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第22話 生きていく覚悟
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一気にまくし立てた俺に、アンドレは眼を丸くした。
「……ふふっ、あ、アハハハっ!」
何故か爆笑するアンドレ。
「ちょっ、何なんですかっ、あなたっ! 失礼すぎませんっ!?」
「いえいえ、大変申し訳ありませんでした。ジュール様があまりにも……、そう、あまりにも純粋すぎて、少し、びっくりしてしまいました。まさか淫紋持ちの方からこんなことを言われるとは思いもせず……。
私は仕事柄、今までにも淫紋持ちの方のお相手をしたことは何度かあるのですが……、これは、本当に想像以上ですね。さすがのあのマリユス・ロルジュもきっと手を焼いたことでしょう」
「……フォローになってません」
むくれる俺に、アンドレは手をのばす。
「……っ」
アンドレの指が、俺の唇をなぞった。
「ジュール様のお気持ちはよくわかります。もちろん、セックスは心の繋がりがあってこそというお考えも否定するつもりはありません。ですが、今は緊急事態です。ジュール様が私と心の繋がりを持つ時間は残されておりません」
「……」
うつむく俺の頬を、アンドレは愛しげに撫でた。
「ジュール様、そんな顔をしないでください。これは、治療なのですよ。今だけは、お互い割り切りましょう。
さきほど、あのテオドール様に必ず元気になると約束されていましたよね?
この淫紋の影響で、あなたは一月のうちに一度は男の精を胎内に受けないと、衰弱して命を落とす宿命にあるのです!」
「そんなっ」
俺は大きなショックを受けていた。軽い気持ちで了承してしまった淫紋が、自分の命を脅かすことになってしまうとは……。
つくづく軽率すぎた自分が嫌になる。これも自業自得なのか……。
「分かっていただけましたか? これから先のことは、とにかく一度私と交わってから詳しく話し合いましょう。一度精気を補充されたあとは、かなり体調も回復されるでしょうから」
アンドレは慈愛に満ちた視線を俺に向けると、再び俺の上に乗った。
「……俺っ、元気になりたいんです。元気になってテオドールを、立派な大人に……っ!」
「ジュール様はとても素敵な方ですね。私も、契約違反とわかっていても、心を動かされてしまいます。あなたは、とても危険な方だ……」
アンドレが俺の首筋に優しくキスをする。
「俺っ、あの……」
「力を抜いて、大丈夫ですよ。すべて、忘れさせてあげます……」
アンドレの一物が、俺の後孔にあてがわれる。
俺は、息を止める。
「ジュール様っ……!」
「ちょ、ちょっとだけ待って! お願いっ! もう最後にするからっ!」
俺はアンドレの背中を叩く。
「……なんでしょうか?」
呆れ顔のアンドレ。
「あの、俺、考えたんだけどっ! 経口摂取というのはありなのではないでしょうかっ! 身体の中に入れる必要があるんだったら、口からでも……」
「つまりは、ジュール様が私にフェラチオしてくださる、と?」
アンドレの言葉に俺はこくこくと頷いた。
「そう、それで、出されたものを俺が飲んで、そうすれば、きっと……」
「とても魅力的なお申し出ですが、却下です」
アンドレはほほえみながら俺を絶望の底に叩き起こす。
「でも……」
「可能性はゼロとはいいませんが、試すほどの時間も労力も残されていません。もしそれで駄目だった場合、ジュール様の体力と精神力のダメージが大きすぎます。
では、もういいですね。
ジュール様、これでも私は自分にそこそこ自信を持っているつもりです。ですが……、ここまでジュール様に拒絶されて、私もすこし傷ついています」
やばい、アンドレの額に青筋が浮かんでいる。
「す、すみませんっ、俺っ、そんなつもりはっ! あなたはすごく、綺麗で素敵です。俺なんかにはもったいないくらいの……」
「それを聞いて安心いたしました。では、ジュール様、覚悟を決めましたね?」
「えっ、あ、ん、あ、あああああああっ!!!!」
その穏やかな外見は想像できないくらいの激しさで、俺はアンドレに一突きにされていた。
「……ふふっ、あ、アハハハっ!」
何故か爆笑するアンドレ。
「ちょっ、何なんですかっ、あなたっ! 失礼すぎませんっ!?」
「いえいえ、大変申し訳ありませんでした。ジュール様があまりにも……、そう、あまりにも純粋すぎて、少し、びっくりしてしまいました。まさか淫紋持ちの方からこんなことを言われるとは思いもせず……。
私は仕事柄、今までにも淫紋持ちの方のお相手をしたことは何度かあるのですが……、これは、本当に想像以上ですね。さすがのあのマリユス・ロルジュもきっと手を焼いたことでしょう」
「……フォローになってません」
むくれる俺に、アンドレは手をのばす。
「……っ」
アンドレの指が、俺の唇をなぞった。
「ジュール様のお気持ちはよくわかります。もちろん、セックスは心の繋がりがあってこそというお考えも否定するつもりはありません。ですが、今は緊急事態です。ジュール様が私と心の繋がりを持つ時間は残されておりません」
「……」
うつむく俺の頬を、アンドレは愛しげに撫でた。
「ジュール様、そんな顔をしないでください。これは、治療なのですよ。今だけは、お互い割り切りましょう。
さきほど、あのテオドール様に必ず元気になると約束されていましたよね?
この淫紋の影響で、あなたは一月のうちに一度は男の精を胎内に受けないと、衰弱して命を落とす宿命にあるのです!」
「そんなっ」
俺は大きなショックを受けていた。軽い気持ちで了承してしまった淫紋が、自分の命を脅かすことになってしまうとは……。
つくづく軽率すぎた自分が嫌になる。これも自業自得なのか……。
「分かっていただけましたか? これから先のことは、とにかく一度私と交わってから詳しく話し合いましょう。一度精気を補充されたあとは、かなり体調も回復されるでしょうから」
アンドレは慈愛に満ちた視線を俺に向けると、再び俺の上に乗った。
「……俺っ、元気になりたいんです。元気になってテオドールを、立派な大人に……っ!」
「ジュール様はとても素敵な方ですね。私も、契約違反とわかっていても、心を動かされてしまいます。あなたは、とても危険な方だ……」
アンドレが俺の首筋に優しくキスをする。
「俺っ、あの……」
「力を抜いて、大丈夫ですよ。すべて、忘れさせてあげます……」
アンドレの一物が、俺の後孔にあてがわれる。
俺は、息を止める。
「ジュール様っ……!」
「ちょ、ちょっとだけ待って! お願いっ! もう最後にするからっ!」
俺はアンドレの背中を叩く。
「……なんでしょうか?」
呆れ顔のアンドレ。
「あの、俺、考えたんだけどっ! 経口摂取というのはありなのではないでしょうかっ! 身体の中に入れる必要があるんだったら、口からでも……」
「つまりは、ジュール様が私にフェラチオしてくださる、と?」
アンドレの言葉に俺はこくこくと頷いた。
「そう、それで、出されたものを俺が飲んで、そうすれば、きっと……」
「とても魅力的なお申し出ですが、却下です」
アンドレはほほえみながら俺を絶望の底に叩き起こす。
「でも……」
「可能性はゼロとはいいませんが、試すほどの時間も労力も残されていません。もしそれで駄目だった場合、ジュール様の体力と精神力のダメージが大きすぎます。
では、もういいですね。
ジュール様、これでも私は自分にそこそこ自信を持っているつもりです。ですが……、ここまでジュール様に拒絶されて、私もすこし傷ついています」
やばい、アンドレの額に青筋が浮かんでいる。
「す、すみませんっ、俺っ、そんなつもりはっ! あなたはすごく、綺麗で素敵です。俺なんかにはもったいないくらいの……」
「それを聞いて安心いたしました。では、ジュール様、覚悟を決めましたね?」
「えっ、あ、ん、あ、あああああああっ!!!!」
その穏やかな外見は想像できないくらいの激しさで、俺はアンドレに一突きにされていた。
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