どうしようもない僕は報われない恋をする

月夜

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四章 雪闇ブラッド

ずっと生きていてね

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血を飲む限り続く生を永遠に?
何の為に生きるの?
死のうとしたって僕はどうせ死ねないでしょ。
なら道は一つじゃないか。
その時に僕は凪を守ろうと思った。
凪が死んでしまわないように。
脳死でも何でもダメだよ。
そのコロコロ変わる表情を見せて。
そうしてくれたらそれだけで幸せになるから。
綺麗な顔の表情をいくつも見せて欲しいんだ。
それが綺麗だと思うから。
凪の表情ひとつひとつが好き。
だから苦しんでても悲しんでても好き。
そう思っちゃうんだ。
僕に幸福を与えてくれる存在。
僕も与えてあげたいな。
幸福を。
君にも分けてあげたら喜んでくれる?
笑ってくれる?
「なぁ、凪。大好き。もしも、もしもだよ。人の国に戻れるって言ったらどうする?」
凪は少しの疑問を浮かべて首を傾げる。
「どうもしないよ。だって僕は…」
そこで凪は言葉を紡ぐのはやめて、黙った。
何でもないや、なんて言って笑って、ケーキに火を灯す。
「僕の住んでた国ではケーキに蝋燭立てて火をつけて。その火を誕生日の人が願い事を心に秘めながら吹くんだ。そうしたら願い事が叶うんだって」
そう言って、僕にケーキを差し出す。
さぁ、吹いて。
そう凪に言われて、僕はそっと火を吹き消す。
凪とずっといられますように。
願わくは。
凪の最後に立ち会えますように。
そう願いながらゆっくりと火を吹いた。
君の最期に寄り添えたら僕はそれで幸せだよ。
凪を吸血鬼にはしない。
そしたら凪は日光の元生きられないから。
それがわかってるから僕は凪を吸血鬼にはしない。
だってそんなの悲しいじゃないか。
日光の元でもどんなところでも生きて欲しいのに。
もしも日光の元に磔になんてされたら。
そう考えるだけで苦しくて苦しくて。
ケーキを食べて、後片付けを手伝って。
そのまま解散した。
珍しく充足したまま1日を終えることができて嬉しくて。
ふふふ、なんて笑ってしまう。
パーティーが終わった後に、理久を呼び出す。
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