贖罪少女と慈愛の姉は俺を愛欲で惑わす

ららんぼ

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少女は贖罪に肌を晒す

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「はぁぁ、ぁ……これが……エッチなんだ……ね……」

 たどたどしい口調でつぶやく芽衣子だが、その言葉に込められている感情は読み取れなかった。後悔しているのかもしれないし、初めての性交に心を震わせたのかもしれない。

「ほら……いつまでもそうしてたら、本当に誰かに見られるぞ?」

 射精の余韻から覚め始めた俺は、彼女の上から身を起こすと、カバンに入れていたポケットティッシュを取り出した。

「あぁっ……! うぁ、ぁ……」

 ティッシュを数枚取り出すと、秘裂の周囲、そして表面を拭っていく。彼女は甘い声を漏らすだけだった。
 抽送を繰り返されて淫蕩に熱せられたそこは、今も膣口がだらしなく開いてしまっていて、ヒクヒクとうごめいているのが見て取れた。息苦しくなるほどに扇情的な光景だったが、眺め続けたい欲求を抑えて丁寧に拭いていく。
 
 あっという間にティッシュペーパーは、黄色がかった白濁液と若干の赤でぐっしょりと汚れてしまった。

「ゆっくりでいいから膝立ちして。一旦、床に降りれるか?」

 膣の奥には今も子種液が溜まっているはずだった。二発も出したから結構な量になっているであろう。
 芽衣子は俺の言葉にコクリと無言で頷くと、余韻覚めやらぬ緩慢な動きでゆるゆると机から滑るように床へと降りる。淫液にまみれた股間から卑猥な音が発せられているが、そんなことに顔を赤らめるほどの余力は彼女に残ってなさそうだった。

 ぺたりと床に女の子座りで腰を下ろす。焦点の定まっていない瞳を浮かべて、ぼんやりとした表情を浮かべている芽衣子に、俺は彼女の脇の下に手を突っ込んだ。身体を支えるのがやっとという彼女を、多少強引なれど膝立ちさせる。

 なんとか膝立ちになった芽衣子から慎重に手を離す。が、ゆらゆらと上半身が動き、いつ倒れてもおかしくなさそうだったので、肩口あたりを掴んで身体を支えてやることにした。

 先までの過呼吸かのような荒い吐息はもうないが、正気にはほど遠いその吐息。ぼんやりとした顔で繰り返される色気に満ちた呼吸は、ただでさえ美しい彼女を性的な魅力を加味させていた。

「ほら、しっかりしろ。俺の肩に手ついていいから」

 俺は彼女の手を取ると、自分の肩に手のひらを重ねさせた。白く透き通るかのような腕が力無く伸び、ゆっくりと彼女の体重がかけられる。

 乳房を晒して震える美少女が目の前にいる。初めて男に揉まれて吸われて舐められたのであろう柔乳は、彼女の震えに呼応するように小さく揺れ続けていた。晒された乳首の硬さは相変わらずで、俺に向かって突き出ているかのようにその存在を主張している。汗が引き始めたせいなのか、白い双丘はもちろん、その他の肌にも鳥肌が立ち始めていた。

「下半身に……というかアソコの奥に力を入れて。絞り出すような感覚で」

 俺がそう言うと、芽衣子は力なさげにコクリと頷く。

「んんっ……」

 小さく呻くような声を漏らして、彼女の下半身がきゅっと締まった。尻の肉や太ももに力が入っているのが見てわかる。
 やがてブルっと彼女の体が細かく揺れた。艶かしく輝いていた唇が綻んで、小さく声が漏れる。

「あぁっ……出る……っ……!」

 次の瞬間、ぬるんだ股間から白濁の淫液がドロリと垂れた。粘着質なそれは、膣内から流れ出るのを名残惜しんでいるかのように、大きな雫となって糸を引きながらこぼれ続ける。

 白濁液が膣襞を伝う感覚があるせいなのか、芽衣子は時折身体を大きく震わせる。秘所の真下の床には精液と愛液が混じった淫靡な液溜まりが出来上がっていた。

 ポタポタと垂れ続ける白濁液。終わらぬ滴りと液溜まりの量に、俺は自分でしたことにもかかわらず驚いた。それと同時に、破瓜と同時に二回も膣内射精をしてしまったことにいいようのない罪悪感を覚えた。いくら謝罪のためのセックスだったとはいえ、ここまでさせてはいけなかったのではないか……。

「うぅ……くぁ……」

 目の前で俺の両肩に手をついている芽衣子は、今もポタポタと垂れ続けている子種液の感覚に、甘く悩ましげな吐息を漏らしている。垂れ落ちる感覚は不快感があるのか、赤い顔は苦々しそうに歪んでいた。

 やがて、白濁の雫がその全てを垂らし終わったのか、流れ落ちるものがなくなった。それでも秘孔はぱっくりと開き続けていて、覗く膣前庭も小陰唇の肉弁も淫液に塗れていてぬらりと鈍く光っている。この体勢からでは見えないが、おそらく膣口は今もヒクヒクと淫猥に蠢いているであろう。

 芽衣子は流れ出るものがなくなったせいなのか、もう甘いうめき声を発しない。かわりに、艶の残る湿った吐息を聞かせてくるだけだった。

「ほら……ちょっと踏ん張って」

 俺はティッシュを手にとって、ぬらりと光り続ける秘部を拭う。

「うぐっ……はぁぅ……」

 表面を弄る形になるので、どうしても秘裂に刺激が加わる。ピクリと彼女の眉が歪んだ。
 大方、股間を拭き終わり、俺は彼女に向き直った。

「これ以上、裸でいたら本当に見られるぞ。早く着て」

 付近に散らばった芽衣子の服を拾い集めて一気に手渡す。

「あ、ありがと……」

 まだ余韻から冷めていないのか、芽衣子の様子はぼんやりして、感謝の言葉もとぎれとぎれだった。
 よく考えれば、彼女が謝る立場なのだから、感謝されるのも変な話なのだが。

 ゆらりと立ち上がった彼女は、下着、そして制服へと身なりを整える。
 出来上がったのは、いつもと変わらぬ清純可憐な美少女の姿だった。事の成り行きを知らないものには、先まで自分から全裸になり、処女を差し出したと思うまい。女というのは本当にわからないものだな、などと思う。

「どこか痛かったりはしないか?」

 俺は彼女に尋ねた。処女を散らし、破瓜の苦痛と苦悶の中で2回も膣内射精を受けたのだ。他所なりとも体に負担があってもおかしくはない。

「特には……大丈夫かな」

 肩や腰などを軽く揺すって関節を確かめながら言う。
 コキコキと首を左右に曲げるときに下がる黒髪が、その艶の良さを湛えながらサラサラと流れる様が美しい。汗がひいても漂う残り香は、なんとも言えない甘さを感じさせ、俺の官能を刺激していた。

「じゃあ、気をつけて。ふらついたりしたら大変だから、道路側歩かないようにな」

 帰り支度の済んだ彼女に声をかけ、俺も自分の机の脇に引っ掛けていたカバンを手に取る。
 強いオレンジ色を放っていた西日は、いつの間にかビル街の向こうに隠れてしまい、外は青みがかった紫色に染まっていた。

「私、子供じゃないし……」

 唇を突き出したような表情でそう呟くと、芽衣子は教室から出ていこうとする。

 が、廊下へ出る引き戸の前でピタリと立ち止まり、くるッとこちらを向き直した。
 何かを言いたそうに視線を下に彷徨わせている。赤みが引いたはずの小さな顔に、再び朱色が混じっていた。

「どうした? 何か言いたいことがあるのか?」

「……えっと……」

 言いにくそうにしながら、少し体を揺すっていたが、やがて意を決したかのように一つ息を吸ってからチラリと俺に視線を合わせた。

「その……まだ……しないといけないと思うから……。私で良かったらしたいときに使って。……なんでもするつもりだから」

「……え?」

「だって……一回しただけじゃ謝罪としては足りないでしょ……」

 何を言っているんだ、と思った。冗談にしては度が過ぎるし、かと言って本気で言うこととも思えない。
 彼女は恋人でもない人間に処女を捧げて、その上、膣内射精までされている。贖罪にしては十分すぎると思っていた。その気になれば、謝罪を無かったことにして、俺を糾弾することもできるのだ。にも関わらず、彼女は自身の贖罪としては不足しているという。正直、彼女の感覚が俺にはさっぱり理解できなかった。

「だから……これからも何ていうか……したくなったら言って。……拒まないから……」

 俺の理解が及んでいないのを無視するかのように、芽衣子は言葉を続けた。それは彼女にとって今後も身を差し出すという決意に他ならない。

 本当にそんなこといいのだろうか。中学時代の贖罪と言え、一人の少女を、それも楠芽衣子という美少女を定期的に肉体的に蹂躙しても構わないという事実は、俺を驚愕に震わせた。

 が、それと同時に心の奥底で、卑しい色欲の炎がぼうっと熱く灯っているのも自覚していた。芽衣子の体は最上級の代物だった。肢体は豊満とは言えないが、バランスが良くて美しい。白い肌は瑞々しくて弾力さに富み、すべすべとした触り心地は極上のものだった。それを贖罪という建前で、芽衣子が済んだと思うまでは好き放題できるのだ。これほど男の本能を煽り立てることはない。

 自身の分身が、二度も大量の精液を放出したというのに、その事実を意識した途端にピクリと脈打つ。現金なものだな、と自嘲しつつ、俺は彼女に向き直った。

「わ、わかった……じゃあ、その気になったら、な」

 迷いや困惑が消えたわけではない。本人の言葉を依代にしているとは言え、そのとおりにしていいものなのかと言う戸惑いは消えていなかった。

 が、同時に俺の中で枯れることなく沸き立つ女と言うものに対する興味がそれらを凌駕するのは、男である以上仕方のないことだった。
 結局、本能は綺麗事に敵わないのだ。

 俺の返事に芽衣子は目線を合わせずにコクリと頷いた。そして「じゃあね」とだけ呟くと、静かに教室を出ていった。

それが、俺と芽衣子の関係の始まりだった。
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