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将軍艦隊編・急
ep341 現天に飛来せし電脳戦艦:コメットノアⅡ
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アタシがコメットノアのサーバーにデバイスロッドを突き刺すと、狙い通りに意識が暗転し始める。
この感覚は一度味わっている。VRワールドにフルダイブする時と同じ感覚だ。
電脳世界の中でアタシの姿が作られていく感覚はあるけど、あの時のように明瞭なものではない。
デバイスロッドを突き刺して直接介入するなんて手法をとったから当然か。それでも、目的のためにはこれで十分だ。
空間自体も辺り一面真っ暗だけど、前方に一つだけ人影が見える。
こちらも明瞭ではないとはいえ、誰がいるのかは理解できる。
「久しぶり……と言えばいいのかしら? まさかこの世界で、空鳥さんと会うことになるとは思わなかったわ」
「本当にまた会えたね……星皇社長」
コメットノアのベースとなった頭脳の主。現実世界にはもういない全ての創造主。
フクロウさんこと星皇 久永の元奥さん、星皇 時音社長が再びアタシの前に現れてくれた。
「『また会えた』と言ってるけど、この私は本物の星皇 時音を模範し、プログラムという規律に従った存在でしかないわ」
「それはアタシも理解してるさ。だけど、色々と感慨深いものもあるもんでね」
もちろんこの人は本物の星皇社長じゃない。コメットノアが内部データを元に作り出したただの人工知能だ。
それでも、アタシにはそんな簡単な言葉で切り捨てられる存在には見えない。
模範によって作られた規律と本人は言うけれど、ここはアタシが思ったことをそのまま尋ねてみよう。
受け答えができるぐらいの機能が、この人工知能には備わっている。
「戦艦の方のコメットノアがアタシを攻撃した時、なんだか妙な砲撃の外し方をしたんだよね。あれってもしかして、星皇社長の仕業じゃないかな?」
「ただのプログラムでしかない今の私にそんなことを期待するなんて、普通のエンジニアなら思いつかないわね。だけど、空鳥さんらしいわ。空鳥さんへの攻撃を緩めた原因は、言うなれば『本物が抱いていた深層心理というプログラム』といったところかしら」
「深層心理のプログラムねぇ……。ここまで来ると、あんたは本当に『アタシが最後に見た星皇社長本人』にしか見えないや」
そして、アタシが抱いていた疑問についても思った通りだった。デッドコピーとはいえ、本物の星皇社長と同じように眼前のコメットノアは答えてくれる。
なんだか、あの時を思い出すんだよね。星皇社長がアタシと敵対しながらも、心のどこかでトドメを刺せなかった時をさ。
アタシに抱いてくれた想いを無駄にしたくなかった。だからVRワールドでも現実世界でも、わざと攻撃の手を緩めるような真似をしてくれた。
そんな心情まで再現するなんて、コメットノアはもう人工知能なんて枠に収まらない。
もう一人の星皇社長――いや、いなくなった星皇社長本人だ。
こんな姿を見せられると、コメットノアのサーバーを破壊して停止させるのも忍びない。
「……アタシはあんたのことを『本物の星皇社長』だと思って話をさせてもらうよ。これはお願いになるんだけど、この戦艦を止めることってできないかな?」
「私としても、すでに本物がこの世に存在しない状況で無闇な暴力を振るいたくはないわ。ただ、私の――コメットノアの指揮権は現在、固厳首相が掌握している。私一人の意志では完全に止めることは叶わないわね。それでもこうして空鳥さんに会えた今ならば、こちらから指揮権を奪い返すことだってできるわ」
「そんなこともできちゃうの? てか、アタシに会ったことがどう関係するの?」
思い切って星皇社長自身の手でコメットノアを完全停止できないか頼んでみると、何やら方法自体はあるらしい。
そんな方法があると知ってしまったら、アタシも無闇に破壊して終了とはできない。ここまでコメットノアの深層に触れたことで、情も湧いてしまった。
ただ、その方法とアタシの存在がどう関係するのだろうか?
「私が指揮権を完全に奪い返せなかったのは、言うなれば後悔というものがあったからこそよ。空鳥さんとこうして話せる機会ができたから、後悔を晴らすこともできるわ」
「要するに『踏ん切りがつかなかった』ってことか……」
話を聞いていくと、本当に本物の人間と同じような理由があった。
星皇社長はアタシと戦う以前から、ずっと心の底で後悔していたことは知っている。戦いの後で受け取った手紙からも痛いほど伝わってきた。
その後悔があるからこそ、本物の人間と同じようにあと一歩が踏み出せずにいる。
「空鳥さんは今も空色の魔女として、街を守るヒーローをしているのよね?」
「うん。今だってアタシなりに頑張ってる。色々と挫けそうになったこともあったけど、星皇社長が託してくれた想いだってあるからね」
「改良しておいた杖のことね。私の記憶はあの杖を改造したところまでしかないのよ。その後、本物の私がどうなったかまでは分からないし、空鳥さんが語る必要もないわ。それはきっと、空鳥さんにとっても心苦しい思い出のはずだから」
「気遣いまでできるなんて、もうあんたは人工知能なんかじゃないよ。アタシもよく知る星皇社長で間違いないさ」
でも、アタシと話ができれば解決できる。そうすることで、後悔という名の鎖は解かれる。
電脳世界の中で星皇社長と言葉を交わすと、アタシも思わず泣きそうになってくる。
アタシだって、この人を救えなかったことは後悔してる。
人工知能相手に模範的な会話をしてるとは全く思わず、アタシは星皇社長と言葉を交わしていく。
「そういや、フクロウさんにも会ったんだよね。あー……星皇 久永さんか」
「そう、あの人とも会ったのね。私の元夫があんなプレイボーイで驚いたかしら? ああ見えて、結構律儀なところもあるのよ?」
「うん、知ってる。今だって星皇社長のことは愛してるみたいだし、アタシもどうにか会わせてあげたかったなー……」
「あの人が元気なら、私はそれで満足よ。現実の星皇 時音はすでに存在しないのだから、今更偶像に会ってもかえって苦しめる結果にもなるわ」
元夫であるフクロウさんのことについても、星皇社長はどこか懐かしそうに語っている。
やっぱり、こっちもこっちで今でも愛してる感じだよね。お子さんの不幸からすれ違ってはいたけど、二人は間違いなく夫婦だった。
アタシとタケゾーの姿が重なって見える。言葉では言い表せない愛情がそこにある。
――何気ない会話を交えながらだけど、なんだか穏やかな時間だ。
「……さて、長話もこのぐらいにしておこうかしら。現実世界では今も固厳首相による計画が進行しているし、そろそろ私も本気を出して止めないといけないわね」
「……そうだね。こうして少しでも話ができて、アタシも嬉しかったよ。星皇社長はこの後どうなっちゃうの?」
「戦艦の浮遊機能だけを自動制御で残し、コメットノアの――私の機能そのものを完全に消去させるわ」
「それって……人間でいうところの死亡状態と同じってこと?」
「むしろ成仏と言った方がいいかしら。私は本来、もうこの世界に存在しない人間。コメットノアというデッドコピーも、後の世のために消し去っておくわ」
時間にすればそれほどでもないのだろうけど、別れの時は避けられない。
この場で戦艦の制御系統を完全に奪わないと、固厳首相の魔の手が伸び続けてしまう。
それを避けるためには、やはりコメットノアの機能そのものを完全に止めるしかない。星皇社長もそれを理解し、自ら消滅の道を選ぼうとしている。
――辛い話だけど、現状を打破するにはそうするしかない。
「またこうして星皇社長の最後に立ち会うとなると、アタシも仕方なくても心苦しいよ……」
「そんなに気負わなくても大丈夫よ。全てなるようになっただけの話。空鳥さんも現実世界へ戻りなさい。あなたにはまだ役目が残っているわ。ヒーローとして、空鳥 隼という一人の女性として、あなたはこれからも戦い続けなさい」
「……うん。ありがとね」
名残惜しいが、お互いに後悔はここまでだ。星皇社長も指揮権を奪い返すだけの気力を取り戻し、早速全てを終わらせようとしてくれる。
余計な言葉なんて言えなかった。ただ『ありがとう』としか言えなかった。
でも、その言葉だけで十分だと思う。これ以上の言葉はまた後悔を生み出してしまう。
アタシだって、現実世界で固厳首相をとっちめないと気が済まない。
ここまで狼藉を働いた相手が内閣総理大臣だろうが関係ない。一発ぶん殴ってでも反省させてやる。
――星皇社長の言葉も胸に抱き、アタシの意識も現実世界へと帰っていく。
この感覚は一度味わっている。VRワールドにフルダイブする時と同じ感覚だ。
電脳世界の中でアタシの姿が作られていく感覚はあるけど、あの時のように明瞭なものではない。
デバイスロッドを突き刺して直接介入するなんて手法をとったから当然か。それでも、目的のためにはこれで十分だ。
空間自体も辺り一面真っ暗だけど、前方に一つだけ人影が見える。
こちらも明瞭ではないとはいえ、誰がいるのかは理解できる。
「久しぶり……と言えばいいのかしら? まさかこの世界で、空鳥さんと会うことになるとは思わなかったわ」
「本当にまた会えたね……星皇社長」
コメットノアのベースとなった頭脳の主。現実世界にはもういない全ての創造主。
フクロウさんこと星皇 久永の元奥さん、星皇 時音社長が再びアタシの前に現れてくれた。
「『また会えた』と言ってるけど、この私は本物の星皇 時音を模範し、プログラムという規律に従った存在でしかないわ」
「それはアタシも理解してるさ。だけど、色々と感慨深いものもあるもんでね」
もちろんこの人は本物の星皇社長じゃない。コメットノアが内部データを元に作り出したただの人工知能だ。
それでも、アタシにはそんな簡単な言葉で切り捨てられる存在には見えない。
模範によって作られた規律と本人は言うけれど、ここはアタシが思ったことをそのまま尋ねてみよう。
受け答えができるぐらいの機能が、この人工知能には備わっている。
「戦艦の方のコメットノアがアタシを攻撃した時、なんだか妙な砲撃の外し方をしたんだよね。あれってもしかして、星皇社長の仕業じゃないかな?」
「ただのプログラムでしかない今の私にそんなことを期待するなんて、普通のエンジニアなら思いつかないわね。だけど、空鳥さんらしいわ。空鳥さんへの攻撃を緩めた原因は、言うなれば『本物が抱いていた深層心理というプログラム』といったところかしら」
「深層心理のプログラムねぇ……。ここまで来ると、あんたは本当に『アタシが最後に見た星皇社長本人』にしか見えないや」
そして、アタシが抱いていた疑問についても思った通りだった。デッドコピーとはいえ、本物の星皇社長と同じように眼前のコメットノアは答えてくれる。
なんだか、あの時を思い出すんだよね。星皇社長がアタシと敵対しながらも、心のどこかでトドメを刺せなかった時をさ。
アタシに抱いてくれた想いを無駄にしたくなかった。だからVRワールドでも現実世界でも、わざと攻撃の手を緩めるような真似をしてくれた。
そんな心情まで再現するなんて、コメットノアはもう人工知能なんて枠に収まらない。
もう一人の星皇社長――いや、いなくなった星皇社長本人だ。
こんな姿を見せられると、コメットノアのサーバーを破壊して停止させるのも忍びない。
「……アタシはあんたのことを『本物の星皇社長』だと思って話をさせてもらうよ。これはお願いになるんだけど、この戦艦を止めることってできないかな?」
「私としても、すでに本物がこの世に存在しない状況で無闇な暴力を振るいたくはないわ。ただ、私の――コメットノアの指揮権は現在、固厳首相が掌握している。私一人の意志では完全に止めることは叶わないわね。それでもこうして空鳥さんに会えた今ならば、こちらから指揮権を奪い返すことだってできるわ」
「そんなこともできちゃうの? てか、アタシに会ったことがどう関係するの?」
思い切って星皇社長自身の手でコメットノアを完全停止できないか頼んでみると、何やら方法自体はあるらしい。
そんな方法があると知ってしまったら、アタシも無闇に破壊して終了とはできない。ここまでコメットノアの深層に触れたことで、情も湧いてしまった。
ただ、その方法とアタシの存在がどう関係するのだろうか?
「私が指揮権を完全に奪い返せなかったのは、言うなれば後悔というものがあったからこそよ。空鳥さんとこうして話せる機会ができたから、後悔を晴らすこともできるわ」
「要するに『踏ん切りがつかなかった』ってことか……」
話を聞いていくと、本当に本物の人間と同じような理由があった。
星皇社長はアタシと戦う以前から、ずっと心の底で後悔していたことは知っている。戦いの後で受け取った手紙からも痛いほど伝わってきた。
その後悔があるからこそ、本物の人間と同じようにあと一歩が踏み出せずにいる。
「空鳥さんは今も空色の魔女として、街を守るヒーローをしているのよね?」
「うん。今だってアタシなりに頑張ってる。色々と挫けそうになったこともあったけど、星皇社長が託してくれた想いだってあるからね」
「改良しておいた杖のことね。私の記憶はあの杖を改造したところまでしかないのよ。その後、本物の私がどうなったかまでは分からないし、空鳥さんが語る必要もないわ。それはきっと、空鳥さんにとっても心苦しい思い出のはずだから」
「気遣いまでできるなんて、もうあんたは人工知能なんかじゃないよ。アタシもよく知る星皇社長で間違いないさ」
でも、アタシと話ができれば解決できる。そうすることで、後悔という名の鎖は解かれる。
電脳世界の中で星皇社長と言葉を交わすと、アタシも思わず泣きそうになってくる。
アタシだって、この人を救えなかったことは後悔してる。
人工知能相手に模範的な会話をしてるとは全く思わず、アタシは星皇社長と言葉を交わしていく。
「そういや、フクロウさんにも会ったんだよね。あー……星皇 久永さんか」
「そう、あの人とも会ったのね。私の元夫があんなプレイボーイで驚いたかしら? ああ見えて、結構律儀なところもあるのよ?」
「うん、知ってる。今だって星皇社長のことは愛してるみたいだし、アタシもどうにか会わせてあげたかったなー……」
「あの人が元気なら、私はそれで満足よ。現実の星皇 時音はすでに存在しないのだから、今更偶像に会ってもかえって苦しめる結果にもなるわ」
元夫であるフクロウさんのことについても、星皇社長はどこか懐かしそうに語っている。
やっぱり、こっちもこっちで今でも愛してる感じだよね。お子さんの不幸からすれ違ってはいたけど、二人は間違いなく夫婦だった。
アタシとタケゾーの姿が重なって見える。言葉では言い表せない愛情がそこにある。
――何気ない会話を交えながらだけど、なんだか穏やかな時間だ。
「……さて、長話もこのぐらいにしておこうかしら。現実世界では今も固厳首相による計画が進行しているし、そろそろ私も本気を出して止めないといけないわね」
「……そうだね。こうして少しでも話ができて、アタシも嬉しかったよ。星皇社長はこの後どうなっちゃうの?」
「戦艦の浮遊機能だけを自動制御で残し、コメットノアの――私の機能そのものを完全に消去させるわ」
「それって……人間でいうところの死亡状態と同じってこと?」
「むしろ成仏と言った方がいいかしら。私は本来、もうこの世界に存在しない人間。コメットノアというデッドコピーも、後の世のために消し去っておくわ」
時間にすればそれほどでもないのだろうけど、別れの時は避けられない。
この場で戦艦の制御系統を完全に奪わないと、固厳首相の魔の手が伸び続けてしまう。
それを避けるためには、やはりコメットノアの機能そのものを完全に止めるしかない。星皇社長もそれを理解し、自ら消滅の道を選ぼうとしている。
――辛い話だけど、現状を打破するにはそうするしかない。
「またこうして星皇社長の最後に立ち会うとなると、アタシも仕方なくても心苦しいよ……」
「そんなに気負わなくても大丈夫よ。全てなるようになっただけの話。空鳥さんも現実世界へ戻りなさい。あなたにはまだ役目が残っているわ。ヒーローとして、空鳥 隼という一人の女性として、あなたはこれからも戦い続けなさい」
「……うん。ありがとね」
名残惜しいが、お互いに後悔はここまでだ。星皇社長も指揮権を奪い返すだけの気力を取り戻し、早速全てを終わらせようとしてくれる。
余計な言葉なんて言えなかった。ただ『ありがとう』としか言えなかった。
でも、その言葉だけで十分だと思う。これ以上の言葉はまた後悔を生み出してしまう。
アタシだって、現実世界で固厳首相をとっちめないと気が済まない。
ここまで狼藉を働いた相手が内閣総理大臣だろうが関係ない。一発ぶん殴ってでも反省させてやる。
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