142 / 359
第十三章 呪われた大地の調査
軌跡の箱
しおりを挟む
――トーワの地下室(フィナの研究室)
初めて訪れた時は何もなかった地下室はすっかり研究室らしい研究室となっていた。
大きな机が中央にあり、本棚と小さな机が壁端に置いてある。
中央の机には実験器具とメモと本が置かれ、器具は小さな机の上にもあった。
視線を上に向けると、天井に換気口。
換気口には幾重にもフィルターが貼られ、空気以外のもの通り抜けられないようにしてある。
もはや、最初に訪れた頃の地下室の面影は壁に残った数式と設計図だけになっている。その壁も本棚に隠れ、半分以上見えていない。
私はフィナに一声かける。
「サンプルを取ってきたぞ」
「ああ~、そこに置いてて」
彼女はこちらを見ずに、ぬらりとした緑色の液体の入った三角フラスコを振っている。
おそらく、海藻から有効成分を抽出しているのだろう。
私たちは彼女の邪魔にならないように、そっと筒を置いて、去り際にもう一度声を掛けた。
「サンプルの分析はどの程度で終わる?」
「うう~ん。今日の夜くらいには終わるよ」
「早いな」
「まぁね~。と、う~ん、海藻によって結構成分が異なるなぁ。組み合わせて、そのつなぎとなる薬効を混ぜればぁ~」
フィナは会話を行いながらもこっちを一切見ない。
今は仕事に集中しているようなので、これ以上声を掛けずに立ち去ることにしよう……と、思ったのだが、入り口そばにあった小さな台に灰色の立方体のナルフと銃を収めていた陶器のような金属の箱が目に入った。
「フィナ、このナルフは?」
「ナルフ~? ああ、カインのための医療用のやつ」
「そういえば、造ると言っていたな。それで、出来たのか?」
「うん、あとでカインが取りにくるってぇ~」
「そうか……それとだが、親父から購入したこの銃の箱はいつここに運び込んだのだ?」
「あ~ん、それぇ。ギウに頼んで倉庫から」
「何かわかったのか?」
「うん、オリハルコンと何かの合金。何かの方は完全に未知のものねぇ~。でも~、箱を閉じると内部の時の流れが緩やかになるみた~い」
「なっ? それはすごいことじゃないかっ」
「そうだけど~、あ、駄目だ。これじゃ効果が弱まる。まぁ、あれよ。魔導と錬金の知識でやれない範囲じゃないっぽいし。どうせなら相乗効果を求めたいよねぇ~。謎解きは後回しでいいかなぁって」
「やれるのか……」
「やれるけど、手間だし~。う~ん、吸着性を増して~。お金もかかる割には、何より一流の人材を揃えないといけないから~。一部の成分を細かなカプセル状にして、手に刷り込む際につぶせば。あ~面倒なのよ~」
どうやら、研究に意識が向いて、返ってくる言葉は上の空のようなもの。
「そうか、邪魔したな。頑張ってくれ」
「うん、がんばる~」
――深夜
土の分析結果が出たという連絡をカインから受ける。
その際、彼は灰色の立方体の医療用ナルフを見せてきた。
ナルフを手に入れられたのがよほど嬉しかったのか、かなりの上機嫌。
彼は私の様子など気にせずに、医療用ナルフの素晴らしさを語る
だが、今は先約があるし、諸事情で頭が本調子ではない。
彼には悪いが高揚する会話を早々と切り上げ、私は一人、フィナの地下室に向かう。
地下室の扉をノックして、返事を貰い、中へ。
私が頭を押さえながらフィナに話しかけると、彼女はしかめ面を見せてきた。
「うわっ、お酒くさ」
「先ほどまでマスティフ殿とマフィンに付き合っててな、かなり酔いが回ってる」
「大丈夫? 報告は明日にしようか?」
「いや、問題ない。多少、頭はふわついているが、前後不覚というほどではないからな。それに、深夜にわざわざ呼び出すということは、分析結果によほど興味深いことがあったのだろう?」
「うん、まぁね。それじゃ、ちょっとこっち来てくれる」
フィナは部屋の中央にある机に向かう。
机には、長筒から取り出された土の山と、奇妙な箱が置いてあった。
箱の内部には黒い布が敷かれてあり、箱の外側下部からは冷気が漏れ出している。
彼女はこの箱に触れる前に、簡単な分析結果を報告してきた。
「分析結果の一部だけど、汚染物質に関しては以前説明した通り、水銀やらカドミウムやらね。それらはわかっていたけど、問題は微量に検出される何かの正体」
「それがわかったのか?」
「具体的にはわからないけど、土からは何らかの粒子が出ているみたいなの」
「なんらかの?」
「それに関してはまだはっきりこれだとは言えないけど、可視化には成功した」
「ほぅ」
「始めはさ、ランプの燃料を白い布に浸して、それを土の間に衝立のように置いて土から漏れ出る粒子を可視化できるか試してみたんだけど……それでも、わかるっちゃあわかるけど、ちょっとわかりにくかったからね。んで、いま目の前にある箱を作ったってわけ」
――フィナは手袋をはめながら、その箱の簡単なつくりを説明する。
まず、箱の下に冷気を封じた魔石を配置する。
その上に箱を置いて、箱の中に黒い布を敷く。
箱上部の内側にはエタノールを染み込ませた用紙をぐるりと巻く。
黒い布の中央には強い粒子を出している部分の土を配置。
そして、ガラスの蓋をする
「これで箱内部に過飽和状態を生み出す」
「過飽和状態というと、水蒸気の場合、水に変化する温度になっても水蒸気のままでいることだな」
「そう。今回はエタノールだけど。このエタノールが蒸発して、低温の箱下部に拡散する。その過程で、エタノール蒸気が存在する領域が過飽和状態になるわけね」
「過飽和状態の水蒸気の場合、埃などの刺激。つまり埃が核となって水滴に変化する。空に浮かぶ、雲の原理か。この箱内部では、土から発生する目に見えない粒子が核となり、エタノールの雲によって軌跡を見ることができるというわけだな……」
「そっ。それが見やすいように黒い布を敷いてるってわけ」
「ということは……まさか、これは……っ!?」
私は酔いのせいで疼く頭を押さえる。
非常に思考は鈍い。だが、この実験が恐ろしい事実を呼び起こすことに気づいた。
フィナは私をちらりと見て『無理しないでね』と声を掛けてから、ガラスの天井部からはこの内部を覗くように促す。
それを私は、恐る恐る覗く。
過飽和状態となったエタノールは土から発生する粒子を受けて靄のような軌跡を見せている。
私はその軌跡を目にして、頭の痛みが吹き飛ぶほどの後悔に染まる声を強く漏らす。
「やはりそうか、最悪だっ!」
「どうしたの、ケント?」
「フィナ。私たちはっ…………被曝してしまった!!」
初めて訪れた時は何もなかった地下室はすっかり研究室らしい研究室となっていた。
大きな机が中央にあり、本棚と小さな机が壁端に置いてある。
中央の机には実験器具とメモと本が置かれ、器具は小さな机の上にもあった。
視線を上に向けると、天井に換気口。
換気口には幾重にもフィルターが貼られ、空気以外のもの通り抜けられないようにしてある。
もはや、最初に訪れた頃の地下室の面影は壁に残った数式と設計図だけになっている。その壁も本棚に隠れ、半分以上見えていない。
私はフィナに一声かける。
「サンプルを取ってきたぞ」
「ああ~、そこに置いてて」
彼女はこちらを見ずに、ぬらりとした緑色の液体の入った三角フラスコを振っている。
おそらく、海藻から有効成分を抽出しているのだろう。
私たちは彼女の邪魔にならないように、そっと筒を置いて、去り際にもう一度声を掛けた。
「サンプルの分析はどの程度で終わる?」
「うう~ん。今日の夜くらいには終わるよ」
「早いな」
「まぁね~。と、う~ん、海藻によって結構成分が異なるなぁ。組み合わせて、そのつなぎとなる薬効を混ぜればぁ~」
フィナは会話を行いながらもこっちを一切見ない。
今は仕事に集中しているようなので、これ以上声を掛けずに立ち去ることにしよう……と、思ったのだが、入り口そばにあった小さな台に灰色の立方体のナルフと銃を収めていた陶器のような金属の箱が目に入った。
「フィナ、このナルフは?」
「ナルフ~? ああ、カインのための医療用のやつ」
「そういえば、造ると言っていたな。それで、出来たのか?」
「うん、あとでカインが取りにくるってぇ~」
「そうか……それとだが、親父から購入したこの銃の箱はいつここに運び込んだのだ?」
「あ~ん、それぇ。ギウに頼んで倉庫から」
「何かわかったのか?」
「うん、オリハルコンと何かの合金。何かの方は完全に未知のものねぇ~。でも~、箱を閉じると内部の時の流れが緩やかになるみた~い」
「なっ? それはすごいことじゃないかっ」
「そうだけど~、あ、駄目だ。これじゃ効果が弱まる。まぁ、あれよ。魔導と錬金の知識でやれない範囲じゃないっぽいし。どうせなら相乗効果を求めたいよねぇ~。謎解きは後回しでいいかなぁって」
「やれるのか……」
「やれるけど、手間だし~。う~ん、吸着性を増して~。お金もかかる割には、何より一流の人材を揃えないといけないから~。一部の成分を細かなカプセル状にして、手に刷り込む際につぶせば。あ~面倒なのよ~」
どうやら、研究に意識が向いて、返ってくる言葉は上の空のようなもの。
「そうか、邪魔したな。頑張ってくれ」
「うん、がんばる~」
――深夜
土の分析結果が出たという連絡をカインから受ける。
その際、彼は灰色の立方体の医療用ナルフを見せてきた。
ナルフを手に入れられたのがよほど嬉しかったのか、かなりの上機嫌。
彼は私の様子など気にせずに、医療用ナルフの素晴らしさを語る
だが、今は先約があるし、諸事情で頭が本調子ではない。
彼には悪いが高揚する会話を早々と切り上げ、私は一人、フィナの地下室に向かう。
地下室の扉をノックして、返事を貰い、中へ。
私が頭を押さえながらフィナに話しかけると、彼女はしかめ面を見せてきた。
「うわっ、お酒くさ」
「先ほどまでマスティフ殿とマフィンに付き合っててな、かなり酔いが回ってる」
「大丈夫? 報告は明日にしようか?」
「いや、問題ない。多少、頭はふわついているが、前後不覚というほどではないからな。それに、深夜にわざわざ呼び出すということは、分析結果によほど興味深いことがあったのだろう?」
「うん、まぁね。それじゃ、ちょっとこっち来てくれる」
フィナは部屋の中央にある机に向かう。
机には、長筒から取り出された土の山と、奇妙な箱が置いてあった。
箱の内部には黒い布が敷かれてあり、箱の外側下部からは冷気が漏れ出している。
彼女はこの箱に触れる前に、簡単な分析結果を報告してきた。
「分析結果の一部だけど、汚染物質に関しては以前説明した通り、水銀やらカドミウムやらね。それらはわかっていたけど、問題は微量に検出される何かの正体」
「それがわかったのか?」
「具体的にはわからないけど、土からは何らかの粒子が出ているみたいなの」
「なんらかの?」
「それに関してはまだはっきりこれだとは言えないけど、可視化には成功した」
「ほぅ」
「始めはさ、ランプの燃料を白い布に浸して、それを土の間に衝立のように置いて土から漏れ出る粒子を可視化できるか試してみたんだけど……それでも、わかるっちゃあわかるけど、ちょっとわかりにくかったからね。んで、いま目の前にある箱を作ったってわけ」
――フィナは手袋をはめながら、その箱の簡単なつくりを説明する。
まず、箱の下に冷気を封じた魔石を配置する。
その上に箱を置いて、箱の中に黒い布を敷く。
箱上部の内側にはエタノールを染み込ませた用紙をぐるりと巻く。
黒い布の中央には強い粒子を出している部分の土を配置。
そして、ガラスの蓋をする
「これで箱内部に過飽和状態を生み出す」
「過飽和状態というと、水蒸気の場合、水に変化する温度になっても水蒸気のままでいることだな」
「そう。今回はエタノールだけど。このエタノールが蒸発して、低温の箱下部に拡散する。その過程で、エタノール蒸気が存在する領域が過飽和状態になるわけね」
「過飽和状態の水蒸気の場合、埃などの刺激。つまり埃が核となって水滴に変化する。空に浮かぶ、雲の原理か。この箱内部では、土から発生する目に見えない粒子が核となり、エタノールの雲によって軌跡を見ることができるというわけだな……」
「そっ。それが見やすいように黒い布を敷いてるってわけ」
「ということは……まさか、これは……っ!?」
私は酔いのせいで疼く頭を押さえる。
非常に思考は鈍い。だが、この実験が恐ろしい事実を呼び起こすことに気づいた。
フィナは私をちらりと見て『無理しないでね』と声を掛けてから、ガラスの天井部からはこの内部を覗くように促す。
それを私は、恐る恐る覗く。
過飽和状態となったエタノールは土から発生する粒子を受けて靄のような軌跡を見せている。
私はその軌跡を目にして、頭の痛みが吹き飛ぶほどの後悔に染まる声を強く漏らす。
「やはりそうか、最悪だっ!」
「どうしたの、ケント?」
「フィナ。私たちはっ…………被曝してしまった!!」
0
あなたにおすすめの小説
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
転生したら実は神の息子だった俺、無自覚のまま世界を救ってハーレム王になっていた件
fuwamofu
ファンタジー
ブラック企業で過労死した平凡サラリーマン・榊悠斗は、気づけば剣と魔法の異世界へ転生していた。
チート能力もない地味な村人として静かに暮らすはずだった……が、なぜか魔物が逃げ出し、勇者が跪き、王女がプロポーズ!?
実は神の息子で、世界最強の存在だったが、その力に本人だけが気づいていない。
「無自覚最強」な悠斗が巻き起こす勘違い系異世界英雄譚、ここに開幕!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる