269 / 359
第二十三章 ケント=ハドリー
歩みを止めず
しおりを挟む
私の告白にフィナは言葉を失い、マフィンは納得の声を上げる。
「どうりでベェックマッシュルームがケントに熱を上げるわけニャね。同じ人工生命体同士、惹かれ合っていたんだニャ」
「なるほど、それでか。ふふ、ベェックからは非常に熱い視線を送られたよ……と、フィナとマフィン、そしてカインは理解をできているようだが、他のみんなはよくわからないだろう。だから、少しばかりホムンクルスについて語ろう」
ホムンクルス――生命を操ることのできる錬金術士の手によって作り出された、人造人間。
「私、ケント=ハドリーは君たちのような人ではない。勇者のように人を複製して創られた存在でもない。まったくの無から生まれた、人もどきだ」
「兄さん! いくら何でも自分を卑下に、」
「いいんだ、レイ。私が人間ではないことは確かだ。人のように感情はあっても、決して人間ではない。どんなに人に似せようと、人ではない人もどき……フフ、それでもあの方は私を孫と呼んで下さった」
「あの方?」
「いや、今のは忘れてくれ。さて、私の正体を告白した。皆はどうかな? 私という存在をなんと見る」
私は顔に笑みを浮かべる。しかし、両手は執務机の下へと隠した。
それは、怖かったからだ。
私は恐れられるのではないか、拒絶されるのではないか。
その思いが、執務机に隠れ重なり合う両手に拳を作らせ、震える……。
だけど……仲間たちはその震えを優しく包んでくれた――
ギウ――「ギウ、ギウウ」
エクア――「何者であろうと、ケント様はケント様ですよ。私を何度も救ってくださった。私だけでは見ることのできない世界を見せてくれた素敵な人です」
親父――「あはは、それじゃ旦那は創造主サノアに一発食らわせてやった存在ってやつじゃないですか。最高ですよっ」
カイン――「生命の冒涜。だけど、あなたからは生命の輝きを強く感じます。誰よりも人間らしい人間ですよ! ケントさん!!」
マスティフ――「生まれなど些細な問題。大事なのはその者が何を為し、何を掴もうとするのか。ケント殿が素晴らしき御仁であることに変わりないぞ」
マフィン――「とんでもにぇ~話ニャ。にゃけど、商売相手が何者でにゃろうと客は客ニャ。ちっちぇい問題ニャ……まぁ、ケントの親父がキャビットの人工生命技術を超えたのは悔しいけどニャッ。ニャハハハ」
ゴリン――「はぁ~、正直、よくわからん話の連続で頭ん中ぐるぐる出やすが、領主ケント様は頭も切れ、庶民の心を知ってくださるお優しい領主様でやすよ。あっしはケント様が何者であろうと尊敬してやすよ」
グーフィス――「人工生命体……俺も母ちゃんの腹ん中で育った生命体ですし、あんま変わんないっしょ。俺も皆さんもケント様も一緒っすよ」
キサ――「エクアお姉ちゃんの言うとおり、領主のお兄さんはお兄さんだよ~。むしろみんなはお兄さんを見習わないと。わる~い人はたくさんいるもん。人はたくさんいるのにみんなで喧嘩したりするのに、ケント様は一人でもしっかりしてるんだから~」
仲間たちの暖かな声の響きに満たされ、私の両拳から臆病な私は消えた。
レイは私へ向かい、優しく微笑んでいる。
とても暖かく、穏やかな空気に満たされる心。
真実を語ることを何よりも恐れていたことが、馬鹿馬鹿しくなってくる。
真実を伝える・自分を伝える――とても簡単であり、とても難しい行為。
言ってしまえばなんてことはないのに、どこまでも足踏みをしてしまう。
多くは足踏みをやめられず、やがては疲れ、立ち止まってしまうのかもしれない。
だけど、私には背中を押してくれた人たちがいる。
父・アステ=ゼ=アーガメイト。大いなる存在。そして、二人のフィナ……。
世界を、時間を、隔たりを越えて、私を仲間たちの元へと押し出してくれた。
(ありがとう、みんな。私はついに自分を伝えることができた…………)
私は視線をフィナヘ向けた。
彼女は一切何も語らず、口元をムニムニと動かしている。
それは繰り言を行っているような……。
「フィナ? 君は何か私に伝えたいことでもあるのか? それともやはり、人ではない私を受け入れられないのか?」
フィナは口元を止めて、紫の溶け込む蒼玉の瞳で私を射抜く。
そして――
「なんでさっさと教えないのよ! もうっ!」
「へ?」
彼女は足を踏み鳴らしながらこちらへ向かってきて、執務机の上に両手をバンッと叩き置く。
「素体となったのは、金やオリハルコンからバケツや食べ物まで精製できる万能素材。赤の奇跡である賢者の石?」
「ああ、そうらしい」
「賢者の石……私でさえちっちゃな欠片を作るだけでもめっちゃ面倒なのに、それを組成の複雑な人を産み出すほどの石を作るなんて! それで、媒体は?」
「媒体?」
「賢者の石に吸着させる人の素のことよ。細胞でも精子でも卵子でもっ。なんか使ったんでしょ?」
「精子って……うら若い女性が」
「そんなのどうでもいいからっ! で、媒体は?」
「さぁ、そのようなもの聞いたことがないな。体の基本構成が出来上がった後に、スカルペル人と地球人の特性を注入したと聞いたが」
「嘘よっ! 媒体もなしに基本構成なんて作れるはずないでしょ!! マフィンさん!」
「にゃ? ああ、ベェックのことニャね。あれはキノコを媒体にして賢者の石をにゃ、」
「キノコねっ。と、何かしらの媒体がないと命の設計図はできない! あんたにも媒体があるはずよ!?」
「そう言われてもな、父からはアミノ酸や核酸やたんぱく質などで作られた生命のソースを素に、それを賢者の石と融合させて私の体を産み出し、そこからスカルペル人と地球人の特性を追加したと」
「だからできないってっ」
「だから私も知らないっ。父は無から命を産み出すことに成功したんじゃないのか?」
「だとしたら、何なの、あんたの親父? 錬金術士は神の真似事はできても神じゃない。でも、アステ=ゼ=アーガメイトは神の奇跡を体現したってことよ! いやそれ以上かもっ。なにせ、人を産み出し、特性を付加するなんて滅茶苦茶なことをやっている! 何なの、あんたの親父!?」
「君なぁ、人の父親を何度も親父呼ばわりしないでくれるかっ」
と、言葉をぶつけるがフィナの耳にはまったく届いていないようで、机から離れ地団駄を踏み始めた。
「かぁ~、うっそでしょっ。おばあちゃんでもそこまでのことは無理よっ。天才!? 認めない! 絶対に認めない! 私ができないことができるなんて。こうなったら私も創るしかっ! ケント!」
「な、なんだ?」
「今から一緒にお風呂に来て!」
「はっ?」
「あんたの体を隅々まで調べるから!」
「いやいやいや、おかしいぞ、フィナ。それは大変おかしいぞ、フィナ」
「うっさい! レイ!」
「は、はい、なにかな?」
「あんたも風呂に!」
「え、ええ!?」
「二人ともっ、体の隅々まで調べるから、よろしく!」
フィナは執務室の扉を開き、私とレイにさっさと風呂に来いと忙しなく手を動かす。
私とレイは……。
「いや、よろしくはないぞ!」
「いや、よろしくはないよ!」
「どうりでベェックマッシュルームがケントに熱を上げるわけニャね。同じ人工生命体同士、惹かれ合っていたんだニャ」
「なるほど、それでか。ふふ、ベェックからは非常に熱い視線を送られたよ……と、フィナとマフィン、そしてカインは理解をできているようだが、他のみんなはよくわからないだろう。だから、少しばかりホムンクルスについて語ろう」
ホムンクルス――生命を操ることのできる錬金術士の手によって作り出された、人造人間。
「私、ケント=ハドリーは君たちのような人ではない。勇者のように人を複製して創られた存在でもない。まったくの無から生まれた、人もどきだ」
「兄さん! いくら何でも自分を卑下に、」
「いいんだ、レイ。私が人間ではないことは確かだ。人のように感情はあっても、決して人間ではない。どんなに人に似せようと、人ではない人もどき……フフ、それでもあの方は私を孫と呼んで下さった」
「あの方?」
「いや、今のは忘れてくれ。さて、私の正体を告白した。皆はどうかな? 私という存在をなんと見る」
私は顔に笑みを浮かべる。しかし、両手は執務机の下へと隠した。
それは、怖かったからだ。
私は恐れられるのではないか、拒絶されるのではないか。
その思いが、執務机に隠れ重なり合う両手に拳を作らせ、震える……。
だけど……仲間たちはその震えを優しく包んでくれた――
ギウ――「ギウ、ギウウ」
エクア――「何者であろうと、ケント様はケント様ですよ。私を何度も救ってくださった。私だけでは見ることのできない世界を見せてくれた素敵な人です」
親父――「あはは、それじゃ旦那は創造主サノアに一発食らわせてやった存在ってやつじゃないですか。最高ですよっ」
カイン――「生命の冒涜。だけど、あなたからは生命の輝きを強く感じます。誰よりも人間らしい人間ですよ! ケントさん!!」
マスティフ――「生まれなど些細な問題。大事なのはその者が何を為し、何を掴もうとするのか。ケント殿が素晴らしき御仁であることに変わりないぞ」
マフィン――「とんでもにぇ~話ニャ。にゃけど、商売相手が何者でにゃろうと客は客ニャ。ちっちぇい問題ニャ……まぁ、ケントの親父がキャビットの人工生命技術を超えたのは悔しいけどニャッ。ニャハハハ」
ゴリン――「はぁ~、正直、よくわからん話の連続で頭ん中ぐるぐる出やすが、領主ケント様は頭も切れ、庶民の心を知ってくださるお優しい領主様でやすよ。あっしはケント様が何者であろうと尊敬してやすよ」
グーフィス――「人工生命体……俺も母ちゃんの腹ん中で育った生命体ですし、あんま変わんないっしょ。俺も皆さんもケント様も一緒っすよ」
キサ――「エクアお姉ちゃんの言うとおり、領主のお兄さんはお兄さんだよ~。むしろみんなはお兄さんを見習わないと。わる~い人はたくさんいるもん。人はたくさんいるのにみんなで喧嘩したりするのに、ケント様は一人でもしっかりしてるんだから~」
仲間たちの暖かな声の響きに満たされ、私の両拳から臆病な私は消えた。
レイは私へ向かい、優しく微笑んでいる。
とても暖かく、穏やかな空気に満たされる心。
真実を語ることを何よりも恐れていたことが、馬鹿馬鹿しくなってくる。
真実を伝える・自分を伝える――とても簡単であり、とても難しい行為。
言ってしまえばなんてことはないのに、どこまでも足踏みをしてしまう。
多くは足踏みをやめられず、やがては疲れ、立ち止まってしまうのかもしれない。
だけど、私には背中を押してくれた人たちがいる。
父・アステ=ゼ=アーガメイト。大いなる存在。そして、二人のフィナ……。
世界を、時間を、隔たりを越えて、私を仲間たちの元へと押し出してくれた。
(ありがとう、みんな。私はついに自分を伝えることができた…………)
私は視線をフィナヘ向けた。
彼女は一切何も語らず、口元をムニムニと動かしている。
それは繰り言を行っているような……。
「フィナ? 君は何か私に伝えたいことでもあるのか? それともやはり、人ではない私を受け入れられないのか?」
フィナは口元を止めて、紫の溶け込む蒼玉の瞳で私を射抜く。
そして――
「なんでさっさと教えないのよ! もうっ!」
「へ?」
彼女は足を踏み鳴らしながらこちらへ向かってきて、執務机の上に両手をバンッと叩き置く。
「素体となったのは、金やオリハルコンからバケツや食べ物まで精製できる万能素材。赤の奇跡である賢者の石?」
「ああ、そうらしい」
「賢者の石……私でさえちっちゃな欠片を作るだけでもめっちゃ面倒なのに、それを組成の複雑な人を産み出すほどの石を作るなんて! それで、媒体は?」
「媒体?」
「賢者の石に吸着させる人の素のことよ。細胞でも精子でも卵子でもっ。なんか使ったんでしょ?」
「精子って……うら若い女性が」
「そんなのどうでもいいからっ! で、媒体は?」
「さぁ、そのようなもの聞いたことがないな。体の基本構成が出来上がった後に、スカルペル人と地球人の特性を注入したと聞いたが」
「嘘よっ! 媒体もなしに基本構成なんて作れるはずないでしょ!! マフィンさん!」
「にゃ? ああ、ベェックのことニャね。あれはキノコを媒体にして賢者の石をにゃ、」
「キノコねっ。と、何かしらの媒体がないと命の設計図はできない! あんたにも媒体があるはずよ!?」
「そう言われてもな、父からはアミノ酸や核酸やたんぱく質などで作られた生命のソースを素に、それを賢者の石と融合させて私の体を産み出し、そこからスカルペル人と地球人の特性を追加したと」
「だからできないってっ」
「だから私も知らないっ。父は無から命を産み出すことに成功したんじゃないのか?」
「だとしたら、何なの、あんたの親父? 錬金術士は神の真似事はできても神じゃない。でも、アステ=ゼ=アーガメイトは神の奇跡を体現したってことよ! いやそれ以上かもっ。なにせ、人を産み出し、特性を付加するなんて滅茶苦茶なことをやっている! 何なの、あんたの親父!?」
「君なぁ、人の父親を何度も親父呼ばわりしないでくれるかっ」
と、言葉をぶつけるがフィナの耳にはまったく届いていないようで、机から離れ地団駄を踏み始めた。
「かぁ~、うっそでしょっ。おばあちゃんでもそこまでのことは無理よっ。天才!? 認めない! 絶対に認めない! 私ができないことができるなんて。こうなったら私も創るしかっ! ケント!」
「な、なんだ?」
「今から一緒にお風呂に来て!」
「はっ?」
「あんたの体を隅々まで調べるから!」
「いやいやいや、おかしいぞ、フィナ。それは大変おかしいぞ、フィナ」
「うっさい! レイ!」
「は、はい、なにかな?」
「あんたも風呂に!」
「え、ええ!?」
「二人ともっ、体の隅々まで調べるから、よろしく!」
フィナは執務室の扉を開き、私とレイにさっさと風呂に来いと忙しなく手を動かす。
私とレイは……。
「いや、よろしくはないぞ!」
「いや、よろしくはないよ!」
0
あなたにおすすめの小説
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
転生したら実は神の息子だった俺、無自覚のまま世界を救ってハーレム王になっていた件
fuwamofu
ファンタジー
ブラック企業で過労死した平凡サラリーマン・榊悠斗は、気づけば剣と魔法の異世界へ転生していた。
チート能力もない地味な村人として静かに暮らすはずだった……が、なぜか魔物が逃げ出し、勇者が跪き、王女がプロポーズ!?
実は神の息子で、世界最強の存在だったが、その力に本人だけが気づいていない。
「無自覚最強」な悠斗が巻き起こす勘違い系異世界英雄譚、ここに開幕!
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる