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第8話
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ここはウエス国の森の中の一軒家。
突然、やってきた女神イブは、強引にフィーネの家に住み着いてしまった。
「女神の魂を持った子供」を探すという、大きな使命を果たすためにフィーネたちは冒険に出る、のかと思いきや、相変わらずののんびり生活を満喫していた。
「昼下がりの紅茶は格別に美味しいわね。」
ロッキングチェアに座り、うとうとしながらフィーネがつぶやく。
「スー、スー。」
イブは、すでに寝息を立てている。
「むにゃむにゃ。モック、待てー」
リリィも、モックを膝の上に乗せて眠っている。
森の中には、心地よい風が吹いている。とても静かで平穏な空気感が漂っていた。
「こんにちはー!」
森から男性が出てきた。
以前、薬を買いに来たオルガだ。
「すいません、こんにちはー!」
オルガが、もう一度声をかけるが返事がない。
家に近づいていくと、フィーネたちが寝ているのが見えた。
フィーネの隣には、見たことのない女性が寝ている。
起こすのも悪いので、オルガは待つことにした。
しばらくして。
オルガも、ウトウトとし始めた。
にわかに風が止み、森の木々がざわめく。
すると、黒いローブを纏った、小柄の男が森から出てきた。
フィーネの家に近づいて行く。
その気配に、オルガが気づいた。
「お前は、誰だ!?」
腰に付けた短剣を抜きながら、威嚇する。
「しまった!起きてしまったか!仕方ない。今日のところは引くか。」
そういうと、男は森に逃げてしまった。
「何だったんだ?あいつは。」
オルガは、思わぬ訪問者に疑問を持ちながらも、しばらく警戒を続けた。
「うーん。よく寝た。」
フィーネが目覚めた。
オルガがいることに気づいて、声を上げた。
「オルガ?どうしたの?」
オルガは、フィーネのところまできて、他の3人を起こさないように小声で言った。
「薬をもらおうと思ってきたんです。寝てたから、起きるまで待ってました。」
「起こしてくれれば、よかったのに。今回は、どんな薬が必要?」
「痛みを和らげる薬を。」
「ちょっと待ってて。」
フィーネはそういうと、家の裏の倉庫に向かった。
「鎮痛剤っと……」
棚の中から、目的の薬を探し出し、必要な量を小袋に移し替えた。
「オルガ、じゃあ、これを。食後に飲ませてあげて。」
「わかりました。ありがとう。」
オルガは丁寧にお辞儀をすると、思い出したようにフィーネに向かって言った。
「そう言えば、さっき、怪しい男が来てたよ。僕が追い返したけど。」
フィーネは少し驚いて言った。
「怪しい男?どんな男だった?」
「黒いフードを被った小男だったけど、気を付けた方が良いよ。」
「わかったわ。ありがとう。」
「じゃあ。」
そういうとオルガは森の中に消えていった。
「何かあったのか?」
イブが、起き上がって尋ねた。
「オルガが、さっき怪しい男を見たって。」
フィーネがこたえる。
「まあ、気を付けるに越したことはないな。」
「それにしても、目的はなんだったんだろう?」
もやもやした気持ちが残ったフィーネは、昼寝もせずに考え込んでいた。
その夜。
月明かりが木々を優しく照らしている。
フィーネたちは食後のティータイムを楽しんでいた。
森の虫の音が止み、静寂に包まれる。
ガサガサッ
突然、森の中から音がした。
フィーネたちがそちらを見ると、黒いフードを被った小男が木陰から出てきた。
オルガが言っていた男だろうか?フィーネは叫んだ。
「こんな時間に、何の用?」
男は無言で近づいてくる。
フィーネとイブは、いつでも魔法を出せるように備えた。
すると、男が立ち止まって、話し出した。
「俺は、怪しいものじゃない。どうか、俺の話を聞いてほしい。」
男はどうやらゴブリンのようだ。緑色の肌に尖った耳が見える。
「どう見ても、怪しいんだけど?」
フィーネが言うと、男はフードを取った。
「俺は、村長に頼まれてこの森に住むゴブリンを代表してきた、戦士のゴブローだ。」
ゴブローの左頬には、戦いでついたであろう傷跡が見える。
「私たちに何の用?」
「実は、俺たちを助けてもらいたいんだ。」
「助ける?」
「俺たちの村がドリアードたちに襲われている。怪我人も出てるんだ。」
ゴブローは、本当に困っているようだ。
「どうして、温和なはずのドリアードに襲われているの?」
「ドリアードの子供が行方不明で、それを俺たちが誘拐したと思い込んでるらしい。」
「ゴブローたちは、誘拐してないのね?」
「当たり前だ!そんなことして、何の得がある?ドリアード達はこっちの話を聞いちゃくれないし......」
「それで、何で私たちを頼ってきたの?」
「最初は、そのドリアードの子供を連れていくつもりだった。」
「モックを?」
フィーネは、まさかと思いモックに確認する。
「モック、あなた、その子供じゃないわよね?」
モックは戸惑いながら答える。
「違うキー。モックの仲間はいないキー。」
「わかったわ。それで、ゴブロー。なぜ止めたの?」
「若い男に見つかったからだよ。それで考え直したんだ。」
「オルガね。」
「それで、俺は、長生きしてるエルフなら知恵を貸してくれると思って、また、ここに来たんだ。」
フィーネは考え込んでしまった。
「また、面倒くさいことを持ち込んでくれたわね……。」
「フィーネ!ゴブリンさんたちを助けてあげようよ!」
いつの間にか起きていたリリィが、口を挟んだ。
「リリィは、黙ってて。」
「でも、可哀そうだよ。何にも悪いことしてないのに。」
「そうは言っても、私たちには関係のないことよ。」
フィーネがそういうと、イブが何か思いついたようだ。
「もしかしたら、その行方不明のドリアードの子供が【女神の魂を持つ子供】かもしれないな。」
「何で、そうなるのよ?」
フィーネが当然の疑問をぶつける。
「ぼくの勘だ。」
「勘?いくら女神さまの勘でも、あてにならないわ。」
「イブもそう言うんだし、助けてあげようよ。」
リリィがフィーネに頼み込むように言う。
「お願いします!エルフ殿!」
ゴブローも頭を下げる。
「……仕方ないわね。話を聞いたからには無視も出来ないし......。じゃあ、明日、ゴブローの村に行きましょう。」
フィーネは過去に裏切られた苦い経験が頭を過ぎったが、嫌々ながらも承諾した。
「ありがとうございます!明日、迎えに来ます!」
ゴブローは、そういうと森の中に消えていった。
「また、面倒くさいことに巻き込まれちゃったわ……。頼まれたら断れないのは私の悪い癖ね。」
フィーネはため息をついた。
「冒険♪冒険♪楽しみ!」
リリィは、初めての冒険を前に心を躍らせていた。
突然、やってきた女神イブは、強引にフィーネの家に住み着いてしまった。
「女神の魂を持った子供」を探すという、大きな使命を果たすためにフィーネたちは冒険に出る、のかと思いきや、相変わらずののんびり生活を満喫していた。
「昼下がりの紅茶は格別に美味しいわね。」
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「スー、スー。」
イブは、すでに寝息を立てている。
「むにゃむにゃ。モック、待てー」
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森の中には、心地よい風が吹いている。とても静かで平穏な空気感が漂っていた。
「こんにちはー!」
森から男性が出てきた。
以前、薬を買いに来たオルガだ。
「すいません、こんにちはー!」
オルガが、もう一度声をかけるが返事がない。
家に近づいていくと、フィーネたちが寝ているのが見えた。
フィーネの隣には、見たことのない女性が寝ている。
起こすのも悪いので、オルガは待つことにした。
しばらくして。
オルガも、ウトウトとし始めた。
にわかに風が止み、森の木々がざわめく。
すると、黒いローブを纏った、小柄の男が森から出てきた。
フィーネの家に近づいて行く。
その気配に、オルガが気づいた。
「お前は、誰だ!?」
腰に付けた短剣を抜きながら、威嚇する。
「しまった!起きてしまったか!仕方ない。今日のところは引くか。」
そういうと、男は森に逃げてしまった。
「何だったんだ?あいつは。」
オルガは、思わぬ訪問者に疑問を持ちながらも、しばらく警戒を続けた。
「うーん。よく寝た。」
フィーネが目覚めた。
オルガがいることに気づいて、声を上げた。
「オルガ?どうしたの?」
オルガは、フィーネのところまできて、他の3人を起こさないように小声で言った。
「薬をもらおうと思ってきたんです。寝てたから、起きるまで待ってました。」
「起こしてくれれば、よかったのに。今回は、どんな薬が必要?」
「痛みを和らげる薬を。」
「ちょっと待ってて。」
フィーネはそういうと、家の裏の倉庫に向かった。
「鎮痛剤っと……」
棚の中から、目的の薬を探し出し、必要な量を小袋に移し替えた。
「オルガ、じゃあ、これを。食後に飲ませてあげて。」
「わかりました。ありがとう。」
オルガは丁寧にお辞儀をすると、思い出したようにフィーネに向かって言った。
「そう言えば、さっき、怪しい男が来てたよ。僕が追い返したけど。」
フィーネは少し驚いて言った。
「怪しい男?どんな男だった?」
「黒いフードを被った小男だったけど、気を付けた方が良いよ。」
「わかったわ。ありがとう。」
「じゃあ。」
そういうとオルガは森の中に消えていった。
「何かあったのか?」
イブが、起き上がって尋ねた。
「オルガが、さっき怪しい男を見たって。」
フィーネがこたえる。
「まあ、気を付けるに越したことはないな。」
「それにしても、目的はなんだったんだろう?」
もやもやした気持ちが残ったフィーネは、昼寝もせずに考え込んでいた。
その夜。
月明かりが木々を優しく照らしている。
フィーネたちは食後のティータイムを楽しんでいた。
森の虫の音が止み、静寂に包まれる。
ガサガサッ
突然、森の中から音がした。
フィーネたちがそちらを見ると、黒いフードを被った小男が木陰から出てきた。
オルガが言っていた男だろうか?フィーネは叫んだ。
「こんな時間に、何の用?」
男は無言で近づいてくる。
フィーネとイブは、いつでも魔法を出せるように備えた。
すると、男が立ち止まって、話し出した。
「俺は、怪しいものじゃない。どうか、俺の話を聞いてほしい。」
男はどうやらゴブリンのようだ。緑色の肌に尖った耳が見える。
「どう見ても、怪しいんだけど?」
フィーネが言うと、男はフードを取った。
「俺は、村長に頼まれてこの森に住むゴブリンを代表してきた、戦士のゴブローだ。」
ゴブローの左頬には、戦いでついたであろう傷跡が見える。
「私たちに何の用?」
「実は、俺たちを助けてもらいたいんだ。」
「助ける?」
「俺たちの村がドリアードたちに襲われている。怪我人も出てるんだ。」
ゴブローは、本当に困っているようだ。
「どうして、温和なはずのドリアードに襲われているの?」
「ドリアードの子供が行方不明で、それを俺たちが誘拐したと思い込んでるらしい。」
「ゴブローたちは、誘拐してないのね?」
「当たり前だ!そんなことして、何の得がある?ドリアード達はこっちの話を聞いちゃくれないし......」
「それで、何で私たちを頼ってきたの?」
「最初は、そのドリアードの子供を連れていくつもりだった。」
「モックを?」
フィーネは、まさかと思いモックに確認する。
「モック、あなた、その子供じゃないわよね?」
モックは戸惑いながら答える。
「違うキー。モックの仲間はいないキー。」
「わかったわ。それで、ゴブロー。なぜ止めたの?」
「若い男に見つかったからだよ。それで考え直したんだ。」
「オルガね。」
「それで、俺は、長生きしてるエルフなら知恵を貸してくれると思って、また、ここに来たんだ。」
フィーネは考え込んでしまった。
「また、面倒くさいことを持ち込んでくれたわね……。」
「フィーネ!ゴブリンさんたちを助けてあげようよ!」
いつの間にか起きていたリリィが、口を挟んだ。
「リリィは、黙ってて。」
「でも、可哀そうだよ。何にも悪いことしてないのに。」
「そうは言っても、私たちには関係のないことよ。」
フィーネがそういうと、イブが何か思いついたようだ。
「もしかしたら、その行方不明のドリアードの子供が【女神の魂を持つ子供】かもしれないな。」
「何で、そうなるのよ?」
フィーネが当然の疑問をぶつける。
「ぼくの勘だ。」
「勘?いくら女神さまの勘でも、あてにならないわ。」
「イブもそう言うんだし、助けてあげようよ。」
リリィがフィーネに頼み込むように言う。
「お願いします!エルフ殿!」
ゴブローも頭を下げる。
「……仕方ないわね。話を聞いたからには無視も出来ないし......。じゃあ、明日、ゴブローの村に行きましょう。」
フィーネは過去に裏切られた苦い経験が頭を過ぎったが、嫌々ながらも承諾した。
「ありがとうございます!明日、迎えに来ます!」
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