雑魚で貧乏な俺にゲームの悪役貴族が憑依した結果、ゲームヒロインのモデルとパーティーを組むことになった

ぐうのすけ

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第39話 対立

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校長『すまないね、でも禁止だから』

「そ、そんな、先生、この対決イベントはモンスターを狩り、魔石と肉を市場に供給しつつ大発生を抑える目的もあるはずです。それに大量の経験値はメイのソウルアップを助ける事にもなります! 生徒の育成を目的とする学校側としてはむしろ喜ばしい事ではないですか!?」

校長『正論なんだけど、こっちも辛いんだ。国営ギャンブルで大々的に勝敗の賭けが行われていてね、ギャンブル勢はきちが……かなり荒々しい人が多いんだ。勝敗が分かっているギャンブルはインチキだとか、軸がずれたような変化球のお叱りを受けていてね、しかも数があまりに多いんだ』

『あ、無理だ、マジでギャンブル勢はヤバイ!』
『あいつら金を賭けているからな、ネットで結託して考えうるすべての嫌がらせをしてくるだろう』
『ギャンブル勢は変な理由でいかさまだとか色々言ってくる、あいつらはマジでヤバイ!』
『日本の闇だな』

『普通に考えればアキラの言葉は正論だ。でも正論で世の中は回っていない』
『ギャンブル狂いがむかつくわ』
『ゲームの宣伝で規模が大きくなったのが裏目に出たな。今回は覆せない』
『ギャンブラーには冒険者が多い。ここで押し通せば違う部分で嫌がらせが始まるで、ギャンブル勢はそういう奴らだ』

『この国はいつからギャンブル中毒大国になったんだ?』
『昔からだ、パチンコって本当は違法なのに治安維持組織に守られ続けてただろ? あれの流れはゲートが発生してから変わってない。日本は昔からギャンブル大国だぞ』

「おかしいでしょう!」
校長『無理なんだよ! どうしようもないんだ! 禁止は禁止! いいね!』

『校長も被害者なんだよなあ』
『校長がブチ切れてて草』

「先生、校長先生! 校長!! ……ちょっと……無視、だと!」

「アキラ、もう無理だ。移動しよう」
「……昨日の作戦が、無駄に終わった」
「元気を出しましょう、今までのポイントが無しとは言われてませんし」

『落ち込んでいたメイちゃんになぐさめられてて草』
『やる気が無くなるのは分かる』
『剣術&サモンモンスター&スティールソードが強力過ぎたんよ』

リツカ『元気出して』
マナ『落ち込んでないで、ほら、次!』

『みんなになぐさめらるクラック君が可愛い』
『抱きしめたくなっちゃう』

「きゅう」

『きゅうにまでなぐさめられてる!』
『アキラ君可愛いな』
『ワイの中でアキラの好感度が上がった』
『爆上がりやね』

「奥に行こう、奥に行こう!」

『2回言った』
『自分を奮い立たせたぞ』
『なんだろ? 見てて癖になる』
『兄弟は、何とも言えない珍味的な、やみつきになる何かがあるよな』
『アキラ君は斥候術を使えるからまだまだ行けるよ!』

 奥に行ってイノシシを狩る。
 俺達は移動した。


 5メートル級を3人で攻撃する。 

「きあああああああい!」
「おりゃああああ!」
「やああああ!」

『5メートル級討伐おめでとう』
『5メートル級を倒せるって、普通にみんな強いよな』
『ハンダ君はソロで倒していた。実力はどっちもあるで』
『2画面で見るの推奨』

「あ、ハンダたちが来る」
「アキラ、コメントで大変そうなのは聞いたけど」
「手加減は出来ない、だろ?」
「だな」

「まだ勝負を諦めてはいない」
「おいらも負けないべ」

「ハンダ、早く行こうぜ」
「時間が無い」
「今いくべ、じゃあな」

 ハンダと別れて出来るだけモンスターを感知して倒した。

「あ!」
「メイ、どうした?」
「いえ」
「言ってくれ」
「ソウルアップ出来ます」

「おめでとう! すぐに帰ってソウルアップだ」
「でも、人が少なくなると負けちゃいます」

 俺はメイの両肩を掴んだ。

「メイはソウルアップ出来なくて苦しんでいた。俺もその気持ちは分かる。すぐに帰ってソウルアップだ、自分を犠牲にするな!」
「……そうだ、メイは帰ってソウルアップだ」

 メイは兄さんを見て驚いた顔をした。

「……キドウ、キドウもソウルアップ出来ますよね?」
「む、それは」
「兄さん! おめでとう!」
「私は後でいい」

「2人抜けたら負けちゃいます、キドウ無しは無理です。2人で残って」
「2人で帰ってソウルアップだ! このイベント中は休んでくれ! 兄さん、ライカさんに告白しなくていいのか! 強くなればもっとモンスターを倒せるようになる! 堂々と告白できるようになるんだ!」

「ぐう! それは!」
「アキラ、皆が見てますから」
「関係ない! 未来を捨てないでくれ!」

校長『17時、今日は帰りなさい。それと2人はソウルアップをして休むんだ。ソウルアップが出来るようになったらソウルアップをして3日間激しい運動は禁止! これは校則だよ!』

 俺がゲートでソウルアップした際は緊急時でしたで言い逃れできるが今回は無理だろう。

 兄さんとメイは先生に食い下がったが、明日対決イベントに出たら失格扱いになった。
 服装などの校則は昔と比べて緩い。
 だがヤンキーの多い西高校は行動の制限がかかる校則が多い。

 昔西高校の先輩は色々やらかしているからだ。

 ソウルアップをしようとした生徒を脅してソウルアップをさせない事件が起きた。

 ソウルアップしたての生徒が賭けでゲートに入ってそのまま死んだ。

 先生を銃で撃った。

 普通ならやらない行動を先人たちは繰り返し西高校の校則は厳しくなっているのだ。



 
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