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58話 ハースガルド家本邸
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馬車は門を通ってお屋敷の玄関に横付けされました。
最初に私が馬車から降りて、次がタルドマンさん。そして最後に旦那様が馬車を降りられました。本当はこんな順番なんて馬鹿らしいとお考えなのが旦那様なのですが、ここは都で人目もあります。しかも王様の摂政になられたのです、リアマールにいたときのようには参りません。
先に到着していた先生やリコットたちは、お屋敷の玄関の手前で待っています。一列に並んだ先生たちの前を通って玄関の正面に立った旦那様は、やれやれという風にため息をつかれました。
「まさかここに戻って来るとはな」
玄関の扉が音もなく開いて行きます。手入れが行き届いているのでしょう、本当に小さな軋みすらなく左右に開きました。開き切った真正面に立っているのは、真っ黒なお仕着せに白い前掛けを着けた背の高い女性。キッと吊り上がった目元が怖いくらいです。
「ご当主様、お帰りなさいませ」
「うむ。息災なようで何よりだ、ジオネッタ」
旦那様は向かって左手の扉の向こうに立つ、革鎧の小柄なお爺さんに目を向けました。
「ワイムも変わらんな」
「御意」
そして右側の扉に隠れるように立っている小太りのお年寄りに声をかけます。
「ノンベも元気そうだ」
「もったいのうございます、ご当主様」
ジオネッタさんは振り返ると中央の大階段を手で指し示しました。
「皆さん長旅でお疲れでしょう、まずはお食事を用意しておりますのでこちらへ」
ピカピカです。私たちは玄関から二階の大広間までジオネッタさんの後について行ったのですが、どこもかしこもピカピカでした。ゴミも塵も落ちていません。埃のかぶっているところなんてどこにもありません。この広いお屋敷をここまで綺麗にできるのかと目を疑うほどです。いったい使用人が何人働いているのでしょう。
大広間に着いてみれば、テーブルに並べられた食事のまあ豪華なこと。磨き抜かれた銀の食器に盛られた様々な料理の数々は、まるで輝かんばかりでした。
テーブルの端に立ったジオネッタさんは、料理の味に自信があるのでしょうか、胸を張って食事を勧めます。
「さあ皆様、どうぞお召し上がりください」
口にした料理の数々は本当に魔法のように美味しく、リアマールでは食べたことがないものばかり。でもその裏にはきっと、気難しい調理主任がいたりするのではないでしょうか。明日からここで働かなければならない身としては、人間関係が上手く行ってくれることを祈るばかりです。
でも気になることが一つあります。私たちが食べている間、料理の配膳、皿を下げたりお代わりをしたりといったことにはすべてジオネッタさんが一人で対応しているのです。
「あの、ジオネッタさん」
どうしても気になった私は、ジオネッタさんが近くを通りかかったときに声をかけてしまいました。
「何ですか」
その冷たい目がちょっと怖かったのですが、思い切ってたずねてみます。
「あの、他の使用人の方は何をしておられるのですか」
ジオネッタさんは一瞬困惑したような顔を見せたものの、すぐに意味を理解したのでしょう、鼻先で小さくフンと笑うとこう答えたのです。
「このお屋敷に使用人は私とノンベの二人しかおりません。騎士団長のワイムは使用人ではございませんしね」
「え、でも」
「料理を作るのはノンベの仕事、それを盛り付け配膳するのは私の仕事です」
「だけど、お屋敷の中はどこもピカピカで綺麗ですよね」
「はい、屋敷の外はノンベが手を入れ、屋敷の内側は私が日々磨き上げておりますので」
すると旦那様が私を見やってこうおっしゃりました。
「私の父が領地を返上した際、使用人をすべて解雇し、この屋敷も売り払うつもりだったらしい。だがこのジオネッタがいずれ必要になると父に強硬に主張したため、最低限の人員だけを残す条件で屋敷の管理をジオネッタに任せたのだ。まさかノンベと二人で切り盛りするとは父も考えなかったようだが」
「ジオネッタさんとノンベさんは旦那様のお父上様の代から働いておられるのですね」
「ああ、祖父も父も偉大な貴族だったよ。私はその遺産を食い潰しているに過ぎない」
するとテーブルの端の方から先生の声が聞こえます。
「それはどうでしょうねえ」
旦那様は不愉快げに先生をにらみつけました。
「何が言いたい」
「いつか旦那様がお年を召して引退されるとき、その遺産は何倍にも膨れ上がってる可能性がありますよ、と言いたいだけです」
「口先だけの世辞などいらん」
「いやだなあ、結構自信あるんですけど」
先生は楽しそうに笑っています。でも私は笑えません。私だってリアマールのお屋敷で働いてきたのです、お掃除や配膳がどれほど大変で時間がかかるかわかります。ジオネッタさんと私では、仕事の実力が、まさに次元が違いました。これから私はここで働いて行けるのでしょうか。
私がそんな心配をしていると、旦那様は不機嫌そうに食事の手を止めました。叱られるのではないかと思って私も手を止めます。他のみんなも旦那様に注目していました。先生以外は。
「……タクミ・カワヤ」
「はい、何でしょう旦那様」
「これから私が言おうとしていることも、すでに理解しているのではないか」
「いやだなあ、ですからそこまで便利じゃありませんって」
楽しげに食事を続けている先生を、旦那様はにらむように見つめました。
「ロンダリア王とダナ内務大臣より、それとなく確認を取るよう言われているのだが、おまえのことだ、小細工は要るまい」
「何ですか改まって」
「宮廷占術師の役職を拝命するよう国王陛下はおまえに望まれている」
これを聞いて、ようやく先生は食事の手を止めました。
「王様お抱えの占い師ですか」
「了承すればそれに伴い、おまえは子爵に任ぜられる」
「僕に貴族になれと」
「平民の占い師がそうそう王宮に立ち入るのは好ましくないからな。どうする」
先生はちょっと迷うように天井を見上げると、こう旦那様にたずねます。
「了承した場合、僕はここから追い出されるのですか」
「そんなケチ臭いことはせんよ」
旦那様の言葉に、先生は安心したような小さなため息をつきました。
「個人的にはハースガルド家の居候が一番気楽だったんですけどねえ」
「ならば断るか」
「僕に断れると思ってませんよね、旦那様は」
先生がニッと笑うと、旦那様はフンと鼻で笑い返しました。
「ならば決まりだな」
「ただし、一つ条件があります」
そう言う先生に、旦那様は少し身構えました。
「何だ、言ってみろ」
「いままで通り、ステラとタルドマンを僕のところで働かせてください」
「ふむ。カワヤ子爵家の家政婦長と騎士団長といったところだな。よかろう」
……え?
「ええええええええええええっ?」
私とタルドマンさんは同時に立ち上がってしまいました。
「あの、あの、家政婦長って」
「騎士団長、ですか。そんな、私が」
先生はニマニマ笑っています。
「だって仕方ないよねえ、他にいないんだし」
「せ、先生! 無茶言わないでください!」
私は頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです。それはタルドマンさんも同じのようでした。
「タクミ殿、騎士団長はさすがに。私はただの護衛の方が」
「ただの護衛と騎士団長じゃ格が違うよ。行ける場所も違うし、会える人も違ってくる」
その言葉に何か感じたのでしょうか、タルドマンさんは顔を真っ赤にして椅子に座り直しました。
「はいタルドマンはこれでよし。あとはステラだ」
先生は面白そうな顔で私を見つめています。もう、人の気も知らないで。
「私、家政婦長なんて無理ですよ」
「そりゃあ、いきなりは無理だよ。ここにいる間にジオネッタさんからイロイロ教えてもらわないとね」
「そんなあ」
ジオネッタさんと同じような仕事なんて、百年頑張ってもできそうにありません。ああ、何ということでしょう。
最初に私が馬車から降りて、次がタルドマンさん。そして最後に旦那様が馬車を降りられました。本当はこんな順番なんて馬鹿らしいとお考えなのが旦那様なのですが、ここは都で人目もあります。しかも王様の摂政になられたのです、リアマールにいたときのようには参りません。
先に到着していた先生やリコットたちは、お屋敷の玄関の手前で待っています。一列に並んだ先生たちの前を通って玄関の正面に立った旦那様は、やれやれという風にため息をつかれました。
「まさかここに戻って来るとはな」
玄関の扉が音もなく開いて行きます。手入れが行き届いているのでしょう、本当に小さな軋みすらなく左右に開きました。開き切った真正面に立っているのは、真っ黒なお仕着せに白い前掛けを着けた背の高い女性。キッと吊り上がった目元が怖いくらいです。
「ご当主様、お帰りなさいませ」
「うむ。息災なようで何よりだ、ジオネッタ」
旦那様は向かって左手の扉の向こうに立つ、革鎧の小柄なお爺さんに目を向けました。
「ワイムも変わらんな」
「御意」
そして右側の扉に隠れるように立っている小太りのお年寄りに声をかけます。
「ノンベも元気そうだ」
「もったいのうございます、ご当主様」
ジオネッタさんは振り返ると中央の大階段を手で指し示しました。
「皆さん長旅でお疲れでしょう、まずはお食事を用意しておりますのでこちらへ」
ピカピカです。私たちは玄関から二階の大広間までジオネッタさんの後について行ったのですが、どこもかしこもピカピカでした。ゴミも塵も落ちていません。埃のかぶっているところなんてどこにもありません。この広いお屋敷をここまで綺麗にできるのかと目を疑うほどです。いったい使用人が何人働いているのでしょう。
大広間に着いてみれば、テーブルに並べられた食事のまあ豪華なこと。磨き抜かれた銀の食器に盛られた様々な料理の数々は、まるで輝かんばかりでした。
テーブルの端に立ったジオネッタさんは、料理の味に自信があるのでしょうか、胸を張って食事を勧めます。
「さあ皆様、どうぞお召し上がりください」
口にした料理の数々は本当に魔法のように美味しく、リアマールでは食べたことがないものばかり。でもその裏にはきっと、気難しい調理主任がいたりするのではないでしょうか。明日からここで働かなければならない身としては、人間関係が上手く行ってくれることを祈るばかりです。
でも気になることが一つあります。私たちが食べている間、料理の配膳、皿を下げたりお代わりをしたりといったことにはすべてジオネッタさんが一人で対応しているのです。
「あの、ジオネッタさん」
どうしても気になった私は、ジオネッタさんが近くを通りかかったときに声をかけてしまいました。
「何ですか」
その冷たい目がちょっと怖かったのですが、思い切ってたずねてみます。
「あの、他の使用人の方は何をしておられるのですか」
ジオネッタさんは一瞬困惑したような顔を見せたものの、すぐに意味を理解したのでしょう、鼻先で小さくフンと笑うとこう答えたのです。
「このお屋敷に使用人は私とノンベの二人しかおりません。騎士団長のワイムは使用人ではございませんしね」
「え、でも」
「料理を作るのはノンベの仕事、それを盛り付け配膳するのは私の仕事です」
「だけど、お屋敷の中はどこもピカピカで綺麗ですよね」
「はい、屋敷の外はノンベが手を入れ、屋敷の内側は私が日々磨き上げておりますので」
すると旦那様が私を見やってこうおっしゃりました。
「私の父が領地を返上した際、使用人をすべて解雇し、この屋敷も売り払うつもりだったらしい。だがこのジオネッタがいずれ必要になると父に強硬に主張したため、最低限の人員だけを残す条件で屋敷の管理をジオネッタに任せたのだ。まさかノンベと二人で切り盛りするとは父も考えなかったようだが」
「ジオネッタさんとノンベさんは旦那様のお父上様の代から働いておられるのですね」
「ああ、祖父も父も偉大な貴族だったよ。私はその遺産を食い潰しているに過ぎない」
するとテーブルの端の方から先生の声が聞こえます。
「それはどうでしょうねえ」
旦那様は不愉快げに先生をにらみつけました。
「何が言いたい」
「いつか旦那様がお年を召して引退されるとき、その遺産は何倍にも膨れ上がってる可能性がありますよ、と言いたいだけです」
「口先だけの世辞などいらん」
「いやだなあ、結構自信あるんですけど」
先生は楽しそうに笑っています。でも私は笑えません。私だってリアマールのお屋敷で働いてきたのです、お掃除や配膳がどれほど大変で時間がかかるかわかります。ジオネッタさんと私では、仕事の実力が、まさに次元が違いました。これから私はここで働いて行けるのでしょうか。
私がそんな心配をしていると、旦那様は不機嫌そうに食事の手を止めました。叱られるのではないかと思って私も手を止めます。他のみんなも旦那様に注目していました。先生以外は。
「……タクミ・カワヤ」
「はい、何でしょう旦那様」
「これから私が言おうとしていることも、すでに理解しているのではないか」
「いやだなあ、ですからそこまで便利じゃありませんって」
楽しげに食事を続けている先生を、旦那様はにらむように見つめました。
「ロンダリア王とダナ内務大臣より、それとなく確認を取るよう言われているのだが、おまえのことだ、小細工は要るまい」
「何ですか改まって」
「宮廷占術師の役職を拝命するよう国王陛下はおまえに望まれている」
これを聞いて、ようやく先生は食事の手を止めました。
「王様お抱えの占い師ですか」
「了承すればそれに伴い、おまえは子爵に任ぜられる」
「僕に貴族になれと」
「平民の占い師がそうそう王宮に立ち入るのは好ましくないからな。どうする」
先生はちょっと迷うように天井を見上げると、こう旦那様にたずねます。
「了承した場合、僕はここから追い出されるのですか」
「そんなケチ臭いことはせんよ」
旦那様の言葉に、先生は安心したような小さなため息をつきました。
「個人的にはハースガルド家の居候が一番気楽だったんですけどねえ」
「ならば断るか」
「僕に断れると思ってませんよね、旦那様は」
先生がニッと笑うと、旦那様はフンと鼻で笑い返しました。
「ならば決まりだな」
「ただし、一つ条件があります」
そう言う先生に、旦那様は少し身構えました。
「何だ、言ってみろ」
「いままで通り、ステラとタルドマンを僕のところで働かせてください」
「ふむ。カワヤ子爵家の家政婦長と騎士団長といったところだな。よかろう」
……え?
「ええええええええええええっ?」
私とタルドマンさんは同時に立ち上がってしまいました。
「あの、あの、家政婦長って」
「騎士団長、ですか。そんな、私が」
先生はニマニマ笑っています。
「だって仕方ないよねえ、他にいないんだし」
「せ、先生! 無茶言わないでください!」
私は頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです。それはタルドマンさんも同じのようでした。
「タクミ殿、騎士団長はさすがに。私はただの護衛の方が」
「ただの護衛と騎士団長じゃ格が違うよ。行ける場所も違うし、会える人も違ってくる」
その言葉に何か感じたのでしょうか、タルドマンさんは顔を真っ赤にして椅子に座り直しました。
「はいタルドマンはこれでよし。あとはステラだ」
先生は面白そうな顔で私を見つめています。もう、人の気も知らないで。
「私、家政婦長なんて無理ですよ」
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