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三章 雫ポイズン
颯太のターン
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なんて笑顔で言ってきた。
それを聞いて最初に思ったのは美空が可哀想だなという事だった。
「チッ…、ついでにお前も生徒会入っといて雑用やっとけば良いのに」
「いちいちつっかかってきて本当ウザいですね…」
二人の間でバチバチと火花が散る。
あぁ、またか。
まったく…。
二人共仲が凄く悪い。
なぜか分からないけど、凄く悪い。
仲良くすれば良いのに。
そう思ってもなかなか言い出しづらい。
きっと二人が協力すれば、凄い事が出来るのに。
だって二人の属性は光と闇。
相反するエネルギーを同時にぶつければ、反発し合って強大な力になること間違いないのに。
「二人で協力する気ってないのかな」
「「無理」」
ぼら、こんなに息ピッタリのところもあるのに。
「でも、颯太もここで寝るってなると…、うーん…。じゃあ理久、二人でソファーで寝よっか」
「あいつにベッド取られるのは嫌だけどより一層凪と密着できるチャンスだから良いよ!」
「…?ベッド、二つないんですか?」
そう聞いて来た颯太に、理久はドヤ顔しながらこう言い放った。
「僕たちはいつも一緒のベッドで抱き合って寝てたんだよ!そう!抱き合って!お前はそんな経験ないだろ!!」
とたんに颯太の目から光が消えた。
あ、これ、ヤバいやつだ。
本能でそう感じとった僕はとっさに逃げようとしたけれど、
「逃がしませんよ」
鎖が伸びてきて、僕と理久を拘束した。
理久は手足を縛って、上から吊り上げるように。
僕は…
「え、え…、そ、そうたぁ…、何これ…」
目隠しと両手拘束。
感触からして颯太に抱き締められている。
「えへへ…先輩…♡たとえ理久に汚されたとしても、平気ですから…。僕が塗り替えてあげます」
これ、ダメだ。
僕きっとただじゃ帰ってこれない。
颯太の手が頬に触れる。
「ね、先輩、知ってます?人って五感を奪われると、その分他の感覚をするどくするらしいです」
何かが口に触れる。
手でもない、きっとこれは口だ。
今、僕と颯太はキスをしている。
「耳、ふさいであげますね、先輩♡」
耳を何かが包む。
そのままキスをされる。
なぜか背筋がゾクリとした。
思わず口を開けてしまった瞬間、舌が入り込む。
口の中を動き回り、頭の中が快感で埋められていく。
気持ちいいという感情で埋めつくされる。あぁ、壊れてしまいそうだ。
ある一点が舌をかすめると、変な声が出てしまった。
「先輩の良いとこ見っけ」
それを聞いて最初に思ったのは美空が可哀想だなという事だった。
「チッ…、ついでにお前も生徒会入っといて雑用やっとけば良いのに」
「いちいちつっかかってきて本当ウザいですね…」
二人の間でバチバチと火花が散る。
あぁ、またか。
まったく…。
二人共仲が凄く悪い。
なぜか分からないけど、凄く悪い。
仲良くすれば良いのに。
そう思ってもなかなか言い出しづらい。
きっと二人が協力すれば、凄い事が出来るのに。
だって二人の属性は光と闇。
相反するエネルギーを同時にぶつければ、反発し合って強大な力になること間違いないのに。
「二人で協力する気ってないのかな」
「「無理」」
ぼら、こんなに息ピッタリのところもあるのに。
「でも、颯太もここで寝るってなると…、うーん…。じゃあ理久、二人でソファーで寝よっか」
「あいつにベッド取られるのは嫌だけどより一層凪と密着できるチャンスだから良いよ!」
「…?ベッド、二つないんですか?」
そう聞いて来た颯太に、理久はドヤ顔しながらこう言い放った。
「僕たちはいつも一緒のベッドで抱き合って寝てたんだよ!そう!抱き合って!お前はそんな経験ないだろ!!」
とたんに颯太の目から光が消えた。
あ、これ、ヤバいやつだ。
本能でそう感じとった僕はとっさに逃げようとしたけれど、
「逃がしませんよ」
鎖が伸びてきて、僕と理久を拘束した。
理久は手足を縛って、上から吊り上げるように。
僕は…
「え、え…、そ、そうたぁ…、何これ…」
目隠しと両手拘束。
感触からして颯太に抱き締められている。
「えへへ…先輩…♡たとえ理久に汚されたとしても、平気ですから…。僕が塗り替えてあげます」
これ、ダメだ。
僕きっとただじゃ帰ってこれない。
颯太の手が頬に触れる。
「ね、先輩、知ってます?人って五感を奪われると、その分他の感覚をするどくするらしいです」
何かが口に触れる。
手でもない、きっとこれは口だ。
今、僕と颯太はキスをしている。
「耳、ふさいであげますね、先輩♡」
耳を何かが包む。
そのままキスをされる。
なぜか背筋がゾクリとした。
思わず口を開けてしまった瞬間、舌が入り込む。
口の中を動き回り、頭の中が快感で埋められていく。
気持ちいいという感情で埋めつくされる。あぁ、壊れてしまいそうだ。
ある一点が舌をかすめると、変な声が出てしまった。
「先輩の良いとこ見っけ」
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