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一章 颯太アテネ
第十話
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「勿論効くけど?効かないなんて思ったの?もしかして凪は颯太……だっけが好きだとか?ははっ、凪らしくないねぇ。」
そんなのあったら奇跡も同然でしょ?
この呪いはにそんな抜け道なんて、存在しない。
「そうだろうねぇ………」
強大な力には、必ず対価がつきまとう。
僕の対価は他人に死を与え、自分は死ねない。
永遠に生きるしかない。
「いやいや、凪が死ぬ方法はあるよ?凪より強い呪いの人を見つけるか、もしくは、王子様を見つけて呪いを解いてもらうとか?」
王子様かぁ……
「お姫様なんて柄じゃないしそもそも僕男なんだけど?せめてお姫様じゃないの?」
「じゃあ、女の人は平気なの?」
「…………無理」
「だろうね。」
なんで僕ってこんななんだろ………
「まぁ、あの子は呪いを具現化した存在だからね………いつかは消えちゃうかもしれない。けど………」
「けど?」
「んー、教えない。」
そういうと、月は消えてしまった。
先輩が寝てる。
塔の中で二人きり。
僕が願ってた時間。
幸せな、時間。
僕は、颯太の呪いだ。
僕のルーツは、知らない。
わからない。
知りたくない。
いまはただ、幸せなままでいたい。
颯太は、先輩のことが好き。
それは僕も同じだ。
それは、颯太から与えられた感情かも知れないけど。
別にそれでもいい。
本当の感情とか、気持ちとか、そんなの知ってなんになるの?
今そう感じているのが全てだって。
僕は思った。
下で颯太の声が聞こえる。
入ってこれないからだろう。
ドアは、壊した。
隅々まで破壊して、作り直した。
というか、開かないようにした。
開くには、強い魔力の干渉が必要で、闇の魔法を使用しなきゃ開かないようになっている。
僕は別に闇の魔法が完璧に使えてしまう。
なせだかわからないけど。
多分、その気になればもっと昔の魔法だって………
「ちょっとぉ!聞いてんのぉ!僕の提案にのるのかのらないのか早く決めてよ!」
「うるさいですね!聞いてますよ!ていうか何なんですかあなたは!あんな簡単に結界を破るなんて!」
目の前の男はいとも容易く僕が仕掛けた魔法を解いて、侵入し、またかけ直し(しかもご丁寧に強度を高めて)僕に『交渉』しようとしている。
「せっかく僕が協力してあげるってのに………僕は滅多に人に優しくしないんだよ?」
「今回の話は確実に僕が不幸になるだけですよね?あなたの話だと。」
「奇跡を期待したら?」
「そんなのあるわけないでしょ!」
奇跡とか存在するなら先輩とこんな出会いかたしてないと思うし。
そもそも呪いだって………
「まぁ、どうでも良いけどさぁ………君は案外しぶといみたいだから少なく見積もっても3~4年は存在出来ると思うよ?でもその時消えてしまったら?凪は悲しむと思うなぁ………」
「だからって………その方法でも失敗すればどっち道僕は消えるじゃないですか。」
「そうだけどさぁ………でも、この方法なら、凪の記憶に強く焼き付くと思うよ?多分凪は一生君の事を覚えてるだろうね。」
「………トラウマとして?」
「まぁ、そうなるね。」
成功したら、良いけど。
失敗したら……どうなるかわからない。
「普通に生きているだけじゃ、記憶はやがて風化していく。声から忘れていって……最終的には、何もかも消えてしまう。でもね、恐怖はいつまでたっても消えない。色褪せない。どうするの?」
消えてしまう。
先輩の記憶から僕が。
颯太は残っても、アテネは消えていく。
そんなの、許せない。
「……やります。それに、成功したら………」
「うん。僕は手を引いてあげる。」
「僕は、先輩と仮って事になるみたいですけど………『結婚』したいと思います。」
将来の予行練習。
でも、僕は一生縛るつもりだけど。
「その調子でね。」
目の前の男………
理久は消えた。
そんなのあったら奇跡も同然でしょ?
この呪いはにそんな抜け道なんて、存在しない。
「そうだろうねぇ………」
強大な力には、必ず対価がつきまとう。
僕の対価は他人に死を与え、自分は死ねない。
永遠に生きるしかない。
「いやいや、凪が死ぬ方法はあるよ?凪より強い呪いの人を見つけるか、もしくは、王子様を見つけて呪いを解いてもらうとか?」
王子様かぁ……
「お姫様なんて柄じゃないしそもそも僕男なんだけど?せめてお姫様じゃないの?」
「じゃあ、女の人は平気なの?」
「…………無理」
「だろうね。」
なんで僕ってこんななんだろ………
「まぁ、あの子は呪いを具現化した存在だからね………いつかは消えちゃうかもしれない。けど………」
「けど?」
「んー、教えない。」
そういうと、月は消えてしまった。
先輩が寝てる。
塔の中で二人きり。
僕が願ってた時間。
幸せな、時間。
僕は、颯太の呪いだ。
僕のルーツは、知らない。
わからない。
知りたくない。
いまはただ、幸せなままでいたい。
颯太は、先輩のことが好き。
それは僕も同じだ。
それは、颯太から与えられた感情かも知れないけど。
別にそれでもいい。
本当の感情とか、気持ちとか、そんなの知ってなんになるの?
今そう感じているのが全てだって。
僕は思った。
下で颯太の声が聞こえる。
入ってこれないからだろう。
ドアは、壊した。
隅々まで破壊して、作り直した。
というか、開かないようにした。
開くには、強い魔力の干渉が必要で、闇の魔法を使用しなきゃ開かないようになっている。
僕は別に闇の魔法が完璧に使えてしまう。
なせだかわからないけど。
多分、その気になればもっと昔の魔法だって………
「ちょっとぉ!聞いてんのぉ!僕の提案にのるのかのらないのか早く決めてよ!」
「うるさいですね!聞いてますよ!ていうか何なんですかあなたは!あんな簡単に結界を破るなんて!」
目の前の男はいとも容易く僕が仕掛けた魔法を解いて、侵入し、またかけ直し(しかもご丁寧に強度を高めて)僕に『交渉』しようとしている。
「せっかく僕が協力してあげるってのに………僕は滅多に人に優しくしないんだよ?」
「今回の話は確実に僕が不幸になるだけですよね?あなたの話だと。」
「奇跡を期待したら?」
「そんなのあるわけないでしょ!」
奇跡とか存在するなら先輩とこんな出会いかたしてないと思うし。
そもそも呪いだって………
「まぁ、どうでも良いけどさぁ………君は案外しぶといみたいだから少なく見積もっても3~4年は存在出来ると思うよ?でもその時消えてしまったら?凪は悲しむと思うなぁ………」
「だからって………その方法でも失敗すればどっち道僕は消えるじゃないですか。」
「そうだけどさぁ………でも、この方法なら、凪の記憶に強く焼き付くと思うよ?多分凪は一生君の事を覚えてるだろうね。」
「………トラウマとして?」
「まぁ、そうなるね。」
成功したら、良いけど。
失敗したら……どうなるかわからない。
「普通に生きているだけじゃ、記憶はやがて風化していく。声から忘れていって……最終的には、何もかも消えてしまう。でもね、恐怖はいつまでたっても消えない。色褪せない。どうするの?」
消えてしまう。
先輩の記憶から僕が。
颯太は残っても、アテネは消えていく。
そんなの、許せない。
「……やります。それに、成功したら………」
「うん。僕は手を引いてあげる。」
「僕は、先輩と仮って事になるみたいですけど………『結婚』したいと思います。」
将来の予行練習。
でも、僕は一生縛るつもりだけど。
「その調子でね。」
目の前の男………
理久は消えた。
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