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第23話 治療という名の快楽
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「んあっ、あっ、あっ、はあっ……!!」
アンドレが俺の中を行き交っている。
不思議な気分だった。さっきまで他人だったのに、こうしてセックスすることで、俺達にはもうすでに特別な絆が紡がれていた。
「ジュール様っ、すごくいいですよっ、はあっ、いつもならもっと我慢するところですが、先にあなたのここに私の子種をいっぱいあげましょうねっ」
アンドレが俺の下腹部を撫でる。と、同時に、ゴリッとアンドレの陰茎が俺の内部を擦った。
「あっ、あんっ、すごいっ、気持ちいい、もうっ……、早くっ」
俺はアンドレの背中に、両手を回す。
アンドレの銀色の髪が、動くたびに俺の頬をくすぐった。
「出しますよっ、……っ!」
「あっ、ああああああっ!!!!」
俺の内部に熱い飛沫がほとばしった。
「あ……!」
俺は驚きの声を上げていた。
アンドレの精を胎内に受けたことで、身体の中の血流が急に活発になり、急速に俺の意識は明瞭になった。
さっきまで重だるくて動かすのも億劫だった全身も、驚くほど軽くなっている。
ーー中出しすれば回復するって、本当だったんだ。
「よかった……、なんとか間に合いましたね。ジュール様が想像以上に抵抗なさるので、一時はどうなるかと思いました」
ほっと胸をなでおろすアンドレ。そのことからも、純粋に俺の体調を思っての行為だったということがわかる。
だというのに、俺は……、初対面でのセックスは嫌だとか、あれやこれやとアンドレを困らせて……。
「ごめん、なさい。それから、ありがとう、ございます」
俺は寝台の上に座り直すと、アンドレに頭を下げる。
「ふふっ、謝罪など不要ですよ。顔色も随分良くなりましたね」
アンドレは俺の金茶の癖毛をくしゃりと撫でた。
引き締まった身体に甘く整った顔。こうして見てもびっくりするくらいのイケメンだ。なにか事情があったとはいえ、俺の相手をしてくれたことが奇跡のようだ。
「あなたは俺の命の恩人ですっ……、なんとお礼を……」
「では、お礼代わりといってはなんですが、元気になったジュール様をもう一度味あわせていただきましょうか?」
「へ?」
あっさりと押し倒された俺。アクアブルーの瞳が俺を見下ろしている。
「さきほどは、治療優先とはいえ、あまりにもあっけなかったですからね。ジュール様の可愛いお声も全然聞き足りませんし……、ああ、ジュール様もたくさん感じさせてあげますからね。ええ、これももちろん治療の一環ですよ。一回くらいの射精では、一ヶ月持たないかもしれませんからね。そうですね、保険のためにも、3回くらいは出しておきましょうか?」
「え、は? いや、俺はもうっ……」
「アンドレ、と呼んでください。ジュール様」
「アンドレ、俺は、そのっ、わあああああっ!」
問答無用とばかりに、ぱくりと俺の陰茎をアンドレは咥え込んだ。
「ちょっ、あ、あ、ああああっ!!」
巧みな口淫に、俺はあっという間に果ててしまう。
「ああ、美味しかったですよ。ジュール様」
アンドレは艶めかしい表情で唇を拭う。
「あ、あ、アンタっ……」
「正直、シャンタル様から依頼を受けた時は、迷いがあったんです。こういう仕事をしておりますが、ほとんどがうら若い女性がお相手なもので……。もしいざというときに勃たなかったら、どうしようかと……。
しかし、杞憂でしたね。ジュール様、あなたはどこもかしこも可愛らしい。さすがは、あのマリユス・ロルジュが淫紋を刻んだ相手だけあります。この私が、男のモノを咥えただけでギンギンになってしまうなんて……」
ぺらぺらと喋りながらも、アンドレは俺の背中の下に枕を敷くと、俺の片足を自分の肩にかけた。
「ちょ、ちょっと、ま、待って……」
「はい、ジュール様、息を吐いて、大きく吸って……」
元来真面目な俺。言われたことにはとりあえず従ってしまう。
「はーっ、ふっ、んあっ、あああああああああ!!!」
息を吐き出して、力が抜けた瞬間をアンドレは見逃すはずはなく、ズドンと俺にそのご立派なペニスを突き立ててきた。
「ああっ、たまらないっ、淫紋の影響だけではないですねっ、ジュール様、あなたはっ、本当にっ……!」
ずんずんと腰をすすめられると、俺も快感を求めて腰を振ってしまう。
「あっ、あんっ、アンドレっ、奥っ、気持ちいいっ、やっ、あっ、駄目っ、駄目なのにっ…!!」
さきほどアンドレに出された精液が、ぐちゅぐちゅと俺の胎内で音を立てる。それを喜ぶように、俺の内部はアンドレの陰茎をきゅうきゅうと締め付けていく。
「はあっ、ジュール様っ、あなたは、どれだけ……っ」
「アンドレっ、ああんっ、感じちゃう、感じちゃうよぉっ!!」
「くっ、これは……まずいですね……っ、ジュール様の対応は、慎重にしないと、私までっ、身を滅ぼしてしまいそうです」
足首を持たれ、ぐっと引き寄せられると、最奥までアンドレの一物が届いた。
「ああ、だめ、それ、以上は……っ!!」
「わかりました。もちろん、開発済み、ですねっ」
ズドン、と容赦なく押し込まれた。
「くはっ、ああっ、おおっ、やあっ、結腸、やっ、あ!!!!」
「ああ、天にも昇る気持ちです……、やっとわかりました。これが、役得というもの、ですねっ」
結腸を抜かれ、グニグニと攻められると、俺の身体からがくんと力が抜ける。
「あ、は、ああああ……」
「おやおや、まだへばってもらっては困りますよ。お姉様に支払っていただいた分、しっかり私の子種をお受け取りくださいませっ!」
「ひゃああああっ、無理っ、あっ、もう、無理ぃ! 許して、許してっ!!」
また早いピストンを開始され、俺はもう弛緩したまま、動けなくなってしまう。
「ジュール様、申し訳ありませんが、最後までお付き合いくださいね……」
アンドレに耳元で囁かれた時、俺は確信した。
ーーこの男は、新手の悪魔だ……。
アンドレが俺の中を行き交っている。
不思議な気分だった。さっきまで他人だったのに、こうしてセックスすることで、俺達にはもうすでに特別な絆が紡がれていた。
「ジュール様っ、すごくいいですよっ、はあっ、いつもならもっと我慢するところですが、先にあなたのここに私の子種をいっぱいあげましょうねっ」
アンドレが俺の下腹部を撫でる。と、同時に、ゴリッとアンドレの陰茎が俺の内部を擦った。
「あっ、あんっ、すごいっ、気持ちいい、もうっ……、早くっ」
俺はアンドレの背中に、両手を回す。
アンドレの銀色の髪が、動くたびに俺の頬をくすぐった。
「出しますよっ、……っ!」
「あっ、ああああああっ!!!!」
俺の内部に熱い飛沫がほとばしった。
「あ……!」
俺は驚きの声を上げていた。
アンドレの精を胎内に受けたことで、身体の中の血流が急に活発になり、急速に俺の意識は明瞭になった。
さっきまで重だるくて動かすのも億劫だった全身も、驚くほど軽くなっている。
ーー中出しすれば回復するって、本当だったんだ。
「よかった……、なんとか間に合いましたね。ジュール様が想像以上に抵抗なさるので、一時はどうなるかと思いました」
ほっと胸をなでおろすアンドレ。そのことからも、純粋に俺の体調を思っての行為だったということがわかる。
だというのに、俺は……、初対面でのセックスは嫌だとか、あれやこれやとアンドレを困らせて……。
「ごめん、なさい。それから、ありがとう、ございます」
俺は寝台の上に座り直すと、アンドレに頭を下げる。
「ふふっ、謝罪など不要ですよ。顔色も随分良くなりましたね」
アンドレは俺の金茶の癖毛をくしゃりと撫でた。
引き締まった身体に甘く整った顔。こうして見てもびっくりするくらいのイケメンだ。なにか事情があったとはいえ、俺の相手をしてくれたことが奇跡のようだ。
「あなたは俺の命の恩人ですっ……、なんとお礼を……」
「では、お礼代わりといってはなんですが、元気になったジュール様をもう一度味あわせていただきましょうか?」
「へ?」
あっさりと押し倒された俺。アクアブルーの瞳が俺を見下ろしている。
「さきほどは、治療優先とはいえ、あまりにもあっけなかったですからね。ジュール様の可愛いお声も全然聞き足りませんし……、ああ、ジュール様もたくさん感じさせてあげますからね。ええ、これももちろん治療の一環ですよ。一回くらいの射精では、一ヶ月持たないかもしれませんからね。そうですね、保険のためにも、3回くらいは出しておきましょうか?」
「え、は? いや、俺はもうっ……」
「アンドレ、と呼んでください。ジュール様」
「アンドレ、俺は、そのっ、わあああああっ!」
問答無用とばかりに、ぱくりと俺の陰茎をアンドレは咥え込んだ。
「ちょっ、あ、あ、ああああっ!!」
巧みな口淫に、俺はあっという間に果ててしまう。
「ああ、美味しかったですよ。ジュール様」
アンドレは艶めかしい表情で唇を拭う。
「あ、あ、アンタっ……」
「正直、シャンタル様から依頼を受けた時は、迷いがあったんです。こういう仕事をしておりますが、ほとんどがうら若い女性がお相手なもので……。もしいざというときに勃たなかったら、どうしようかと……。
しかし、杞憂でしたね。ジュール様、あなたはどこもかしこも可愛らしい。さすがは、あのマリユス・ロルジュが淫紋を刻んだ相手だけあります。この私が、男のモノを咥えただけでギンギンになってしまうなんて……」
ぺらぺらと喋りながらも、アンドレは俺の背中の下に枕を敷くと、俺の片足を自分の肩にかけた。
「ちょ、ちょっと、ま、待って……」
「はい、ジュール様、息を吐いて、大きく吸って……」
元来真面目な俺。言われたことにはとりあえず従ってしまう。
「はーっ、ふっ、んあっ、あああああああああ!!!」
息を吐き出して、力が抜けた瞬間をアンドレは見逃すはずはなく、ズドンと俺にそのご立派なペニスを突き立ててきた。
「ああっ、たまらないっ、淫紋の影響だけではないですねっ、ジュール様、あなたはっ、本当にっ……!」
ずんずんと腰をすすめられると、俺も快感を求めて腰を振ってしまう。
「あっ、あんっ、アンドレっ、奥っ、気持ちいいっ、やっ、あっ、駄目っ、駄目なのにっ…!!」
さきほどアンドレに出された精液が、ぐちゅぐちゅと俺の胎内で音を立てる。それを喜ぶように、俺の内部はアンドレの陰茎をきゅうきゅうと締め付けていく。
「はあっ、ジュール様っ、あなたは、どれだけ……っ」
「アンドレっ、ああんっ、感じちゃう、感じちゃうよぉっ!!」
「くっ、これは……まずいですね……っ、ジュール様の対応は、慎重にしないと、私までっ、身を滅ぼしてしまいそうです」
足首を持たれ、ぐっと引き寄せられると、最奥までアンドレの一物が届いた。
「ああ、だめ、それ、以上は……っ!!」
「わかりました。もちろん、開発済み、ですねっ」
ズドン、と容赦なく押し込まれた。
「くはっ、ああっ、おおっ、やあっ、結腸、やっ、あ!!!!」
「ああ、天にも昇る気持ちです……、やっとわかりました。これが、役得というもの、ですねっ」
結腸を抜かれ、グニグニと攻められると、俺の身体からがくんと力が抜ける。
「あ、は、ああああ……」
「おやおや、まだへばってもらっては困りますよ。お姉様に支払っていただいた分、しっかり私の子種をお受け取りくださいませっ!」
「ひゃああああっ、無理っ、あっ、もう、無理ぃ! 許して、許してっ!!」
また早いピストンを開始され、俺はもう弛緩したまま、動けなくなってしまう。
「ジュール様、申し訳ありませんが、最後までお付き合いくださいね……」
アンドレに耳元で囁かれた時、俺は確信した。
ーーこの男は、新手の悪魔だ……。
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