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「ふふ。お馬さんが好きなんだろ?」、社長に『SMホテル』に連れ込まれて困っています
(8)-(4)
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「わ……私は、現代日本で結婚式を挙げたいです……」
「ふむ。二百五十八ページ、十二行目のヒロインの台詞だね。だが、ヒーローと共に異世界転移していた彼女は、百二ページで、現代日本に戻れなかったら神聖大樹の下で永遠の愛を誓うのも悪くはないと言っていただろ?」
「私は、虚構の話をしたいんじゃないんです!」
「落ち着いて聞いてくれ。虚構じゃない。僕は、右から五つ目の本棚が怪しいと思う。本を開いた瞬間、ボスモンスターが出現する可能性が高い。補助魔法で万全の備えを……ああ……天王寺先輩、聞いてもよいか?」
「な、何ですか? 社長、私、手を縛られて狭い檻に入れられているという状況なんです……現実的なお話を、そろそろしてください」
「百三十七ページ、五行目から始まる、図書館ダンジョン内のヒーローの台詞、双子のどちらに話しかけているんだ? 何度読み返しても、補助魔法をどちらのキャラクターに使わせようとしているのか、文章から読み取れないんだ。双子が同時に魔法を使うと大爆発が起こる設定なんだろ。現実的に考え過ぎると、慎重に選択する事が求められる場面だと思うのだが」
「へ……あ……メインシナリオ部分は総ページ数の関係で、地の文を極力省略して会話で乗り切ろうとしている気がします。ゲームの方は立ち絵があって、たしか双子の緑の子に……って……社長っ! リアルな感じでお願いします! これは、ゲームじゃない!」
「ほう! 四十三ページ、七行目のヒロインの台詞と、百九十四ページ、十一行目のヒーローの台詞か……ふふ。そう、これは、ゲームじゃない! 天王寺先輩は、リアルな感じがよいと強く願っているんだね。分かったよ」
し、しまった……『これは、ゲームじゃない!』は、敵に操られたヒーローが、ヒロインを悪のお城にさらう時に言う台詞だ。直前の選択肢が最後で、以降は、画面が暗転し、ゲームオーバーになるところまで一直線。
「きゃあ……しゃ、社長?」
檻の扉が突然開けられた。
「動かないで、手錠を外す。天王寺先輩、できれば目を閉じていてほしい。君に、怖い思いをさせたくない」
何ページの台詞ですか? と聞こうとしたけど言葉が口に届かなかった。
プラスチック製手錠、鍵を使って外すタイプじゃない気がしていた。
震えて小さくなっていた私の身体が、檻から出されたようだ。さっき耳に入った、手錠を外す作業の音が恐怖として刻まれてしまい、目を開く事ができない。抱きあげられ、そのままどこかへ連れて行かれる。
「震えているの? 大丈夫。二人は、言葉を交わさなくても心が繋がり合える仲だ……ああ……九十八ページの二行目にある台詞と一致してしまったな……まあ、いい。天王寺先輩が抱えていたぬいぐるみが、いかな生き物を模したものなのか、君に逢った後に調べたよ。お馬さんのぬいぐるみは、ファウンテにも用意してある。笑顔でぬいぐるみを抱く君を眺めたい。君の歓びは、僕の歓びに等しいからね」
ブルブルと身体を小刻みに揺らしながら、目を開けられずにいた。
ジェネの総帥であり、何をされるか分からない相手なのに、社長の身体を強く抱く自分がいる。鼻がジャケットに触れると、新品スーツ独特の匂いがした。
さっきから仄かに漂っているのは、よくつけているオーデコロンの香りじゃない。数時間前まで、ゼルロットのパイロットとして戦闘に参加し、汗ばんでいたので、いつもより強い芳香品を使ったのかもしれない。
甘く誘うというより、甘言で釣ると表現したくなるような匂い。魅力を惜しみなく放っているのに、そばに寄るのを躊躇わせるほどの負の気配を漂わせている。
私は、デスクに常備していたメイクセットを使って、少しだけ手入れして、後は色つきリップを塗って終わりだったけど……異世界に行っても、やっぱりお化粧に時間をかける気にはなれなかったぐらいずぼらな私だけど、男性の社長がこだわる、ベルガモットで品を高めたシトラス系の、いつものあの香りが好きになった……あ……そういえば、ファウンテに行って、アリストと融合して、クラティアのコックピット内で目をさました時、現代日本でしたお化粧が残っていたな……アリストが着ていた水着みたいなボディスーツが私の事務服の下に入り込んでしまっていて驚いた。
あの時は、融合したらいきなりクラティアの中にいて、服もよく分からない事になっているとか、そんなこんなが起こっても、社長が一緒にいてくれたら驚かなかった――と思ったのに、ファウンテで、次にアリストと融合する時は、社長の手に握られているも同然。
「うう……もう、やめましょう……こんな事をしても、私たち……え……」
床に足がついたかと思ったら、背中にも何かがあたる感覚が伝わってきた。起こった出来事を知りたい気持ちが恐怖を上回り、目を開ける。
「わああ……あ……いやぁ……こ、こんなX字のは、いゃあああ!」
私の身体は、あっという間に、赤い光の中にそびえ立つX字磔台に縛りつけられた。手に力を入れるけど、バンドに締めつけられていると実感させられるだけで逃げ出せない。足は、ほんの少し自由がきくけど、動かすと鎖がじゃらじゃらと音を立てる。
「ふふふ。二百二十九ページの台詞の組み合わせか。バッドエンド展開は、やはり、君にとって楽しい部分なんだね。大丈夫。天王寺先輩の悦びは、僕の悦びに等しいから、ファウンテにもこういった設備を用意しておいた。異世界であるファウンテで、独り寂しい思いのまま過ごしていた君を、ジェネの施設にご案内した時、片足だけ拘束してみたら甘い声を出してくれたじゃないか。現代日本で、この本を購入し読んでから、天王寺先輩が本当に悦びの境地に至ってくれるか不安だったが……SMプレイというものなら、君が、楽しい気分のまま僕と身体を重ねる段階に移行できると確信を持てた。もちろん、これからも優しさを授ける努力は怠らないつもりだが、愛を深める儀式に臨むハードルをさげる為、激しいSMプレイは有効なんだろ? 力強いまでに説得力ある文章を展開後、あとがきに、『ぜひ、カップルでお試しください!』と書かれている。女性は、身体の関係について恥ずかしがってしまいがちだと聞く。僕は、てっきり君がこの建物を怖がったのだと認識した。だが、帰り道、アパートの近くまで送るという僕の申し出を断ってまで、この本を購入した。つまり――」
「あわわ……ご、ごめんなさい! だって、吊り広告に数量限定だって書いてあって……うちの近くの本屋さんの閉店時間が早くて……あわわ! っていうか、社長、マジでその文庫本に影響され過ぎてる……きゃあ!」
X字磔にされた私のスカートに、ヒロインがマジカルステッキと表現していたものが押しあてられた。
悪魔が手にする杖の先が、腹の上で円を描く。下腹部をグリグリされて、口から小さな呻きが漏れた。ヒロインの一人称で書かれた地の文は、そんな感じだった気がする。それは、まさに今の私の境遇。
「椅子のあるお部屋で、舌を使い、君の大切な部分を弄ってあげたら、想いが峰に到達し身体を震わせてくれた。そして、応じるように僕の手を舐め返してくれただろ。とても嬉しかったよ。交互にただひたすら何かをする――言葉でのコミュニケーションができないのに、ひとしきり二人で楽しい時間を過ごした。あれは、今でも、僕にとって大切な思い出だ」
「ううう……あああ……しゃ、社長……し、振動をオンにしないでください……おなかの中にまで振動が伝わってきて……スイッチを押して楽しんじゃ、いやぁ……こ、このままだと……」
ヒロインの末路が頭をよぎる。敏感な部分を触られている訳ではないのに、ショーツをぐしょぐしょにされてしまう。
腕を少しでも動かすと、手首が拘束されていると改めて実感させられ、足を動かして振動から逃げようとすると、鎖が鳴る音が耳に入ってくる。
悪に呑まれたヒーローは、「手加減しない」と言いながら、冷たさを込めた青い瞳で見つめてくる。
おなかの奥がだんだん熱くなってきて、吐く息が荒くなっていくのを感じさせられる。
え……あれ……ほ、本当に、私のショーツが濡れてきてる?
ぐしょぐしょしているのか、たしかめようと腰を少し動かしてしまった気がする。もし一度でも、喘ぎ声を出してしまったら止まれないぐらい気分が高ぶってきたところで振動が止まる。
「天王寺先輩、顔が真っ赤だよ。興奮してきているようだが、下は濡れている? 書籍から得た情報が正しいのか、たしかめさせてくれ」
「ふむ。二百五十八ページ、十二行目のヒロインの台詞だね。だが、ヒーローと共に異世界転移していた彼女は、百二ページで、現代日本に戻れなかったら神聖大樹の下で永遠の愛を誓うのも悪くはないと言っていただろ?」
「私は、虚構の話をしたいんじゃないんです!」
「落ち着いて聞いてくれ。虚構じゃない。僕は、右から五つ目の本棚が怪しいと思う。本を開いた瞬間、ボスモンスターが出現する可能性が高い。補助魔法で万全の備えを……ああ……天王寺先輩、聞いてもよいか?」
「な、何ですか? 社長、私、手を縛られて狭い檻に入れられているという状況なんです……現実的なお話を、そろそろしてください」
「百三十七ページ、五行目から始まる、図書館ダンジョン内のヒーローの台詞、双子のどちらに話しかけているんだ? 何度読み返しても、補助魔法をどちらのキャラクターに使わせようとしているのか、文章から読み取れないんだ。双子が同時に魔法を使うと大爆発が起こる設定なんだろ。現実的に考え過ぎると、慎重に選択する事が求められる場面だと思うのだが」
「へ……あ……メインシナリオ部分は総ページ数の関係で、地の文を極力省略して会話で乗り切ろうとしている気がします。ゲームの方は立ち絵があって、たしか双子の緑の子に……って……社長っ! リアルな感じでお願いします! これは、ゲームじゃない!」
「ほう! 四十三ページ、七行目のヒロインの台詞と、百九十四ページ、十一行目のヒーローの台詞か……ふふ。そう、これは、ゲームじゃない! 天王寺先輩は、リアルな感じがよいと強く願っているんだね。分かったよ」
し、しまった……『これは、ゲームじゃない!』は、敵に操られたヒーローが、ヒロインを悪のお城にさらう時に言う台詞だ。直前の選択肢が最後で、以降は、画面が暗転し、ゲームオーバーになるところまで一直線。
「きゃあ……しゃ、社長?」
檻の扉が突然開けられた。
「動かないで、手錠を外す。天王寺先輩、できれば目を閉じていてほしい。君に、怖い思いをさせたくない」
何ページの台詞ですか? と聞こうとしたけど言葉が口に届かなかった。
プラスチック製手錠、鍵を使って外すタイプじゃない気がしていた。
震えて小さくなっていた私の身体が、檻から出されたようだ。さっき耳に入った、手錠を外す作業の音が恐怖として刻まれてしまい、目を開く事ができない。抱きあげられ、そのままどこかへ連れて行かれる。
「震えているの? 大丈夫。二人は、言葉を交わさなくても心が繋がり合える仲だ……ああ……九十八ページの二行目にある台詞と一致してしまったな……まあ、いい。天王寺先輩が抱えていたぬいぐるみが、いかな生き物を模したものなのか、君に逢った後に調べたよ。お馬さんのぬいぐるみは、ファウンテにも用意してある。笑顔でぬいぐるみを抱く君を眺めたい。君の歓びは、僕の歓びに等しいからね」
ブルブルと身体を小刻みに揺らしながら、目を開けられずにいた。
ジェネの総帥であり、何をされるか分からない相手なのに、社長の身体を強く抱く自分がいる。鼻がジャケットに触れると、新品スーツ独特の匂いがした。
さっきから仄かに漂っているのは、よくつけているオーデコロンの香りじゃない。数時間前まで、ゼルロットのパイロットとして戦闘に参加し、汗ばんでいたので、いつもより強い芳香品を使ったのかもしれない。
甘く誘うというより、甘言で釣ると表現したくなるような匂い。魅力を惜しみなく放っているのに、そばに寄るのを躊躇わせるほどの負の気配を漂わせている。
私は、デスクに常備していたメイクセットを使って、少しだけ手入れして、後は色つきリップを塗って終わりだったけど……異世界に行っても、やっぱりお化粧に時間をかける気にはなれなかったぐらいずぼらな私だけど、男性の社長がこだわる、ベルガモットで品を高めたシトラス系の、いつものあの香りが好きになった……あ……そういえば、ファウンテに行って、アリストと融合して、クラティアのコックピット内で目をさました時、現代日本でしたお化粧が残っていたな……アリストが着ていた水着みたいなボディスーツが私の事務服の下に入り込んでしまっていて驚いた。
あの時は、融合したらいきなりクラティアの中にいて、服もよく分からない事になっているとか、そんなこんなが起こっても、社長が一緒にいてくれたら驚かなかった――と思ったのに、ファウンテで、次にアリストと融合する時は、社長の手に握られているも同然。
「うう……もう、やめましょう……こんな事をしても、私たち……え……」
床に足がついたかと思ったら、背中にも何かがあたる感覚が伝わってきた。起こった出来事を知りたい気持ちが恐怖を上回り、目を開ける。
「わああ……あ……いやぁ……こ、こんなX字のは、いゃあああ!」
私の身体は、あっという間に、赤い光の中にそびえ立つX字磔台に縛りつけられた。手に力を入れるけど、バンドに締めつけられていると実感させられるだけで逃げ出せない。足は、ほんの少し自由がきくけど、動かすと鎖がじゃらじゃらと音を立てる。
「ふふふ。二百二十九ページの台詞の組み合わせか。バッドエンド展開は、やはり、君にとって楽しい部分なんだね。大丈夫。天王寺先輩の悦びは、僕の悦びに等しいから、ファウンテにもこういった設備を用意しておいた。異世界であるファウンテで、独り寂しい思いのまま過ごしていた君を、ジェネの施設にご案内した時、片足だけ拘束してみたら甘い声を出してくれたじゃないか。現代日本で、この本を購入し読んでから、天王寺先輩が本当に悦びの境地に至ってくれるか不安だったが……SMプレイというものなら、君が、楽しい気分のまま僕と身体を重ねる段階に移行できると確信を持てた。もちろん、これからも優しさを授ける努力は怠らないつもりだが、愛を深める儀式に臨むハードルをさげる為、激しいSMプレイは有効なんだろ? 力強いまでに説得力ある文章を展開後、あとがきに、『ぜひ、カップルでお試しください!』と書かれている。女性は、身体の関係について恥ずかしがってしまいがちだと聞く。僕は、てっきり君がこの建物を怖がったのだと認識した。だが、帰り道、アパートの近くまで送るという僕の申し出を断ってまで、この本を購入した。つまり――」
「あわわ……ご、ごめんなさい! だって、吊り広告に数量限定だって書いてあって……うちの近くの本屋さんの閉店時間が早くて……あわわ! っていうか、社長、マジでその文庫本に影響され過ぎてる……きゃあ!」
X字磔にされた私のスカートに、ヒロインがマジカルステッキと表現していたものが押しあてられた。
悪魔が手にする杖の先が、腹の上で円を描く。下腹部をグリグリされて、口から小さな呻きが漏れた。ヒロインの一人称で書かれた地の文は、そんな感じだった気がする。それは、まさに今の私の境遇。
「椅子のあるお部屋で、舌を使い、君の大切な部分を弄ってあげたら、想いが峰に到達し身体を震わせてくれた。そして、応じるように僕の手を舐め返してくれただろ。とても嬉しかったよ。交互にただひたすら何かをする――言葉でのコミュニケーションができないのに、ひとしきり二人で楽しい時間を過ごした。あれは、今でも、僕にとって大切な思い出だ」
「ううう……あああ……しゃ、社長……し、振動をオンにしないでください……おなかの中にまで振動が伝わってきて……スイッチを押して楽しんじゃ、いやぁ……こ、このままだと……」
ヒロインの末路が頭をよぎる。敏感な部分を触られている訳ではないのに、ショーツをぐしょぐしょにされてしまう。
腕を少しでも動かすと、手首が拘束されていると改めて実感させられ、足を動かして振動から逃げようとすると、鎖が鳴る音が耳に入ってくる。
悪に呑まれたヒーローは、「手加減しない」と言いながら、冷たさを込めた青い瞳で見つめてくる。
おなかの奥がだんだん熱くなってきて、吐く息が荒くなっていくのを感じさせられる。
え……あれ……ほ、本当に、私のショーツが濡れてきてる?
ぐしょぐしょしているのか、たしかめようと腰を少し動かしてしまった気がする。もし一度でも、喘ぎ声を出してしまったら止まれないぐらい気分が高ぶってきたところで振動が止まる。
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