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暴走する贖罪
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「吾妻くんの……まだおっきいよぉ……? まだ……出来るの?」
甘さに満たされた声色で芽衣子が呟き、こちらを向く。汗に濡れた額がキラキラと輝く様は艶やかだった。
そして、淫らさに染まりきった媚びるような視線。色欲に満ち満ちた表情は、情事が物足りぬと言っていた。
「やろうと思えば……」
俺がそう答えると、芽衣子はニヤリと笑った。その妖しい笑みは、学校の友人たちどころが家族ですら見たことがないであろう。
「じゃあ、さ……もっとしよう? 私……一回しただけじゃ……満足できないみたいだから……」
彼女の下半身がくわえ込んだ肉棒をきゅっと締める。愛液と白濁液とが混ぜられた淫液がくちゅくちゅと音を立てていた。
盛大に射精したにも関わらず、俺の肉棒は衰える気配を見せていない。射精の余韻でややぼんやりした頭の中でも、己のあさましさに呆れてしまうが、最も呆れたのは芽衣子の申し出に心を弾ませたことだった。
今日、会う当初は関係を断ち切らせなければ、と思っていたのだ。にも関わらず、彼女の女としての魅力に完敗した上でのこれである。
そして、これだけ淫乱な姿を目の当たりにした以上、申し出を断るという選択肢はあり得なかった。
濡れた瞳に俺はコクリと頷く。艶然としていた芽衣子の表情に、性的なものとは違う笑みが混じった。
「うふふ、嬉しい……」
「でも、流石にここではまずい。場所を変えなきゃ」
俺がそう言うと、彼女も「そうね」と同意する。
勃起力は維持しつつも、少しは肉棒の怒張ぶりも収まりを見せ始めていた。結合部の密着も緩み始める。
「とりあえず、一旦抜くよ?」
俺の言葉に芽衣子はコクリと頷く。
汗と愛液と漏れかけた精液で汚れた姫割れから、肉棒をゆっくりと抜いていく。
「あ、ぁぁ……ひぃっ………ぅぅっ」
卑猥な水音を響かせて肉棒が抜けていく間、芽衣子はくぐもった甘い声を漏らしながら、微かに臀部を震わせる。絡んだ膣壁と肉棒とが擦れて離れる感覚すら、彼女には甘美な後戯のようだった。
そして、いよいよ亀頭を蜜壷から引き抜き、肉棒すべてが愛液に塗れた姿を晒した。瞬間、ぱっくりと開いてしまった膣口から、どろりと白濁したものが溢れ出る。
「あっ……で、てる……吾妻くんの精液、出ちゃう……」
うわ言のように呟く芽衣子は、ゆっくりと逆流する精液に卑猥に体を震わせた。
溢れた愛液が小陰唇を伝い、膨れきったクリトリスを通ってポタポタと地面に落下する。淫臭を放ったそれが、地面にゆっくりと染みを作りつつ、粘性故に白濁部分をくっきりと残していた。俺たちが立ち去った直後に誰かが来たら、ここで何が行われていたかはすぐに察せられるだろう。
「この後に誰かが来たら、俺たちがセックスしてたってわかるだろうね」
俺がそう呟くと、芽衣子は体をピクリと跳ね上がらせた。
「いやぁ、ぁぁ……ぅぅ……ぁ、また垂れる……ぅぅ……」
とろみのある透明液と白濁を纏わせた鮮やかなピンク色の膣口がきゅっと締まり、少し遅れて、中から再び粘液が絞り出されて糸を引き垂れていった。
呼吸するように口を開け閉めする膣門。くちゅくちゅという卑猥な色は、彼女の興奮が未だに覚めていないことの証左だった。
熱を帯びた吐息は今も整うまでには至らず、芽衣子の体は淫靡な呼吸に合わさってゆらゆらと揺れている。
そして、ついに彼女はその場に膝を折った。尻を突き出す形でしゃがんだので、尻肉の張りが強くなる。真っ白で美しい丸みを描くそれだけで、男を誘うには十分すぎるであろう。
そして、その下にはむき出しとなった秘裂。ぱっくりと開ききった花弁は溢れてくる精液と愛液が伝い雫となって、名残惜しむかのように粘性を湛えながら滴っている。中では、ピンク色の膣前庭が、膣口とともにヒクヒクとうごめいていた。
今すぐにでも再挿入したいし、芽衣子もそのように思っていることだろう。
しかし、問題はその再開する場所である。どこに行くかは考えつかなかった。家に連れていくにも、時間を考えると翔子の帰宅にバッティングしそうだし、まさか芽衣子の家に連れて行け、とも言えない。
「どうしよっかな……」
俺が悩みの呟きをすると、芽衣子が顔を上げた。表情は欲情の色が消えていないが、呼吸はだいぶ整ってきたようだった。
「それなら……私がいい場所知ってるよ」
「えっ?」
「とりあえず行ってみない? ……私も行ってみたいところだから」
口ぶりから察するに、芽衣子自身は行ったことがないらしい。しかし、いい場所として知っている、と。
なんとなくだが、その場所というものが察しがついた。が、ホントに彼女が考えているところと、俺の予想が合致しているのかは自信がない。
幸いにして、懐具合は問題がなかった。5、6000円くらいならば躊躇なく出せる。
「じゃあ、そこに行こうか」
俺がそう言うと、芽衣子は嬉しそうに頷いた。
身支度を整え、垣根に囲われたスペースを出る。歩道へと戻る前に、一応周囲を確認した。幸いにして誰もいない。
「やっぱり……あの子達にはバレちゃった……よね?」
俺の後ろから、芽衣子の不安げな声がした。
「まぁ……可能性は高い……なぁ」
俺たちの変態行為を彼女たちが察したのかどうかはわからない。芽衣子はもちろん、俺も射精直前の快楽でそこまで気が回っていなかった。
「まぁ……仮にしてたのがバレても、それが俺と楠だってのはわからないだろう。この様子じゃ、バレてたとしてもびっくりして逃げたっぽいし」
「うぅぅ……うちの学校の子とかじゃない、よね?」
「……だと思うし、そうであって欲しいな」
少しは冷静になったのか、不安を募らせる芽衣子は心細そうに俺の背中を掴んできた。
だが、いくら今不安がったとしても、あの状況で性を昂ぶらせた事実は変わらない。芽衣子の隠されていた性癖に、驚くと同時に自分だけが知る事実として嬉しくも思った。
「とりあえず行こう? 今なら誰もいないからさ」
「う、うん」
俺たちは不自然に見えぬよう、平静を装って歩き始めた。
少しふらつく芽衣子であったが、立ちバックでの絶頂を経ていては、そうなるのも無理はない。仕方無しに彼女を介抱するように寄り添ってやる。
芽衣子は「ありがとう」とだけ言って、それ以降は何も言わなかった。代わりに、俺をチラチラと見てくる視線が妙に熱っぽい。
(またしたい気持ちが高まってきたのかな……?)
目的地を近くにし、俺はそんなふうに思った。
甘さに満たされた声色で芽衣子が呟き、こちらを向く。汗に濡れた額がキラキラと輝く様は艶やかだった。
そして、淫らさに染まりきった媚びるような視線。色欲に満ち満ちた表情は、情事が物足りぬと言っていた。
「やろうと思えば……」
俺がそう答えると、芽衣子はニヤリと笑った。その妖しい笑みは、学校の友人たちどころが家族ですら見たことがないであろう。
「じゃあ、さ……もっとしよう? 私……一回しただけじゃ……満足できないみたいだから……」
彼女の下半身がくわえ込んだ肉棒をきゅっと締める。愛液と白濁液とが混ぜられた淫液がくちゅくちゅと音を立てていた。
盛大に射精したにも関わらず、俺の肉棒は衰える気配を見せていない。射精の余韻でややぼんやりした頭の中でも、己のあさましさに呆れてしまうが、最も呆れたのは芽衣子の申し出に心を弾ませたことだった。
今日、会う当初は関係を断ち切らせなければ、と思っていたのだ。にも関わらず、彼女の女としての魅力に完敗した上でのこれである。
そして、これだけ淫乱な姿を目の当たりにした以上、申し出を断るという選択肢はあり得なかった。
濡れた瞳に俺はコクリと頷く。艶然としていた芽衣子の表情に、性的なものとは違う笑みが混じった。
「うふふ、嬉しい……」
「でも、流石にここではまずい。場所を変えなきゃ」
俺がそう言うと、彼女も「そうね」と同意する。
勃起力は維持しつつも、少しは肉棒の怒張ぶりも収まりを見せ始めていた。結合部の密着も緩み始める。
「とりあえず、一旦抜くよ?」
俺の言葉に芽衣子はコクリと頷く。
汗と愛液と漏れかけた精液で汚れた姫割れから、肉棒をゆっくりと抜いていく。
「あ、ぁぁ……ひぃっ………ぅぅっ」
卑猥な水音を響かせて肉棒が抜けていく間、芽衣子はくぐもった甘い声を漏らしながら、微かに臀部を震わせる。絡んだ膣壁と肉棒とが擦れて離れる感覚すら、彼女には甘美な後戯のようだった。
そして、いよいよ亀頭を蜜壷から引き抜き、肉棒すべてが愛液に塗れた姿を晒した。瞬間、ぱっくりと開いてしまった膣口から、どろりと白濁したものが溢れ出る。
「あっ……で、てる……吾妻くんの精液、出ちゃう……」
うわ言のように呟く芽衣子は、ゆっくりと逆流する精液に卑猥に体を震わせた。
溢れた愛液が小陰唇を伝い、膨れきったクリトリスを通ってポタポタと地面に落下する。淫臭を放ったそれが、地面にゆっくりと染みを作りつつ、粘性故に白濁部分をくっきりと残していた。俺たちが立ち去った直後に誰かが来たら、ここで何が行われていたかはすぐに察せられるだろう。
「この後に誰かが来たら、俺たちがセックスしてたってわかるだろうね」
俺がそう呟くと、芽衣子は体をピクリと跳ね上がらせた。
「いやぁ、ぁぁ……ぅぅ……ぁ、また垂れる……ぅぅ……」
とろみのある透明液と白濁を纏わせた鮮やかなピンク色の膣口がきゅっと締まり、少し遅れて、中から再び粘液が絞り出されて糸を引き垂れていった。
呼吸するように口を開け閉めする膣門。くちゅくちゅという卑猥な色は、彼女の興奮が未だに覚めていないことの証左だった。
熱を帯びた吐息は今も整うまでには至らず、芽衣子の体は淫靡な呼吸に合わさってゆらゆらと揺れている。
そして、ついに彼女はその場に膝を折った。尻を突き出す形でしゃがんだので、尻肉の張りが強くなる。真っ白で美しい丸みを描くそれだけで、男を誘うには十分すぎるであろう。
そして、その下にはむき出しとなった秘裂。ぱっくりと開ききった花弁は溢れてくる精液と愛液が伝い雫となって、名残惜しむかのように粘性を湛えながら滴っている。中では、ピンク色の膣前庭が、膣口とともにヒクヒクとうごめいていた。
今すぐにでも再挿入したいし、芽衣子もそのように思っていることだろう。
しかし、問題はその再開する場所である。どこに行くかは考えつかなかった。家に連れていくにも、時間を考えると翔子の帰宅にバッティングしそうだし、まさか芽衣子の家に連れて行け、とも言えない。
「どうしよっかな……」
俺が悩みの呟きをすると、芽衣子が顔を上げた。表情は欲情の色が消えていないが、呼吸はだいぶ整ってきたようだった。
「それなら……私がいい場所知ってるよ」
「えっ?」
「とりあえず行ってみない? ……私も行ってみたいところだから」
口ぶりから察するに、芽衣子自身は行ったことがないらしい。しかし、いい場所として知っている、と。
なんとなくだが、その場所というものが察しがついた。が、ホントに彼女が考えているところと、俺の予想が合致しているのかは自信がない。
幸いにして、懐具合は問題がなかった。5、6000円くらいならば躊躇なく出せる。
「じゃあ、そこに行こうか」
俺がそう言うと、芽衣子は嬉しそうに頷いた。
身支度を整え、垣根に囲われたスペースを出る。歩道へと戻る前に、一応周囲を確認した。幸いにして誰もいない。
「やっぱり……あの子達にはバレちゃった……よね?」
俺の後ろから、芽衣子の不安げな声がした。
「まぁ……可能性は高い……なぁ」
俺たちの変態行為を彼女たちが察したのかどうかはわからない。芽衣子はもちろん、俺も射精直前の快楽でそこまで気が回っていなかった。
「まぁ……仮にしてたのがバレても、それが俺と楠だってのはわからないだろう。この様子じゃ、バレてたとしてもびっくりして逃げたっぽいし」
「うぅぅ……うちの学校の子とかじゃない、よね?」
「……だと思うし、そうであって欲しいな」
少しは冷静になったのか、不安を募らせる芽衣子は心細そうに俺の背中を掴んできた。
だが、いくら今不安がったとしても、あの状況で性を昂ぶらせた事実は変わらない。芽衣子の隠されていた性癖に、驚くと同時に自分だけが知る事実として嬉しくも思った。
「とりあえず行こう? 今なら誰もいないからさ」
「う、うん」
俺たちは不自然に見えぬよう、平静を装って歩き始めた。
少しふらつく芽衣子であったが、立ちバックでの絶頂を経ていては、そうなるのも無理はない。仕方無しに彼女を介抱するように寄り添ってやる。
芽衣子は「ありがとう」とだけ言って、それ以降は何も言わなかった。代わりに、俺をチラチラと見てくる視線が妙に熱っぽい。
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