換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~

スライム道

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じいちゃんの言葉は世の親がありえないと信じたくない言葉。

「幹もまだまだ我が儘を知らん。
 しかし幹は自我の強さを知っておる。
 お前さん、お嬢さんには自我が弱さしか知らん。
 もっと知らないことを知ることをせい。」
「すみません。」
「謝ることはねえさ。
 うんと知らないこと親さ聞け。
 そして自分の意思で決めろ。
 ま、この育て方のせいで幹に迷惑かけてしまったがな。」
「ええと……。」
「髪乾かす。」
「ちょちょちょ、ミウスさん。」

難しい言葉にわからずあたふたとしている明日香さんを追い出すようにミウスさんが自分の部屋に連れて行った。

「ま、女難の相が強そうな幹には孤独とは無縁の生活になるやもしれんな。」

最後に俺にだけ言葉を話してじいちゃんは自室に帰って行った。

すると入れ替わりにミウスさんが戻ってきた。

「ドライヤー……使い方わからない。」
「うん、手伝うよ。」

普段魔法か何かで乾かしているに違いない。
ミウスさんのこのくらいなら大丈夫という安心感が今回の失敗と言ったところか。

ミウスさんの部屋に向かうと明日香さんも使ったことが無いのかどうすればいいのか見つめていた。

「もしかしてドライヤーって見たことないの?」
「ありますけど、switch式のは初めてで。」

妙にスイッチの発音が良かった。
しかし、今、取り組むべき問題はそこではない。
switch式ではないのならセンサー式なのか全自動式なんていう制作コストを考えたくもないような代物であった場合だ。

「どういうの?」
「全自動で神の質に合わせた風を送ってくれるモーターファンのないタイプのモノです。」

某吸引力は変わらないキャッチフレーズで有名な掃除機の作っているメーカーさんが出しているドライヤーの最上位モデルか何かかな?
く、ここはしょうがない。

ショップスキル発動。

美容術
ドライヤー乾燥術:神級

価格、いずれも美女神たちがこぞって転生者に付与しては自分にさせるため品薄につき時価。
毎刹那、並列思考スキルを用いてやっと購入できるレベルの購入競争が行われる。

購入。

~このときの天界~

「ない、どこのどいつよ。
 転生者に与えて私たちに栄光の美貌を与えるギフトを手に入れた奴は。
 すぐに調べるのよ。
 ショップスキルの購入履歴を漁って。」
「お、お嬢、該当者一件発見いたしましたが、神ではなく人間です。」
「ムキー、人間なら何とか天の声とかで干渉して私に掛けさせなさい。」
「それが無宗教者で神に対しても負の感情を持っている人間です。」
「何でそんな奴がショップスキル持ってるのよ。」

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