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第九章 駆け抜ける日常
どちらも玉子料理
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地下水路と王女様観光案内の話以降、特に大きな出来事もなく、穏やかな日常が流れていく。
俺は届け物の配達後、そのまま宿に戻るのもつまんなかったのでテキトーに寄り道をすることにした。
いつも同じ場所の縁石で、パイプ片手に腰を掛けている白髭のおじいさんにご挨拶。
「こんにちは、おじいちゃん」
「おや、ヤツハちゃんか。ちょうどよかった、桃を持っていくかい?」
「ありがとうございます。わ~、こんなにたくさん、どうしたんですか?」
「ほっほっほ、孫が好きでねぇ。つい、買い過ぎてしまって」
「ふふ、そうなんですか。じゃあ、遠慮なくもらっていきますね」
「ああ、いっぱい持ってお行き。お友達にも分けてあげなさい」
いっぱいの桃が詰まった袋をいただき、お礼を述べて、おじいちゃんに手を振る。
(そうだ、桃は宿にいるみんなで分けようっと)
寄り道はやめて、宿へ足を向ける。
その途中で、よく掃除の仕事を依頼してくるおばさんに出会った。
「あら、ヤツハちゃん。うん、それは桃?」
「はい、ちょっといただきまして」
「そうなの。そうだ、うちもいっぱいサクランボが余っててね。少し待ってて」
おばさんは砂煙を上げながらどこかへ向かっていった。相変わらず、足が速い。
ほどなくして、大量のサクランボが詰まった袋を片手に戻ってきた。
「はい、サクランボ。今年のは良い出来だから、とっても美味しいよ」
「ありがとうございます」
桃とサクランボを両手に抱えて、サンシュメを目指す。
途中、いつもの男の子と女の子に捕まった。
相変わらず口の悪い男の子が、棒きれを振り回しながら話しかけてくる。
「ヤツハ~、仕事?」
「いや、帰る途中だけど。てか、さん付けくらいしろ!」
「ええ~」
「ええ~、じゃねぇよ」
「ねぇねぇ、ヤツハおねえちゃん。何を持っているの?」
「ああ、いろいろ果物を貰ってな。よかったら、少し食べるか?」
「わ~、おねえちゃん、ありがとう」
「おお~、ヤツハ、じゃない。ヤツハさん、太っ腹」
「調子いいな、お前は。だけど、女に太っ腹は褒め言葉としてはいまいちだぞ」
子どもたちに頂いた果物を分け、女の子とおしゃべりをし、男の子を数度ぶん回して、ようやくサンシュメへ到着。
一階の食堂を入るとすぐに、ピケの声が届いた。
「いらっしゃ、あ、おねえちゃん。おかえり~」
「ああ、ただいま。これ、お土産」
「うわ~、くだものがいっぱい。どうしたの?」
「街の人から貰っちゃった」
ピケの後ろから、ひょこりとピンクの猫耳が飛び出てくる。
「果物? ヤツハ、もちろん私にもくれるよね」
「アプフェル……やるけどさ、とりあえずよだれ拭けよ」
「出てないでしょ、いい加減なこと言わないで!」
アプフェルの大声に、奥から二人の女性の声が返ってくる。
「まぁ、アプフェルさん。なんて、品のないこと」
「ええ、そうですね。これだから、人狼族は……」
パティとアマンが二人仲良くため息をついて、呆れたような視線をアプフェルへ投げている。
アプフェルはすぐさま後ろを振り向き、しっぽを逆立てた。
「あんたたちぃ、喧嘩売ってんの?」
「申し訳ありません、アプフェルさん。フィナンシェ家は商家としての一面もありますけど、喧嘩という商品は取り扱いしておりませんの」
「人猫族はあなたに喧嘩ではなくて、真実を売っているだけですよ」
「この二人は~、まとめて、潰す!」
「落ち着け、アプフェル。二人もそう突っかかるなよ。とりあえず、果物でも食べて一息入れようぜ」
みんなに果物を配り、席に着く。
いつの間に手にしたのか、サダさんはサクランボをグラスに浮かべて、お酒の味を楽しんでいる。
この人の飲んでいないときは見たことないけど、肝臓は大丈夫なんだろうか?
パティは桃を手にして、固まっている。
どうやら、まるかじりをしたことがないらしく戸惑っている様子。
見かねたピケが桃の皮を剥いてから大きな口を開けて、がぶりと食べるようにレクチャーする。
パティは戸惑いながらも、ピケの言うとおりに桃をぱくりと噛んだ。
その様子を俺やアプフェル、アマンが微笑ましく見守る。
俺もサクランボを摘まんで、口に放り込む。
新鮮な果実の香りが鼻腔を突き抜け、甘酸っぱい味が喉を駆け下りていく。
(うっま。日本にいた頃はあんまり生の果物は取らなかったなぁ。田舎に住んでた頃は食べてたけど。引っ越してからはたいてい何かのお菓子に加工されているものばっかだったし。お菓子かぁ……)
桃を見つめながら、お菓子のことを考える。
コンビニで手軽にいろんな種類のお菓子が買えた日本とは違い、王都サンオンでは専門のお店にでも行かないと手に入りにくい。
それも、ほとんどがケーキやクッキーやキャンディなど。
(でも、そういうお菓子の気分じゃないな。もっと、しっとりとつるんとした感じの……プリン?)
プリン――アクタに来て、一度も見かけたことのないお菓子。
どこかに存在するかもしれないけど、少なくともサンオンにはない。
俺はプリンのことを思い出して、急激に食べたくなってきた。
とはいえ、作り方を全く知らない。
だが、俺には引き出しの能力があるっ。
そんなわけで、一縷の望みをかけて目を閉じた。
箪笥を前にして、料理のプレートが付いた引き出しを覗き込む。
引き出しの隅にぽつりと輝く、プリンの知識。
「よし、プリンの作り方は見たことがあるみたいだ。あとはそれを脳の記憶から引きずり出すだけ」
俺は意気揚々とプリンの知識に触れた。
<プリンに必要な材料>
材料(六個分)……牛乳500cc・砂糖70g・卵Lサイズ3個・バニラエッセンス少々・カラメル。
カラメルの材料……砂糖70g・水大さじ3杯。
「少なっ。ええ、材料ってこんなもんなの、プリンって。ええ~っと、作り方は」
<プリンの作り方>
1、小鍋に牛乳と砂糖を入れて、沸騰させないように砂糖を溶かす。バニラエッセンスを加え、冷ましておく。
2、卵を割って溶き、先ほどの牛乳と混ぜ合わせ、しっかりと濾す。
3、出来上がったプリンの溶液を器に入れ、底の深い鍋に並べたら、半分くらい器が浸るまで水を入れる。
4.火をかけて、沸騰したら蓋をする。その後、弱火で10分程度かける。
5、串などを刺して、火が通っていればOK。あとは粗熱を取って、冷やしておく。
<カラメルの作り方>
1、砂糖と水を容器に入れてラップをせずに電子レンジ……。
「電子レンジって、ないからっ。えっと、レンジを使わないで作る方法は…………あったっ」
1、小鍋にグラニュー糖と水を入れて、中火~強火にかけて薄くカラメル色になるまで焦がす。短時間で焦げるので、火力には注意。
2、火を止めて、弱火か予熱でお好みのカラメル色になるまで調整。
3、少しずつ水を入れながら、カラメルと均一になるように混ぜる。
4、容器に移して終了。
「いけるな、そんなに難しくない。よしっ」
目を開けて、引き出しの世界より帰る。
そして、早速トルテさんに、カウンター席の内側にある厨房を貸してもらうことにした。
俺が厨房でプリン作りの準備をしていると、みんなは興味を持ったようで、カウンター席に集まってきた。
アプフェルが首を突っ込んできて、俺の手元を見つめる。
そして、思わぬ料理名を口にした。
「何を作り気なの? 卵、溶いて……まさか、茶碗蒸し?」
俺は届け物の配達後、そのまま宿に戻るのもつまんなかったのでテキトーに寄り道をすることにした。
いつも同じ場所の縁石で、パイプ片手に腰を掛けている白髭のおじいさんにご挨拶。
「こんにちは、おじいちゃん」
「おや、ヤツハちゃんか。ちょうどよかった、桃を持っていくかい?」
「ありがとうございます。わ~、こんなにたくさん、どうしたんですか?」
「ほっほっほ、孫が好きでねぇ。つい、買い過ぎてしまって」
「ふふ、そうなんですか。じゃあ、遠慮なくもらっていきますね」
「ああ、いっぱい持ってお行き。お友達にも分けてあげなさい」
いっぱいの桃が詰まった袋をいただき、お礼を述べて、おじいちゃんに手を振る。
(そうだ、桃は宿にいるみんなで分けようっと)
寄り道はやめて、宿へ足を向ける。
その途中で、よく掃除の仕事を依頼してくるおばさんに出会った。
「あら、ヤツハちゃん。うん、それは桃?」
「はい、ちょっといただきまして」
「そうなの。そうだ、うちもいっぱいサクランボが余っててね。少し待ってて」
おばさんは砂煙を上げながらどこかへ向かっていった。相変わらず、足が速い。
ほどなくして、大量のサクランボが詰まった袋を片手に戻ってきた。
「はい、サクランボ。今年のは良い出来だから、とっても美味しいよ」
「ありがとうございます」
桃とサクランボを両手に抱えて、サンシュメを目指す。
途中、いつもの男の子と女の子に捕まった。
相変わらず口の悪い男の子が、棒きれを振り回しながら話しかけてくる。
「ヤツハ~、仕事?」
「いや、帰る途中だけど。てか、さん付けくらいしろ!」
「ええ~」
「ええ~、じゃねぇよ」
「ねぇねぇ、ヤツハおねえちゃん。何を持っているの?」
「ああ、いろいろ果物を貰ってな。よかったら、少し食べるか?」
「わ~、おねえちゃん、ありがとう」
「おお~、ヤツハ、じゃない。ヤツハさん、太っ腹」
「調子いいな、お前は。だけど、女に太っ腹は褒め言葉としてはいまいちだぞ」
子どもたちに頂いた果物を分け、女の子とおしゃべりをし、男の子を数度ぶん回して、ようやくサンシュメへ到着。
一階の食堂を入るとすぐに、ピケの声が届いた。
「いらっしゃ、あ、おねえちゃん。おかえり~」
「ああ、ただいま。これ、お土産」
「うわ~、くだものがいっぱい。どうしたの?」
「街の人から貰っちゃった」
ピケの後ろから、ひょこりとピンクの猫耳が飛び出てくる。
「果物? ヤツハ、もちろん私にもくれるよね」
「アプフェル……やるけどさ、とりあえずよだれ拭けよ」
「出てないでしょ、いい加減なこと言わないで!」
アプフェルの大声に、奥から二人の女性の声が返ってくる。
「まぁ、アプフェルさん。なんて、品のないこと」
「ええ、そうですね。これだから、人狼族は……」
パティとアマンが二人仲良くため息をついて、呆れたような視線をアプフェルへ投げている。
アプフェルはすぐさま後ろを振り向き、しっぽを逆立てた。
「あんたたちぃ、喧嘩売ってんの?」
「申し訳ありません、アプフェルさん。フィナンシェ家は商家としての一面もありますけど、喧嘩という商品は取り扱いしておりませんの」
「人猫族はあなたに喧嘩ではなくて、真実を売っているだけですよ」
「この二人は~、まとめて、潰す!」
「落ち着け、アプフェル。二人もそう突っかかるなよ。とりあえず、果物でも食べて一息入れようぜ」
みんなに果物を配り、席に着く。
いつの間に手にしたのか、サダさんはサクランボをグラスに浮かべて、お酒の味を楽しんでいる。
この人の飲んでいないときは見たことないけど、肝臓は大丈夫なんだろうか?
パティは桃を手にして、固まっている。
どうやら、まるかじりをしたことがないらしく戸惑っている様子。
見かねたピケが桃の皮を剥いてから大きな口を開けて、がぶりと食べるようにレクチャーする。
パティは戸惑いながらも、ピケの言うとおりに桃をぱくりと噛んだ。
その様子を俺やアプフェル、アマンが微笑ましく見守る。
俺もサクランボを摘まんで、口に放り込む。
新鮮な果実の香りが鼻腔を突き抜け、甘酸っぱい味が喉を駆け下りていく。
(うっま。日本にいた頃はあんまり生の果物は取らなかったなぁ。田舎に住んでた頃は食べてたけど。引っ越してからはたいてい何かのお菓子に加工されているものばっかだったし。お菓子かぁ……)
桃を見つめながら、お菓子のことを考える。
コンビニで手軽にいろんな種類のお菓子が買えた日本とは違い、王都サンオンでは専門のお店にでも行かないと手に入りにくい。
それも、ほとんどがケーキやクッキーやキャンディなど。
(でも、そういうお菓子の気分じゃないな。もっと、しっとりとつるんとした感じの……プリン?)
プリン――アクタに来て、一度も見かけたことのないお菓子。
どこかに存在するかもしれないけど、少なくともサンオンにはない。
俺はプリンのことを思い出して、急激に食べたくなってきた。
とはいえ、作り方を全く知らない。
だが、俺には引き出しの能力があるっ。
そんなわけで、一縷の望みをかけて目を閉じた。
箪笥を前にして、料理のプレートが付いた引き出しを覗き込む。
引き出しの隅にぽつりと輝く、プリンの知識。
「よし、プリンの作り方は見たことがあるみたいだ。あとはそれを脳の記憶から引きずり出すだけ」
俺は意気揚々とプリンの知識に触れた。
<プリンに必要な材料>
材料(六個分)……牛乳500cc・砂糖70g・卵Lサイズ3個・バニラエッセンス少々・カラメル。
カラメルの材料……砂糖70g・水大さじ3杯。
「少なっ。ええ、材料ってこんなもんなの、プリンって。ええ~っと、作り方は」
<プリンの作り方>
1、小鍋に牛乳と砂糖を入れて、沸騰させないように砂糖を溶かす。バニラエッセンスを加え、冷ましておく。
2、卵を割って溶き、先ほどの牛乳と混ぜ合わせ、しっかりと濾す。
3、出来上がったプリンの溶液を器に入れ、底の深い鍋に並べたら、半分くらい器が浸るまで水を入れる。
4.火をかけて、沸騰したら蓋をする。その後、弱火で10分程度かける。
5、串などを刺して、火が通っていればOK。あとは粗熱を取って、冷やしておく。
<カラメルの作り方>
1、砂糖と水を容器に入れてラップをせずに電子レンジ……。
「電子レンジって、ないからっ。えっと、レンジを使わないで作る方法は…………あったっ」
1、小鍋にグラニュー糖と水を入れて、中火~強火にかけて薄くカラメル色になるまで焦がす。短時間で焦げるので、火力には注意。
2、火を止めて、弱火か予熱でお好みのカラメル色になるまで調整。
3、少しずつ水を入れながら、カラメルと均一になるように混ぜる。
4、容器に移して終了。
「いけるな、そんなに難しくない。よしっ」
目を開けて、引き出しの世界より帰る。
そして、早速トルテさんに、カウンター席の内側にある厨房を貸してもらうことにした。
俺が厨房でプリン作りの準備をしていると、みんなは興味を持ったようで、カウンター席に集まってきた。
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