定は立ち上がり移動して襖を開くと、一言"おやすみ"と言って退室した。
こうして、2人の"初めての夜"は幕を下ろした。
今も尚強い締め付けに天定は眉根を寄せるも、永海の下腹部に自身のモノが挿入されていると思うと口元が自然と綻ぶ。
「永海、いくぞ…?」
ゆっくりとした抜き差しは、永海の内壁を少しずつ柔らかく解していく。
でも天定の方もほとんど余裕は無く、次第にその動きが加速する。
永海はひっきりなしに声を上げ続けた。
「っ、あっ、ふっ…んんっ!」
同時に、彼はとあることに気づく。
天定の一突き一突きが、体の奥の疼くところに響いていることを。
そこから全身に甘い痺れとなり広がってくると、永海はもう天定を感じることしか出来ない。
「っ、あっ……いぃ……ぁま、さだ…!」
永海の掠れた喘ぎ声も、熱を帯びて赤らむ頬も、先ほどに比べれば程よく力が抜けている様子も、内壁の温かさも、そして不思議と艶っぽく見える眼差しも、それらは天定を満足させた。
「そう、か。」
先程から天定の汗が永海の割れた腹筋に滴り落ち、全身が熱い。
腰骨を掴んでいた手が、永海の膝裏に添えられる。
これまで天定の体を挟む形で閉じられていた脚が、左右へ大きく開かれてしまった。
その状態で固定されてしまうと、元々力が入りにくい上に快感に満たされる体ではますます力が入らなくなってしまう。
天定はより腰を打ち付けやすくなり、つい夢中になり力が入ってしまう。
それは膝裏に添える手の指先が皮膚に食い込むほど。
「お…俺っ……もう…っ!」
永海が先に限界を訴え、天定をまっすぐ見上げる。
目が合った天定は先程のように意地悪はせず、ただ口角を上げただけで頷いて見せた。
そして間も無くして、永海の体が強張る。
「く…うっ…!」
永海の男根から放たれる白い液体は、お互いの腹部に飛び散った。
内壁を強く収縮したタイミングで、天定はそのままナカヘと放つ。
お互いに荒い呼吸をしながら、まるで嵐が去った後のような部屋の静寂さ。
布団に身を沈める永海から男根を抜いた天定は、ぐったりと目を瞑る彼を見た。
「……永海。ごめん、大丈夫か?」
問いかけられた本人は目を瞑りながら頷くだけで答える。
今、ふわふわと体が浮いているような感覚に心地よさを感じていた。
一日中自分を苦しめていた症状も今は嘘のように落ち着いていて、また初めて抱くこの気持ちがたぶん嬉しい。
今よほどリラックスできているのか、それともただ力が入らないだけなのか、指一本すら動かせない。
でも、不思議と不快さは微塵も感じでいない。
それが不思議で、永海は薄らと目を開いて天井を見る。
霞む視界の隅に天定のぼやけた輪郭が見えてつい表情が緩んだが、すぐに目を伏せるとそのまま彼は眠りについた。
てっきり、終わった後は悪口が飛んでくるかと思っていた。
だけど、その彼はすぐに寝てしまう。
きっと一日中苦しんでいたからか疲れてしまったのだろう…と思うようにした。
決して自分が無理をさせたからなどと、天定は懸命に考えないように努める。
天定は永海が休んだことを目視で確認すると、先ずは自分の身なりを整えた。
次いで自分が持ってきた水の張った桶に手拭いを濡らして硬く絞り、永海の顔と体を拭く。
本音は、今すぐでも横になりたい。
しかし自分の性格上、永海を全裸のままにしておくことなどできなかった。
そして時間をかけて身なりを整えると綺麗に寝かせ、布団を掛ける。
永海を見ると、とても穏やかな表情で眠っていたので天定はホッと胸を撫で下ろす。
天定は立ち上がり移動して襖を開くと、一言"おやすみ"と言って退室した。
こうして、2人の"初めての夜"は幕を下ろした。
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