28 / 286
第四章 運命の歯車は音もなく回り始める
危険への入り口
しおりを挟む
――サシオン=コンベル邸
屋敷に到着すると、すぐさまサシオンが待つ執務室に通された。
サシオンの屋敷は二階建てで、庭は広く、庶民の家とは比べものにならないほど大きかったが、全体的に非常に質素なものだった。
豪華な彫刻や絵が飾っているわけでもなく、絢爛なインテリアがあるわけでもない。
騎士団の団長として、最低限の威風のみを表す程度のもの。
フォレは二階にある執務室の扉の前で、サシオンに声をかける。
彼の返事を受けて扉を開き、俺たちは中へ入った。
執務室も屋敷と同じく、無用な飾りなどない。
左右に本棚が置いてあり、本は全て仕事に必要な書籍や資料ばかり。
机の上にも資料や書類が積まれており、仕事の忙しさが見て取れる。
紙ばかりの部屋。
その中にある机の前で、サシオンはペンを片手に書類に目を通している。
彼はペンで書類に何かを記すと、ペンを置き、書類を書類の山の上に置いて、こちらへ顔を向けてきた。
「フォレ、ご苦労。ヤツハ殿、ご足労願い、すまぬな」
「いえ、いいけど。話って、何?」
「ああ、折り入って頼みたいことがあってな」
「先に言っとくけど、厄介事はやだよ。ただえさえ、仕事で忙しいってのに。はぁ~、なんでこんなに働かなきゃならないんだろ」
仕事をさぼりたい、さぼりたい、と思っているのに、色んな人から頼みごとをされて忙しいったらきりがない。
何度か面倒になり逃げだしたりもしたが、ピケとアプフェルに見つかってしまい、結局さぼることができず仕事をやらされる。
悪魔だよ、あの二人は……。
逃走先で、仁王立ちで構える二人の姿を思い出し、瞳から光が消えていくのをはっきりと感じる。
その生気を失った瞳をサシオンに見せつけ牽制するが、彼はたじろぐことなく正直すぎる言葉を漏らす。
「ふふ、忙しいところ申し訳ないが、私の話は、ヤツハ殿の嫌がる厄介事だ」
「はぁ~、やっぱり。でも、なんで厄介事を俺なんかに?」
「それは今から話す内容を聞いていただければ納得できるはずだ」
「そう言われたら、まず聞くしかないよね。ずるいなぁ」
「ふっ、誉め言葉ととっておこう。では、本題に入ろう。ヤツハ殿には市井の調査を願いたい」
「街の? 何の調査?」
「皆がどのように、何を思い、暮らしているのか」
「……街の監視役、密偵、隠密ってこと?」
「そういった意味もないとは言わない。だが、近衛騎士団としては皆の偽らざる気持ちを知りたいのだ」
「ふ~ん、街の人たちは騎士団に遠慮して本音を明かしていない。だから、色んな案件で実のところ、どう思っているか知りたいってわけか」
「その通りだ。私や他の騎士団の者では権威が邪魔をして胸襟を開いてくれぬ。そこでフォレに調査を頼んだのだが……騎士団という肩書きはどこまでも障害となってな」
「フォレに……ああ、そうか」
視線をフォレに送ると、彼は微妙な笑顔を浮かべる。
フォレは貧民街出身。
裏の事情にも詳しく、また、街の人たちとも親しみやすいとサシオンは考えたのだろうが、騎士団という名は思った以上に重かったわけだ。
そこで、俺に注目した。
自分で言うのもなんだが、様々な偶然と勘違いが重なって、街の人たちには一目置かれている。
それでいて、何かの権力機関に所属しているわけではない。
さらに、女性というのが都合がいい。
厳ついおっさんから、街のことをあれこれ聞かれたら誰もが警戒する。
その点、女なら井戸端会議の延長上で様々な話を引き出しやすい。
加えて、記憶喪失というところ。
多少おかしなことを聞いても、疑いの目は向けられにくい。
ただ、サシオンから見れば、記憶喪失の素性も知れぬ怪しげな女となるが……なぜ、そんな人間にこんな依頼をしたいんだろう?
何か切迫した事情があるはず。
俺はフォレから団長に視線を移す。
「その調査だけど、街の声を届けるだけじゃないんでしょ?」
「ふふ、察しが良いな。ヤツハ殿は裏通りの治安の状態を知っているか?」
「ああ、あまり良くないね」
「面目の立たぬ話だが、裏通りはさる御方が違法賭博場を作り仕切っている。その者は我らも手が出しにくい立場であり、また、なかなか尻尾を出さぬ」
「なるほど、だから裏通りは……サシオン団長がいるのにおかしいと思ってたよ。それで、さる御方とやらの名前は?」
「王族であらせられる、カルア=クァ=ミル様だ」
「ん? カルアって、たしか……」
フォレに顔を向けると、彼は静かに頷いた。
カルアとは、王都へ訪れる前にフォレが話していた、北方の司令官をやっていたけど左遷されて警備隊の隊長に降格された奴。
左遷に不満たらたらで、仕事をさぼり、フォレたち近衛騎士団に無用な負担を掛けている。
それだけに収まらず、王都で違法賭博場の経営とは……サダのおっさんがかわいく見えるくらいのろくでなしだな。
しかし、ろくでなしと言えど、王族。
サシオンとて、手を出しにくい。
同時にこの仕事の話は……俺はサシオンを睨みつける。
「何が街の調査だよっ。めっちゃ危険な話じゃん!」
「何もその身を危難へ晒せとは言わない。あくまでも、聞き取り程度で構わぬから協力を願いたい」
「その聞き取りが命とりだっての! ちょっとでも疑われたら、せっかく綺麗にしたドブ川に俺が浮かぶじゃんか」
「そのような危険が少ない調査を願うので構えずともよい」
「少ないってことは、ゼロじゃないってことだろ。そしてそのリスクは、あんたにだってある。どうして、俺に頼む? どこの誰だかわからない俺に、こんな話を持ち掛けるなんて」
この問いにサシオンは一拍おいて、俺の眼をまっすぐと見つめながら答えを返した。
「どこの誰だかわからないこそ」
射貫くような視線。
全身は総毛立ち、汗が噴き出てくる。
俺がどう言葉を返そうかと考えあぐねていると、言葉の意味に気づいたフォレがサシオンに食って掛かった。
屋敷に到着すると、すぐさまサシオンが待つ執務室に通された。
サシオンの屋敷は二階建てで、庭は広く、庶民の家とは比べものにならないほど大きかったが、全体的に非常に質素なものだった。
豪華な彫刻や絵が飾っているわけでもなく、絢爛なインテリアがあるわけでもない。
騎士団の団長として、最低限の威風のみを表す程度のもの。
フォレは二階にある執務室の扉の前で、サシオンに声をかける。
彼の返事を受けて扉を開き、俺たちは中へ入った。
執務室も屋敷と同じく、無用な飾りなどない。
左右に本棚が置いてあり、本は全て仕事に必要な書籍や資料ばかり。
机の上にも資料や書類が積まれており、仕事の忙しさが見て取れる。
紙ばかりの部屋。
その中にある机の前で、サシオンはペンを片手に書類に目を通している。
彼はペンで書類に何かを記すと、ペンを置き、書類を書類の山の上に置いて、こちらへ顔を向けてきた。
「フォレ、ご苦労。ヤツハ殿、ご足労願い、すまぬな」
「いえ、いいけど。話って、何?」
「ああ、折り入って頼みたいことがあってな」
「先に言っとくけど、厄介事はやだよ。ただえさえ、仕事で忙しいってのに。はぁ~、なんでこんなに働かなきゃならないんだろ」
仕事をさぼりたい、さぼりたい、と思っているのに、色んな人から頼みごとをされて忙しいったらきりがない。
何度か面倒になり逃げだしたりもしたが、ピケとアプフェルに見つかってしまい、結局さぼることができず仕事をやらされる。
悪魔だよ、あの二人は……。
逃走先で、仁王立ちで構える二人の姿を思い出し、瞳から光が消えていくのをはっきりと感じる。
その生気を失った瞳をサシオンに見せつけ牽制するが、彼はたじろぐことなく正直すぎる言葉を漏らす。
「ふふ、忙しいところ申し訳ないが、私の話は、ヤツハ殿の嫌がる厄介事だ」
「はぁ~、やっぱり。でも、なんで厄介事を俺なんかに?」
「それは今から話す内容を聞いていただければ納得できるはずだ」
「そう言われたら、まず聞くしかないよね。ずるいなぁ」
「ふっ、誉め言葉ととっておこう。では、本題に入ろう。ヤツハ殿には市井の調査を願いたい」
「街の? 何の調査?」
「皆がどのように、何を思い、暮らしているのか」
「……街の監視役、密偵、隠密ってこと?」
「そういった意味もないとは言わない。だが、近衛騎士団としては皆の偽らざる気持ちを知りたいのだ」
「ふ~ん、街の人たちは騎士団に遠慮して本音を明かしていない。だから、色んな案件で実のところ、どう思っているか知りたいってわけか」
「その通りだ。私や他の騎士団の者では権威が邪魔をして胸襟を開いてくれぬ。そこでフォレに調査を頼んだのだが……騎士団という肩書きはどこまでも障害となってな」
「フォレに……ああ、そうか」
視線をフォレに送ると、彼は微妙な笑顔を浮かべる。
フォレは貧民街出身。
裏の事情にも詳しく、また、街の人たちとも親しみやすいとサシオンは考えたのだろうが、騎士団という名は思った以上に重かったわけだ。
そこで、俺に注目した。
自分で言うのもなんだが、様々な偶然と勘違いが重なって、街の人たちには一目置かれている。
それでいて、何かの権力機関に所属しているわけではない。
さらに、女性というのが都合がいい。
厳ついおっさんから、街のことをあれこれ聞かれたら誰もが警戒する。
その点、女なら井戸端会議の延長上で様々な話を引き出しやすい。
加えて、記憶喪失というところ。
多少おかしなことを聞いても、疑いの目は向けられにくい。
ただ、サシオンから見れば、記憶喪失の素性も知れぬ怪しげな女となるが……なぜ、そんな人間にこんな依頼をしたいんだろう?
何か切迫した事情があるはず。
俺はフォレから団長に視線を移す。
「その調査だけど、街の声を届けるだけじゃないんでしょ?」
「ふふ、察しが良いな。ヤツハ殿は裏通りの治安の状態を知っているか?」
「ああ、あまり良くないね」
「面目の立たぬ話だが、裏通りはさる御方が違法賭博場を作り仕切っている。その者は我らも手が出しにくい立場であり、また、なかなか尻尾を出さぬ」
「なるほど、だから裏通りは……サシオン団長がいるのにおかしいと思ってたよ。それで、さる御方とやらの名前は?」
「王族であらせられる、カルア=クァ=ミル様だ」
「ん? カルアって、たしか……」
フォレに顔を向けると、彼は静かに頷いた。
カルアとは、王都へ訪れる前にフォレが話していた、北方の司令官をやっていたけど左遷されて警備隊の隊長に降格された奴。
左遷に不満たらたらで、仕事をさぼり、フォレたち近衛騎士団に無用な負担を掛けている。
それだけに収まらず、王都で違法賭博場の経営とは……サダのおっさんがかわいく見えるくらいのろくでなしだな。
しかし、ろくでなしと言えど、王族。
サシオンとて、手を出しにくい。
同時にこの仕事の話は……俺はサシオンを睨みつける。
「何が街の調査だよっ。めっちゃ危険な話じゃん!」
「何もその身を危難へ晒せとは言わない。あくまでも、聞き取り程度で構わぬから協力を願いたい」
「その聞き取りが命とりだっての! ちょっとでも疑われたら、せっかく綺麗にしたドブ川に俺が浮かぶじゃんか」
「そのような危険が少ない調査を願うので構えずともよい」
「少ないってことは、ゼロじゃないってことだろ。そしてそのリスクは、あんたにだってある。どうして、俺に頼む? どこの誰だかわからない俺に、こんな話を持ち掛けるなんて」
この問いにサシオンは一拍おいて、俺の眼をまっすぐと見つめながら答えを返した。
「どこの誰だかわからないこそ」
射貫くような視線。
全身は総毛立ち、汗が噴き出てくる。
俺がどう言葉を返そうかと考えあぐねていると、言葉の意味に気づいたフォレがサシオンに食って掛かった。
0
あなたにおすすめの小説
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる