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四章 雪闇ブラッド
完璧なバランス能力
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だって僕は君の主人だ。
使い魔だもの、理久は。
僕が自分の意志で召換して。
契約して。
だから君の全てを受け入れるべきだと思うんだ。
それが君を召喚した僕の役目だ。
むしろ僕の義務とでも言うべきものかもしれない。
理久は潤んだ瞳をこちらに向けた。
きらきらとした瞳。
泣いていたって美しい悪魔。
どこまでも美しくて、残虐で。
その全てを守りたいと思わせる何かを持っている悪魔。
「良いの?僕出来損ないだよ。迷惑しかかけられないよ。駄目な子なんだよ。それでも良いの?」
「それでもいいよ。僕だって迷惑理久にかけるだろうし。支え合えば良いじゃん。どうせ僕らずっと一緒にいるんだからさ」
そういうと、理久は笑って、瞳から紋章を消した。
一体誰が理久にこんな紋章をつけたのだろう。
理久は疲れたみたいで僕の腕の中で眠っている。
なるべく早く目を覚ましていただきたい。
さすがにスケート場だから。
眠ったままは危険だ。
僕は理久に、視線の全ても注いでいた。
何もかも注いでいたと言ってもいいだろう。
この世の注意と呼べるもの全てを理久に注いでいた。
だから美空になんて全く目を向けていなかった。
それはそれで酷い気がするが、それが事実だ。
見てさえいればすぐ反応して、対応できただろう。
ふさわしい対応だとか、そういうものが。
別にとる必要なんてないといわれたらそれだけだけど。
要するに、僕は美空を見ていなければいけなかったのである。
美空の事をちゃんと気にしてあげなければいけなかった。
美室が僕と理久が抱きつく情景を見て。
その青の目を見開いて。
いろんな感情をその胸の中でぐるぐると回して。
きっとそれは嫉妬という言葉が似合いそうなもので。
剣を生成してその手に握りしめた。
というよりも。
剣から美空の手へとやってきたという言葉が相応しいのだろうか。
その剣の名前はユクドラシル。
彼の持つ聖剣であり、全ての生命の元を司どる剣。
颯太のエクスカリバーさえ無ければその剣が確実に世界一だろう。
その美しい瞳をどろどろの憎悪で埋め尽くして、僕らをその瞳に入れた。
「どうしてお前がその立ち位置にいるんだよ。おかしいだろう。俺がそこにいるべきなのに」
その言葉と共に僕目がけて剣を振り上げた。
きっとその剣の力を使うつもりだったのだろう。
だってユクドラシルは人を斬るだけじゃないから。
けれどその企みは失敗に終わった。
「おーいっ!!こっち美味しそうな料理沢山あるぞっ!!理久も凪も食べないのぉ?もったいないなぁ。食べないなら僕がぜ~んぶ食べちゃおっかなぁ」
雫の声が聞こえたから。
まるで揶揄うような。
でもって、少しだけ警戒させるような、そんあ声色。
美空は剣を納めた。
このままじゃ分が悪いと思ったのだろう。
僕も理久から雫へと視線をずらした。
雫は笑って、こっちへと近づいてきた。
雫が両手に料理を持って、器用に滑る。
その手にあるのはアイスクリームだ。
使い魔だもの、理久は。
僕が自分の意志で召換して。
契約して。
だから君の全てを受け入れるべきだと思うんだ。
それが君を召喚した僕の役目だ。
むしろ僕の義務とでも言うべきものかもしれない。
理久は潤んだ瞳をこちらに向けた。
きらきらとした瞳。
泣いていたって美しい悪魔。
どこまでも美しくて、残虐で。
その全てを守りたいと思わせる何かを持っている悪魔。
「良いの?僕出来損ないだよ。迷惑しかかけられないよ。駄目な子なんだよ。それでも良いの?」
「それでもいいよ。僕だって迷惑理久にかけるだろうし。支え合えば良いじゃん。どうせ僕らずっと一緒にいるんだからさ」
そういうと、理久は笑って、瞳から紋章を消した。
一体誰が理久にこんな紋章をつけたのだろう。
理久は疲れたみたいで僕の腕の中で眠っている。
なるべく早く目を覚ましていただきたい。
さすがにスケート場だから。
眠ったままは危険だ。
僕は理久に、視線の全ても注いでいた。
何もかも注いでいたと言ってもいいだろう。
この世の注意と呼べるもの全てを理久に注いでいた。
だから美空になんて全く目を向けていなかった。
それはそれで酷い気がするが、それが事実だ。
見てさえいればすぐ反応して、対応できただろう。
ふさわしい対応だとか、そういうものが。
別にとる必要なんてないといわれたらそれだけだけど。
要するに、僕は美空を見ていなければいけなかったのである。
美空の事をちゃんと気にしてあげなければいけなかった。
美室が僕と理久が抱きつく情景を見て。
その青の目を見開いて。
いろんな感情をその胸の中でぐるぐると回して。
きっとそれは嫉妬という言葉が似合いそうなもので。
剣を生成してその手に握りしめた。
というよりも。
剣から美空の手へとやってきたという言葉が相応しいのだろうか。
その剣の名前はユクドラシル。
彼の持つ聖剣であり、全ての生命の元を司どる剣。
颯太のエクスカリバーさえ無ければその剣が確実に世界一だろう。
その美しい瞳をどろどろの憎悪で埋め尽くして、僕らをその瞳に入れた。
「どうしてお前がその立ち位置にいるんだよ。おかしいだろう。俺がそこにいるべきなのに」
その言葉と共に僕目がけて剣を振り上げた。
きっとその剣の力を使うつもりだったのだろう。
だってユクドラシルは人を斬るだけじゃないから。
けれどその企みは失敗に終わった。
「おーいっ!!こっち美味しそうな料理沢山あるぞっ!!理久も凪も食べないのぉ?もったいないなぁ。食べないなら僕がぜ~んぶ食べちゃおっかなぁ」
雫の声が聞こえたから。
まるで揶揄うような。
でもって、少しだけ警戒させるような、そんあ声色。
美空は剣を納めた。
このままじゃ分が悪いと思ったのだろう。
僕も理久から雫へと視線をずらした。
雫は笑って、こっちへと近づいてきた。
雫が両手に料理を持って、器用に滑る。
その手にあるのはアイスクリームだ。
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