小さな狼

KS

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家族

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ヒ『それじゃあちょっと行ってきます』

その一言だけ荷物を持って出かけるヒロ君を見送りながら姿が見えなくなるまで見送った
…正直、この2人を面倒見れるか不安で仕方ない
はたして大丈夫だろうか…

『んじゃ俺帰るから、姉貴よろしくな?』

龍『…はい?』

『別に俺は泊まる所あるし、結婚しとるで嫁さんの所に帰らんとね』

満面の笑みでこの場を去ろうとするヒロ君兄を私は無言で肩を掴む

龍『(行かないで!お願いします行かないでぇ…)』

『(やだよ…嫁が待ってるんだよ。それじゃ。あっ、あいつに酒飲ますなよ?乱れるから)』

最後に不安な一言を残し去っていく兄
夏凜さんと残された私はどうしたら良いのか…
バタンと扉が締まり無言になる2人

夏『2人っきりね……』

身体を駆け巡る寒気、じ~っと私を見つめる夏凛さん

龍『そ、そうですね…』

どうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよどうしよ………
考えが思いつかない…
選択肢は?選択肢はないの!?
こ~CM的な何かの選択肢は!?
すると夏凛さんはすくりと立ち上がり私の所に来た

夏『ねぇりゅうび…』

龍『は…はい…』

夏『私お腹空いた…何かある…?』

ぐ~~とお腹の音が聞こえる
なんだ、お腹が空いてたのか…

龍『あっ…と、ちょっと待ってて下さいね?』

私は冷蔵庫の中身を見る
私絶句…
スッカラカンだった

龍『買い物行かないと無いですね…何か買ってきますね』

私は急いで上着をはおり、財布を持って出かけようとする

夏『私もいく……』

腕を掴まれて危うくバランスを崩しかける

龍『わっと!?わ、わかりました!わかりましたから放して~』

夏『……やだ、放さない…』

こうして何故か手をつないで、もとい腕を組んで晩御飯の買い物に行くことになった
しかし、この買い物に行った事で私は大変な目に合う事を予想していなかった…

 
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