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四章 雪闇ブラッド
第三十四話
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早くしてしまおう。
そう思っていたのにどうして。
そうやって僕の決意を揺らがせようとしてるの。
「愛してる。ずっと一緒。離れないで。傍にいて」
凪がそういった。
ねぇ、どうしてそんな事ばかり言うの。
諦めようとしていたところなのに。
抑えようとしたのに。
なんで僕の望むような言葉ばかり。
そんな事言わないでよ。
辛いよ。
すごく辛いよ。
苦しいよ。
やめてよ。
それって僕の心を引き裂くような言葉なんだよ。
「凪が望んだから。いけないんですよ。僕は諦めようとしたのに。凪が悪いんですよ」
永遠に、この世にはいられない。
そんなのわかり切っているじゃないか。
僕の中の魔力が切れるから。
魔力が切れたら存在できないのに。
でも、君が望むなら。
僕が。
だから宿主の颯太の体内に戻る事で体を再生させる。
そして、颯太を利用しなくても保てる方法を探す。
いくら輪廻の輪を外れようが構わない。
どんなに人外になったって構わない。
どんな形でも構わないから。
これが僕の望む道だ。
純愛の詰まった手紙をよんで、勝手に涙が流れる。
誰なのか覚えていない癖に。
薄情だ。
あまりにも。
その癖に止まらない。
誰との指輪なのか。
それはアテネと言う人物との指輪。
どうして涙が溢れるかわからない。
なんでこんなに泣いているの?
悲しいの?
分からないよ。
記憶が抜けている僕には。
不完全な僕には苦しいな、苦しいな。
ちゃんと全部思い出したい。
でも、それで僕が消えるのが怖い。
死にたいなんて願うくせに。
消えるのが怖いなんて矛盾している。
狂ってるよ。
きちんと取り戻したところで僕がまともかも分からないし。
僕を構成する全てが消える気がして。
でも、雪と闇奈は、アテネは。
きっと記憶を取り戻した方の僕が好きなんだろうな。
そう考えたら、叫びだしたいような。
どう対処すれば良いのかわからない激情に駆られた。
苦しいんだ。
僕じゃない僕をみんなが愛しているのが。
「凪先輩。どうしましたか?遅かったから心配してきちゃいました」
美空が部屋の入り口に立ってそう言った。
どうしてきたんだろう。
頬は赤くなり、息切れをしている。
相当心配していたようだ。
大丈夫。
そういいたいのに。
声が喉にはりついて出てこない。
あれ?
おかしいな。
声がでないなんて。
怖いのかな。
とっさに記憶を取り戻した僕の方が良い?
なんて聞いてしまいそうになったから。
馬鹿みたいなこと聞いてしまいそうになったから。
美空は眉を八の字に曲げて、微笑みながら僕を抱き締める。
そう思っていたのにどうして。
そうやって僕の決意を揺らがせようとしてるの。
「愛してる。ずっと一緒。離れないで。傍にいて」
凪がそういった。
ねぇ、どうしてそんな事ばかり言うの。
諦めようとしていたところなのに。
抑えようとしたのに。
なんで僕の望むような言葉ばかり。
そんな事言わないでよ。
辛いよ。
すごく辛いよ。
苦しいよ。
やめてよ。
それって僕の心を引き裂くような言葉なんだよ。
「凪が望んだから。いけないんですよ。僕は諦めようとしたのに。凪が悪いんですよ」
永遠に、この世にはいられない。
そんなのわかり切っているじゃないか。
僕の中の魔力が切れるから。
魔力が切れたら存在できないのに。
でも、君が望むなら。
僕が。
だから宿主の颯太の体内に戻る事で体を再生させる。
そして、颯太を利用しなくても保てる方法を探す。
いくら輪廻の輪を外れようが構わない。
どんなに人外になったって構わない。
どんな形でも構わないから。
これが僕の望む道だ。
純愛の詰まった手紙をよんで、勝手に涙が流れる。
誰なのか覚えていない癖に。
薄情だ。
あまりにも。
その癖に止まらない。
誰との指輪なのか。
それはアテネと言う人物との指輪。
どうして涙が溢れるかわからない。
なんでこんなに泣いているの?
悲しいの?
分からないよ。
記憶が抜けている僕には。
不完全な僕には苦しいな、苦しいな。
ちゃんと全部思い出したい。
でも、それで僕が消えるのが怖い。
死にたいなんて願うくせに。
消えるのが怖いなんて矛盾している。
狂ってるよ。
きちんと取り戻したところで僕がまともかも分からないし。
僕を構成する全てが消える気がして。
でも、雪と闇奈は、アテネは。
きっと記憶を取り戻した方の僕が好きなんだろうな。
そう考えたら、叫びだしたいような。
どう対処すれば良いのかわからない激情に駆られた。
苦しいんだ。
僕じゃない僕をみんなが愛しているのが。
「凪先輩。どうしましたか?遅かったから心配してきちゃいました」
美空が部屋の入り口に立ってそう言った。
どうしてきたんだろう。
頬は赤くなり、息切れをしている。
相当心配していたようだ。
大丈夫。
そういいたいのに。
声が喉にはりついて出てこない。
あれ?
おかしいな。
声がでないなんて。
怖いのかな。
とっさに記憶を取り戻した僕の方が良い?
なんて聞いてしまいそうになったから。
馬鹿みたいなこと聞いてしまいそうになったから。
美空は眉を八の字に曲げて、微笑みながら僕を抱き締める。
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