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もう一つの故郷編
ep409 虚ろに惑う剣狐:フェイクフォックス
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「うおおおおぉぉ!!」
「ちょ、ちょっと待って!? フェリアさん!? 落ち着いて!?」
アタシが反論する間もなく、フェリアさんは高周波ブレードの切っ先を地面に擦らせながら襲い掛かってくる。
『イカれるしかなった』という発言といい、フェリアさんも完全に本心で戦ってるわけじゃないのは読める。
だけど、今はそんなことを考えている場合ではない。かつてダークヒーロー、フェイクフォックスとしてアタシ達を助けてくれた力が、そのまま脅威となって襲い来る。
ボォオウ!
「切っ先から炎が!? 摩擦による発火と振動による高周波の加重機能!?」
それどころか、今回のフェリアさんはこれまで以上に本気だ。アタシも初めて見る技まで使い、本気でアタシを殺しにかかってくる。
実際に手合わせするのは初めてだけど、この人はそもそもウォリアールの王子様。将軍艦隊五艦将と同レベルの力は持っていてもおかしくない。
切っ先に炎をも纏わせ、さらに振動を上乗せして鋭く素早く振り払われる高周波ブレード。向かい合ってるこちらからすれば殺意の塊だ。
あんなものをまともに食らえば、熱切断される発泡スチロールよろしく切られてしまう。
「アタシも立ち向かわなきゃどうにもならないってことか! 心苦しいけど、昨日に引き続き気絶してもらうよ!」
「そんな温い覚悟で来るんじゃねえ! いっそのこと……俺を殺す気で来やがれぇぇええ!!」
もうここまで来ると、アタシに戦わないという選択肢はない。狐面に隠れてるけど、その下ではフェリアさんが殺意を剥き出しに目を見開く様子が思い浮かぶ。
アタシだって素直に切られるなんてのはごめんだ。洗居さんを助けるために足止めを食ってる時間もないけど、フェリアさんを止めないことには先の状況も見えてこない。
――考えるのも面倒だけど、まずやるべきことは一つ。ここでフェリアさんを返り討ちにすることだ。
「トラクタービーム! その火炎高周波ブレードの一撃、とても耐えきれるものじゃなさそうなんでね! ちょいと小細工をやらせてもらうよ!」
「チィ! ウォリアールでもお前みてえな身のこなしができる奴なんてそうそういねえな! だが、俺を完全に振り切れるとは思わねえことだ!」
交戦は心に決めるも、真っ向勝負は危険すぎる。幸いこの場所は金属製の柱などもあるので、トラクタービームによるターザンで機動力を活かした戦い方はできる。
モデル・パンドラじゃないから左手しかトラクタービームが使えないし、できるならば両手で扱えるように切り替えたい。
どうにか変身カプセルを取り出すも――
「お前にはもう一段パワーアップがあることは俺も把握してる! 残念だが、それを許すわけにはいかねえだよぉお!」
ガチィィン!
「し、しまった!? パンドラ用のカプセルが!?」
――フェリアさんはトラクタービームで空中にいるアタシに対し飛び掛かり、側転キックでカプセルを蹴り落としてくる。
この人『実績がない』なんて言われてるけど、だからって『実力がない』わけじゃない。
動きの速さは昨日の怒り狂う洗居さんと同格。むしろ戦闘面における鍛錬された技術もあって、鋭さといった質の面では完全に上回っている。
激しくもありながら、無駄のない洗練された動き。モデル・パンドラがない状態ではあまりに手強い相手だ。
「余計な小細工を考えてる暇も与えないってことね! だけど、こっちにもまだまだ手はあるってもんよ!」
こうなったら、一か八かの出たとこ勝負だ。まずはトラクタービームでターザンしながら、デバイスロッドを足でサーフィンのように構える。
そこからターザンのスウィングによる反動が頂点に達するタイミングで、フェリアさんへと蹴り飛ばす。
――思い付きの即席ロッドサーフミサイル。まずは奇襲としてこいつをお見舞いだ。
「しゃらくせえ真似を! こんなもんで俺を止められると思うなぁあ!」
勢いのついたデバイスロッドが飛んできても、フェリアさんは問題なく突っ込んでくる。
ダッシュからのサマーソルトキックでデバイスロッドを頭上へ蹴り飛ばし、ターザンしているアタシの着地点を狙ってくる。
ただ、こっちとしてもさっきの一撃は牽制みたいなもんだ。再度ターザンの反動が頂点に達したタイミングでトラクタービームを解除し、今度はアタシ自身がフェリアさんへと突っ込んでいく。
デバイスロッドの一撃を回避すためフェリアんさんにワンテンポ遅れも生じたし、回避させはしない。
「どりゃああああ! 覚悟ぉぉおおお!!」
「俺相手に少し策を弄したことは褒めてやる! だが、この程度で俺は止められねえ! むしろ自分から火に飛び込むネズミと同じなんだよぉぉおお!!」
右手で握り拳を作って殴り掛かるアタシ。そんなアタシを高周波ブレードで迎撃しようとするフェリアさん。
ここまで来ると、後は度胸比べみたいなもんだ。こちらが狙うはフェリアさんが握る高周波ブレード。
狙いであると同時に刀身に炎を宿して襲い掛かってくる脅威だけど、それさえ弾いてしまえばフェリアさんを無力化できる。
一歩間違えればアタシの方が真っ二つ。声を張り上げて勇みながら、狙いを定めてフェリアさんへ突撃していく。
ヒュンッ! ――ピク
「くうぅ……!?」
「えっ!? フェリアさん!?」
タイミング的にはまさに一触即発。本当にアタシの方が切られててもおかしくはなかった。
だけどお互いが交差するまさに刹那のタイミングで、フェリアさんの動きにわずかな遅れが見えた。
アタシの攻撃に怯んだとかじゃない。フェリアさんが自らの意志でわずかに動きを止めた。
時間にすれば本当に一瞬。だけど、緊迫した攻防の中では十分な時間だ。
――アタシの体は考えるより早く、フェリアさんの高周波ブレードを柄から弾き飛ばしに入る。
ガァアン!
「くそっ!? だがまだ――」
「残念だけど、もうおしまいだよ。アタシだって、フェリアさんとこれ以上戦いたくなんかないんだ」
「くぅ……!? 空鳥ぃ……!?」
手袋の衝撃波機構を使い、高周波ブレードはフェリアさんの手元から弾かれた。まだ諦めまいと拾いに向かうフェリアさんに対しても、すぐさま空中に弾かれたデバイスロッドを引き戻して突き付けることで牽制する。
今の攻防で全てが決した。ここまで手に汗握るバトルなんてヒヤヒヤしたけど、なんとか勝ち星は拾えたか。
ただ、そもそもアタシが勝てた最大の要因はフェリアさんの方にある。
「フェリアさんもさ、本当はこんなことしたくなかったんだよね? 一瞬動きを止めたのだって、本心から挑んできてないからだよね? 狐面で表情どころか感情まで押し殺しちゃってさ」
「……こういう時に限って頭の回る奴だ。ああ、そうだよ。俺にはどうしても、お前を倒さないといけない理由はあったんだ。……栗阿のためにもさ」
「洗居さんのために?」
フェリアさんも膝をつきながら観念し、フェイクフォックスとしての狐面を外して語り始める。
その下から現れるのは、涙を流しながら複雑な感情が入り混じったとしか言えない表情。こんな複雑な感情を抱きながらじゃ、動きに戸惑いが見えてもおかしくはない。
むしろあそこまで動けてた方が驚きか。
「ねえ、なんでアタシに挑んで来たのさ? 洗居さんのためって理由にしても、アタシには見えてこないよ。……今だって、デザイアガルダに誘拐されてるんだ。早く追いかけて助けないと」
「……その栗阿が誘拐された件こそ、俺がこうしてお前に挑みかかった理由だ。こうしねえと、栗阿の身の安全が保証されねえんだ……!」
「……え? あ、洗居さんの身の安全って……?」
デバイスロッドも収納して牽制をやめ、どうにか話を進めると、何より優先すべき洗居さんの話も挙がってはくる。だけど、フェリアさんが語るにはこのことも絡んでいるようだ。
察するに、フェリアさんは洗居さんを人質に取られてるってこと? でも誰に? デザイアガルダにしたって、そのために利用された手駒ってこと?
――全容は見えてこない。でも、アタシも知らないところで何か陰謀が動いている予感だけはする。
【ホホホ。やはり、フェリア様では空鳥様を越えられませんか。ワタシもどちらにつくべきかの確認としては十分でしょう】
「え!? 誰!? モ、モニター!?」
そんな時、近くにあったモニターが点灯して、元凶と思わしき人物が画面越しに姿を見せてきた。
「ちょ、ちょっと待って!? フェリアさん!? 落ち着いて!?」
アタシが反論する間もなく、フェリアさんは高周波ブレードの切っ先を地面に擦らせながら襲い掛かってくる。
『イカれるしかなった』という発言といい、フェリアさんも完全に本心で戦ってるわけじゃないのは読める。
だけど、今はそんなことを考えている場合ではない。かつてダークヒーロー、フェイクフォックスとしてアタシ達を助けてくれた力が、そのまま脅威となって襲い来る。
ボォオウ!
「切っ先から炎が!? 摩擦による発火と振動による高周波の加重機能!?」
それどころか、今回のフェリアさんはこれまで以上に本気だ。アタシも初めて見る技まで使い、本気でアタシを殺しにかかってくる。
実際に手合わせするのは初めてだけど、この人はそもそもウォリアールの王子様。将軍艦隊五艦将と同レベルの力は持っていてもおかしくない。
切っ先に炎をも纏わせ、さらに振動を上乗せして鋭く素早く振り払われる高周波ブレード。向かい合ってるこちらからすれば殺意の塊だ。
あんなものをまともに食らえば、熱切断される発泡スチロールよろしく切られてしまう。
「アタシも立ち向かわなきゃどうにもならないってことか! 心苦しいけど、昨日に引き続き気絶してもらうよ!」
「そんな温い覚悟で来るんじゃねえ! いっそのこと……俺を殺す気で来やがれぇぇええ!!」
もうここまで来ると、アタシに戦わないという選択肢はない。狐面に隠れてるけど、その下ではフェリアさんが殺意を剥き出しに目を見開く様子が思い浮かぶ。
アタシだって素直に切られるなんてのはごめんだ。洗居さんを助けるために足止めを食ってる時間もないけど、フェリアさんを止めないことには先の状況も見えてこない。
――考えるのも面倒だけど、まずやるべきことは一つ。ここでフェリアさんを返り討ちにすることだ。
「トラクタービーム! その火炎高周波ブレードの一撃、とても耐えきれるものじゃなさそうなんでね! ちょいと小細工をやらせてもらうよ!」
「チィ! ウォリアールでもお前みてえな身のこなしができる奴なんてそうそういねえな! だが、俺を完全に振り切れるとは思わねえことだ!」
交戦は心に決めるも、真っ向勝負は危険すぎる。幸いこの場所は金属製の柱などもあるので、トラクタービームによるターザンで機動力を活かした戦い方はできる。
モデル・パンドラじゃないから左手しかトラクタービームが使えないし、できるならば両手で扱えるように切り替えたい。
どうにか変身カプセルを取り出すも――
「お前にはもう一段パワーアップがあることは俺も把握してる! 残念だが、それを許すわけにはいかねえだよぉお!」
ガチィィン!
「し、しまった!? パンドラ用のカプセルが!?」
――フェリアさんはトラクタービームで空中にいるアタシに対し飛び掛かり、側転キックでカプセルを蹴り落としてくる。
この人『実績がない』なんて言われてるけど、だからって『実力がない』わけじゃない。
動きの速さは昨日の怒り狂う洗居さんと同格。むしろ戦闘面における鍛錬された技術もあって、鋭さといった質の面では完全に上回っている。
激しくもありながら、無駄のない洗練された動き。モデル・パンドラがない状態ではあまりに手強い相手だ。
「余計な小細工を考えてる暇も与えないってことね! だけど、こっちにもまだまだ手はあるってもんよ!」
こうなったら、一か八かの出たとこ勝負だ。まずはトラクタービームでターザンしながら、デバイスロッドを足でサーフィンのように構える。
そこからターザンのスウィングによる反動が頂点に達するタイミングで、フェリアさんへと蹴り飛ばす。
――思い付きの即席ロッドサーフミサイル。まずは奇襲としてこいつをお見舞いだ。
「しゃらくせえ真似を! こんなもんで俺を止められると思うなぁあ!」
勢いのついたデバイスロッドが飛んできても、フェリアさんは問題なく突っ込んでくる。
ダッシュからのサマーソルトキックでデバイスロッドを頭上へ蹴り飛ばし、ターザンしているアタシの着地点を狙ってくる。
ただ、こっちとしてもさっきの一撃は牽制みたいなもんだ。再度ターザンの反動が頂点に達したタイミングでトラクタービームを解除し、今度はアタシ自身がフェリアさんへと突っ込んでいく。
デバイスロッドの一撃を回避すためフェリアんさんにワンテンポ遅れも生じたし、回避させはしない。
「どりゃああああ! 覚悟ぉぉおおお!!」
「俺相手に少し策を弄したことは褒めてやる! だが、この程度で俺は止められねえ! むしろ自分から火に飛び込むネズミと同じなんだよぉぉおお!!」
右手で握り拳を作って殴り掛かるアタシ。そんなアタシを高周波ブレードで迎撃しようとするフェリアさん。
ここまで来ると、後は度胸比べみたいなもんだ。こちらが狙うはフェリアさんが握る高周波ブレード。
狙いであると同時に刀身に炎を宿して襲い掛かってくる脅威だけど、それさえ弾いてしまえばフェリアさんを無力化できる。
一歩間違えればアタシの方が真っ二つ。声を張り上げて勇みながら、狙いを定めてフェリアさんへ突撃していく。
ヒュンッ! ――ピク
「くうぅ……!?」
「えっ!? フェリアさん!?」
タイミング的にはまさに一触即発。本当にアタシの方が切られててもおかしくはなかった。
だけどお互いが交差するまさに刹那のタイミングで、フェリアさんの動きにわずかな遅れが見えた。
アタシの攻撃に怯んだとかじゃない。フェリアさんが自らの意志でわずかに動きを止めた。
時間にすれば本当に一瞬。だけど、緊迫した攻防の中では十分な時間だ。
――アタシの体は考えるより早く、フェリアさんの高周波ブレードを柄から弾き飛ばしに入る。
ガァアン!
「くそっ!? だがまだ――」
「残念だけど、もうおしまいだよ。アタシだって、フェリアさんとこれ以上戦いたくなんかないんだ」
「くぅ……!? 空鳥ぃ……!?」
手袋の衝撃波機構を使い、高周波ブレードはフェリアさんの手元から弾かれた。まだ諦めまいと拾いに向かうフェリアさんに対しても、すぐさま空中に弾かれたデバイスロッドを引き戻して突き付けることで牽制する。
今の攻防で全てが決した。ここまで手に汗握るバトルなんてヒヤヒヤしたけど、なんとか勝ち星は拾えたか。
ただ、そもそもアタシが勝てた最大の要因はフェリアさんの方にある。
「フェリアさんもさ、本当はこんなことしたくなかったんだよね? 一瞬動きを止めたのだって、本心から挑んできてないからだよね? 狐面で表情どころか感情まで押し殺しちゃってさ」
「……こういう時に限って頭の回る奴だ。ああ、そうだよ。俺にはどうしても、お前を倒さないといけない理由はあったんだ。……栗阿のためにもさ」
「洗居さんのために?」
フェリアさんも膝をつきながら観念し、フェイクフォックスとしての狐面を外して語り始める。
その下から現れるのは、涙を流しながら複雑な感情が入り混じったとしか言えない表情。こんな複雑な感情を抱きながらじゃ、動きに戸惑いが見えてもおかしくはない。
むしろあそこまで動けてた方が驚きか。
「ねえ、なんでアタシに挑んで来たのさ? 洗居さんのためって理由にしても、アタシには見えてこないよ。……今だって、デザイアガルダに誘拐されてるんだ。早く追いかけて助けないと」
「……その栗阿が誘拐された件こそ、俺がこうしてお前に挑みかかった理由だ。こうしねえと、栗阿の身の安全が保証されねえんだ……!」
「……え? あ、洗居さんの身の安全って……?」
デバイスロッドも収納して牽制をやめ、どうにか話を進めると、何より優先すべき洗居さんの話も挙がってはくる。だけど、フェリアさんが語るにはこのことも絡んでいるようだ。
察するに、フェリアさんは洗居さんを人質に取られてるってこと? でも誰に? デザイアガルダにしたって、そのために利用された手駒ってこと?
――全容は見えてこない。でも、アタシも知らないところで何か陰謀が動いている予感だけはする。
【ホホホ。やはり、フェリア様では空鳥様を越えられませんか。ワタシもどちらにつくべきかの確認としては十分でしょう】
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