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金持ちは株か不動産だよな
怪しい建設現場
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俺は今中級ダンジョンに来ている。
目的は魔物の魔石集めの為だ。
今ネコ族の住宅と漁船作りの為の給金と魔石が不足している。
魔物の魔石は価値が高い。
うさぎ族の中には魔石払いで給金を貰いたい者も居る。
その筆頭がラビイだ。
ウサットとラビイ、そしてフィルは内政で大忙しだ。
俺とリース、そしてマナで中級ダンジョンに向かう予定だったが、その他に10人のエルフと10人のドリアード族もついてくることになった。
色々と揉めた結果、ついでに100人のドリアード族のレベルアップもついでに行う事になったのだ。
今俺はマナをおんぶしてリースと先行し、10名のエルフが1人ずつドリアード族をおんぶしてダンジョンを進む。
今その他の問題として王都のポーション供給不足問題も抱えている。
俺はアイテム投資のスキルでポーションを上限までセットしつつ、毎日ポーションを増やしている。
「そろそろ休憩にしよう」
俺は家をストレージから出して皆を休ませる。
エルフのみんなは幼稚園の先生に見える。
笑顔でドリアード族を椅子に座らせ、みんな分のお菓子を並べていく。
「エルフの皆には感謝している。今はドリアード族を運んでもらっている」
「尊い」
「ん?」
「ドリアード族は可愛すぎます!」
「私達はドリアード族のお世話を出来て本当に幸せです」
「お、おう、そうか。良かった」
エルフはドリアード族を神聖視していると聞いていたが本当か?
なんだろ?よく愛犬を抱っこして散歩する人いるよな?
ああいう感じに見える。
ドリアード族の見た目は確かに神秘的な魅力があるけど、それを言ったらエルフも同じなんだよな。
リースはお菓子をむしゃむしゃと食べてすぐに出かけて行く。
「もう少し魔物を狩って来るにゃあ」
「無理はするなよ」
「分かってるにゃあ」
リースは守るべきものがいると本気を出すタイプだ。
最近は頑張って魔物を狩っている。
外を見るとマナのウッドゴーレムが地面に埋まっている。
こうする事で体力が回復するのだ。
今回のメンバーはのんびり派が多い。
エルフのお姉さんがドリアード族の口の周りについたお菓子を拭く。
「幼稚園の先生と園児だ」
こうして何度もダンジョンの30階に行き、戻り、他のドリアード族を連れてダンジョンの30階を目指す。
これにより薬草栽培の効率は上がり、ポーションの生産量はじわじわと増えていった。
100名すべてのドリアード族のレベルアップが終わり、新しく開拓中の港町に顔を出す。
ラビイが笑顔で出迎えた。
「まだ足りないと思うが、魔石を持って来た。使ってくれ」
「内政の英雄、ジュンの生きざまを見るのです!!」
急にラビイが叫ぶ。
ネコ族が集まってきて、申し訳なさそうな顔を浮かべる。
「俺達の為に、無理をさせてすまない」
「毎日3時間しか寝ていないって聞きました」
いや、7時間は寝ているぞ。
「三日三晩寝ていないって聞いたよ」
「たっぷり寝ている」
「話は聞いています。ボロボロになりながら体に鞭を打って魔石を集めていると」
「違う」
「皆ジュンを崇めるのです!!ジュンはみんなに心配をかけぬ為、平気なふりをしているのです!みんなの今の生活はジュンの犠牲の上に成り立っているのです!これから一生感謝し続けるですよ!」
ラビイ、お前か。
こうして罪悪感に押しつぶされそうになったネコ族も経験値投資のスキルで戦闘力を貸し出しつつダンジョンに向かう事になった。
俺は4幹部と会議を開く。
全員席についた瞬間ラビイに注意する。
「ラビイ、ネコ族が罪悪感を感じている。かわいそうだろ」
「良く分かったのです。偉大なる内政の英雄ジュンは、ネコ族を哀れみ、自身の苦労を隠し続ける、メモが終わったのです」
それだ。そのメモだ。
俺が言った内容が間違って伝わっている。
「ジュン、ラビイに何を言っても変わらないです。会議を進めましょう」
「……分かった」
「ロングスパン領への移民希望者が増えています。原因は約500名のネコ族を受け入れ、新規の移民を規制している為です。ウサット、報告をお願いします」
「はい、インサイダー侯爵は、いまだに王都へのポーション供給をしていません。どうやら大量の在庫を積み上げているようです」
「なんでそんな事をしているか分かるか?」
「いえ、分かりません。次はラビイの報告をお願いします」
「港町の建設はもう少しで一段落するのです。落ち着いたらポーションの生産量を増やせるのです」
「リース、報告をお願いします」
「ネコ族はダンジョンで順調にレベルを上げているにゃあ。レベル上げが終わったネコ族がたくさん働いて、港町から入る海産物の収穫量が増えているにゃあ」
「生活に困窮しているネコ族は居ないか?」
「大丈夫にゃあ。みんなで助け合っているのと、私も寄付しているにゃあ」
「助かる」
「こっちのセリフだにゃあ。ジュンのおかげで皆救われたにゃあ」
「内政の英雄、ジュンは自らが苦しみながらもなお、困窮したネコ族の事を思い、哀れむ。我々はジュンのおかげで生かされている。その事を忘れてはならない。メモが終わったです」
「……」
バアン!
勢いよくドアが開かれ、兵士が入って来る。
「大変です!このロングスパン領の隣に新たな領地の建設が始まりました!」
俺達は城の最上部に向かった。
「確かに建設が始まっている。4カ所か」
「私が話を聞いてまいります」
ウサットが走り去った。
ウサットは、いつも元気だよな。
目的は魔物の魔石集めの為だ。
今ネコ族の住宅と漁船作りの為の給金と魔石が不足している。
魔物の魔石は価値が高い。
うさぎ族の中には魔石払いで給金を貰いたい者も居る。
その筆頭がラビイだ。
ウサットとラビイ、そしてフィルは内政で大忙しだ。
俺とリース、そしてマナで中級ダンジョンに向かう予定だったが、その他に10人のエルフと10人のドリアード族もついてくることになった。
色々と揉めた結果、ついでに100人のドリアード族のレベルアップもついでに行う事になったのだ。
今俺はマナをおんぶしてリースと先行し、10名のエルフが1人ずつドリアード族をおんぶしてダンジョンを進む。
今その他の問題として王都のポーション供給不足問題も抱えている。
俺はアイテム投資のスキルでポーションを上限までセットしつつ、毎日ポーションを増やしている。
「そろそろ休憩にしよう」
俺は家をストレージから出して皆を休ませる。
エルフのみんなは幼稚園の先生に見える。
笑顔でドリアード族を椅子に座らせ、みんな分のお菓子を並べていく。
「エルフの皆には感謝している。今はドリアード族を運んでもらっている」
「尊い」
「ん?」
「ドリアード族は可愛すぎます!」
「私達はドリアード族のお世話を出来て本当に幸せです」
「お、おう、そうか。良かった」
エルフはドリアード族を神聖視していると聞いていたが本当か?
なんだろ?よく愛犬を抱っこして散歩する人いるよな?
ああいう感じに見える。
ドリアード族の見た目は確かに神秘的な魅力があるけど、それを言ったらエルフも同じなんだよな。
リースはお菓子をむしゃむしゃと食べてすぐに出かけて行く。
「もう少し魔物を狩って来るにゃあ」
「無理はするなよ」
「分かってるにゃあ」
リースは守るべきものがいると本気を出すタイプだ。
最近は頑張って魔物を狩っている。
外を見るとマナのウッドゴーレムが地面に埋まっている。
こうする事で体力が回復するのだ。
今回のメンバーはのんびり派が多い。
エルフのお姉さんがドリアード族の口の周りについたお菓子を拭く。
「幼稚園の先生と園児だ」
こうして何度もダンジョンの30階に行き、戻り、他のドリアード族を連れてダンジョンの30階を目指す。
これにより薬草栽培の効率は上がり、ポーションの生産量はじわじわと増えていった。
100名すべてのドリアード族のレベルアップが終わり、新しく開拓中の港町に顔を出す。
ラビイが笑顔で出迎えた。
「まだ足りないと思うが、魔石を持って来た。使ってくれ」
「内政の英雄、ジュンの生きざまを見るのです!!」
急にラビイが叫ぶ。
ネコ族が集まってきて、申し訳なさそうな顔を浮かべる。
「俺達の為に、無理をさせてすまない」
「毎日3時間しか寝ていないって聞きました」
いや、7時間は寝ているぞ。
「三日三晩寝ていないって聞いたよ」
「たっぷり寝ている」
「話は聞いています。ボロボロになりながら体に鞭を打って魔石を集めていると」
「違う」
「皆ジュンを崇めるのです!!ジュンはみんなに心配をかけぬ為、平気なふりをしているのです!みんなの今の生活はジュンの犠牲の上に成り立っているのです!これから一生感謝し続けるですよ!」
ラビイ、お前か。
こうして罪悪感に押しつぶされそうになったネコ族も経験値投資のスキルで戦闘力を貸し出しつつダンジョンに向かう事になった。
俺は4幹部と会議を開く。
全員席についた瞬間ラビイに注意する。
「ラビイ、ネコ族が罪悪感を感じている。かわいそうだろ」
「良く分かったのです。偉大なる内政の英雄ジュンは、ネコ族を哀れみ、自身の苦労を隠し続ける、メモが終わったのです」
それだ。そのメモだ。
俺が言った内容が間違って伝わっている。
「ジュン、ラビイに何を言っても変わらないです。会議を進めましょう」
「……分かった」
「ロングスパン領への移民希望者が増えています。原因は約500名のネコ族を受け入れ、新規の移民を規制している為です。ウサット、報告をお願いします」
「はい、インサイダー侯爵は、いまだに王都へのポーション供給をしていません。どうやら大量の在庫を積み上げているようです」
「なんでそんな事をしているか分かるか?」
「いえ、分かりません。次はラビイの報告をお願いします」
「港町の建設はもう少しで一段落するのです。落ち着いたらポーションの生産量を増やせるのです」
「リース、報告をお願いします」
「ネコ族はダンジョンで順調にレベルを上げているにゃあ。レベル上げが終わったネコ族がたくさん働いて、港町から入る海産物の収穫量が増えているにゃあ」
「生活に困窮しているネコ族は居ないか?」
「大丈夫にゃあ。みんなで助け合っているのと、私も寄付しているにゃあ」
「助かる」
「こっちのセリフだにゃあ。ジュンのおかげで皆救われたにゃあ」
「内政の英雄、ジュンは自らが苦しみながらもなお、困窮したネコ族の事を思い、哀れむ。我々はジュンのおかげで生かされている。その事を忘れてはならない。メモが終わったです」
「……」
バアン!
勢いよくドアが開かれ、兵士が入って来る。
「大変です!このロングスパン領の隣に新たな領地の建設が始まりました!」
俺達は城の最上部に向かった。
「確かに建設が始まっている。4カ所か」
「私が話を聞いてまいります」
ウサットが走り去った。
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