【完結】オメガの半身 〜王太子と公爵家の双子〜

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第23話 発情

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「アムルっ! アムルっ! 愛してるっ……」

 アミードは、アムルを今度こそ寝台に押し倒した。

「アミード、ずっと、ずっと言えなかったけど……、僕も、アミードのことを……っ」

 続きは、アミードの唇に塞がれる。

「アムル、もう何も心配しないでいいよ。だから……、今だけは何もかも忘れて、俺のことだけ考えて。いいね?」

 アミードの言葉に、アムルは頷いた。

「いいよ。アミード……」

 アムルは両手を伸ばし、アミードの身体を抱きしめる。


「アムル……、気づいてる? アムルの身体、さっきからすごく熱い……」

 アミードがアムルの白い軍服のボタンを一つ一つ外していく。

「そうなんだ、さっきから、息も、苦しくて……」

 アムルが額に手を置く。

「それにこの匂い……、たまらないよ……っねえ、アムル。俺の身体も反応して熱くなってきてる。もしかして……、これ……っ」

 アミードの息も荒い。頬は蒸気していて、赤い瞳は濡れている。


 ーーヒート。


「どうしよう、アミード……、いままでずっと、自分のオメガ性を封印してきたんだ。だから……、こんなのっ、
どうすればいいかわからないよ!」

 アムルは不安げに、アミードの腕を掴んだ。

「わかってるよ。アムル。俺のために……、自分で自分に呪いをかけたんだね……。
でも、もう大丈夫だよ。アムルが俺の呪いを解いてくれたみたいに、俺がアムルの呪いを解いてあげる……」

 はだけられた胸元を、アミードの手のひらで撫でられると、アムルの全身には電流のような刺激が走った。

「はあっ……!あ、ああ!」

「アムル、自分を開放して。オメガだから、アムルは俺と番になれるんだ。
自分がオメガであることを否定しないで!」

 アミードがアムルのズボンも下着ごと取り去った。

 全裸になったアムルの全身を、アミードは指で優しくたどっていく。


「マーリクに、いっぱい愛されていたんだね……」

 まだところどころに残る赤い痕に、ひとつずつアミードは口づけていく。

「ああっ、アミード、どうしようっ……! 身体が、熱くて、変になるっ!」

 アミードが与える刺激に、アムルの身体は跳ねる。

 初めて迎えるヒートに、アムルはなすすべがなかった。

 そんなアムルを目の前にして、アミードの身体もどんどん昂っていく。

「アムル、俺も、……だいぶやばいよ。このままじゃ、ラットで完全に理性を無くしそう。
アムル、大丈夫? 絶対優しくしたいから、お願い……、あんまり俺を刺激しないで……」


「アミードっ、アミードがほしい。ずっと、ずっと待ってたんだ。
僕は、ずっと、アミードのものだよっ!」

 アムルの言葉に、アミードは奥歯を食いしばり眉根を寄せる。

「くそっ、無自覚なんだろうけど、ラットのアルファをこんなに煽ったらどうなるか、わかってるの? アムル……、
……っ、ひどくしたくないんだ、駄目だよ、そんな目で俺を見ないでっ」

 アミードが震える手で、アムルの両肩を掴む。

「いいよっ、アミード、ひどくして! 僕を、めちゃくちゃにして、アミードのものにしてっ!
もうアミードしかいらない、アミード、アミードがほしいんだっ!!」

 アムルの濡れる瞳に、アミードはぎりぎりと歯ぎしりする。

「もう、どうなっても知らないよ、アムル……、いいの? 俺はアムルを俺のものにするよ!」

「アミード、アミード、好きなんだ、愛してる……、ずっと、ずっと前から……っ」


 ――ヒートを迎えたアムルには、もう自分の想いをせき止めることなどできなかった。
 アミードへの自分の想いを自覚し、認めたことで、アムルはようやくオメガとしての自我を取り戻したのだった。

 はあはあと荒い息を繰り返すアムルを見下ろし、アミードは着ていた漆黒の軍服を乱雑に脱ぎ捨てた。


「アムル……、もう、絶対に、逃さないから……、覚悟して……っ!」


 アミードの赤い魔眼が煌めき、ついにアムルを捕獲した。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「あ、あ、ああああああ!!」

 グチュグチュと、アムルの胎内をアミードの剛直が行き交っている。

「すごい、すごいっ、アミード、もっと、もっと、欲しいっ……」

 アムルは必死でアミードの背中に縋りついている。

「そんなにいやらしく俺を誘って……、後悔しても、知らないからなっ!」

 アミードはアムルの片足を自分の肩にかけると、さらに結合を深くした。

「くはっ、あ、ああああ!」

「まだ奥にいけるね? アムルっ」

 いったん腰を引いたところで、間髪入れずにアムルの最奥までアミードが押し入ってくる。

「ぐわっ、あ、あっ、深いっ、深いよっ、アミード! こんなのっ、あ、あんっ、駄目、駄目っ…‥」

 アムルの喉が反る。
 その白い曲線に、アミードは舌を這わせた。

「まだ、まだだよ、アムル。もっと、もっと感じさせてあげる。もういやっていうくらい……、もう他の誰かじゃ満足できなくなるくらい……っ」

 アムルの弱いところを、アミードが何度も擦っていく。

「あ、あ、あ、あ……」

 アムルの中心部はずっとだらだらと白い蜜を流し続けている。

「ああ、アムルの中……、初めてアムルと一つになったときと同じくらい熱いよ。俺のこと、締め付けてくれてる」

 アミードがアムルの首筋に何度も吸い付き、赤い痕を散らせた。


「ふうっ、あ、あ、アミードっ、おかしい、さっきから、なんか、変なんだ……、ずっと、ずっとすごく気持ちよくて、おかしくなる…‥」

「ああ、すごく感じてくれてるんだね……、かわいい、アムル。ずっとイキっぱなしになってるよ…‥」

 立ち上がったままのアムルのペニスを、アミードはそっと指で撫でる。

「ああんっ、んあっ、駄目っ、駄目ッ、変になる、からっ!」

「もっともっと変になっていいんだよ。誰も知らないアムルを、俺だけに見せて……」

「あ、アミード、アミード、もっと、もっと触ってっ、あっ……」

 アミードがアムルの胸の突起を唇に含むと、アムルの身体がびくびくと反応する。

「ここ、ツンととがって、おいしそうに赤くなってるよ。たくさん吸ってあげるね」

 結合したまま、胸にも刺激を与えられ、アムルは全身を痙攣させた。

「アミードっ、アミードっ、気持ちいいっ、気持ちいいよっ……」

「俺も、すごく気持ちいいよ、アムル……、じゃあ、もうちょっとだけ、深くにいれようね。
アムルの中、もっと感じさせて……。アムルの全身で、俺を包み込んで……」

「あ、んっ、アミードっ、きて……っ、もっともっと深くで繋がりたい……っ」

 アムルの言葉に、アミードはほほ笑み、口づけた。

「大好きだよ、俺だけのアムル……、もう一生、俺の側から離さないからね……っ」

 アミードはさらにアムルの足を大きく広げさせると、一気にアムルの最奥まで貫いていった。

「あっ、ああああああああああああっ!」


 結腸を抜かれ、さらに奥まで……。オメガとアルファだけがたどり着ける境地……。

 まるで境界線がなくなり、溶けあって一つになってしまうような感覚……。



「番になろう、アムル……っ」

 アミードが、アムルのうなじに歯を突き立てる。

「アミード、早くっ……、僕をアミードのものにして……っ!」


 そのままアミードの犬歯が、アムルの白い肌を突き破る。


「アミード、熱い……っ」

 ――痛いはずなのに、アムルは悦びの感情に包まれていた。


 身体の奥底に熱い飛沫を感じたアムルは、絶頂を感じたまま意識を手放した……。



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