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怪物獣道ファング 願いを求める500チーム
30話 ペットを以て集まる
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「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「うわぁ!この饅頭美味しい!坂出くん!ありがとう!」
「うまうまでちゅ!」
「ああ、綾さんもどうだ?」
「あ?あたしはバッキー食べてるからいいよ。サックに食べさせてあげて、ってもう食べてんじゃん。あんまりこの集まりに乗り気じゃなかったくせに」
「そ・それと、これは話が別です。むしゃむしゃ」
「あ~、この畳気持ちいよ、たかひろ」
「あんころは、畳が好きだからな」
現在、禎達は虎太郎の和風住宅のとても広い和室に座っていた。あんころは畳にポンチョを着たまま寝転んでおり智晴とハリちゃんとサックは虎太郎が出した饅頭を美味しそうに食べていた。禎、サシミ、剣山は饅頭に手を出しておらず、由里香は口に咥えているバッキーというお菓子を食べていた。
「あれ?サシミン食べないでちゅか?じゃあもらうでちゅ!」
「食うわ!」
「ちょ!サシミ!?」
「あ~!ハリの饅頭がぁ!」
サシミはハリちゃんの食べかけの饅頭と自分の饅頭を怒りに任せて同時に食べた。
「饅頭がぁ~じゃねぇ!おいハリヤマ!なんでこいつが仲間になってんだよ!」
「ちはるんが仲間になろ?って誘ったからでちゅ。サプラーイズでちゅ!」
「まさか、坂出くんが武捨さんの言ってた着物の犬だと思ってなかったんだもん。昼休みに順番にクラスを回って異能力ペット~って、叫んだんだ!そしたら・ね!」
「ああ、ゴホッ」
智晴は自分の食べていた饅頭をハリちゃんの皿に移すと、ハリちゃんは顔を明るくしてその饅頭を食べた。昼休みに笑ってた理由は、これである。
「結局その方法やったんだ・・・」
「お前らそんな頭の悪そうな方法で仲間にしたのかよ。で?剣山お前は何でこの話に乗ったんだよ」
「俺は断った。しかし虎太郎が乗ったのだ。この話に」
「坂出くんが?」
「ゴホッ、ああ、俺は欲しかった。友達が。小さい頃から病弱だったから、友達がいなくてね。死ぬまでに友達が欲しかったのだ」
「なんだよ、その理由」
「いいか、一時的に仲間になるだけだ。数が減ってきたら、すぐさまお前達を倒す」
虎太郎はサシミに向かって笑顔で応えた。その時、剣山は力強く自分の手を握りしめていた。
「あたし達とほぼ一緒だね。な?サック」
「そうですね。むしゃむしゃ」
「まだ食べてるのかよ」
サックは未だに饅頭を頬張っていた。
「おい、たかひろ!このチームは、大丈夫なのかよ!」
「大丈夫、賑やかでいいじゃないか、それに次から集まる時は、この家で行うことになったからね。坂出くんと剣山くんに感謝だね」
「チッ!」
剣山は隆弘を睨みながら舌打ちをした。
「兎に角、我々はこれでもう仲間だ。いずれ戦う事になっても、仲間という事は変わりない。いいね」
「わかったぜ」
「俺は勝たないといけないのだ」
「強い奴と戦えるんだったら何でもいいぜ」
それぞれの思いを乗せて禎達は仲間になった。
──────────────────────
「それで?澤畑くん、電話で話していたうさぎについて教えてくれるかい?」
「あ・はい」
その後、饅頭も食べ終わり、集まりの本題である、これからの事について、話していた。
禎とサシミは、イブについて詳しく、隆弘タに教えた。
「強そうだな、そいつ。でも殺してることは許せねぇ」
「確かに」
「能力をたくさん持ってるなんて、ずるいでちゅ!ずるいでちゅ!」
「そうだ!そうだ!」
全員怒りを露わにしていた。しかしあんころと隆弘は態度を全く変えていなかった。
「ずるくは無いと思うよ」「成る程、確かに」
「でちゅ?」
「なんで?」
「そのうさぎは今はきっと独走状態だが、この異能力ペットバトルが始まった最初は、他の異能力ペット達と違ってスタート地点より、さらに後ろの位置からのスタートなんだよ。気絶、殺した異能力ペットの能力を奪う。最初のバトルは能力がないに等しいんだ」
「そのうさぎが、殺人鬼としても、この異能力ペットバトルを生き抜く才能があるという事か」
つまりイブは能力無しで異能力ペットに勝ったという事になるのである。
「やはり、それ程の才能を持っている奴を倒すには数で勝る以外で勝てる方法はないと見た」
「確かに、クソうさぎ言ってたな。一対一の方がいいって」
「サシミくんは、そのうさぎを倒したいんだよね」
「ああ、あの手紙に載るまで、見届けねぇと気がすまねぇ」
「そこで、明日はみんなで隣町に行こうと思っている」
「あ?なんでだよ」
サシミは首を傾げていた。智晴、ハリちゃんコンビも首を傾げていた。その時、
「隣町、今月もっとも不思議な事が多かった町だろ?」
「その通りだ」
由里香がバッキーを袋から出して食べながら話していた。
「色々起こったらしいな。どっち道犯罪も多いしね」
「ああ、つまり異能力ペットがいる可能性も大いにある。というか必ずいる。ここは首都だ。中心なんだ。異能力ペットも集まる事だろう。そしてきっと」
「クソうさぎもいるってわけか」
「そうゆう事だ」
サシミはニヤリと笑った。
「どうだいみんな明日」
「勿論、俺達は行くぜ。な、ただし」「うん」
「私達も~!」「行くでちゅ!」
「あたしも行く」「由里香さんについて行きます」
「俺達は、行かない「俺達も行こう」な!虎太郎!」
満場一致で明日隣町に行く事になった。すると隆弘が
「よし、もう一つ決めたい事がある」
「決めたい事だ?」
「ああ、それは」
「それは?」
「チーム名を決めよう」
「そんなのどうでもいいわぁ!」
チーム名はサシミがずっとキレていて、決まらなかったとさ
残り・467チーム
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「うわぁ!この饅頭美味しい!坂出くん!ありがとう!」
「うまうまでちゅ!」
「ああ、綾さんもどうだ?」
「あ?あたしはバッキー食べてるからいいよ。サックに食べさせてあげて、ってもう食べてんじゃん。あんまりこの集まりに乗り気じゃなかったくせに」
「そ・それと、これは話が別です。むしゃむしゃ」
「あ~、この畳気持ちいよ、たかひろ」
「あんころは、畳が好きだからな」
現在、禎達は虎太郎の和風住宅のとても広い和室に座っていた。あんころは畳にポンチョを着たまま寝転んでおり智晴とハリちゃんとサックは虎太郎が出した饅頭を美味しそうに食べていた。禎、サシミ、剣山は饅頭に手を出しておらず、由里香は口に咥えているバッキーというお菓子を食べていた。
「あれ?サシミン食べないでちゅか?じゃあもらうでちゅ!」
「食うわ!」
「ちょ!サシミ!?」
「あ~!ハリの饅頭がぁ!」
サシミはハリちゃんの食べかけの饅頭と自分の饅頭を怒りに任せて同時に食べた。
「饅頭がぁ~じゃねぇ!おいハリヤマ!なんでこいつが仲間になってんだよ!」
「ちはるんが仲間になろ?って誘ったからでちゅ。サプラーイズでちゅ!」
「まさか、坂出くんが武捨さんの言ってた着物の犬だと思ってなかったんだもん。昼休みに順番にクラスを回って異能力ペット~って、叫んだんだ!そしたら・ね!」
「ああ、ゴホッ」
智晴は自分の食べていた饅頭をハリちゃんの皿に移すと、ハリちゃんは顔を明るくしてその饅頭を食べた。昼休みに笑ってた理由は、これである。
「結局その方法やったんだ・・・」
「お前らそんな頭の悪そうな方法で仲間にしたのかよ。で?剣山お前は何でこの話に乗ったんだよ」
「俺は断った。しかし虎太郎が乗ったのだ。この話に」
「坂出くんが?」
「ゴホッ、ああ、俺は欲しかった。友達が。小さい頃から病弱だったから、友達がいなくてね。死ぬまでに友達が欲しかったのだ」
「なんだよ、その理由」
「いいか、一時的に仲間になるだけだ。数が減ってきたら、すぐさまお前達を倒す」
虎太郎はサシミに向かって笑顔で応えた。その時、剣山は力強く自分の手を握りしめていた。
「あたし達とほぼ一緒だね。な?サック」
「そうですね。むしゃむしゃ」
「まだ食べてるのかよ」
サックは未だに饅頭を頬張っていた。
「おい、たかひろ!このチームは、大丈夫なのかよ!」
「大丈夫、賑やかでいいじゃないか、それに次から集まる時は、この家で行うことになったからね。坂出くんと剣山くんに感謝だね」
「チッ!」
剣山は隆弘を睨みながら舌打ちをした。
「兎に角、我々はこれでもう仲間だ。いずれ戦う事になっても、仲間という事は変わりない。いいね」
「わかったぜ」
「俺は勝たないといけないのだ」
「強い奴と戦えるんだったら何でもいいぜ」
それぞれの思いを乗せて禎達は仲間になった。
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「それで?澤畑くん、電話で話していたうさぎについて教えてくれるかい?」
「あ・はい」
その後、饅頭も食べ終わり、集まりの本題である、これからの事について、話していた。
禎とサシミは、イブについて詳しく、隆弘タに教えた。
「強そうだな、そいつ。でも殺してることは許せねぇ」
「確かに」
「能力をたくさん持ってるなんて、ずるいでちゅ!ずるいでちゅ!」
「そうだ!そうだ!」
全員怒りを露わにしていた。しかしあんころと隆弘は態度を全く変えていなかった。
「ずるくは無いと思うよ」「成る程、確かに」
「でちゅ?」
「なんで?」
「そのうさぎは今はきっと独走状態だが、この異能力ペットバトルが始まった最初は、他の異能力ペット達と違ってスタート地点より、さらに後ろの位置からのスタートなんだよ。気絶、殺した異能力ペットの能力を奪う。最初のバトルは能力がないに等しいんだ」
「そのうさぎが、殺人鬼としても、この異能力ペットバトルを生き抜く才能があるという事か」
つまりイブは能力無しで異能力ペットに勝ったという事になるのである。
「やはり、それ程の才能を持っている奴を倒すには数で勝る以外で勝てる方法はないと見た」
「確かに、クソうさぎ言ってたな。一対一の方がいいって」
「サシミくんは、そのうさぎを倒したいんだよね」
「ああ、あの手紙に載るまで、見届けねぇと気がすまねぇ」
「そこで、明日はみんなで隣町に行こうと思っている」
「あ?なんでだよ」
サシミは首を傾げていた。智晴、ハリちゃんコンビも首を傾げていた。その時、
「隣町、今月もっとも不思議な事が多かった町だろ?」
「その通りだ」
由里香がバッキーを袋から出して食べながら話していた。
「色々起こったらしいな。どっち道犯罪も多いしね」
「ああ、つまり異能力ペットがいる可能性も大いにある。というか必ずいる。ここは首都だ。中心なんだ。異能力ペットも集まる事だろう。そしてきっと」
「クソうさぎもいるってわけか」
「そうゆう事だ」
サシミはニヤリと笑った。
「どうだいみんな明日」
「勿論、俺達は行くぜ。な、ただし」「うん」
「私達も~!」「行くでちゅ!」
「あたしも行く」「由里香さんについて行きます」
「俺達は、行かない「俺達も行こう」な!虎太郎!」
満場一致で明日隣町に行く事になった。すると隆弘が
「よし、もう一つ決めたい事がある」
「決めたい事だ?」
「ああ、それは」
「それは?」
「チーム名を決めよう」
「そんなのどうでもいいわぁ!」
チーム名はサシミがずっとキレていて、決まらなかったとさ
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