【完結】初恋は淡雪に溶ける

Ringo

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💀浮気相手💀

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初めて出来たお友達に誘われて“交流会”というものに出掛けた先で一目惚れをした。

サラサラの金髪に蒼い瞳が王子様みたいで、優しい笑顔に胸のドキドキが止まらない。


「彼、素敵でしょう?」


お友達の言葉にコクコクと頷き、話がしてみたくて近くへ行けば隣の席を勧めてくれた。

名前はアルビスさま。

とても有名なおうちの跡継ぎで、毎日難しい勉強ばかりしているみたい。

だから息抜きのために、お互いのお友達を誘ってお茶をしたりランチをしているんですって。


「レイラは可愛いね」


褒めてもらえたのが嬉しくて腕に抱き着けば、アルビスさまも嬉しそうに微笑んでくれる。

継母は貴族令嬢らしくないと怒るけれど、偉いおうちのアルビスさまがいいと言うのだから、やっぱり継母が間違っていたのね。

アルビスさまのお友達が「羨ましい」って言うから、時々はお友達にもしてあげるの。

そうすれば「可愛い」って褒めてくれるから。

でも……


「レイラは人気者だから妬けちゃうな」


やっぱりアルビスさまが一番好き。






*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜






「…婚約者?アルビスさま、婚約者がいるの?」

「そうよ。貴族子女ならいるのが当たり前じゃない。ましてアルビス様のご実家は由緒ある侯爵家なのよ?いない方がおかしいわ」


馬鹿にされた気がしてカチンときた。

たまたま知り合った女の子で、色々と楽しいことを教えてくれたけど…あまり好きじゃない。

だけど嫌われたら仲間はずれにされるから、わたしが我慢するしかないの。


「しかもお相手は“淑女の鑑”とも謳われるアンジェリカ様…本当にお似合いよねぇ」


そんなの知らない。

わたしには婚約者がいないし、アルビスさまの相手…アンジェリカ様って人が誰なのかも。


「そう言えばこの前…遂にアンドロス様と宿屋に泊まってしまったわ」

「きゃぁ♡」

「うそっ!?遂にやっちゃったの!?」


女の子達が突然盛り上がったけど、なんのことを話しているのか分からない。

泊まったってなぜ?

しちゃったって何を?


「でも大丈夫なの?婚約者にバレたりしたら…」

「問題ないわ。あちらはあちらで楽しくやっているし、結婚するまではお互い自由にやろうって話してあるから」

「いいなぁ…私もジェムス様としてみたい…」

「男は良いわよねぇ、閨教育にかこつけて堂々と色んな相手と出来るんだから」


ねやきょういく?


「ねぇ…それってなぁに?」


分からなくて聞いたら、女の子達は凄く驚いた顔をしてわたしを見た。


「うそ…閨教育受けてないの?」

「え…レイラって深窓の令嬢だった?」

「へぇ…分かっててやってると思ってた」


よく分からないけど、呆れられてるのは分かる。


「……知らない…教わったことない。分かっててやってるってなにを?」

「うわぁ……天然小悪魔」

「流石に驚いたわ」

「なんて言うか…凄いわね」


女の子達は声を出して笑い、閨教育とは何か…どんなことをするのかを教えてくれた。






*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜






「アルビス、この前の女はどうだった?噂によれば口淫がうまいらしいじゃん」


いつものランチ交流会で少し離れた場所から聞こえた話題に、意識が集中してしまう。

口淫…それがなんなのかは、お友達に教えてもらったから分かる。

問題なのはのがアルビスさまということ。


「あぁ、なかなか良かったよ。でもアッチの締まりはイマイチだったかな」

「お前が小さいんじゃねぇの?」

「失礼な…そんなことはない」


アルビスさま…口淫したんだ。

どこの誰か分からないけど、アルビスさまのを咥えた女性がいる。

どうして?

どうして他の女性とそんなことするの?


「で?飲んでもらった?」

「もう出ないって言っても離さなかった」

「うわぁ!!羨ましい!!俺の婚約者は不味くて飲めたもんじゃないって言うんだぜ。やっぱり他所でやるしかないかぁ」


飲むってなにを?

わたしの知らない閨教育があるの?

それを飲んだらアルビスさまは嬉しいの?

それならわたしも飲んでみたい。


「婚約者と性交出来るだけいいじゃないか。俺はそう出来ないから他所でやってるだけだ」

「あ~…お前の婚約者は“淑女の鑑”だからな」

「いいんだよ。結婚したら幾らでも出来るし」

「それはそれで羨ましい!!」


アルビスさまの婚約者…アンジェリカ様のことをみんなが褒める。

とても綺麗で頭がいいって。

みんなが大好きで憧れてて…アルビスさまもアンジェリカ様を大切に思ってる。

でも…アンジェリカ様は口付けのひつともさせてくれないみたい。

わたしならいくらでもするのに。


「ところでアルビス…お前、処女とはやったことあるか?」


女の子達が言ってた。

未通の女性とするのを面倒に思う人もいれば、好む男の人もいるんだよって。


「処女はまだないな。大抵の娼婦はもう開発され尽くしてるし…経験してみたいけど」


その言葉に胸の鼓動が速まったの。

たくさんの経験をしているアルビスさま。

その彼が経験したことのない処女との性交…それをわたしが叶えてあげたら、アルビスさまは喜んでくれる?

口付けもさせてくれないアンジェリカ様より…


わたしを選んでくれる?








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