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◇本編
74.
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「.........な、何?え??」
「?」
「う.........っ。何だ.........人間か.........?」
もう!失礼しちゃう!
「出口は何処ですか?」
「あ!喋った!」
「出口は?此処は何階ですか?」
「え?に、二階です」
「じゃあ、階段降りないと」
ワタシは少し早く歩けるようになっていたので部隊の人の横を抜け階段の所まで早足で歩いた。
「み、御使い様ーーーー!」
あ!トーザさんの声だ!ドカドカと沢山の脚音がする。追いかけて来ちゃった?急がなきゃ!
でも上手く降りれない.........手すりに掴まりながら降りてたんじゃ追いつかれちゃう。どうしよう.........
その時ピンジャーがワタシの肩をガシッと掴み、グンッと持ち上げた。
「ピンジャー!凄い!」
流石に飛び回る事は出来ないみたいだけど階段をブブブブブブブブっと浮きながら降りる事は出来た。
「ありがとう!ピンジャー!助かったわ!」
「シャー!」
「御使い様!いけません!戻られて下さい!」
そんな声が聞こえたけどもう止まらない。
だって.........頭の中がぐちゃぐちゃなんだもん。どうして良いか解らないんだもん。
それにワタシのやりたかった事全部やれたし、離れても平気だし、どうせワタシは1人消えるんだし.........お役目知らないし。あ!首輪返してないな。わかる所に置いておけば良いかな?取り敢えず外に出て隠れよう。
外へ繋がる扉は開いていたけど部隊の人が沢山居た。
「お前ら!御使い様を触らずにお止めしろ!」
階段の上からトーザさんが叫ぶ。
『「ええ!」』
「どいて下さい!」
『「み、御使い様?嘘!!」』
「スパラッシュ!出口までトンネルを作って!」
「キュッ」
シュバッと虹色の糸が螺旋状に出口の扉の枠に向かって放出され、直ぐ様真っ直ぐな糸がパシュッと放たれる。網目状に重ねられたトンネルが出来上がった。ワタシはその中へと走って進んで行く。
スパラッシュの糸は女神様の衣装を作ったり、寝床を作ったり、建物だって作れちゃうんだから!硬さも自由自在なの!
「え?硬!何だこれ!」
「御使い様!」
「いけません!!」
ワタシは糸のトンネルの中を走り切り外へ一歩脚を出した、途端!
「ッ!イタ~ーーーーい!」
小石を脚の裏で踏んでしまったのだ。
『「御使い様!!」』
慌てる護衛さん達と沢山の部隊の男の人達。
その時、蹲み込んだワタシに1番に走り寄って来たのは.........
赤毛のシュッとした背の高い執事服を着た
シューマさんだった。
「?」
「う.........っ。何だ.........人間か.........?」
もう!失礼しちゃう!
「出口は何処ですか?」
「あ!喋った!」
「出口は?此処は何階ですか?」
「え?に、二階です」
「じゃあ、階段降りないと」
ワタシは少し早く歩けるようになっていたので部隊の人の横を抜け階段の所まで早足で歩いた。
「み、御使い様ーーーー!」
あ!トーザさんの声だ!ドカドカと沢山の脚音がする。追いかけて来ちゃった?急がなきゃ!
でも上手く降りれない.........手すりに掴まりながら降りてたんじゃ追いつかれちゃう。どうしよう.........
その時ピンジャーがワタシの肩をガシッと掴み、グンッと持ち上げた。
「ピンジャー!凄い!」
流石に飛び回る事は出来ないみたいだけど階段をブブブブブブブブっと浮きながら降りる事は出来た。
「ありがとう!ピンジャー!助かったわ!」
「シャー!」
「御使い様!いけません!戻られて下さい!」
そんな声が聞こえたけどもう止まらない。
だって.........頭の中がぐちゃぐちゃなんだもん。どうして良いか解らないんだもん。
それにワタシのやりたかった事全部やれたし、離れても平気だし、どうせワタシは1人消えるんだし.........お役目知らないし。あ!首輪返してないな。わかる所に置いておけば良いかな?取り敢えず外に出て隠れよう。
外へ繋がる扉は開いていたけど部隊の人が沢山居た。
「お前ら!御使い様を触らずにお止めしろ!」
階段の上からトーザさんが叫ぶ。
『「ええ!」』
「どいて下さい!」
『「み、御使い様?嘘!!」』
「スパラッシュ!出口までトンネルを作って!」
「キュッ」
シュバッと虹色の糸が螺旋状に出口の扉の枠に向かって放出され、直ぐ様真っ直ぐな糸がパシュッと放たれる。網目状に重ねられたトンネルが出来上がった。ワタシはその中へと走って進んで行く。
スパラッシュの糸は女神様の衣装を作ったり、寝床を作ったり、建物だって作れちゃうんだから!硬さも自由自在なの!
「え?硬!何だこれ!」
「御使い様!」
「いけません!!」
ワタシは糸のトンネルの中を走り切り外へ一歩脚を出した、途端!
「ッ!イタ~ーーーーい!」
小石を脚の裏で踏んでしまったのだ。
『「御使い様!!」』
慌てる護衛さん達と沢山の部隊の男の人達。
その時、蹲み込んだワタシに1番に走り寄って来たのは.........
赤毛のシュッとした背の高い執事服を着た
シューマさんだった。
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