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第一章 ラスト=エゴ・アルター
第四話 真の勇者
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☆ミクス・ジュエラ
わたしは彼女が好きだ。結局伝えられなかった。
《翼》が「アルトラ・ルーシャ」の身柄を引き取る時、悔いがわたしを包み込んだ。
まさか《翼》がここまでクズだとは思わなかった。彼女を生贄に、何かを行おうとしている。それは、戦争か、もっとひどい何かだ。
昔からの仲、いわゆる幼馴染だった私たちは、沢山の行動を共にしてきた。そして、密かな恋心も。彼女は、何かあるごとにわたしを守ってくれた。優しくて、勇気があって、素敵だった。いつかは伝えたいと思っていた。でも……死んでしまったら永遠にその時は来ない。
彼女が死ぬところをただ見ているだけなんて嫌すぎる。なんでもいいから行動を起こしたかった。そんな時、ユキ・テルラに誘われた。
「革命派に入らないか?」
と。
革命派、現状を打破しようと活躍する部隊の事だ。そんなかっこいいものに、わたしは誘われた。これは、チャンスだ。何をするにも勇気が無く、いつも守られてばっかりだった自分とサヨナラできる。
わたしは決意した。絶対に彼女を救い出して。
告白するんだ。
そう思いを馳せた。
わたしから見た「アルトラ・ルーシャ」ちゃんは、何よりも、《真の勇者》だった。だったらわたしは、彼女を横で一番支援できる……ヒロインになりたい。
わたしは、ユキに言葉を返した。
「わたしでよければ参加させてください」
わたしは彼女が好きだ。結局伝えられなかった。
《翼》が「アルトラ・ルーシャ」の身柄を引き取る時、悔いがわたしを包み込んだ。
まさか《翼》がここまでクズだとは思わなかった。彼女を生贄に、何かを行おうとしている。それは、戦争か、もっとひどい何かだ。
昔からの仲、いわゆる幼馴染だった私たちは、沢山の行動を共にしてきた。そして、密かな恋心も。彼女は、何かあるごとにわたしを守ってくれた。優しくて、勇気があって、素敵だった。いつかは伝えたいと思っていた。でも……死んでしまったら永遠にその時は来ない。
彼女が死ぬところをただ見ているだけなんて嫌すぎる。なんでもいいから行動を起こしたかった。そんな時、ユキ・テルラに誘われた。
「革命派に入らないか?」
と。
革命派、現状を打破しようと活躍する部隊の事だ。そんなかっこいいものに、わたしは誘われた。これは、チャンスだ。何をするにも勇気が無く、いつも守られてばっかりだった自分とサヨナラできる。
わたしは決意した。絶対に彼女を救い出して。
告白するんだ。
そう思いを馳せた。
わたしから見た「アルトラ・ルーシャ」ちゃんは、何よりも、《真の勇者》だった。だったらわたしは、彼女を横で一番支援できる……ヒロインになりたい。
わたしは、ユキに言葉を返した。
「わたしでよければ参加させてください」
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