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コンコン。
コンコン。
「……はい?」
扉の奥から聞こえてきたのは、サファイアの使用人の声。
「ルビー・スカーレットと申します」
ルビーが公爵家の名前を添えて名乗るも、扉が開くことはない。
いつものことで、もはやルビーは驚きもしない。
「何か、御用でしょうか?」
「本日は、サファイア様にお会いしに来たわけではありません。サファイア様へ、伝言をお願いしたく参りました」
「伝言?」
むしろ驚いたのは、サファイアの使用人の方だろう。
いつものことを破ったのは、ルビー側だったのだから。
「ええ。ただ一言、私は異世界転生者です、と」
「イセカイテンセイシャ? とは?」
「それだけ伝えてもらえれば分かります」
「わかりました。確かに、承りました」
サファイアの使用人は、ルビーの言葉の意味を理解できずとも、依頼を確実に承諾した。
ルビーはサファイアからの返答を待つことなく、サファイアの部屋を離れて自室に向かって歩き始める。
カツン。
カツン。
十歩ほど歩いたところで、途端にサファイアの部屋の中が騒がしくなる。
椅子が倒れると、誰かが走る音。
「お、お嬢様!?」
サファイアの使用人が驚く声。
「ま、待って!!」
サファイアの部屋の扉が開かれ、サファイアが姿を現した。
ルビーは足を止め、サファイアの方へと振り返り、一礼した。
「ご無沙汰しております、サファイア様」
サファイアの姿は。およそ人前に出る格好ではなかった。
何日も着続けていることが容易に想像できる、くたびれたパジャマ。
水浴びさえほとんどできていないのだろう、ツヤツヤだった長い青髪には、脂がのってキシキシとしている。
化粧もしていない顔には、驚きと縋るような表情が浮かんでいた。
「あ、貴女……異世界転生者って」
「はい」
「は、話がしたい!」
「私もよ」
ゲームの無表情なサファイアとは違う、今にも泣きそうなサファイアを刺激しないよう、ルビーは静かに答えた。
「お、お嬢様、いけません! そんな格好で!」
そんなサファイアを止めるのは、使用人だ。
部屋から飛び出したサファイアの元に使用人が駆け寄り、サファイアを部屋の中に戻そうと必死になる。
今のサファイアは、とても人前に出てよい格好ではないのだ。
しかし、サファイアは動かない。
「今すぐ、応接室をとって。彼女と、話をする」
「お嬢様!?」
それどころか、そのままの恰好で応接室に向おうとする。
ヨレヨレの服にボサボサの髪。
応接室に向かう途中、他の貴族にでも見られたら失笑どころかインディゴ公爵家の格が疑われるだろう。
すぐに着替えて欲しい感情と、サファイアの指示は絶対という感情が混じり合い、使用人は焦りの表情のままオロオロと立ち尽くす。
「そうね、そちらの方の言うとおり。その格好ではちょっと」
使用人への助け船は、ルビーから出された。
サファイアは、遠目で自身の部屋の鏡を見て、今の自身の格好を知る。
少し乱れている程度の感情は抱いたが、それだけである。
しかし、これから会話をしようとしているルビーが、自身の格好を良く思っていないことも読み取ったので、しぶしぶと着替える選択をした。
「少し、待たせてしまいまうが」
「構いませんよ。もう、何日と待っているので」
「……すまない」
サファイアは、使用人と共に部屋へ戻っていく。
扉の閉められた後で、部屋の中でドタバタと使用人の走り回る音が聞こえる。
これから、サファイアに水浴びをさせ、服を着替えさせ、髪のブラッシングに顔の化粧、やることは盛りだくさんだ。
そのうえ、同じく公爵家令嬢であるルビーを待たせている状態だ。
サファイアの使用人の心中は、焦りで埋め尽くされている。
その心痛を察したルベライトは、同情を禁じえなかった。
「はー、ようやくダイヤの件が進みそうね。それと、別件も。ルベライト、応接室を一室とって頂戴」
「かしこまりました」
ルビーは先に応接室へ向かい、サファイアを待つことにした。
「ま、待たせた」
およそ二時間後、サファイアはルビーの待つ応接室に姿を現した。
先程とは打って変わって、ツヤツヤの青髪と、綺麗なドレスに身を包んでいる。
この場が学生寮の一部屋であることを加味すれば着飾りすぎではあるが、公爵家の威厳を保つという建て前を掲げれば許される格好である。
サファイアの使用人が、サファイアが部屋を出たことが嬉しく、つい張り切ってしまっただろうことが容易に想像できる。
「いえ、大丈夫です。ルベライト、サファイア様にも紅茶を」
サファイアが応接室のソファに座ると同時に、ルベライトが紅茶の入ったティーカップを目の前に置いた。
「ありがとう」
ルビーがルベライトに視線を向けると、ルベライトは退室の命であることを察して応接室を出ていった。
サファイアの使用人も不安そうにサファイアを見た後、ルベライトに続いて出ていった。
応接室に残されたのは、ルビーとサファイア。
ルビーとサファイアは同時に紅茶を飲み、同時にティーカップを置く。
カチャリと響く音が、会議の開始ベルのように応接室に響いた。
おずおずと、サファイアが口を開く。
「そ、それで……ルビー様、ルビー様が転生者と言うのは。本当でしょうか?」
サファイアの口から、サファイアとしての言葉がぽろぽろと剥がれ落ちていく。
「本当よ」
「……何か、証拠のようなものは」
「名前は、赤口瑠璃。日本の東京に住んでた、普通の会社員よ。年齢は……言わなくてもいいわよね?」
転生者、という言葉を使用した時点で確信も得られるような気もしたが、怯え切ったサファイアには難しいのかもしれないと思い、ルビーはなるべく丁寧に情報を開示した。
サファイアは、自分以外にも転生者がいたという事実を前に、安堵の表情を浮かべた。
そして、ルビーだけに自己紹介させたままであることに気づき、急いで自分も口を開く。
「あ、私は青瀬紗里奈(あおせさりな)と言います。私も、えっと、東京に住んでました。仕事……は、ちょっとお休み中だったんですけど」
「へえ」
「あ、あはは、おかしいですよね。いい年して、ニートなんて」
「別におかしくはないけど。それに、純白の少女の世界に転生したんだから、前世がニートとか関係ないでしょ」
「あ、で、ですよね……! あはは」
ぎこちなく、しかし穏やかに談笑は進む。
サファイアは、完全に表情を緩めていた。
とても、ゲームでは無表情を貫く冷酷な令嬢とは思えない表情だ。
中の人格が別人なのだから、当然と言えば当然なのだが。
二口目の紅茶を啜り、ルビーは本題を切り出す。
「で、なんでずっと部屋に籠ってたの?」
オニキスから口酸っぱく例の件はどうなっていると言われた諸悪の根源に対する怒りを飲み込んで、ルビーは務めて冷静に問った。
瞬間、サファイアの表情が暗く沈む。
「それは……」
「それは?」
「死にたく……ないからです……」
沈んだ声で発せられたサファイアの言葉は、必然か偶然か、ルビーの望みと同じだった。
「死にたくないから、ひきこもったの?」
「はい……。私が前世の記憶を取り戻したとき、この世界が乙女ゲーム『純白の少女と静水の令嬢』の世界だとすぐに分かりました。そして、ゲームの中で、悪役令嬢サファイア・インディゴは、エンディングと共に破滅し、国外追放されることも」
「そうね、国外追放の運命は私、ルビー・スカーレットも同じだから気持ちはわかるわ」
「で、ですよね!」
共感を得たことで、一瞬サファイアの表情が明るくなる。
「それで、ゲーム開始のタイミングまではゲーム通りに進めようと、アメシストに婚約破棄を告げました」
「なるほどね」
ルビーは、前世の記憶を取り戻したタイミングで、攻略対象であるトパーズの好感度を下げないよう、ゲームのトパーズがルビーを恨む最大の原因である婚約破棄を回避する選択をした。
対してサファイアは、自身が国外追放にならないための行動をゲーム開始から、つまりは入学式から開始する想定で、アメシストと婚約破棄する選択をした。
どちらも、記憶を取り戻した直後に持つ情報を駆使しての、最善と思われる一手を打った結果だ。
「その後は、自室にこもって『静水の令嬢』のシナリオを覚えている限りすべて書き出して、自分が生き残るための行動を必死に考えました。私を国外追放に追い込むイベント、そのイベントを回避するために私はどう振る舞えばいいか、全部全部考えました」
「そうね。私も、そうしたわ」
「それで、私は見つけたんです! 私が、絶対に生き残る選択肢を! 私は意気揚々と、入学式の会場に向かい……」
「そこでエメラルドに、そして私に会ったってわけね」
「…………はい」
希望から、絶望へ。
サファイアの感じた感情は、ルビーも感じた物だった。
ルビーは入学式の日の自分を思い出し、心臓がキュウッと痛んだ。
コンコン。
「……はい?」
扉の奥から聞こえてきたのは、サファイアの使用人の声。
「ルビー・スカーレットと申します」
ルビーが公爵家の名前を添えて名乗るも、扉が開くことはない。
いつものことで、もはやルビーは驚きもしない。
「何か、御用でしょうか?」
「本日は、サファイア様にお会いしに来たわけではありません。サファイア様へ、伝言をお願いしたく参りました」
「伝言?」
むしろ驚いたのは、サファイアの使用人の方だろう。
いつものことを破ったのは、ルビー側だったのだから。
「ええ。ただ一言、私は異世界転生者です、と」
「イセカイテンセイシャ? とは?」
「それだけ伝えてもらえれば分かります」
「わかりました。確かに、承りました」
サファイアの使用人は、ルビーの言葉の意味を理解できずとも、依頼を確実に承諾した。
ルビーはサファイアからの返答を待つことなく、サファイアの部屋を離れて自室に向かって歩き始める。
カツン。
カツン。
十歩ほど歩いたところで、途端にサファイアの部屋の中が騒がしくなる。
椅子が倒れると、誰かが走る音。
「お、お嬢様!?」
サファイアの使用人が驚く声。
「ま、待って!!」
サファイアの部屋の扉が開かれ、サファイアが姿を現した。
ルビーは足を止め、サファイアの方へと振り返り、一礼した。
「ご無沙汰しております、サファイア様」
サファイアの姿は。およそ人前に出る格好ではなかった。
何日も着続けていることが容易に想像できる、くたびれたパジャマ。
水浴びさえほとんどできていないのだろう、ツヤツヤだった長い青髪には、脂がのってキシキシとしている。
化粧もしていない顔には、驚きと縋るような表情が浮かんでいた。
「あ、貴女……異世界転生者って」
「はい」
「は、話がしたい!」
「私もよ」
ゲームの無表情なサファイアとは違う、今にも泣きそうなサファイアを刺激しないよう、ルビーは静かに答えた。
「お、お嬢様、いけません! そんな格好で!」
そんなサファイアを止めるのは、使用人だ。
部屋から飛び出したサファイアの元に使用人が駆け寄り、サファイアを部屋の中に戻そうと必死になる。
今のサファイアは、とても人前に出てよい格好ではないのだ。
しかし、サファイアは動かない。
「今すぐ、応接室をとって。彼女と、話をする」
「お嬢様!?」
それどころか、そのままの恰好で応接室に向おうとする。
ヨレヨレの服にボサボサの髪。
応接室に向かう途中、他の貴族にでも見られたら失笑どころかインディゴ公爵家の格が疑われるだろう。
すぐに着替えて欲しい感情と、サファイアの指示は絶対という感情が混じり合い、使用人は焦りの表情のままオロオロと立ち尽くす。
「そうね、そちらの方の言うとおり。その格好ではちょっと」
使用人への助け船は、ルビーから出された。
サファイアは、遠目で自身の部屋の鏡を見て、今の自身の格好を知る。
少し乱れている程度の感情は抱いたが、それだけである。
しかし、これから会話をしようとしているルビーが、自身の格好を良く思っていないことも読み取ったので、しぶしぶと着替える選択をした。
「少し、待たせてしまいまうが」
「構いませんよ。もう、何日と待っているので」
「……すまない」
サファイアは、使用人と共に部屋へ戻っていく。
扉の閉められた後で、部屋の中でドタバタと使用人の走り回る音が聞こえる。
これから、サファイアに水浴びをさせ、服を着替えさせ、髪のブラッシングに顔の化粧、やることは盛りだくさんだ。
そのうえ、同じく公爵家令嬢であるルビーを待たせている状態だ。
サファイアの使用人の心中は、焦りで埋め尽くされている。
その心痛を察したルベライトは、同情を禁じえなかった。
「はー、ようやくダイヤの件が進みそうね。それと、別件も。ルベライト、応接室を一室とって頂戴」
「かしこまりました」
ルビーは先に応接室へ向かい、サファイアを待つことにした。
「ま、待たせた」
およそ二時間後、サファイアはルビーの待つ応接室に姿を現した。
先程とは打って変わって、ツヤツヤの青髪と、綺麗なドレスに身を包んでいる。
この場が学生寮の一部屋であることを加味すれば着飾りすぎではあるが、公爵家の威厳を保つという建て前を掲げれば許される格好である。
サファイアの使用人が、サファイアが部屋を出たことが嬉しく、つい張り切ってしまっただろうことが容易に想像できる。
「いえ、大丈夫です。ルベライト、サファイア様にも紅茶を」
サファイアが応接室のソファに座ると同時に、ルベライトが紅茶の入ったティーカップを目の前に置いた。
「ありがとう」
ルビーがルベライトに視線を向けると、ルベライトは退室の命であることを察して応接室を出ていった。
サファイアの使用人も不安そうにサファイアを見た後、ルベライトに続いて出ていった。
応接室に残されたのは、ルビーとサファイア。
ルビーとサファイアは同時に紅茶を飲み、同時にティーカップを置く。
カチャリと響く音が、会議の開始ベルのように応接室に響いた。
おずおずと、サファイアが口を開く。
「そ、それで……ルビー様、ルビー様が転生者と言うのは。本当でしょうか?」
サファイアの口から、サファイアとしての言葉がぽろぽろと剥がれ落ちていく。
「本当よ」
「……何か、証拠のようなものは」
「名前は、赤口瑠璃。日本の東京に住んでた、普通の会社員よ。年齢は……言わなくてもいいわよね?」
転生者、という言葉を使用した時点で確信も得られるような気もしたが、怯え切ったサファイアには難しいのかもしれないと思い、ルビーはなるべく丁寧に情報を開示した。
サファイアは、自分以外にも転生者がいたという事実を前に、安堵の表情を浮かべた。
そして、ルビーだけに自己紹介させたままであることに気づき、急いで自分も口を開く。
「あ、私は青瀬紗里奈(あおせさりな)と言います。私も、えっと、東京に住んでました。仕事……は、ちょっとお休み中だったんですけど」
「へえ」
「あ、あはは、おかしいですよね。いい年して、ニートなんて」
「別におかしくはないけど。それに、純白の少女の世界に転生したんだから、前世がニートとか関係ないでしょ」
「あ、で、ですよね……! あはは」
ぎこちなく、しかし穏やかに談笑は進む。
サファイアは、完全に表情を緩めていた。
とても、ゲームでは無表情を貫く冷酷な令嬢とは思えない表情だ。
中の人格が別人なのだから、当然と言えば当然なのだが。
二口目の紅茶を啜り、ルビーは本題を切り出す。
「で、なんでずっと部屋に籠ってたの?」
オニキスから口酸っぱく例の件はどうなっていると言われた諸悪の根源に対する怒りを飲み込んで、ルビーは務めて冷静に問った。
瞬間、サファイアの表情が暗く沈む。
「それは……」
「それは?」
「死にたく……ないからです……」
沈んだ声で発せられたサファイアの言葉は、必然か偶然か、ルビーの望みと同じだった。
「死にたくないから、ひきこもったの?」
「はい……。私が前世の記憶を取り戻したとき、この世界が乙女ゲーム『純白の少女と静水の令嬢』の世界だとすぐに分かりました。そして、ゲームの中で、悪役令嬢サファイア・インディゴは、エンディングと共に破滅し、国外追放されることも」
「そうね、国外追放の運命は私、ルビー・スカーレットも同じだから気持ちはわかるわ」
「で、ですよね!」
共感を得たことで、一瞬サファイアの表情が明るくなる。
「それで、ゲーム開始のタイミングまではゲーム通りに進めようと、アメシストに婚約破棄を告げました」
「なるほどね」
ルビーは、前世の記憶を取り戻したタイミングで、攻略対象であるトパーズの好感度を下げないよう、ゲームのトパーズがルビーを恨む最大の原因である婚約破棄を回避する選択をした。
対してサファイアは、自身が国外追放にならないための行動をゲーム開始から、つまりは入学式から開始する想定で、アメシストと婚約破棄する選択をした。
どちらも、記憶を取り戻した直後に持つ情報を駆使しての、最善と思われる一手を打った結果だ。
「その後は、自室にこもって『静水の令嬢』のシナリオを覚えている限りすべて書き出して、自分が生き残るための行動を必死に考えました。私を国外追放に追い込むイベント、そのイベントを回避するために私はどう振る舞えばいいか、全部全部考えました」
「そうね。私も、そうしたわ」
「それで、私は見つけたんです! 私が、絶対に生き残る選択肢を! 私は意気揚々と、入学式の会場に向かい……」
「そこでエメラルドに、そして私に会ったってわけね」
「…………はい」
希望から、絶望へ。
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