IRREGULAR~異世界人しか出てこねえ異世界モノ~

陸一 潤

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6.ドーナツホール

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「わたし、御存じだと思うけれど、エリカよ! エリカ=クロックフォード! よろしく! 」
「あ、は、はい」
 満面の笑みのエリカが、選挙運動中の候補者と支持者みたいに、両手で握りしめたビスの右手をぶんぶんと上下に振った。8歳のエリカと同じくらいの身長の(つまりぼくとも同じくらいの)彼は、勢いに圧されてのけぞっている。
 彼を一目見て、ぼくはあれほど登場を渋った理由を理解していた。

(禁忌の子……そう。なら、『本(ぼく)』に姿を見せるのはためらうよな。差別はまだ強いし。誰だって怖いもの)
 それでもうちの家は、家長である曾祖母の考えにならって穏健派だ。もちろん『禁忌の子』に進んで関わりはしないけれど。
 まあ、どうであったとしても。
 ぼくには彼と話す理由がある。彼には訊きたいことが山ほどあるのだ。

「あっ」
「? どうしたの、エリカ」
「う、ううん。なんでもない……ねえ、ケイリスクさん。なんだか上が騒がしいわ」
「迎えが来たんでしょうか。見てきますね」
「ええ……」
 吹き抜けの階段を上っていくビス=ケイリスクの背中を見送り、エリカは重いため息を吐いた。
「……どうしたの」
「な、なんでもない」
 視線を合わせない。様子がどこかおかしい。

 ……なんだか嫌な予感がする。

「ねえ、エリカ。きみ、何か隠してる? 」
「……ああ、そうね」
 口を濁して、エリカは紫紺の瞳を伏せる。……緊張している?

 視線を隠すようにうつむいた彼女は、ゆっくりとぼくに向き直り、深く息をついた。つい、ぼくのほうも居住まいを正す。
「……そう。もう、時間は無いもの、ね。話さないのは、それこそマナー違反……取り返しのつかないことになってからじゃあ遅い。自分でなんとかしようと思ったけれど、無理みたい」

 自分に言い聞かせるように呟いて、顔を上げた彼女は、ぞっとするほど暗い目をしていた。


「……わたし、命を狙われてるの」
「……塾の襲撃は、きみを狙っていたっていうの。そんなの、誰が。きみみたいな小さい子を……」
「決まってるでしょう。管理局のひとよ」
 ぴしゃりとエリカは言った。
「まさか」
 ぼくは、大きく首を振る。
「管理局は、『本』との関係が運営に密接に関わっている組織だ。『本』は異世界に行けないかわりに、イレギュラーたちの生活を支えてる。共生関係ってやつなんだ。設立から何百年も『本』との関係を悪くしないよう神経を使ってるんだよ? 管理局職員が『本』の子供を何人も殺したなんてことがあったら、どんな混乱があるか。この国に住む人なら身に染みてわかってるはずだ」

「わたしには、細かい事情は分からない。でも、わたしが知ってる事実はそれだけよ。今、管理局には、わたしを殺そうって思うひとと、わたしを生かして利用しようってひとと、わたしを助けようとしてくれるひと、三通りのひとがいる。わたしは、『わたしを助けたいひと』に連れてこられたけれど、ここに着てすぐ、適当な理由をつけて引き離された。それで、ここは一枚岩じゃあないって気が付いたわ」
「きみを殺す? 管理局の職員が? ……なんでそんな必要が」
「わたしは、何もしちゃいない。何かできるはずもない。あいつらが怖がってるのは、わたしじゃなくって、わたしの父親。顔も合わせたことが無いひとよ。むかし、管理局相手に何かしたらしいわ。わたしを殺したいやつらは、わたしを管理局にいれることで、その父が取り返しに来ると思ってる。それが怖くて、わたしを殺そうとした。だから、教えてもらったルートと方法で、あの塾に向かおうとしたの。『本』には手を出せない。管理局って組織は、『本』にだけは手を出すにはいかない……そう教えてもらってた。だから隙を突いて逃げてやったのよ。」
「なんでそんな……もっと早く言ってくれなかったの。きみは、ぼくと会ったあのときには、自分を殺そうとする管理局職員から逃げて来たところだったってことでしょう!? それならもっと……」
(……いや)と、ぼくは思い直した。
「……ぼくには、言えなかったのか」

 少しの間に、ぼくにはこの少女の性質が分かってきている。
 この子はとても義理堅い。そして、とても優しいのだ。

「……わたし、勘が利くのよ」
 エリカは、強く奥歯を噛み締めた。
 ――――浮かぶのは、怒り。

「笑ってたって、自分に向けられた危険はわかるわ……。でも、管理局には、個人の感情だけじゃあどうにもできない守るものがあるはず。『本の一族』は、管理局にとって傷つけられない大切なひとたち。子供のわたしは、大人になるまで管理局の職員のところで育てられるはずだった。でも、だからこそわたしは、『本』の家に……あなたの先生のところに預けられることになっていたの。『本』のところに行けば、管理局の職員は手を出せなくなる。『本』のあなたがいたら、わたしは安全。そう思ってた。でも、敵は思っていたよりもっと馬鹿だった。……言い訳じゃないの。友達がほしいのもほんとう……」
『本』といれば安全。そう聞いた彼女は身を守る術として、『本(ぼく)』を道案内に同行させることに成功した。すぐに別れるつもりでも、利用したことに罪悪感を抱いて、きっと何も言えなかったのだろう。
 さらには、ぼくがあの塾の生徒だったという偶然もあった。罪悪感は膨らんでいくばかり。気丈な彼女の胸の内に、どれほどのものが秘められていたのだろう。
 ―――――この子は、ぼくと違ってほんとうに8歳の女の子なのに。ぼくはそれが、少し悲しかった。

 剥き出しの怒りが、水分になってエリカの瞳に湛えられている。薄い透明な膜に、緑の明かりが反射して揺らめいていた。
 光を閉じ込めたままの水粒が、彼女の強張った頬からぽろぽろと零れる。
 それを見ながら、ぼくは思っていた。
 ……どうしてぼくは、彼女のような怒りを、この胸に抱いていないんだろう?
 ほんの数時間前、あの血濡れの紙吹雪を見た時、ぼくは自分が何を想ったのかを思い出せない。3歳から毎日のように通った学び舎の成れの果て。学友たち。師範代。9年間の思い出すら、夢だったようだ。霞のように頼りない。
 彼女の中に燃え上がる怒りの一端も、ぼくの中には見つからない。
 これは、とてもおかしなことなのではないだろうか?
 ぼくはただただ、目の前の彼女の涙がやるせない。
 ……彼女が抱えるものが大きすぎて、ぼくにはどうしようもないことばかりだからだ。

 エリカは吠える。

「―――――ほんとうだったから……っ! こんなことになっても、言えなかった! わたしも大馬鹿者よ! 」

「―――――きみはわるくない! 」

 びくりと彼女の体が跳ねた。

「ケイリスクさん……」
 感情が燃えた青い瞳が、睨むように天井を一瞥した。瞳の色が、ワントーン明るくなった気さえする。
「すみません。聞いてしまいました。しかし、事情はわかったつもりです。つまり、今から来る管理局の職員に、犯人がいる可能性があるということですよね。ぼくが、信用できる管理局の職員を呼びます。それまで入口の電源を切って時間を稼ぐ。だいじょうぶ。『そと』からここにくるには、管理局の設置したワープゲートからの転移しかありません。移動に時間はかかりません。いまから呼べば、本部から10分ほどの時間差で来てくれます。いいですか。あなたはわるくない。ぜったいに」
 そう言って、彼はもう一度吹き抜けを駆け上がっていった。

「……そうだよ。エリカ。彼の言う通りだ。魔女は嘘をつかないんだろ。きみは8歳の女の子だ。危ない人から逃げたのも、次に自分を守ってくれる人のところに行こうと思ったのも、なんにも間違ったことじゃない。ぼくが巻きこまれたことは……偶然だ。まず無事に家に帰ることを考えよう」
「……い、家なんて。言ったでしょ、もう、わたし、帰れない……『どこか』に逃げるしか……」
「『どこか』じゃ、もう会えないだろ。しっかりして! 」
 エリカはこくこくと頷いた。

 さっそくビス=ケイリスクの声で、スピーカーが喋る。
『……もうしわけありません。さきほどの『彼ら』の強引な転移によるシステムエラーで、入口の電源が入りません。もう少々おまちください』
『システムエラァー? ……ったく、大丈夫なのか? 復旧はどれくらいかかる? こっちもトラブル続きで急いでンだよ。』

 男の声だった。
「……わたしを連れて行こうとしたひと」
「……敵? 」
 エリカは頷いた。

『いま、本部に連絡をしたので、後続して職員がやってきます。十分ほどになるかと……』
『十分か……了解した。そっちにはまだ大きなトラブルは無いんだろ? 』
『はい。ありません。お気遣い感謝します』
『へいへい。……おっと。もう来たみたいだぜ。えらく早かったな。お仕事ごくろうさん』
『……いいえぇ。お仕事ですものねぇ』

 三つ目の声がする。
「あの声……」
『お仕事、なんですもの……ふふ』
 語尾が間延びした甘い声が、ぼくの記憶を刺激する。


『ちょっとまってください! ぼくが呼んだ職員は男性です! その人は』
『!? 何だお前、それ―――――ぐあっ! 』
 ビスが声にならない悲鳴を上げる。『ミゲルさん! 』
 ……重いものが落ちるような音がした。

「い、いったい……何が……」
 エリカがぼくの腕に縋りついて震えている。噛み締めた唇から血が滲み、スピーカーを睨むように見開いた目がとめどなく涙を流している。

『おしごと♪ おしごと♪ 』
 女の声が謡うように呟く。
『……そこにいるんでしょう? エェェェ―――――リィィィイカァちゃァァアアアンあ~そび~ましょォォオオッ』
『ッこの、イカレ女が……! 』
『……まだ生きてる。じょうぶなヒト、好きよ……うふふ』
 ぼくはとっさに、エリカの頭を抱えるようにして塞いだ。ガリガリ、ゴリゴリと、異音が響いている。

「な、なんだ……これ……」
 ぼくは、天井を見上げて呟くしかない。音はスピーカーと、天井の向こうからも聞こえるのだ。

 白い顔を青くして、ビス=ケイリスクが階段を駆け下りてきた。
「いま、ここは襲撃を受けています。いいですか。ぼくの指示にしたがってください」
 ぼくは頷いたのを確認して、エリカの肩を叩き、その眼を覗き込む。
「ケイリスクさん、ごめんなさい。わたし、ここに来たらいけなかった……」
「……エリカさん。心配はいりません。ここはシェルターとしても作動します。ぼくは……このとおり、とくしゅな環境なので、何かあったとき、避難するための部屋があります。まずはそこに行きましょう。籠城戦です」
「……うん」
 子供らしい仕草で、エリカが頷いた。
 ビス=ケイリスクは、彼の私室になっている中心の円柱にぼくらを招き入れ、扉を閉める。寝台と、備え付けの棚と、本が山になった机がある。13歳の子供部屋しては遊び道具の少ない、お爺さんのような部屋だった。
「ここの地上は気温マイナス二十度の酷寒の土地。あの様子だと、ワープゲートで逃げるということは、しばらくしないでしょう。ぼくが呼んだ職員がすぐやってきます。ぼくらが逃げられないかわりに、相手も逃げることはかないません。ぼくらが逃げ切れば、彼女はそのまま捕まるだけ。……OK? 」
「わかった」
「だいじょうぶ。この施設はひろい。探しているうちに、十分なんてあっというまです」
 ビスは、寝台の下から棚を引きずりだし、腹ばいになって潜り込んだ。

「……こっちです」
 寝台の下、壁と床の境には、切れ込みのような穴が空いている。なるほど。ただ寝台の下を見ただけでは、暗さと角度で穴があることは分からないだろう。
 子供がひとり腹ばいになってちょうど滑り込めるほどの坂道へ、ビス=ケイリスクを先頭にエリカを挟んで這って進んでいく。淡い薄緑の誘導灯が、ここにもある。大人の男の身長ほども進むと天井がぐっと高くなって、小柄なぼくらは立って進めるようになった。
「いいですか、おふたりとも」
 薄暗い通路の先を指差し、ビスは言った。
「……この先に、鏡の部屋があります。そこがゴール。いいですね? そこは特別な部屋で、かぎられたひとにしか入れません」
「それって、結界? 」
「そうです。結界。限られたひととは、ぼくと、あの部屋をつくった管理局の局長だけ。安全です。そこで、迎えをまってください」
「ちょっと待って! きみは!? 」
「……ぼくはもどります。棚をもどして穴をふさがなくては。棚が寝台の下から飛び出していたら、不自然です」
「待って。……待ってよ」
 踵を返そうとした彼の腕を、ぼくは掴んだ。

「ぼくは……きみに、いろいろ訊きたいことが、たくさんあるんだ。話してみたいことも。死んだりしたら駄目だ」
 青い瞳が少し丸くなって伏せられた。
「死ぬつもりはありません。……ぼくにも事情があります。やりたいことや役目がある。……あなたたちには言えない、事情が」
「……わかった。もう今は何も言わない。でも、ひとつだけ」
 ぼくは手を差し出した。
「ありがとう。何度も助けてくれて」

 差し出した手を、ビスは躊躇いがちに握る。ぼくはもう片方の手も強引に握りしめて、彼の瞳を覗き込んだ。
「……ぼくはニル。黄辻の子(ね)に住んでる。ぼくの家族は、『禁忌の子』だからと畏れたりはしない。……ちょっと騒がしい姉がたくさんいるけど、とても楽しいひとたちだから。その、今度遊びに来て」
「……はい。行きます。かならず。やくそくします」
 今度こそ、彼はぼくらに背を向ける。
 ぼくたちは、そこで別れた。



 ※※※※



 管理局の基本活動理念は、『保護』『管理』『発展』の三つに分かれる。

 異なる世界を放浪するしかないイレギュラーを『保護』し、管理局職員として、生活と職を斡旋する。

 職員と『本の一族』のように共生関係にある種族の持つ、文化と生活を、なるべく自然なかたちになるようにバランスを『管理』する。

 異なる世界の文化や技術を研究し、さらなる『発展』をする。


 管理局は三つの支部に分かれ、ここ『本の国支部』は、最初にして最大。唯一の『自治国家型』の支部である。
 現地人である『本』と管理局職員とのあいだには、隣人としての自覚と物理的な経済の流れ、政治の繋がりが存在し、ほぼ惑星ひとつを拠点としている『本の国支部』の職員は、本の一族との二人三脚でひとつの『国家』を運営しているという状態。
 明言はされていないが、この支部に在住の職員というのは『本の一族』との共存のため、人型(ヒューマン)が最も多く、無用な争いを避けるため、思考傾向が選別された職員だけが振り分けられている。
 人外魔境具合をレベル化するなら、100%中の30%。
 上記の『保護』『管理』『発展』を、すべて実現しているのはこの『本の国支部』だけといわれる。
 ここは、最も平和で、安全な支部といえた。

 今日までは。


「ふむ……つまり、この国を壊す策には、内側からの瓦解が最良ということ」
「ンなこたァ何百年も前から分かっとることでしょうが! どうするんです。20人ですよ! しかもほとんど子供だ! 」
「敵方の思惑通り、内乱にはならないさ。内側の瓦解についてはきちんと対処もしてある。もちろん、うまくやれば外せる『鍵』だが。しかし、『鍵』ひとつで安全といえるかね? この国は大切な宝箱さ。複数以上の『鍵』を、こちらが仕掛けていないとでも? 」
「……まぁ~た話聞いてませんね? 今は、この原因を考えたくも無い、バカの暴走の結果を、どう処理するかって話をしとるんです。あ~あ~、頭がこんなんじゃ! こりゃ、火消しは無理かなァ! 」
「バカァ言っちゃあいけないよ。きみはいつだってそう。ボクの揚げ足取りが趣味なんだから。そう。火消しは諦めよう。本の一族は結束が強い。子供を殺されて黙ってるなら、それは『本』じゃあないさ。彼らは怒って恨む。ふだんボクらに優しいのは、こういう時のために溜め込んでいるのさ。そういうふうに出来てるんだ」
「身も蓋もネー言い方ですね! それで、そこまで言うなら対処法がおありで? 」
「対処法なんてひとつだ。なるようになるさ。彼らの怒りを受け止める。ボクらは耐える。1011年前、奴隷商をやめたときの実績を、もう一度『本』のひとたちに示す良い機会だ」
「……ずいぶん簡単に言いますね。我が同胞(はらから)は、一度怒ると何百年も鎮まりませんよ。だからいまだに『禁忌の子』を差別したりするんです」
「差別するといい。いくらでも理不尽に立ち向かってくれ。矛盾を抱えて怒ればいい。せいぜい人間らしくて結構……このロメロ・ミアロ。局長として、打てる手はすべて打つさ」

 長い袖を持ち上げ、白い指が白磁の食器を口に運ぶ。
 弓なりの唇から赤い舌先が食器の縁を舐め、かたく閉じた目蓋が味わうように震えた。
 椅子の足までヴェールのように垂れさがった白髪は、小川のように床を流れ、枝分かれして、部屋の四隅へと広がっている。真っ白な砂丘のミニチュアように、部屋中に髪が波打ち、模様を描いて、絨毯になって敷き詰められていた。
 そこは、一組の円卓と椅子しかない、正方形の小さな部屋だった。

「……きみ、いつまでたっても、ぬるいお茶しか淹れられないねぇ」
「そりゃアンタがすぐ飲まないからでしょーが! 」

 一つずつのテーブルと椅子しかない部屋では、二つの声が、それからもしばらく響いていた。




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