238 / 286
第二十七章 女神コトア
数多の宇宙から訪れる少年たち
しおりを挟む
私は近藤ちゃんの場面から移動して、草原で途方に暮れている少年の前に立つ
「なるほど。この少年とは違う、別世界の同一存在である少年は、近藤ちゃんとあんなことになるんだ。次はどこを見ようかな? うん、最初から見よう」
場面は、目の前にいる少年がアクタへ訪れる前に移る。
無に投棄された少年は負の想像の反映に逆らっていた。
並みの者なら闇に怯え恐怖が心を包む。
それなのに少年は、無の世界に自分の部屋を浮かべて、のんびりと煎餅を食べている。
「ええ~、なにこの子? 危機感ってものがないのかなぁ」
自分の想像を反映させて、くつろぐ少年。
その姿に、神である私は嫉妬してしまった。
「私には創造ができないのに、有の存在は神でなくとも無に自分の想像を反映できるなんて、プンプンだね…………ん?」
私は少年の魂の中に潜む、別の魂を感じ取る。
「これって……前世? こんなに明確に感じ取れるなんて、かなり生に執着のある存在みたいだね。あ~、これが彼の罪なんだ」
私は少年の罪を知る。
少年は前世の罪である、神の持ち物を盗んだ罪を償うことができずに宇宙追放刑を受けていた。
「はぁ~、相変わらず、有の世界の連中の誇り高いこと……あっ」
少年の部屋が崩壊を始めた。
想像を生み続けることに疲れてしまったみたい。
「ま、そうなるよね。でも、少しの間とはいえ、無の世界で普通に居られるなんて、変わった子……それで、ここから~」
部屋を失い無に漂う少年の前に地蔵菩薩が現れた。
地蔵菩薩は少年の精神力に驚きつつも、刑罰の重さに同情し、少年は私の世界へ送られる。
無には、地蔵菩薩だけが残る。
私は彼に話しかけた。
「どうして、こんなことを?」
「え? これは虚無の女神コトア様。接触は法度のはずですが?」
「ここは無。私の世界。ルールを破ってるのはそっちだよ。それに、宇宙追放刑を受けた者へ救済を与えるのもね」
「ええ、そうですね」
私はもう一度問う。
「どうして?」
「それは……私が人間に近づきすぎたからです。人の目線を持ち、彼の受けた刑罰を理不尽と感じてしまいました。前世が犯した罪を何も知らずに背負わされるなど……蒙昧な存在には重すぎます」
「そうなんだ。君って、変わり者だね」
「はは、その通りです。コトア様、どうかあの少年をよろしくお願いします」
「うん、ど~んとこいだよ。って言っても、誰か一人に肩入れはできないんだけどね。じゃね」
場面を切り替え、少年の生涯を見つめる。
彼の中に潜んでいた魂は無の世界で自分を具現しようとしたけど、あっさり消え去り、少年は何事もなく、ごく平凡な人生を歩み、終える。
それを私は少しもったいないと思っていた。
「魔法を操る才を持っているのに、魔道に関わらないなんて。もっとも、魔力に恵まれなかったからだけど……ううん、魔力を納める器は並々ならない。となると、私の所為かな?」
少年は魔法を操る才――人が制御力と呼ぶ才を持っていた。
でも、魔力が乏しく、魔道を歩む機会がなかった。
そして、彼の魔力が乏しい原因は私にあった。
それは神にあるまじき行為……。
「無の世界で創造を可能とする君に私は嫉妬しちゃった。だから、私の祝福を受けたマフープが君の中に入ることを拒絶しちゃったんだね」
マフープは私の力の一端。
それらには極めて小さな私の意思が宿っている。
その意思たちは少年に嫉妬した私の思いを受けて、彼の中に取り込まれることを拒絶しちゃったみたい。
これじゃ、必要最低限の取り込みがやっとで、少年の身に魔力が満たされることはない。
「はぁ~、神とあろうものが人に嫉妬だなんて……でも、それ以外にもあの子に対する無意識の警戒感があるのかも」
少年にはもう一つ、特別な才があった。
それは情報に触れ、操る力。
その力あったからこそ、無の世界で少しの間だけ生存できた。
「あの子。ちょっとだけ、情報を操れるんだ。無の世界でくつろいでた様子といい、かなり変な子なのかも。でも、全部魔力不足で意味を成してないけど……それでも、危険な存在」
情報に触れる力。
これが有の世界なら、よほど強力な力を持たない限り、特に役立つことはない。
だけど、このアクタでは違う。
アクタは情報が積み上げられてできた世界。
万が一、その情報に触れてしまったら、彼の脳が壊れるか、それとも……。
「ふ~ん、この時点での私は、彼が情報に触れることを警戒して、その力を封じたんだ」
だからこそ、別の場面にいる私は、今の私へと意識を統合してきた。
「ふむふむ、たしかにアクタを大きく飛躍……ううん、もっとすごいことになりそう。だけど、さすがにそれは有の存在が黙っててくれない。だからって、人のように手持ちの情報のみで動かないといけないなんて」
計画が完遂できた、もしくは道筋を作ることに成功した場面にいる私と意識が統合できない。
それはつまり、先の場面が定まっていないということ。
そしてそれを見ようと力を行使すれば、監視者たちに計画の存在が見つかってしまう。
「わ~、人みたいに手探りで歩かなきゃいけないんだ。私、神なのに……でも、ちょっと面白そう」
先が全く見えない道を歩く。
それはとても怖いこと。
だけど、怖いという感情も含めて、私は手探りで歩く行為を楽しく感じている。
「よし、移動できる場面。必要とする場面に変えよっと」
私の視界はぐるぐると回り、目の前に次々と場面が現れては通り抜けていく。
その場面は全て、あの少年の場面。
あの少年は時間にズレがあるものの、様々な宇宙から私の世界に訪れている。
「あの子たちは別の宇宙からやってきた水野みたいに、色んな宇宙からやってくるんだ。でも、どれも似たような人生で終わってる」
宇宙は違っても、少年はみんな、前世の罪を償っていないという理不尽な刑を受け、宇宙を追放される。
そこを地蔵菩薩に救われ、アクタへ。
少年に魔法の才あれど、マフープから拒絶されて魔力がほとんど宿らないため、魔道に触れることはない。
そして、どの少年もやがては結婚し、数人の子どもに恵まれ、幸せな生涯を終えている。
私は多くの少年たちを目にして、その情報を集める。
そして、行動パターンを読み取り、人間のように予測する。
「うまく誘導できれば、私が思い描いた計画が実る。よしっ」
場面を予知不可能の見えない場面へと移す。
ここからはほぼ手探り。
場面を見ようとする場合、予測の混じる不完全な場面となる。
ここから私は手に入れた情報を元に、先を予測し行動する。人のように……。
「なるほど。この少年とは違う、別世界の同一存在である少年は、近藤ちゃんとあんなことになるんだ。次はどこを見ようかな? うん、最初から見よう」
場面は、目の前にいる少年がアクタへ訪れる前に移る。
無に投棄された少年は負の想像の反映に逆らっていた。
並みの者なら闇に怯え恐怖が心を包む。
それなのに少年は、無の世界に自分の部屋を浮かべて、のんびりと煎餅を食べている。
「ええ~、なにこの子? 危機感ってものがないのかなぁ」
自分の想像を反映させて、くつろぐ少年。
その姿に、神である私は嫉妬してしまった。
「私には創造ができないのに、有の存在は神でなくとも無に自分の想像を反映できるなんて、プンプンだね…………ん?」
私は少年の魂の中に潜む、別の魂を感じ取る。
「これって……前世? こんなに明確に感じ取れるなんて、かなり生に執着のある存在みたいだね。あ~、これが彼の罪なんだ」
私は少年の罪を知る。
少年は前世の罪である、神の持ち物を盗んだ罪を償うことができずに宇宙追放刑を受けていた。
「はぁ~、相変わらず、有の世界の連中の誇り高いこと……あっ」
少年の部屋が崩壊を始めた。
想像を生み続けることに疲れてしまったみたい。
「ま、そうなるよね。でも、少しの間とはいえ、無の世界で普通に居られるなんて、変わった子……それで、ここから~」
部屋を失い無に漂う少年の前に地蔵菩薩が現れた。
地蔵菩薩は少年の精神力に驚きつつも、刑罰の重さに同情し、少年は私の世界へ送られる。
無には、地蔵菩薩だけが残る。
私は彼に話しかけた。
「どうして、こんなことを?」
「え? これは虚無の女神コトア様。接触は法度のはずですが?」
「ここは無。私の世界。ルールを破ってるのはそっちだよ。それに、宇宙追放刑を受けた者へ救済を与えるのもね」
「ええ、そうですね」
私はもう一度問う。
「どうして?」
「それは……私が人間に近づきすぎたからです。人の目線を持ち、彼の受けた刑罰を理不尽と感じてしまいました。前世が犯した罪を何も知らずに背負わされるなど……蒙昧な存在には重すぎます」
「そうなんだ。君って、変わり者だね」
「はは、その通りです。コトア様、どうかあの少年をよろしくお願いします」
「うん、ど~んとこいだよ。って言っても、誰か一人に肩入れはできないんだけどね。じゃね」
場面を切り替え、少年の生涯を見つめる。
彼の中に潜んでいた魂は無の世界で自分を具現しようとしたけど、あっさり消え去り、少年は何事もなく、ごく平凡な人生を歩み、終える。
それを私は少しもったいないと思っていた。
「魔法を操る才を持っているのに、魔道に関わらないなんて。もっとも、魔力に恵まれなかったからだけど……ううん、魔力を納める器は並々ならない。となると、私の所為かな?」
少年は魔法を操る才――人が制御力と呼ぶ才を持っていた。
でも、魔力が乏しく、魔道を歩む機会がなかった。
そして、彼の魔力が乏しい原因は私にあった。
それは神にあるまじき行為……。
「無の世界で創造を可能とする君に私は嫉妬しちゃった。だから、私の祝福を受けたマフープが君の中に入ることを拒絶しちゃったんだね」
マフープは私の力の一端。
それらには極めて小さな私の意思が宿っている。
その意思たちは少年に嫉妬した私の思いを受けて、彼の中に取り込まれることを拒絶しちゃったみたい。
これじゃ、必要最低限の取り込みがやっとで、少年の身に魔力が満たされることはない。
「はぁ~、神とあろうものが人に嫉妬だなんて……でも、それ以外にもあの子に対する無意識の警戒感があるのかも」
少年にはもう一つ、特別な才があった。
それは情報に触れ、操る力。
その力あったからこそ、無の世界で少しの間だけ生存できた。
「あの子。ちょっとだけ、情報を操れるんだ。無の世界でくつろいでた様子といい、かなり変な子なのかも。でも、全部魔力不足で意味を成してないけど……それでも、危険な存在」
情報に触れる力。
これが有の世界なら、よほど強力な力を持たない限り、特に役立つことはない。
だけど、このアクタでは違う。
アクタは情報が積み上げられてできた世界。
万が一、その情報に触れてしまったら、彼の脳が壊れるか、それとも……。
「ふ~ん、この時点での私は、彼が情報に触れることを警戒して、その力を封じたんだ」
だからこそ、別の場面にいる私は、今の私へと意識を統合してきた。
「ふむふむ、たしかにアクタを大きく飛躍……ううん、もっとすごいことになりそう。だけど、さすがにそれは有の存在が黙っててくれない。だからって、人のように手持ちの情報のみで動かないといけないなんて」
計画が完遂できた、もしくは道筋を作ることに成功した場面にいる私と意識が統合できない。
それはつまり、先の場面が定まっていないということ。
そしてそれを見ようと力を行使すれば、監視者たちに計画の存在が見つかってしまう。
「わ~、人みたいに手探りで歩かなきゃいけないんだ。私、神なのに……でも、ちょっと面白そう」
先が全く見えない道を歩く。
それはとても怖いこと。
だけど、怖いという感情も含めて、私は手探りで歩く行為を楽しく感じている。
「よし、移動できる場面。必要とする場面に変えよっと」
私の視界はぐるぐると回り、目の前に次々と場面が現れては通り抜けていく。
その場面は全て、あの少年の場面。
あの少年は時間にズレがあるものの、様々な宇宙から私の世界に訪れている。
「あの子たちは別の宇宙からやってきた水野みたいに、色んな宇宙からやってくるんだ。でも、どれも似たような人生で終わってる」
宇宙は違っても、少年はみんな、前世の罪を償っていないという理不尽な刑を受け、宇宙を追放される。
そこを地蔵菩薩に救われ、アクタへ。
少年に魔法の才あれど、マフープから拒絶されて魔力がほとんど宿らないため、魔道に触れることはない。
そして、どの少年もやがては結婚し、数人の子どもに恵まれ、幸せな生涯を終えている。
私は多くの少年たちを目にして、その情報を集める。
そして、行動パターンを読み取り、人間のように予測する。
「うまく誘導できれば、私が思い描いた計画が実る。よしっ」
場面を予知不可能の見えない場面へと移す。
ここからはほぼ手探り。
場面を見ようとする場合、予測の混じる不完全な場面となる。
ここから私は手に入れた情報を元に、先を予測し行動する。人のように……。
0
あなたにおすすめの小説
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる