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第二章 世界を書き換える力
第32話 ルミナの謎
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――山道を下る
あと少しでカイリ国の迎えと落ち合う予定の場所へ到着する。
その手前の峠で、ギドラが不意に足を止めた。
彼は遥か向こうに広がる真っ青な海を見つめ、その巨躯を小刻みに震わせる。
「これが、海というものなのか……」
「カイリは大洋に面しているからな。ギドラ、君は海を見るのは初めてか?」
「あ、ああ、俺は大陸内部しか知らん。そうか、これが噂の……巨大な湖程度かと思っていたが、こんな……世界の彼方まで広がる水の光景とは……素晴らしい」
その言葉を最後に、彼は魂を奪われたかのようにひたすら海を眺め続けた。
私は微笑み、イロハに声をかけた。
「少し休憩を取ろう」
「クスッ、はい、アルト様」
手近な倒木に私が腰を下ろすと、イロハは手際よく木のコップを取り出し、皆に茶を配り始めた。
メールは草の絨毯の上にハンカチを敷いて座り、疲れを癒すようにふくらはぎを揉んでいる。
そしてアマネはというと……なぜか、ギドラの隣に立っていた。
殺気だった様子はないが、二人は何を話しているのだろうか?
――――アマネ・ギドラ
ギドラはアマネが傍らに立っていることにすら気づかぬ様子で、ただひたすらに海を眺めていた。
その隙だらけの姿にアマネは呆れたような声を漏らす。
「田舎者、海を見る、か……」
「ぬ、小娘。俺を愚弄する気か?」
「愚弄してるのはあんたの方でしょう。私はあんたを仇だと思っている。それなのに、目の前で隙だらけになるなんて」
「それは……」
「大体、隙だらけになれるほど余裕があるの? ここにいるメンバーは全員が手練れであんたの敵なのよ」
「まさか、俺を心配しているのか?」
「馬鹿なこと言わないでよ。ただ……確認したかったから」
「確認?」
アマネはこの疑問に答えを返そうとして、一度口を開きかけたが、すぐに閉じた。
そして、最初に浮かんだ言葉とは別の問いを投げかける。
「ギドラ、あんたはルミナの兵士をどう見る?」
「ルミナの兵士、か……」
ギドラは疲れた足をほぐすようにふくらはぎを懸命にマッサージするメールや、お茶請けの羊羹を用意しているイロハの姿を目にした。
「二人とも相当な手練れだ。あれほどの魔導士――帝国とてそうはいない。メイドの少女もまた素手で落石を受け流してた。大岩を受け流すなど、俺であっても至難の業。纏う気配は何ら普通だというのに。さらに、橋で出会ったドワーフやエルフもまた相当な手練れと見た」
「さっきイロハに聞いたんだけど、ルミナには百人の兵士しかいない。その中で、メールは『中位クラスの実力』だそうよ」
「――なっ!?」
「橋にいたエルフの女性は百人の下位クラス。ドワーフのおじさんに至っては民間人」
「……それはあり得ぬ! あのドワーフもエルフも、帝国であれば千人隊長クラスの実力はあるとみているぞ。メールはまだ年若いが、魔力の桁だけならば三千人隊長クラスはあるはずだ!」
「でも、ルミナでは一兵卒に過ぎない……」
「馬鹿な……ならば、ルミナの『上位兵』とはどれほどの実力を持っているのだ?」
「幾人かに会ったことがあるけど、正直底が見えない。自称ルミナナンバー2のブルックさんに至っては……パパ、いえ、父セッスイよりも強いかも」
「八大勇者最強と謳われるセッスイを……超えるだと……? それを統率するアルトとは、どれほどの高みに立っているのだ……?」
彼は震える瞳にアルトを映す。
(ガター様の仇……だが、俺の拳は奴に届くのか? 俺の一撃を、片手で受け止めた男を相手に……)
震えは、揺るぎない自信にひびを刻んでいく。
(――くっ! そうであっても、俺は退くわけにはいかん。だが、それ以上に……)
イロハとメールへ視線を移し、次に山道の橋、そして遠くルミナを見つめた。
(ルミナの精強さ。その秘密は一体なんだ? 一度は帝国の意に背いた俺だが、この情報を持ち帰る必要があるのでは? 帝国を思う、一魔族として)
ギドラの瞳には怯えと……小さな好奇心が宿り始め、ルミナの面々を見つめている。
その姿に、アマネは小さな息をついた。
(やっぱり、強さに意識がいくよね。私もそうだった。だけど、ルミナの本当の恐ろしさはそこじゃない…………真の恐ろしさは――ルミナが醸し出す、この雰囲気よ!)
ギドラの姿を新緑の瞳に丸ごと取り込み、仲間や民間人の犠牲を思い出し、憎しみの炎に薪をくべる。
だが――
(憎しみが薄い。薄くなっていく。私があんたに話しかけたのはそれを確かめたかった。憎い魔族であるはずのアルトと、普通に話している私。そして、ギドラに対しても冷静に話している私)
視線をギドラとアルトへとちらりちらりと振る。
(あんたはまだ気づいていない。帝国に逆らってまで、ここまで仇を追ってきたというのに、海を見ながらアルトと普通に会話をしていた。あり得る!? そんなの!? 相手は仇なんだよ!)
アマネは自分の心臓を掴み取るように、胸を強く握りしめる。
(ルミナにいると、対立することが馬鹿馬鹿しくなっていく。憎しみという負の感情が薄らいでいく。これはどうして? アルトという男がそうさせるの? ルミナという国がそうさせるの? それとも、別の何か?)
握りしめた胸から手を解き、強く拳を形作る。
(確信した。ルミナには何か目に見えない秘密がある。それを探らないと……探らないと……ルミナの雰囲気に、世界は沈む。見えない、不可思議な力に……)
あと少しでカイリ国の迎えと落ち合う予定の場所へ到着する。
その手前の峠で、ギドラが不意に足を止めた。
彼は遥か向こうに広がる真っ青な海を見つめ、その巨躯を小刻みに震わせる。
「これが、海というものなのか……」
「カイリは大洋に面しているからな。ギドラ、君は海を見るのは初めてか?」
「あ、ああ、俺は大陸内部しか知らん。そうか、これが噂の……巨大な湖程度かと思っていたが、こんな……世界の彼方まで広がる水の光景とは……素晴らしい」
その言葉を最後に、彼は魂を奪われたかのようにひたすら海を眺め続けた。
私は微笑み、イロハに声をかけた。
「少し休憩を取ろう」
「クスッ、はい、アルト様」
手近な倒木に私が腰を下ろすと、イロハは手際よく木のコップを取り出し、皆に茶を配り始めた。
メールは草の絨毯の上にハンカチを敷いて座り、疲れを癒すようにふくらはぎを揉んでいる。
そしてアマネはというと……なぜか、ギドラの隣に立っていた。
殺気だった様子はないが、二人は何を話しているのだろうか?
――――アマネ・ギドラ
ギドラはアマネが傍らに立っていることにすら気づかぬ様子で、ただひたすらに海を眺めていた。
その隙だらけの姿にアマネは呆れたような声を漏らす。
「田舎者、海を見る、か……」
「ぬ、小娘。俺を愚弄する気か?」
「愚弄してるのはあんたの方でしょう。私はあんたを仇だと思っている。それなのに、目の前で隙だらけになるなんて」
「それは……」
「大体、隙だらけになれるほど余裕があるの? ここにいるメンバーは全員が手練れであんたの敵なのよ」
「まさか、俺を心配しているのか?」
「馬鹿なこと言わないでよ。ただ……確認したかったから」
「確認?」
アマネはこの疑問に答えを返そうとして、一度口を開きかけたが、すぐに閉じた。
そして、最初に浮かんだ言葉とは別の問いを投げかける。
「ギドラ、あんたはルミナの兵士をどう見る?」
「ルミナの兵士、か……」
ギドラは疲れた足をほぐすようにふくらはぎを懸命にマッサージするメールや、お茶請けの羊羹を用意しているイロハの姿を目にした。
「二人とも相当な手練れだ。あれほどの魔導士――帝国とてそうはいない。メイドの少女もまた素手で落石を受け流してた。大岩を受け流すなど、俺であっても至難の業。纏う気配は何ら普通だというのに。さらに、橋で出会ったドワーフやエルフもまた相当な手練れと見た」
「さっきイロハに聞いたんだけど、ルミナには百人の兵士しかいない。その中で、メールは『中位クラスの実力』だそうよ」
「――なっ!?」
「橋にいたエルフの女性は百人の下位クラス。ドワーフのおじさんに至っては民間人」
「……それはあり得ぬ! あのドワーフもエルフも、帝国であれば千人隊長クラスの実力はあるとみているぞ。メールはまだ年若いが、魔力の桁だけならば三千人隊長クラスはあるはずだ!」
「でも、ルミナでは一兵卒に過ぎない……」
「馬鹿な……ならば、ルミナの『上位兵』とはどれほどの実力を持っているのだ?」
「幾人かに会ったことがあるけど、正直底が見えない。自称ルミナナンバー2のブルックさんに至っては……パパ、いえ、父セッスイよりも強いかも」
「八大勇者最強と謳われるセッスイを……超えるだと……? それを統率するアルトとは、どれほどの高みに立っているのだ……?」
彼は震える瞳にアルトを映す。
(ガター様の仇……だが、俺の拳は奴に届くのか? 俺の一撃を、片手で受け止めた男を相手に……)
震えは、揺るぎない自信にひびを刻んでいく。
(――くっ! そうであっても、俺は退くわけにはいかん。だが、それ以上に……)
イロハとメールへ視線を移し、次に山道の橋、そして遠くルミナを見つめた。
(ルミナの精強さ。その秘密は一体なんだ? 一度は帝国の意に背いた俺だが、この情報を持ち帰る必要があるのでは? 帝国を思う、一魔族として)
ギドラの瞳には怯えと……小さな好奇心が宿り始め、ルミナの面々を見つめている。
その姿に、アマネは小さな息をついた。
(やっぱり、強さに意識がいくよね。私もそうだった。だけど、ルミナの本当の恐ろしさはそこじゃない…………真の恐ろしさは――ルミナが醸し出す、この雰囲気よ!)
ギドラの姿を新緑の瞳に丸ごと取り込み、仲間や民間人の犠牲を思い出し、憎しみの炎に薪をくべる。
だが――
(憎しみが薄い。薄くなっていく。私があんたに話しかけたのはそれを確かめたかった。憎い魔族であるはずのアルトと、普通に話している私。そして、ギドラに対しても冷静に話している私)
視線をギドラとアルトへとちらりちらりと振る。
(あんたはまだ気づいていない。帝国に逆らってまで、ここまで仇を追ってきたというのに、海を見ながらアルトと普通に会話をしていた。あり得る!? そんなの!? 相手は仇なんだよ!)
アマネは自分の心臓を掴み取るように、胸を強く握りしめる。
(ルミナにいると、対立することが馬鹿馬鹿しくなっていく。憎しみという負の感情が薄らいでいく。これはどうして? アルトという男がそうさせるの? ルミナという国がそうさせるの? それとも、別の何か?)
握りしめた胸から手を解き、強く拳を形作る。
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