14 / 119
癒-healing-
P14.全部吐け。
しおりを挟む
「…そのあとはどうなったの?!」
「説明してもわかってもらえず、ついに先生に職員室に連行された。」
「…災難だったね」
「まったくだ」
みかん…そんなことになってたんだね…
最近私が真君の話をしても困った顔したり、
浮かない顔だったのはこれも関係してたんだろうか…
「それで、なんで早くみかんの誤解を解きたいの?勘違いでもあんな美少女に好かれてるっていうのに…」
「毎日のように話しかけてくるんだよ。人違いだと説明するたびに泣きそうな顔されるし」
「はは…みかんも頑張るねぇ」
「それだけじゃないぞ」
「え?」
「あいつの仲間と思しき奴らが、俺に嫌がらせしてくるんだ」
それ、おそらくみかんのファン達…。
みかんに好かれているからとか、
みかんを泣かせたからとか、
理由は色々思いつく。
「だから、早くあいつに勘違いを自覚させて、俺の平穏な日々を取り戻したいんだよ!」
「平穏って…まぁ、私もみかんの記憶については何とかしようと思っていたところだけど…」
二階堂優が大きな声を出しているのは
初めて聞くなぁ…
というか、平穏ってただ勉強するだけなんじゃ?
「そこで聞きたいんだが、あいつに何があったんだ?」
「何って…」
「勘違いにしては行き過ぎてるだろ。
名前だって俺の名前を呼んでいたんだぞ?
いくらなんでもおかしいだろ。」
そういわれても…
天使がどうとか言うことはさすがにできないし…
「それに、あいつは俺に言ってた。
私の力も、あなたの力も、きっと何とかしてみせるって」
「あなたの力?!…ってことは真君も…?!」
「………」
「あ…」
「やっぱり、なんか知ってるな。全部吐け。」
二階堂優が初めて
私に向けて笑みを浮かべたが
私は蛇に睨まれたカエルのような気分だった…
「説明してもわかってもらえず、ついに先生に職員室に連行された。」
「…災難だったね」
「まったくだ」
みかん…そんなことになってたんだね…
最近私が真君の話をしても困った顔したり、
浮かない顔だったのはこれも関係してたんだろうか…
「それで、なんで早くみかんの誤解を解きたいの?勘違いでもあんな美少女に好かれてるっていうのに…」
「毎日のように話しかけてくるんだよ。人違いだと説明するたびに泣きそうな顔されるし」
「はは…みかんも頑張るねぇ」
「それだけじゃないぞ」
「え?」
「あいつの仲間と思しき奴らが、俺に嫌がらせしてくるんだ」
それ、おそらくみかんのファン達…。
みかんに好かれているからとか、
みかんを泣かせたからとか、
理由は色々思いつく。
「だから、早くあいつに勘違いを自覚させて、俺の平穏な日々を取り戻したいんだよ!」
「平穏って…まぁ、私もみかんの記憶については何とかしようと思っていたところだけど…」
二階堂優が大きな声を出しているのは
初めて聞くなぁ…
というか、平穏ってただ勉強するだけなんじゃ?
「そこで聞きたいんだが、あいつに何があったんだ?」
「何って…」
「勘違いにしては行き過ぎてるだろ。
名前だって俺の名前を呼んでいたんだぞ?
いくらなんでもおかしいだろ。」
そういわれても…
天使がどうとか言うことはさすがにできないし…
「それに、あいつは俺に言ってた。
私の力も、あなたの力も、きっと何とかしてみせるって」
「あなたの力?!…ってことは真君も…?!」
「………」
「あ…」
「やっぱり、なんか知ってるな。全部吐け。」
二階堂優が初めて
私に向けて笑みを浮かべたが
私は蛇に睨まれたカエルのような気分だった…
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる