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第二章 たった二人の城
アルリナの内情
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キサが店奥から水に濡れた大根を片手に出てくる。何をやっていたんだろう?
それはともかく、キサはギウを見つめ呆れるような声を出した。
「ギウはたまにみんなに迷惑かけてるよ」
「キサっ」
父親が声を止めようとするが、キサは止まらない。
「この前、漁船の網に引っかかって網を駄目にしたし、一昨日なんか海で溺れてたところをみんなで引き揚げたんだから……」
「そんなことがあるのか、ギウ?」
「ギ、ギウ……」
ギウは私から目を逸らす。どうやら、あるようだ。
「そうか……しかし、溺れるとは。見た目からは想像できないな」
「ギウギウギウ、ギウッ」
ギウは両手をバタバタと振って言い訳を口にしている様子。
「何々? みんなが泳げないわけじゃない。泳げない者もいるだけ。網に引っかかったのは油断」
「あれ、領主のお兄さんはギウの言葉がわかるの?」
「完全にわかるわけじゃない。彼のジェスチャーと雰囲気からなんとなく察しているだけだ」
「それでもすごいよ~」
「ふふ、そうかな。さて、ギウの話はここまでにして、今日は追加で野菜を購入したくてね」
「そうなんだ。お兄さん、毎度あり~」
キサははしゃぐように手に持つ大根を振っている。
「はは、そんなに大根を振り回すと危ないぞ……ところで、なんで大根を持っているんだ?」
「んとね~、お店の裏でお野菜を洗うお手伝いをしてたの。土のままお店に出すより、お野菜が綺麗に見えるようにね」
「なるほど、それで濡れた大根を手にしていたのか」
「そうなんだよ~。お父さんとお母さんがこき使うから、私の玉のようなお肌が傷ついちゃう」
「あはは、それは大変だな」
「キサ、馬鹿なことを言ってないで裏に戻りなさい!」
「うっ。は~い」
母親の叱責が飛ぶ。
キサははっきりと不満顔を露わにしながらも、大人しく店の奥へと消えていった。
若夫婦が私に頭を下げてくる。
「すみません。いくらケント様がお優しくても、あのような失礼な態度を」
「あとでよく言っておきますので」
「いやいや、大丈夫だ。これからもキサにはあの調子で接してもらいたい。だから、怒らないでやってくれ」
キサの自然な態度は実に心地良かった。
私は一応貴族の肩書を持っているが、自分自身、そのような身分ではないことは流れる血が理解している。
いや、血どころか存在そのものが――そうだというのに、周囲の者から貴族扱いされるのはどこか心苦しかった。だから……。
若夫婦にはキサに対してきつく当たらないように頼み、話題は畑のことへ移った。
その会話の最中に、アルリナの闇に触れる……。
「それで、城の片づけを優先してしまい、まだ畑の方は手付かずなのだ」
「あちらに出向くことはありませんが、城は相当ガタがきていると聞いてますからね」
「そうなんだ。ま、ギウのおかげで片づけは捗っているが」
「ギウッ」
「とりあえず、一度畑づくりを体験してみてから、改めてアドバイスを貰おうと思っている。その時はよろしく頼む」
「ヘイ、もちろんです」
――邪魔だ! どけ!
突然、会話を引き裂くような怒声が響いた。
声に顔を向けると、人相風体の悪い三人の男が横柄な態度で道のド真ん中を歩き、町の住民に声を荒げ、喧騒の中へと消えていった。
私はキサの父に尋ねる。
「彼らは?」
「あいつらはシアンファミリーの傭兵です」
「シアンファミリーというと、アルリナを牛耳っているという?」
「へい。見ての通り、シアンファミリーの連中の態度はいつもああでして。特に傭兵の連中は」
「シアンファミリーの傭兵……数はどれほど?」
「五百人ほどですね」
「アルリナの警吏や兵士は何をしている?」
「相手はシアンファミリー。何もできません。それにシアンファミリーは商人ギルドの一翼ですし」
「警吏も兵士も、シアンファミリーの息がかかっている、というわけか?」
「いえ、警吏や兵士は商人ギルドの長・ノイファン様の下についていますが……ギルドの最大勢力を真っ向から敵に回すのを躊躇してますね」
「そうか……」
「それに元々、警吏の数は二百程度で兵の数は千程度。シアンファミリーが雇っている傭兵より数こそは勝っていますが、彼らは強者揃い。警吏や兵の方が分が悪いと思います」
「なるほど。以前聞いた話とまとめると、こうなるわけだな」
・商人ギルドの長ではないが、ギルドの最大勢力。
・アルリナの町では我が物顔で振舞い、詐欺まがいの商売や不当な取り立てを行っている。
・傭兵は強く、町の警吏や兵士では正面からの取り締まりは難しい。
・他の商人ギルドの者はシアンファミリーに困っている。
「と、いうことか? ふふ、面白い」
「え?」
私はキサの父の疑問の声に答えず、心に宿る闇の囁きに耳を傾ける。
(この町は大きな歪みを抱えているようだ。そこをつつけば……いや、何を考えている? 駄目だな。議員だった頃の私がひょっこり出てきてしまった)
自分で言うのもなんだが、議員になる前の私は清廉な男だった。
しかし、議員になって以降は権謀術数の嵐に揉まれ、すっかり変わってしまった。
私は闇を振り払い、キサの父に調子を合わせるように話を続けた。
「つまり、シアンファミリーは町の鼻つまみ者なのだな?」
「え、まぁ……大きな声では言えませんが、商人ギルドに所属する真っ当な方々は辟易してますから」
「だが、それでも傲慢に振舞うだけあって、アルリナに富をもたらしているのだろう?」
「ヘイ、まぁ、それは……恥ずかしながら、私らもシアンファミリーの屋敷に野菜を卸してますから。いつも屋敷の裏口から搬入をしてまして」
「それは別に構わないと思うぞ。商売だからな。真っ当な取引なんだろう?」
「……たまに売掛金の減額を迫られますが、まぁ、利益が出ないわけじゃありませんし」
キサの父は沈んだ声を漏らす。
その声から、対等な商売相手ではなさそうだ。
「そう、真っ当でもないのか……なんとかしてやりたいが、私に権限はない。すまないな」
「いえいえいえ、お止めください! これは私たちアルリナの問題です。他の領主であるケント様が気に病むような話では。ましてや、謝罪など」
私とキサの父は据わりの悪い顔を見せ合う。
彼の隣に立つキサの母も同じ顔を見せる。私の隣に立つギウも……。
「……つまらない話はやめるとしよう。それでは、私はまだ買う物があるので失礼する」
楽し気なキサとの時間が不快な時間へとすり替わってしまった。
非常に残念な思いを引き摺り、次の買い出しへ移っていく。
それはともかく、キサはギウを見つめ呆れるような声を出した。
「ギウはたまにみんなに迷惑かけてるよ」
「キサっ」
父親が声を止めようとするが、キサは止まらない。
「この前、漁船の網に引っかかって網を駄目にしたし、一昨日なんか海で溺れてたところをみんなで引き揚げたんだから……」
「そんなことがあるのか、ギウ?」
「ギ、ギウ……」
ギウは私から目を逸らす。どうやら、あるようだ。
「そうか……しかし、溺れるとは。見た目からは想像できないな」
「ギウギウギウ、ギウッ」
ギウは両手をバタバタと振って言い訳を口にしている様子。
「何々? みんなが泳げないわけじゃない。泳げない者もいるだけ。網に引っかかったのは油断」
「あれ、領主のお兄さんはギウの言葉がわかるの?」
「完全にわかるわけじゃない。彼のジェスチャーと雰囲気からなんとなく察しているだけだ」
「それでもすごいよ~」
「ふふ、そうかな。さて、ギウの話はここまでにして、今日は追加で野菜を購入したくてね」
「そうなんだ。お兄さん、毎度あり~」
キサははしゃぐように手に持つ大根を振っている。
「はは、そんなに大根を振り回すと危ないぞ……ところで、なんで大根を持っているんだ?」
「んとね~、お店の裏でお野菜を洗うお手伝いをしてたの。土のままお店に出すより、お野菜が綺麗に見えるようにね」
「なるほど、それで濡れた大根を手にしていたのか」
「そうなんだよ~。お父さんとお母さんがこき使うから、私の玉のようなお肌が傷ついちゃう」
「あはは、それは大変だな」
「キサ、馬鹿なことを言ってないで裏に戻りなさい!」
「うっ。は~い」
母親の叱責が飛ぶ。
キサははっきりと不満顔を露わにしながらも、大人しく店の奥へと消えていった。
若夫婦が私に頭を下げてくる。
「すみません。いくらケント様がお優しくても、あのような失礼な態度を」
「あとでよく言っておきますので」
「いやいや、大丈夫だ。これからもキサにはあの調子で接してもらいたい。だから、怒らないでやってくれ」
キサの自然な態度は実に心地良かった。
私は一応貴族の肩書を持っているが、自分自身、そのような身分ではないことは流れる血が理解している。
いや、血どころか存在そのものが――そうだというのに、周囲の者から貴族扱いされるのはどこか心苦しかった。だから……。
若夫婦にはキサに対してきつく当たらないように頼み、話題は畑のことへ移った。
その会話の最中に、アルリナの闇に触れる……。
「それで、城の片づけを優先してしまい、まだ畑の方は手付かずなのだ」
「あちらに出向くことはありませんが、城は相当ガタがきていると聞いてますからね」
「そうなんだ。ま、ギウのおかげで片づけは捗っているが」
「ギウッ」
「とりあえず、一度畑づくりを体験してみてから、改めてアドバイスを貰おうと思っている。その時はよろしく頼む」
「ヘイ、もちろんです」
――邪魔だ! どけ!
突然、会話を引き裂くような怒声が響いた。
声に顔を向けると、人相風体の悪い三人の男が横柄な態度で道のド真ん中を歩き、町の住民に声を荒げ、喧騒の中へと消えていった。
私はキサの父に尋ねる。
「彼らは?」
「あいつらはシアンファミリーの傭兵です」
「シアンファミリーというと、アルリナを牛耳っているという?」
「へい。見ての通り、シアンファミリーの連中の態度はいつもああでして。特に傭兵の連中は」
「シアンファミリーの傭兵……数はどれほど?」
「五百人ほどですね」
「アルリナの警吏や兵士は何をしている?」
「相手はシアンファミリー。何もできません。それにシアンファミリーは商人ギルドの一翼ですし」
「警吏も兵士も、シアンファミリーの息がかかっている、というわけか?」
「いえ、警吏や兵士は商人ギルドの長・ノイファン様の下についていますが……ギルドの最大勢力を真っ向から敵に回すのを躊躇してますね」
「そうか……」
「それに元々、警吏の数は二百程度で兵の数は千程度。シアンファミリーが雇っている傭兵より数こそは勝っていますが、彼らは強者揃い。警吏や兵の方が分が悪いと思います」
「なるほど。以前聞いた話とまとめると、こうなるわけだな」
・商人ギルドの長ではないが、ギルドの最大勢力。
・アルリナの町では我が物顔で振舞い、詐欺まがいの商売や不当な取り立てを行っている。
・傭兵は強く、町の警吏や兵士では正面からの取り締まりは難しい。
・他の商人ギルドの者はシアンファミリーに困っている。
「と、いうことか? ふふ、面白い」
「え?」
私はキサの父の疑問の声に答えず、心に宿る闇の囁きに耳を傾ける。
(この町は大きな歪みを抱えているようだ。そこをつつけば……いや、何を考えている? 駄目だな。議員だった頃の私がひょっこり出てきてしまった)
自分で言うのもなんだが、議員になる前の私は清廉な男だった。
しかし、議員になって以降は権謀術数の嵐に揉まれ、すっかり変わってしまった。
私は闇を振り払い、キサの父に調子を合わせるように話を続けた。
「つまり、シアンファミリーは町の鼻つまみ者なのだな?」
「え、まぁ……大きな声では言えませんが、商人ギルドに所属する真っ当な方々は辟易してますから」
「だが、それでも傲慢に振舞うだけあって、アルリナに富をもたらしているのだろう?」
「ヘイ、まぁ、それは……恥ずかしながら、私らもシアンファミリーの屋敷に野菜を卸してますから。いつも屋敷の裏口から搬入をしてまして」
「それは別に構わないと思うぞ。商売だからな。真っ当な取引なんだろう?」
「……たまに売掛金の減額を迫られますが、まぁ、利益が出ないわけじゃありませんし」
キサの父は沈んだ声を漏らす。
その声から、対等な商売相手ではなさそうだ。
「そう、真っ当でもないのか……なんとかしてやりたいが、私に権限はない。すまないな」
「いえいえいえ、お止めください! これは私たちアルリナの問題です。他の領主であるケント様が気に病むような話では。ましてや、謝罪など」
私とキサの父は据わりの悪い顔を見せ合う。
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