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#22 スウィート・ストロベリー・ナイト
22-3 スウィート・ストロベリー・ナイト
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そんなことを言われたら、今すぐにでも想いを告げてしまいたい。
同僚に啖呵を切ったとはいえ、直矢の中で珍しく弱気になっている部分もあった。連日投稿されるヘイトスピーチが、日毎じわじわと矜持を削っていくのだ。削除されては、憎悪の火種がまた新たに生まれていく。口惜しいことに、彼らの主張は的を射ていた。今や地球規模で愛されるトップアイドルに一般人は不釣り合いだと、
今日の旅行が形になったとはいえ、自分は勝算の無い恋をしているのかと直矢は思い直しつつあった。昼下がりに語り合った価値観も、やはり都合良く解釈しているだけなのかもしれない。
「君は……その、家庭を持ちたいと言っただろう?」
「っ、はい……!幸せな家庭にしたいです……」
肯定する無垢な笑顔に、なぜか直矢の心はチクリと傷む。
同時に、事実と向き合うのが恐ろしくもあった。一度開きかけた口を噤み、直矢は意を決して尋ねる。
「相手は……やはり報道にあったように、桐谷社長なのか?」
他の男の名を口にするだけで、嫉妬と羨望、醜い劣等感が綯い交ぜになる。
心臓はドクドクと脈打ち、すんでのところで防波堤は決壊してしまいそうだ。だが、意に反して紫音の表情は険しく歪んだ。
「ち、違います……!彼は本当に、昔仲良かっただけで……」
濡れそぼったまつ毛を震わせ、必死に否定している。
仄めく激情に、直矢は息を呑んだ。
「ぼっ、僕が……家庭を築きたいのは……!」
直矢は喉を鳴らして、次の言葉を待った。
だが、張り詰めた緊張の糸は、プツリと音を立てて途切れる。
「――紫音!?」
薄桃の半身がふらりと傾き、直矢は反射的に腕を伸ばした。肩で息をする様子に異変を察知する。
「ハァ……はっ……う……」
とうに平熱を上回る肌は異様に熱い。
直矢はぐったりとした紫音を抱きかかえ、すばやく湯船を出た。厚手のガウンでくるみ、広々としたベッドに横たえる。
濡らしたタオルで応急処置を施しながらも、直矢の手は微かに震えていた。ヒートショック、急死、後遺症――など不穏な単語が脳内を交錯する。一分一秒の判断が命取りになるかもしれない。直矢は迷う暇なく、フロントへの内線電話に手を伸ばした。
「医者を呼んでもらおう」
「……っ、大丈夫です……お水……」
弱々しい声に弾かれ、直矢はすでに冷蔵庫から出していたペットボトルを持ち上げた。
乱暴に開けたキャップが床に転がり落ちる。片手で汗ばむ背中を支え、冷えた飲み口を唇に近づけた。
こくこくと喉が上下する音に、直矢もまた落ち着きを取り戻す。
潤した口内から深い吐息が漏れ、火照った顔から少しずつ熱が引いているようだ。
「ごめんなさい……ちょっとだけ、のぼせたみたいです」
心配をかけないように微笑む姿は、尚更痛ましい。
直矢はしっとりと毛先が濡れた頭を撫で、自分の胸に凭れさせた。
「やはり、念のために診てもらおう」
万が一を考えると、譲れない選択肢だった。
しばらくすると、近隣の診療所から往診がやって来た。老年の医師は心音や脈、舌の状態までつぶさに調べ、湯あたりで間違いないと診断を下した。
夕食も消化の良い献立に変えてもらうと、有機野菜と魚介が中心の前菜や椀物は受け付けたようで、帆立粥を仕立ててもらった頃には普段どおりに箸が進んでいた。
「すまない……無理して休みを取らせたせいだな」
夜の帳が下りた離れは、ひっそりと心地良い静寂が流れている。
食後、夜風に当たりに並んで座ったテラスのソファで、直矢はぽつりと切り出した。
ラジオ収録、バラエティ番組のゲスト出演、新曲のMV撮影――ユニット活動へメインにシフトしてから、毎日のようにメディアに露出する中で、オフの時間を捻出するのがどれだけ難しいことか。直矢は想像が及ばなかった己の軽率さを呪った。
「すまなかった……俺は、いつも独り善がりだ……」
浅はかだった。
これまでも良かれと思っていた厚意が、本人にとってはただの負担になっていたかもしれない。独身オジサンの有休消化に付き合ってくれる、どこまでも心根の優しい子なのだから。
直矢が重ねて謝ると、握り締めた拳を紫音の手がそっと包み込んだ。
「違います……!僕がきちんと体調管理できていなかったせいで……せっかくの旅行を台無しにしてしまって……」
「何を言うんだ……!ちっとも台無しになんてなってないだろう?」
冷めない応酬の中、紫音は真剣な眼差しで頭を横に振った。
「のぼせたのは、はしゃぎすぎただけですから……今日は最初から楽しかったから……」
だから、もう止しましょう。
その一言で、根が頑固な二人はようやく笑い合うことができた。
「他にも……直矢さんと行きたい所が沢山あるんです。この前、お仕事で行ったネズミランドも……一緒に行けたら良いなって」
仲間達との思い出に浸っているのか、紫音は面映ゆそうに目を伏せた。
一昨日に情報ワイド番組内でオンエアされた≪SPLASH≫初ネズミロケは、もちろん録画して三回周回済みだ。上京以来、経済的事情で行く余裕がなかったという紫音念願のネズミデビュー。見どころは、ファンシーな水玉リボン付きカチューシャを着けた瞬間だけではない。
機関車のジェットコースターで怖がって始終目をつぶる姿、キャラクターグリーディングで着ぐるみと抱き合う姿、キャラメニューのカレーにほのぼのと喜ぶ姿、ナイトパレードのプロジェクションマッピングに感動して涙する姿は、どれも完全永久保存版である。
それだけ楽しんでくれるなら、プレミアアクセスを全種類買い占めてでも、週一ペースで連れて行けると直矢は確信した。
「それに……たあ君は、関係ありません……」
「――え……?」
前触れなく幼馴染の名が出て、直矢は小宇宙から引き戻される。
満天の星空よりも澄み輝く瞳が、驚くほど間近に迫っていた。
「今年も……これからも過ごしたいのは、直矢さんだから……」
ザアザアと、常緑樹の木立を揺らす風が通り抜けた。
幻聴なのかと疑ってしまう言葉は、自分に向けられたものだった。
アメニティの金木犀の香りがふわりと鼻先を掠め、柔らかい感触が唇に触れる。刹那、デザートで食べたソルベのいちごの味がした。
「僕の気持ち……受け取ってくれますか?」
ゆっくりとその意味を反芻すると、直矢の胸は大きく高鳴り出した。
同僚に啖呵を切ったとはいえ、直矢の中で珍しく弱気になっている部分もあった。連日投稿されるヘイトスピーチが、日毎じわじわと矜持を削っていくのだ。削除されては、憎悪の火種がまた新たに生まれていく。口惜しいことに、彼らの主張は的を射ていた。今や地球規模で愛されるトップアイドルに一般人は不釣り合いだと、
今日の旅行が形になったとはいえ、自分は勝算の無い恋をしているのかと直矢は思い直しつつあった。昼下がりに語り合った価値観も、やはり都合良く解釈しているだけなのかもしれない。
「君は……その、家庭を持ちたいと言っただろう?」
「っ、はい……!幸せな家庭にしたいです……」
肯定する無垢な笑顔に、なぜか直矢の心はチクリと傷む。
同時に、事実と向き合うのが恐ろしくもあった。一度開きかけた口を噤み、直矢は意を決して尋ねる。
「相手は……やはり報道にあったように、桐谷社長なのか?」
他の男の名を口にするだけで、嫉妬と羨望、醜い劣等感が綯い交ぜになる。
心臓はドクドクと脈打ち、すんでのところで防波堤は決壊してしまいそうだ。だが、意に反して紫音の表情は険しく歪んだ。
「ち、違います……!彼は本当に、昔仲良かっただけで……」
濡れそぼったまつ毛を震わせ、必死に否定している。
仄めく激情に、直矢は息を呑んだ。
「ぼっ、僕が……家庭を築きたいのは……!」
直矢は喉を鳴らして、次の言葉を待った。
だが、張り詰めた緊張の糸は、プツリと音を立てて途切れる。
「――紫音!?」
薄桃の半身がふらりと傾き、直矢は反射的に腕を伸ばした。肩で息をする様子に異変を察知する。
「ハァ……はっ……う……」
とうに平熱を上回る肌は異様に熱い。
直矢はぐったりとした紫音を抱きかかえ、すばやく湯船を出た。厚手のガウンでくるみ、広々としたベッドに横たえる。
濡らしたタオルで応急処置を施しながらも、直矢の手は微かに震えていた。ヒートショック、急死、後遺症――など不穏な単語が脳内を交錯する。一分一秒の判断が命取りになるかもしれない。直矢は迷う暇なく、フロントへの内線電話に手を伸ばした。
「医者を呼んでもらおう」
「……っ、大丈夫です……お水……」
弱々しい声に弾かれ、直矢はすでに冷蔵庫から出していたペットボトルを持ち上げた。
乱暴に開けたキャップが床に転がり落ちる。片手で汗ばむ背中を支え、冷えた飲み口を唇に近づけた。
こくこくと喉が上下する音に、直矢もまた落ち着きを取り戻す。
潤した口内から深い吐息が漏れ、火照った顔から少しずつ熱が引いているようだ。
「ごめんなさい……ちょっとだけ、のぼせたみたいです」
心配をかけないように微笑む姿は、尚更痛ましい。
直矢はしっとりと毛先が濡れた頭を撫で、自分の胸に凭れさせた。
「やはり、念のために診てもらおう」
万が一を考えると、譲れない選択肢だった。
しばらくすると、近隣の診療所から往診がやって来た。老年の医師は心音や脈、舌の状態までつぶさに調べ、湯あたりで間違いないと診断を下した。
夕食も消化の良い献立に変えてもらうと、有機野菜と魚介が中心の前菜や椀物は受け付けたようで、帆立粥を仕立ててもらった頃には普段どおりに箸が進んでいた。
「すまない……無理して休みを取らせたせいだな」
夜の帳が下りた離れは、ひっそりと心地良い静寂が流れている。
食後、夜風に当たりに並んで座ったテラスのソファで、直矢はぽつりと切り出した。
ラジオ収録、バラエティ番組のゲスト出演、新曲のMV撮影――ユニット活動へメインにシフトしてから、毎日のようにメディアに露出する中で、オフの時間を捻出するのがどれだけ難しいことか。直矢は想像が及ばなかった己の軽率さを呪った。
「すまなかった……俺は、いつも独り善がりだ……」
浅はかだった。
これまでも良かれと思っていた厚意が、本人にとってはただの負担になっていたかもしれない。独身オジサンの有休消化に付き合ってくれる、どこまでも心根の優しい子なのだから。
直矢が重ねて謝ると、握り締めた拳を紫音の手がそっと包み込んだ。
「違います……!僕がきちんと体調管理できていなかったせいで……せっかくの旅行を台無しにしてしまって……」
「何を言うんだ……!ちっとも台無しになんてなってないだろう?」
冷めない応酬の中、紫音は真剣な眼差しで頭を横に振った。
「のぼせたのは、はしゃぎすぎただけですから……今日は最初から楽しかったから……」
だから、もう止しましょう。
その一言で、根が頑固な二人はようやく笑い合うことができた。
「他にも……直矢さんと行きたい所が沢山あるんです。この前、お仕事で行ったネズミランドも……一緒に行けたら良いなって」
仲間達との思い出に浸っているのか、紫音は面映ゆそうに目を伏せた。
一昨日に情報ワイド番組内でオンエアされた≪SPLASH≫初ネズミロケは、もちろん録画して三回周回済みだ。上京以来、経済的事情で行く余裕がなかったという紫音念願のネズミデビュー。見どころは、ファンシーな水玉リボン付きカチューシャを着けた瞬間だけではない。
機関車のジェットコースターで怖がって始終目をつぶる姿、キャラクターグリーディングで着ぐるみと抱き合う姿、キャラメニューのカレーにほのぼのと喜ぶ姿、ナイトパレードのプロジェクションマッピングに感動して涙する姿は、どれも完全永久保存版である。
それだけ楽しんでくれるなら、プレミアアクセスを全種類買い占めてでも、週一ペースで連れて行けると直矢は確信した。
「それに……たあ君は、関係ありません……」
「――え……?」
前触れなく幼馴染の名が出て、直矢は小宇宙から引き戻される。
満天の星空よりも澄み輝く瞳が、驚くほど間近に迫っていた。
「今年も……これからも過ごしたいのは、直矢さんだから……」
ザアザアと、常緑樹の木立を揺らす風が通り抜けた。
幻聴なのかと疑ってしまう言葉は、自分に向けられたものだった。
アメニティの金木犀の香りがふわりと鼻先を掠め、柔らかい感触が唇に触れる。刹那、デザートで食べたソルベのいちごの味がした。
「僕の気持ち……受け取ってくれますか?」
ゆっくりとその意味を反芻すると、直矢の胸は大きく高鳴り出した。
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