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四章 雪闇ブラッド
永遠の命に感謝できた時
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さっきと違って嬉しそうに。
「呪いだって生きているの!私だって元々は...。いえ、良いわ。私の話は。普通の呪いは宿主の精神や記憶で形作られるけど。皆、生きているの。感情だって、痛みもあるのよ。人間と同じなの」
最後は少しだけ切な気に。
まるで呪いからの訴えだと言いたげに。
呪いなりの一生懸命な自己主張。
そうなんだ。
呪いだって生きている。
人間と同じ。
だとしたら命を精一杯生きる権利があるんじゃないか。
「それにね、呪いの寿命って短いのよ?体内の魔力が切れたら消滅する。姿形を持った代償と言いたげに。まっ、私は特別だから関係ないけど」
そう言って自信満々に髪を靡かせる。
なら、浄化は呪いを殺すという事なんじゃ...。
呪いの寿命を無理やり縮める行為なんじゃないか。
そう考えて、思考を止めた。
これ以上、呪いについて考えてはいけない気がして。
これ以上考えたって、どんどん深い渦に巻き込まれていく気がして。
「どうしたの?もっと聞いてもいいのよ?」
月が笑いながらそういう。
その瞳は全く笑っていない。
「呪いの中でも最上級の私に質問できる機会なんてなかなかないのよ?聞かなくていいの?」
からかっているような、そんな響きを持たせながら、全く追撃を緩める気がない。
徹底的に陥れようとしているような。
背筋が震える。
何か答えを発しないといけない気がして、どうにか声帯を振るわせようとする。
だけど中々声が出ない。
そんな時。
ふふ。
なんて笑い声が聞こえた。
場にそぐわないその声に、月はあら?とそちらに意識をやる。
その音の発生源は凪。
ふふふ、あはは、と笑い始めた。
まるで気が狂ったように。
ひとしきり笑った後に、皆の視線が自分に集まっていることに気づいてびっくりして。
「えっと...、ごめん。ようやく現実を受け止められて。僕って生きてるんだって。ちゃんとわかって嬉しくて」
思わず笑っちゃった。
おかしいよね。
そう凪は言う。
顔を赤く染めて、頬を掻きながら。
おかしくなんてない。
普通や。
だって初めてなんやろ?
呪いにかかったのも、生き返ったのも。
そんなの気持ちが浮ついて当然だ。
僕だってそんな経験したら浮つくだろう。
そう言うと、うん、と頷く。
そして月と向き合う。
「どうしたの?こっち見て」
すると凪は笑顔で、
「ありがとう、月。僕を救ってくれて。ちゃんと生きれる体にしてくれて」
心から感謝しているよ。
そう凪が言うと、月は当然よ!だって私の子だもの!と返す。
お前の子じゃないと思うけど。
そんな声をそっと抑えて。
「呪いだって生きているの!私だって元々は...。いえ、良いわ。私の話は。普通の呪いは宿主の精神や記憶で形作られるけど。皆、生きているの。感情だって、痛みもあるのよ。人間と同じなの」
最後は少しだけ切な気に。
まるで呪いからの訴えだと言いたげに。
呪いなりの一生懸命な自己主張。
そうなんだ。
呪いだって生きている。
人間と同じ。
だとしたら命を精一杯生きる権利があるんじゃないか。
「それにね、呪いの寿命って短いのよ?体内の魔力が切れたら消滅する。姿形を持った代償と言いたげに。まっ、私は特別だから関係ないけど」
そう言って自信満々に髪を靡かせる。
なら、浄化は呪いを殺すという事なんじゃ...。
呪いの寿命を無理やり縮める行為なんじゃないか。
そう考えて、思考を止めた。
これ以上、呪いについて考えてはいけない気がして。
これ以上考えたって、どんどん深い渦に巻き込まれていく気がして。
「どうしたの?もっと聞いてもいいのよ?」
月が笑いながらそういう。
その瞳は全く笑っていない。
「呪いの中でも最上級の私に質問できる機会なんてなかなかないのよ?聞かなくていいの?」
からかっているような、そんな響きを持たせながら、全く追撃を緩める気がない。
徹底的に陥れようとしているような。
背筋が震える。
何か答えを発しないといけない気がして、どうにか声帯を振るわせようとする。
だけど中々声が出ない。
そんな時。
ふふ。
なんて笑い声が聞こえた。
場にそぐわないその声に、月はあら?とそちらに意識をやる。
その音の発生源は凪。
ふふふ、あはは、と笑い始めた。
まるで気が狂ったように。
ひとしきり笑った後に、皆の視線が自分に集まっていることに気づいてびっくりして。
「えっと...、ごめん。ようやく現実を受け止められて。僕って生きてるんだって。ちゃんとわかって嬉しくて」
思わず笑っちゃった。
おかしいよね。
そう凪は言う。
顔を赤く染めて、頬を掻きながら。
おかしくなんてない。
普通や。
だって初めてなんやろ?
呪いにかかったのも、生き返ったのも。
そんなの気持ちが浮ついて当然だ。
僕だってそんな経験したら浮つくだろう。
そう言うと、うん、と頷く。
そして月と向き合う。
「どうしたの?こっち見て」
すると凪は笑顔で、
「ありがとう、月。僕を救ってくれて。ちゃんと生きれる体にしてくれて」
心から感謝しているよ。
そう凪が言うと、月は当然よ!だって私の子だもの!と返す。
お前の子じゃないと思うけど。
そんな声をそっと抑えて。
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