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星皇カンパニー編・結
ep211 その夢と今に、アタシは自らの意志を望む。
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星皇社長にビルの屋上から突き飛ばされ、川に落ちてしまった。
タケゾーとショーちゃんが助けてくれる声も聞こえたけど、そこでアタシの意識は途絶えてしまった。
もうね、完全に死んだと思った。これまでも何度か死線は潜り抜けてきたけど、あの時は心身ともダメだった。
体の方はルナアサシンにデザイアガルダにターニングベヒモスにプレジデントスパイダのヴィラン集団に叩きのめされ、心の方も星皇社長との決別で完全に折れちゃった。
もう『生きよう』って気力すら湧かないもん。このまま目を開けることもなく、死を受け入れようとしてた。
――だからあの後に意識を失って見た夢を、アタシはあの世の光景だと思ってた。
【隼にこんなことを託したくはないし、できることなら僕達で解決するべきだったが――】
【大丈夫よ、あなた。隼ちゃんならば私達に何があっても、きっとこの技術を世のために使ってくれるはず――】
その夢で見たのは、死んだはずのアタシの父さんと母さんの姿。
パソコンに向かいながら二人して娘のアタシに何かを託しているのが、うすぼんやりとだけ見えていた。
それはパンドラの箱のことでこれまで話に聞いていた通り、娘のアタシにその技術を託してくれた時の光景か。
――アタシが見たはずのない光景が目に映るなんて、本当に死後の世界に辿り着いたと思った。
【……そうだな。隼はこんな技術に手を出した僕達の娘とは思えないほど優秀な子だ。本当は僕達が責任をもって対処するべきだが――】
【隼ちゃんはきっと『アタシが責任をもって守り抜く!』って考えるのでしょうね。あの子は本当に優しくて、責任感の強い子だから……】
【あの子の得意とする電気工学の技術についても、ダミーとして研究データに含めておいた。僕達と違って、あの子は力の使い方を間違えるような愚か者じゃない。もしかすると、この力でヒーローになってたりするかもな】
【フフッ、本当にそうかもしれないわね。……娘に託すことしかできないこんな愚かな親を許さなくてもいい。ただ、あの子は自分が信じた道を進めば、自ずと先を切り開くはずだから――】
ただ、そんな両親が会話する光景からは、娘のアタシに対する期待と懺悔の気持ちがヒシヒシと感じられる。
両親だって、本当はアタシにこんなことを託したくはなかった。それでも、アタシのことを信じて託してくれた。
複雑な気持ちなんて起こらない。アタシが胸に抱くのは、この二人の娘としての誇りと責務。
アタシだってこんなに娘を信じてくれる両親を持てて、幸せだったと思えてくる。
――自分でも単純だとは思うよ? でもさ、結局これがアタシって人間なわけよ。
誰かに期待されて、その期待に応えるだけの力がある。どれだけ挫けようとも、その気持ちで何度でも立ち上がれる。
両親はもういないけど、それでも今のアタシにはタケゾーやショーちゃんを始めとした、支えてくれる仲間が大勢いる。
そのことを改めて心で認識できると、安っぽくてもこう考えずにはいられないわけよ。
――『死んでる場合じゃない』……ってね。
■
「……目を覚まして早々だけど、これまた意外な人物が眼前にいるもんだ」
「そうでしょうね。ですが、今回は自分もミスター牙島も、敵としてあなたの前に現れたのではありません」
「寝起きなとこに悪いんやが、ちっとワイらの話に耳を傾けてもらおか? 空色の魔女はんよぉ?」
死の淵から目を覚ましたアタシの体にタケゾーが抱き着いてくる嬉しさを感じつつも、何よりも気になるのはラルカさんと牙島という将軍艦隊の幹部二人がアタシの目の前にいることだ。
あそこまで死にかけてた状態から復活できたことといい、またしてもこの二人が何か裏で動いている気配をビンビンに感じる。
――ただ、状況を見る限り本当に敵ではないようだ。
部屋の外でアタシのことを眺める仲間達の姿を見ても、何かしらの事情はあることだけは分かる。
「あまり長々と話しても混乱するでしょうし、自分も率直に説明いたします。あなたに星皇社長を倒してもらうため、こうして将軍艦隊の技術で復活していただきました」
「……何となくだけど、アタシも理解できたよ。もう将軍艦隊では星皇社長に関与もできないから、代わりにアタシに尻拭いをして欲しいって感じ?」
「ご理解が早くて助かります。それで、自分達の要望を買って出てくれますか?」
アタシが復活できたのは、ラルカさんが用意してくれた回復薬のおかげのようだ。アルコールを直接アタシの血液に流し込むような形で、体内の回復細胞の働きを促してくれたということか。
そして、そうまでしてアタシを復活させた理由は、星皇社長を倒すことにある。強大なヴィランと化した星皇社長の相手は、アタシでなければ務まらない。
将軍艦隊が星皇社長から切り離されたのはアタシも知ってるし、そもそもその役目はアタシが本来背負うべきものだ。
――あの夢でも見た両親の想いを、アタシは無下になんかしたくない。
「そっちの要望なんか聞かなくても、アタシは星皇社長にもう一度挑むつもりさ。だけど、アタシは別に『星皇社長を倒したい』ってわけじゃないのよね」
「……? それは一体、どういう言葉の意味でしょうか?」
ラルカさんの要望は聞かれるまでもなくアタシは受け入れる。ただ、少しだけ語弊があると言うべきか。
星皇社長は我が子を復活させるため、こんな大騒動まで起こして多くの人々を巻き込んでいる。それ自体は看過できない出来事だし、アタシはそれを止めるためにも星皇社長と真っ向から対峙する心づもりだ。
――だけど、あの人だってあの人なりの悲しみに囚われている。
ヒーローの役目は『敵を倒すこと』が本懐ではない。『悩み苦しむ人々を救うこと』が本懐だ。
「アタシは星皇社長を助け出す。あの人が囚われている苦しみから、アタシの手で救い出してみせるさ」
「……まあ、その辺りの価値観はミス空鳥にお任せします。最終的にどうなるかは、自分達でも関与できない領域ですので」
アタシはその気持ちを率直な言葉にして、ラルカさんへと申し出た。
この人達からすれば、本来の趣旨とは少し違うのだろうけど、これがアタシの率直な想い。
過去に囚われ、自らを暴挙へと駆り立てる星皇社長を、アタシはこの手で救いたい。
――尊敬していた人が苦しんでいるのに、それを救えずしてヒーローなんて名乗れない。
「ほな、ワイらはこれでさいならやな。後はそっちでやってくれや」
「自分達はあくまで将軍艦隊の意志に従い、あなたを助けただけに過ぎません。後のことはお任せしましょう」
「アタシもそれで構わないさ。……あっ、でもちょっと待って。最後に一つだけ、あんた達に言っておきたいことがあるんだ」
アタシを助け、その目的を語った牙島とラルカさんも、長居は無用とその場を立ち去り始める。
アタシとしても、もうこの二人を敵に回さなくて済むのなら、それで万事オッケーな話だ。
だけど、どうしても最後に一つだけ言っておきたいことがある。
それは――
「アタシのことを助けてくれてありがとね。ラルカさん達のおかげで、アタシも自分の役目を果たせそうだ」
――曲がりなりにも、こうしてアタシを助けてくれたことへの感謝の言葉だ。
複雑で因縁もある関係だけど、将軍艦隊がいなければアタシがこうして目を覚ますことはなかった。
そのことについては、アタシも素直にお礼を言いたい。
「……わざわざ言いたいセリフがそれですか? 本当にどうにも、ミス空鳥の思考は読み取れません」
「キハハハ! 将軍艦隊の冷酷な右舷将様も、正義のヒーローの慈愛には戸惑うってことかいな――って、イタタァ!? ワイの背中にナイフ刺すなや!? なんでそないなことすんねん!?」
「少々、ミスター牙島の発言に腹が立ったものでして。……ともかく、これであなた方とはお別れでしょう。次に会う機会があるのかどうかは、自分達も知りませんが」
アタシの言葉を聞いてラルカさんは背中を向けたまま言葉を漏らし、牙島はそんなラルカさんを少しおちょくりながら立ち去ってしまった。
その際にラルカさんが牙島の背中を取り出したナイフでグサグサしてたけど、牙島自身にダメージはほとんどなさそうだった。
――どっちかって言うと、あれはラルカさんの照れ隠しなのかな?
なんだか、そんな風にも見えちゃった。
――ただ、アタシの道を与えてくれたことには感謝する。
もう一度立ち上がり、今度こそ星皇社長をその過去から救い出してみせる。
空色の魔女というヒーローとしても、誇り高き空鳥夫妻の娘としても、アタシはもう一度立ち上がる。
タケゾーとショーちゃんが助けてくれる声も聞こえたけど、そこでアタシの意識は途絶えてしまった。
もうね、完全に死んだと思った。これまでも何度か死線は潜り抜けてきたけど、あの時は心身ともダメだった。
体の方はルナアサシンにデザイアガルダにターニングベヒモスにプレジデントスパイダのヴィラン集団に叩きのめされ、心の方も星皇社長との決別で完全に折れちゃった。
もう『生きよう』って気力すら湧かないもん。このまま目を開けることもなく、死を受け入れようとしてた。
――だからあの後に意識を失って見た夢を、アタシはあの世の光景だと思ってた。
【隼にこんなことを託したくはないし、できることなら僕達で解決するべきだったが――】
【大丈夫よ、あなた。隼ちゃんならば私達に何があっても、きっとこの技術を世のために使ってくれるはず――】
その夢で見たのは、死んだはずのアタシの父さんと母さんの姿。
パソコンに向かいながら二人して娘のアタシに何かを託しているのが、うすぼんやりとだけ見えていた。
それはパンドラの箱のことでこれまで話に聞いていた通り、娘のアタシにその技術を託してくれた時の光景か。
――アタシが見たはずのない光景が目に映るなんて、本当に死後の世界に辿り着いたと思った。
【……そうだな。隼はこんな技術に手を出した僕達の娘とは思えないほど優秀な子だ。本当は僕達が責任をもって対処するべきだが――】
【隼ちゃんはきっと『アタシが責任をもって守り抜く!』って考えるのでしょうね。あの子は本当に優しくて、責任感の強い子だから……】
【あの子の得意とする電気工学の技術についても、ダミーとして研究データに含めておいた。僕達と違って、あの子は力の使い方を間違えるような愚か者じゃない。もしかすると、この力でヒーローになってたりするかもな】
【フフッ、本当にそうかもしれないわね。……娘に託すことしかできないこんな愚かな親を許さなくてもいい。ただ、あの子は自分が信じた道を進めば、自ずと先を切り開くはずだから――】
ただ、そんな両親が会話する光景からは、娘のアタシに対する期待と懺悔の気持ちがヒシヒシと感じられる。
両親だって、本当はアタシにこんなことを託したくはなかった。それでも、アタシのことを信じて託してくれた。
複雑な気持ちなんて起こらない。アタシが胸に抱くのは、この二人の娘としての誇りと責務。
アタシだってこんなに娘を信じてくれる両親を持てて、幸せだったと思えてくる。
――自分でも単純だとは思うよ? でもさ、結局これがアタシって人間なわけよ。
誰かに期待されて、その期待に応えるだけの力がある。どれだけ挫けようとも、その気持ちで何度でも立ち上がれる。
両親はもういないけど、それでも今のアタシにはタケゾーやショーちゃんを始めとした、支えてくれる仲間が大勢いる。
そのことを改めて心で認識できると、安っぽくてもこう考えずにはいられないわけよ。
――『死んでる場合じゃない』……ってね。
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「……目を覚まして早々だけど、これまた意外な人物が眼前にいるもんだ」
「そうでしょうね。ですが、今回は自分もミスター牙島も、敵としてあなたの前に現れたのではありません」
「寝起きなとこに悪いんやが、ちっとワイらの話に耳を傾けてもらおか? 空色の魔女はんよぉ?」
死の淵から目を覚ましたアタシの体にタケゾーが抱き着いてくる嬉しさを感じつつも、何よりも気になるのはラルカさんと牙島という将軍艦隊の幹部二人がアタシの目の前にいることだ。
あそこまで死にかけてた状態から復活できたことといい、またしてもこの二人が何か裏で動いている気配をビンビンに感じる。
――ただ、状況を見る限り本当に敵ではないようだ。
部屋の外でアタシのことを眺める仲間達の姿を見ても、何かしらの事情はあることだけは分かる。
「あまり長々と話しても混乱するでしょうし、自分も率直に説明いたします。あなたに星皇社長を倒してもらうため、こうして将軍艦隊の技術で復活していただきました」
「……何となくだけど、アタシも理解できたよ。もう将軍艦隊では星皇社長に関与もできないから、代わりにアタシに尻拭いをして欲しいって感じ?」
「ご理解が早くて助かります。それで、自分達の要望を買って出てくれますか?」
アタシが復活できたのは、ラルカさんが用意してくれた回復薬のおかげのようだ。アルコールを直接アタシの血液に流し込むような形で、体内の回復細胞の働きを促してくれたということか。
そして、そうまでしてアタシを復活させた理由は、星皇社長を倒すことにある。強大なヴィランと化した星皇社長の相手は、アタシでなければ務まらない。
将軍艦隊が星皇社長から切り離されたのはアタシも知ってるし、そもそもその役目はアタシが本来背負うべきものだ。
――あの夢でも見た両親の想いを、アタシは無下になんかしたくない。
「そっちの要望なんか聞かなくても、アタシは星皇社長にもう一度挑むつもりさ。だけど、アタシは別に『星皇社長を倒したい』ってわけじゃないのよね」
「……? それは一体、どういう言葉の意味でしょうか?」
ラルカさんの要望は聞かれるまでもなくアタシは受け入れる。ただ、少しだけ語弊があると言うべきか。
星皇社長は我が子を復活させるため、こんな大騒動まで起こして多くの人々を巻き込んでいる。それ自体は看過できない出来事だし、アタシはそれを止めるためにも星皇社長と真っ向から対峙する心づもりだ。
――だけど、あの人だってあの人なりの悲しみに囚われている。
ヒーローの役目は『敵を倒すこと』が本懐ではない。『悩み苦しむ人々を救うこと』が本懐だ。
「アタシは星皇社長を助け出す。あの人が囚われている苦しみから、アタシの手で救い出してみせるさ」
「……まあ、その辺りの価値観はミス空鳥にお任せします。最終的にどうなるかは、自分達でも関与できない領域ですので」
アタシはその気持ちを率直な言葉にして、ラルカさんへと申し出た。
この人達からすれば、本来の趣旨とは少し違うのだろうけど、これがアタシの率直な想い。
過去に囚われ、自らを暴挙へと駆り立てる星皇社長を、アタシはこの手で救いたい。
――尊敬していた人が苦しんでいるのに、それを救えずしてヒーローなんて名乗れない。
「ほな、ワイらはこれでさいならやな。後はそっちでやってくれや」
「自分達はあくまで将軍艦隊の意志に従い、あなたを助けただけに過ぎません。後のことはお任せしましょう」
「アタシもそれで構わないさ。……あっ、でもちょっと待って。最後に一つだけ、あんた達に言っておきたいことがあるんだ」
アタシを助け、その目的を語った牙島とラルカさんも、長居は無用とその場を立ち去り始める。
アタシとしても、もうこの二人を敵に回さなくて済むのなら、それで万事オッケーな話だ。
だけど、どうしても最後に一つだけ言っておきたいことがある。
それは――
「アタシのことを助けてくれてありがとね。ラルカさん達のおかげで、アタシも自分の役目を果たせそうだ」
――曲がりなりにも、こうしてアタシを助けてくれたことへの感謝の言葉だ。
複雑で因縁もある関係だけど、将軍艦隊がいなければアタシがこうして目を覚ますことはなかった。
そのことについては、アタシも素直にお礼を言いたい。
「……わざわざ言いたいセリフがそれですか? 本当にどうにも、ミス空鳥の思考は読み取れません」
「キハハハ! 将軍艦隊の冷酷な右舷将様も、正義のヒーローの慈愛には戸惑うってことかいな――って、イタタァ!? ワイの背中にナイフ刺すなや!? なんでそないなことすんねん!?」
「少々、ミスター牙島の発言に腹が立ったものでして。……ともかく、これであなた方とはお別れでしょう。次に会う機会があるのかどうかは、自分達も知りませんが」
アタシの言葉を聞いてラルカさんは背中を向けたまま言葉を漏らし、牙島はそんなラルカさんを少しおちょくりながら立ち去ってしまった。
その際にラルカさんが牙島の背中を取り出したナイフでグサグサしてたけど、牙島自身にダメージはほとんどなさそうだった。
――どっちかって言うと、あれはラルカさんの照れ隠しなのかな?
なんだか、そんな風にも見えちゃった。
――ただ、アタシの道を与えてくれたことには感謝する。
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―――――――――
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アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
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12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
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ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
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