男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波

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第42話 文化祭1

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あちぃ…。今日の登校はいつも以上に暑かった。

学校に着いてから着替えるのめんどくさくね?と思い、クラスTシャツを制服の下に着込んだせいだ。
いくら学校まで近いからってミスったな。残暑舐めてた。

家で着替えてる時に二人からツッコミがあったのに押し通しちゃったんだよな。
今度からは素直に言うことをきこう。

そんなことを考えつつ、廊下を抜け教室に入ると教室では見慣れない恰好のクラスメイト達がいた。
見慣れない恰好の原因はクラスTシャツだ。普段は制服だしな。

そんな我が1-CのクラスTシャツは水色だ。
前はシンプルにワンポイントのデザインにプラスして1-Cと入っている。後ろのデザインは可愛いイラストでかっこいい…。いや、表現むずいわ!いい感じのが入っている。

そういえばクラスTシャツのデザイン案も結構白熱したな。
一時はどうなるかと…。いまの完成したデザインと競ったの朝倉先生の顔だからな。
確かに可愛いけど、恥ずかしいわ!思い出には残るけども!!
あとは、背の方はクラスのみんなの名前を入れるのもあったな。俺のクラスでは採用されなかったけど、廊下でさっきすれ違った子のクラスはそうだったし。


ホームルームの時間も近くなり、朝倉先生も教室に入ってきた。

朝倉先生は教室に入るなり、あっ!って顔をして服に手をかけ脱ごうとする。

「ちょいちょいちょい!なにしてんですか!!」

突然の露出魔出現に慌てて止めに入る。

「先生もクラスTシャツに着替えます~」

「ここで着替える気か!?教室内で一番目立つであろう教壇で!正気か!?」

「なんでダメなんですか!先生だけ仲間外れはいやです!!」

「えぇ~…急に強気じゃん…。え、俺がおかしいの?」

教室内を見渡すと、男子は顔を背けて配慮してる。うん。やっぱそうだよね?

気持ちぷんぷん気味の朝倉先生はそのまま着替えを再開した。
え、おれ?もちろんちゃんと見ないようにしたよ。ほんとだよ。

着替えの途中でチャイムが鳴り、慌てた先生が面白かった。
Tシャツが胸につっかえてた。着痩せするタイプなんだね。
間違えた!そう聞きました。見てませんよ!

ホームルームでは文化祭が始まる前に再度ルール?というかマナーかな。注意事項の説明がされた。

「先生は見回りで忙しいので~。大丈夫だとは思いますが、みなさん問題のないようにお願いします~」

締めの言葉を聞いて俺はこいつ満喫する気だな?と思った。
夏祭りの朝倉先生を知る沙耶と美麗の反応が気になったので視線を送ると笑顔で誤魔化された。
肩持つね?朱莉のお姉ちゃんだからか?


そうして始まった文化祭。

俺が店番する時は、沙耶と美麗もセットにしてくれていたので文化祭開催中ずっと一緒に居れて助かる。クラスメイトに感謝だ。

気になる店番の時間なのだが、これが少し難しくて今から1時間後の担当だ。
あまり時間がかかるようなものには参加できないな。
他クラスの謎解きが凄い凝ってるっていう前評判があるんだけど、参加するにしても店番終わってからになりそうだ。


「時間中途半端だよね、どうしよっか。朝倉先生でもストーキングする?30分で夏祭りの時みたいになりそうって予想なんだけど。」

「やめてあげて?見るからに上機嫌だったし邪魔しちゃ可哀想だよ。」

「ニコニコでしたの。」

「見回りなんだよな?-----沙耶?美麗?なんで顔を背けるの?俺はここだよ?」


結局話し合いの末、店番までの間は午後に回る下見を兼ねて校内を回ってみようとなった。


「おぉ~看板からして結構本格的だな。結構並んでるし、午後に来てみないか?」

「私もちょっと興味ある。美麗ちゃんは?」

「・・・。」

「美麗ちゃん?」

「ごめんなさい。気付きませんでしたの。どうやら2-Aでは本格的な紅茶が飲めるようですよ?午後はこちらに伺いましょうか。」

「おぉ~。そっちも美麗が行きたいなら行こうか。---いや、いまここ。お化け屋敷行かないかって話をだね?」

「---紅茶楽しみですの!」

「沙耶、また今度にしよっか。美麗こわれちゃった。」

「苦手だったんだ。ごめんね?」

「こちらこそごめんなさい…。苦手…無理ですの。」

「無理はするもんじゃないしな!美麗の新たな一面が知れて嬉しいよ。」


偉いぞ俺!いじわるしたい心をなんとか抑え込んだ。
正直、無理してもらって一緒に入ってビビり散らかす美麗が見てみたいけど、なんとか!なんとか抑え込んだ。
沙耶も俺の発言後に、笑顔でフォロー入れてた。
うん、いいなこういうの。

その後も色々見て回り、ある程度は午後に回る場所が決まった。
そろそろいい時間だし、店番のために教室帰るか…。


「あれ、もう時間?」

「おかえりなさい皆さん」


教室に入ると、まずは一樹と桜さんが出迎えてくれた。


「おう!ただいま!あ~、まだちょっと早いか。タピオカ3つ貰える?」

「は~い、ちょっと待っててねー。」

一樹がタピオカを取りに行っている間に、沙耶が桜さんに代金を渡していた。
相変わらず隙がないな…。まあ、俺ももう意地になって払おうとする素振りも見せないように成長したからな。あとでちゃんとお礼言わないと。


お盆を持った一樹が俺達にタピオカを配り、ちょっとした休憩スペースに腰を下ろす。
教室内は看板が乱立してて狭いので、ほんと気持ち程度に用意された席だ。

そのまま雑談する感じだったので、軽く一樹にお化け屋敷雰囲気良さそうだったとオススメしておく。
桜さんに抱き着かれるとかのイベントあったらいいな…!なんて軽く妄想すると隣に座る沙耶が俺の脇腹をつまんできた。
鼻の下でも伸びてたか…?すまん。

一樹も仕事に戻り、ふと教室を見渡す。
うん、我がクラスは結構いい感じの出店になってるんじゃないか?
お客さんも割と入っててそれぞれの看板前で写真を撮っている。映えだね映え。

「美味しいですの…!美味しい!」

それはそれとして、目をキラッキラさせて美麗が喜んでたのが面白かった。
タピオカ飲んだことなかったんだね。語尾取れてるよ?


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