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第10話 第二回戦
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「京平。必ず、生きて帰ってくるのよ!」
「わかってる」
両親に見送られ、京平は自宅を出る。
隣の家の萌音が出てきたのも、同時だった。
「おはよ、京平。絶対、生き残ろうね!」
デスゲームを乗り越えたせいか、萌音の雰囲気は少しだけ大人びていた。
「ああ」
「へへっ!」
しかし、すぐに大人びた表情は崩れ、その後に顔を出した無邪気な笑いが、萌音が萌音のままだと京平に教えてくれた。
京平の決心は、依然変わらない。
萌音を必ず救うと、強く誓った。
「はーい。皆、出席してますねー! 偉いですねー!」
始業時間。
教室に揃った生徒たちを見て、すかい君は笑顔で拍手する。
パンパンパンとリズミカルな音は、いっそ生徒たちを苛立たせた。
「さ! まずは校庭に移動しようか!」
なぜ、と理由を問う生徒はいなかった。
ただただ、すかい君の言葉に従う。
隣のクラスも、一年生と三年生のクラスも同様の指示を受けたようで、全校生徒が廊下と階段をぞろぞろ歩く。
不気味なのは、全ての列の先頭に、まったく同じ姿のすかい君がいることだ。
三つ子ならぬ、十五つ子。
「はーい! それでは、クラスごとに縦一列で並んでくださーい!」
校庭に集められた全校生徒は、縦一列に並び、十五本の列ができた。
列の長さは、一年生ほど長く、三年生ほど短い。
学年が上がるほど退学者も増えるので、妥当な数だろう。
十五本の列のちょうど真ん中、二年三組の先頭にいたすかい君が列から少し離れ、ぴょんと上空に跳んだ。
すかい君の身体は落下せずに上空に留まり、最も身長が高い生徒の頭上と同じ高さに透明な床でもあるように、空中をてくてくと歩く。
さらに、二年三組以外のすかい君も跳びはねて見えない床に乗り、二年三組の先頭にいたすかい君の方へと歩いていく。
そして、すかい君とすかい君がぶつかると、まるで立体眼鏡によって赤い絵と青い絵が重なるように、二人のすかい君が重なって一人になった。
そんな重なりが十四回繰り返され、十五人いたすかい君は一人になった。
「それでは今から、デスゲーム第二回戦を始めまーす!」
生徒たちが、ごくりと息をのむ。
次のすかい君の一言が、自分の命を繋ぐための命綱だ。
「第二回戦は、クラス対抗の楽しい楽しいゲーム! 『宝探しポーカー』!」
「宝探し……ポーカー……?」
誰も聞いたことがないゲームに、周囲の生徒同士で顔を見合わせる。
しかし、宝探しとポーカー、その二つのワードからゲームの内容を予想できた二割の生徒が、ゲームの難易度の高さに表情を曇らせる。
人数が少ない三年生である生徒会長の一は、特に。
「いえーっす! 何人か予想がついた頭のいい子たちもいるけど、ルールを説明していくよー!」
すかい君がパチンと指を鳴らすと、空中からトランプ一式が現れ、すかい君の掌の中へと落ちる。
すかい君は、五十四枚のトランプの表面を生徒たちに見せながら、トランプを扇状に開く。
「これを……こうだっ!」
そして、両手で持っていたトランプを上に向かって投げ捨てた。
空中でバラバラになったトランプは、突然の強風に攫われて、四方八方学校の校舎の中に向かって飛んでいった。
呆然とトランプの行く末を見送った生徒たちの視線が、すかい君へと戻る。
「今見てもらった通り、学校中にトランプをいっぱいばら撒きました! さっきばらまいた他にも、事前に何セットかばらまいてます! 皆さんには、ばらまいたトランプを集めて、ポーカーの役を作ってもらいます!」
知識も、運動能力もいらないゲームの内容に、いくらかの生徒が胸をなでおろす。
同時に、学校にばらまかれたトランプを探す性質上、数の多いクラスが圧倒的に優位だと気づいた三年生の顔が青ざめる。
「一つ、いいでしょうか?」
一が挙手をして、三年生を代表してすかい君に質問する。
「どうぞ?」
「このルール、人数の少ない三年生に不利かと思います」
「不利ですね。それが何か?」
「……」
「……」
「いえ、確認がしたかっただけです。失礼しました」
しかし、すかい君が不利であることを認識したうえで、一切の疑問を抱いていない様子を見て、すぐに手を下ろした。
クラス単位という平等を建前に行われるゲームだと理解した。
「さあ、他に質問がなければ注意事項だよ! 当然だけど、トランプの所有権は、カードを見つけた人が所属するクラスのものとなる。力づくで奪い取るのは禁止だし、トランプを探す人の邪魔をする行為も禁止。禁止行為をした人は、見つけ次第殺しちゃいまーす!」
「二つ、いいでしょうか?」
一が再び挙手をする。
二回も話を遮られたことで、すかい君の表情に笑顔のまま怒りマークが浮かぶ。
が、一は構わず続ける。
「トランプを見つけた、の定義を明確にさせてください。最初にカードを見た人が見つけたことになるのか、最初にカードに触れた人が見つけたことになるのか、教えてください」
「いい質問するねー!」
一の質問は、すかい君の及第点に達していたらしく、すかい君の表情から怒りマークが消える。
「そうですねー。トランプを見つけた人、は、カードに最初に触れた人にしよう」
「つまり、私が廊下に落ちているカードを見つけて取りに行こうとしたところ、別の人間が私の行動でカードが落ちていることに気づき、私を抜かしてカードを手にした場合、カードは別の人間のものになる、ということですね?」
「その通ーり!」
「ありがとうございます。では、もう一つ。カードを力づくで奪い取るのは禁止とのことですが、他チームとのカードの譲渡や交換は可能ですか?」
「おけまるー!」
「ありがとうございます。質問は以上です」
「はーい、他に質問はないかなー?」
にこにこ顔のすかい君。
一方で京平は、心の中で悔しそうにしていた。
カードの譲渡と交換は、京平があえてルールに記載していない条項の一つだ。
ゲームの序盤から顔を知っている生徒と接触して協力関係を築き、チーム内の情報を共有したうえで必要なカードを交換することで、より勝率を高める計画だった。
ゲーム開始前から暴かれてしまったことは、京平にとって痛手だ。
さすがは生徒会長と、京平は一を評価する。
悔しさと同時に、生徒会長を仲間に引き入れたい欲が溢れてくる。
優秀な生徒のいるチームと手を組むことは、京平のチームにとってもメリットがある。
一方で、あえて全校生徒がいる前でルールを確認したことから、生徒会長がデスゲームとは言えチーム対抗で正々堂々と戦いたい性格で、手を組むことを持ちかけても断られる可能性も充分にあるとも判断できる。
京平は、どちらがチームのためかを一人考えていた。
「さあ、それではゲームを始めます! 制限時間は三時間! 三時間以内に、このテーブルに五枚のカードを裏向きでおいてください!」
すかい君が手を上から下に振ると、空から巨大な円いテーブルが降ってきた。
テーブルには、一年一組から三年五組までのプレートが等間隔に置かれており、プレートの下には五枚のカードをセットするための五つのくぼみがあった。
同時に、テーブルの中央と生徒たちの左手の甲に、『03:00:00』の赤い文字が浮かび上がった。
制限時間だ。
「十五クラス中、点数の高い上位五クラスがゲームクリア! それでは、第二回戦『宝探しポーカー』スタートー!!」
「……え?」
02:59:59。
制限時間は、動き始めた。
最後の最後、三分の一しか生き残れないという、死の宣告を言い捨てて。
言うまでもないが、五クラスしかゲームクリアにしなかったのは、京平である。
一年生、二年生、三年生、それぞれのクラスで人数は違う。
半分のクラス、つまり七クラスをゲームクリアにした場合、人数の少ない八クラスの死亡と人数の多い七クラスの生存で、過半数を殺すという条件が満たされない危険性があった。
確実に過半数を殺すため、生存は上位五クラスと決めた。
一人でも多く、ではなく、萌音と生きるために。
「わかってる」
両親に見送られ、京平は自宅を出る。
隣の家の萌音が出てきたのも、同時だった。
「おはよ、京平。絶対、生き残ろうね!」
デスゲームを乗り越えたせいか、萌音の雰囲気は少しだけ大人びていた。
「ああ」
「へへっ!」
しかし、すぐに大人びた表情は崩れ、その後に顔を出した無邪気な笑いが、萌音が萌音のままだと京平に教えてくれた。
京平の決心は、依然変わらない。
萌音を必ず救うと、強く誓った。
「はーい。皆、出席してますねー! 偉いですねー!」
始業時間。
教室に揃った生徒たちを見て、すかい君は笑顔で拍手する。
パンパンパンとリズミカルな音は、いっそ生徒たちを苛立たせた。
「さ! まずは校庭に移動しようか!」
なぜ、と理由を問う生徒はいなかった。
ただただ、すかい君の言葉に従う。
隣のクラスも、一年生と三年生のクラスも同様の指示を受けたようで、全校生徒が廊下と階段をぞろぞろ歩く。
不気味なのは、全ての列の先頭に、まったく同じ姿のすかい君がいることだ。
三つ子ならぬ、十五つ子。
「はーい! それでは、クラスごとに縦一列で並んでくださーい!」
校庭に集められた全校生徒は、縦一列に並び、十五本の列ができた。
列の長さは、一年生ほど長く、三年生ほど短い。
学年が上がるほど退学者も増えるので、妥当な数だろう。
十五本の列のちょうど真ん中、二年三組の先頭にいたすかい君が列から少し離れ、ぴょんと上空に跳んだ。
すかい君の身体は落下せずに上空に留まり、最も身長が高い生徒の頭上と同じ高さに透明な床でもあるように、空中をてくてくと歩く。
さらに、二年三組以外のすかい君も跳びはねて見えない床に乗り、二年三組の先頭にいたすかい君の方へと歩いていく。
そして、すかい君とすかい君がぶつかると、まるで立体眼鏡によって赤い絵と青い絵が重なるように、二人のすかい君が重なって一人になった。
そんな重なりが十四回繰り返され、十五人いたすかい君は一人になった。
「それでは今から、デスゲーム第二回戦を始めまーす!」
生徒たちが、ごくりと息をのむ。
次のすかい君の一言が、自分の命を繋ぐための命綱だ。
「第二回戦は、クラス対抗の楽しい楽しいゲーム! 『宝探しポーカー』!」
「宝探し……ポーカー……?」
誰も聞いたことがないゲームに、周囲の生徒同士で顔を見合わせる。
しかし、宝探しとポーカー、その二つのワードからゲームの内容を予想できた二割の生徒が、ゲームの難易度の高さに表情を曇らせる。
人数が少ない三年生である生徒会長の一は、特に。
「いえーっす! 何人か予想がついた頭のいい子たちもいるけど、ルールを説明していくよー!」
すかい君がパチンと指を鳴らすと、空中からトランプ一式が現れ、すかい君の掌の中へと落ちる。
すかい君は、五十四枚のトランプの表面を生徒たちに見せながら、トランプを扇状に開く。
「これを……こうだっ!」
そして、両手で持っていたトランプを上に向かって投げ捨てた。
空中でバラバラになったトランプは、突然の強風に攫われて、四方八方学校の校舎の中に向かって飛んでいった。
呆然とトランプの行く末を見送った生徒たちの視線が、すかい君へと戻る。
「今見てもらった通り、学校中にトランプをいっぱいばら撒きました! さっきばらまいた他にも、事前に何セットかばらまいてます! 皆さんには、ばらまいたトランプを集めて、ポーカーの役を作ってもらいます!」
知識も、運動能力もいらないゲームの内容に、いくらかの生徒が胸をなでおろす。
同時に、学校にばらまかれたトランプを探す性質上、数の多いクラスが圧倒的に優位だと気づいた三年生の顔が青ざめる。
「一つ、いいでしょうか?」
一が挙手をして、三年生を代表してすかい君に質問する。
「どうぞ?」
「このルール、人数の少ない三年生に不利かと思います」
「不利ですね。それが何か?」
「……」
「……」
「いえ、確認がしたかっただけです。失礼しました」
しかし、すかい君が不利であることを認識したうえで、一切の疑問を抱いていない様子を見て、すぐに手を下ろした。
クラス単位という平等を建前に行われるゲームだと理解した。
「さあ、他に質問がなければ注意事項だよ! 当然だけど、トランプの所有権は、カードを見つけた人が所属するクラスのものとなる。力づくで奪い取るのは禁止だし、トランプを探す人の邪魔をする行為も禁止。禁止行為をした人は、見つけ次第殺しちゃいまーす!」
「二つ、いいでしょうか?」
一が再び挙手をする。
二回も話を遮られたことで、すかい君の表情に笑顔のまま怒りマークが浮かぶ。
が、一は構わず続ける。
「トランプを見つけた、の定義を明確にさせてください。最初にカードを見た人が見つけたことになるのか、最初にカードに触れた人が見つけたことになるのか、教えてください」
「いい質問するねー!」
一の質問は、すかい君の及第点に達していたらしく、すかい君の表情から怒りマークが消える。
「そうですねー。トランプを見つけた人、は、カードに最初に触れた人にしよう」
「つまり、私が廊下に落ちているカードを見つけて取りに行こうとしたところ、別の人間が私の行動でカードが落ちていることに気づき、私を抜かしてカードを手にした場合、カードは別の人間のものになる、ということですね?」
「その通ーり!」
「ありがとうございます。では、もう一つ。カードを力づくで奪い取るのは禁止とのことですが、他チームとのカードの譲渡や交換は可能ですか?」
「おけまるー!」
「ありがとうございます。質問は以上です」
「はーい、他に質問はないかなー?」
にこにこ顔のすかい君。
一方で京平は、心の中で悔しそうにしていた。
カードの譲渡と交換は、京平があえてルールに記載していない条項の一つだ。
ゲームの序盤から顔を知っている生徒と接触して協力関係を築き、チーム内の情報を共有したうえで必要なカードを交換することで、より勝率を高める計画だった。
ゲーム開始前から暴かれてしまったことは、京平にとって痛手だ。
さすがは生徒会長と、京平は一を評価する。
悔しさと同時に、生徒会長を仲間に引き入れたい欲が溢れてくる。
優秀な生徒のいるチームと手を組むことは、京平のチームにとってもメリットがある。
一方で、あえて全校生徒がいる前でルールを確認したことから、生徒会長がデスゲームとは言えチーム対抗で正々堂々と戦いたい性格で、手を組むことを持ちかけても断られる可能性も充分にあるとも判断できる。
京平は、どちらがチームのためかを一人考えていた。
「さあ、それではゲームを始めます! 制限時間は三時間! 三時間以内に、このテーブルに五枚のカードを裏向きでおいてください!」
すかい君が手を上から下に振ると、空から巨大な円いテーブルが降ってきた。
テーブルには、一年一組から三年五組までのプレートが等間隔に置かれており、プレートの下には五枚のカードをセットするための五つのくぼみがあった。
同時に、テーブルの中央と生徒たちの左手の甲に、『03:00:00』の赤い文字が浮かび上がった。
制限時間だ。
「十五クラス中、点数の高い上位五クラスがゲームクリア! それでは、第二回戦『宝探しポーカー』スタートー!!」
「……え?」
02:59:59。
制限時間は、動き始めた。
最後の最後、三分の一しか生き残れないという、死の宣告を言い捨てて。
言うまでもないが、五クラスしかゲームクリアにしなかったのは、京平である。
一年生、二年生、三年生、それぞれのクラスで人数は違う。
半分のクラス、つまり七クラスをゲームクリアにした場合、人数の少ない八クラスの死亡と人数の多い七クラスの生存で、過半数を殺すという条件が満たされない危険性があった。
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