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五章
昇級試験11/14(宝箱)
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倒した魔物の死骸の処分を終えると、再び平穏な夜が訪れた。
見張りの時間にエリザたちと連絡をとってみたが、やはりエリザたちの拠点もギルド側の手引きと思われる魔物集団に襲われたらしい。俺たちの襲撃が終わった後、順番に襲われたようだな。
エリザたちもオークの異変には気づき、鍵を手に入れられたようだ。
倒したオークの状態なんて気にしてなかったのか、唯一ノビルの班だけ気づかなかったようだが、俺が蝙蝠を通じてノビルに教えたことで鍵は無事確保できたようだ。カンニングのようであるが、バレなきゃまあいいだろう。
「おはようごぜえやす。ヨミトの兄貴」
「おはようモッコリ。朝からお盛んなようだね」
「いやぁ、試験終わって合格した時のことばかり考えてたら迸っちまって。面目ねえでやす」
寝起きのモッコリの股間はモッコリとなっていた。昨日あれだけ血を抜いたというのに朝から元気モリモリとは、とんでもない奴だな。
頑強な肉体を持っているようだ。ガンドリィが目をかけるだけはあるのかもしれない。
そうして試験二日目の朝を迎える。朝飯を食った後は周辺の捜索を開始する。
どこを探せば良いかなんてわからないので、見逃し所がないよう、隊列を組んで山狩りみたいに隈なく探していく。そういう捜索力があるかどうか調べるのも、テストの目的なのだろう。
「キィキィ」
「ん、あっちに宝箱があるって? わかったサンキュ」
不審物があるのを蝙蝠が教えてくれた。
これまたカンニングのようであるが、蝙蝠を操るのも能力の一つだと考えれば問題ないだろう。
「これは間違いなくギルドが仕込んだものだな」
見つけたのは大きな宝箱であった。森の中に隠れているとはいえ、地面に埋められたり木の上に置いてあるとかじゃないので、くまなく捜索していれば見つからないはずはないものだった。
宝箱には「破壊して中身を取り出すべからず。壊したらその時点で失格とする」と張り紙がされていた。
間違いなくあの鍵を使うんだろう。鍵を見つけていなければ周辺に鍵が落ちてないか右往左往する所だったな。
「おーい、何か見つけたぞ!」
偶然見つけた風を装い、班員たちに宝箱の存在を教えてやる。すぐに班員たちが飛んでくる。
「宝箱か。昨日オークの腹から出てきた鍵を使うんじゃねえか?」
「そうに違いない」
誰もが思うことをティンが口にし、その言葉に頷いた俺は班の代表として宝箱を開けた。
「これは……地図か」
「そのようでやすねえ」
宝箱の中には地図が入っていた。「ここに目標物があるので向かうべし」と書かれていた。
「わりと近いな。昼飯を食ったら向かってみようか」
「そうしやしょうぜ」
「異議なし」
俺の言葉に、モッコリ、ゼラが続く。他の者も異論はないようでそうすることにした。
「モッコリ特製、元気ビンビンになる豚汁でやす。どうぞ召し上がってくだせえ」
「おおこれは美味そうだ。いただきます」
昼は朝飯に引き続き、昨日倒したオークの肉を使った料理を頂く。料理が得意なモッコリが振舞ってくれた。
サバイバル中に豚汁が食えるとは有難いね。まあ俺もエリザも【粗食】や【消化】というスキルがあるから、そこらへんの木の根っことかを齧ってても死ぬことはないけどさ。
でも木の根っこなんて食いたくないから豚汁が食えるのは有難い。寒い冬にはうってつけの料理だね。温かいスープが五臓六腑に染み渡るくらい美味しいぜ。
「それじゃ目標地点に向かおうか」
「そうでやすね」
豚汁でエネルギーをチャージした後、出発する。
「俺たち、もしかしたら今日中に課題こなしちまうかもでやすね」
「かもしれないな」
課題がスムーズに進んでいるということで足取りは軽い。道中にスモールベアの襲撃があるが、それを難なく振り払い、進んでいく。
一時間とちょっとくらい歩いただろうか。目標の場所に到達できた。
目標地点は開けた土地となっており、ギルドの人員が天幕を張っていて拠点化されていた。ステートと言ったか、あの試験官のお姉さんもいる。
「早いわね。君たちが一番乗りみたいよ」
俺たちの姿を見つけたステートが声をかけてくる。
「ここが宝箱の地図に示されていた地点で間違いないですね?」
「ええそうよ。第一の関門オークの胃袋、第二の関門開かずの宝箱――いずれも攻略してここに来れたみたいね。それぞれ一日くらいかかるのを目安に考えていたんだけど早いわね」
「そうですね、わりと順調にいけました。それで俺たちはここで何をすれば?」
俺が代表してそう尋ねると、ステートは厭らしそうに微笑んだ。
「君たちにはこれから命を賭けてこの化け物と戦ってもらうわ」
ステートがパチンと指を鳴らすと、天幕の奥から一匹の化け物が姿を現す。そいつは地面をのそりのそりと這うようにして現れた。
「これは!?」
「第三の関門バジリスク討伐。これが君たちに課せられた課題よ。この課題をこなせれば目標物を授けるわ」
バジリスク。ファンタジー世界でしかお目にかかれなさそうな、大蛇の化け物がそこにいた。
ギルドの図書館に置いてある図鑑で見たことはあったが、実際にお目にかかったことはなかった。こんな所でお目にかかれるとはな。
「バジリスクって、鋼等級以上が協力して対処するって化け物じゃないでやすか!?」
「バジリスクはヤバいよ! この前先輩が石化して死にかけたんだ!」
「くっ、この距離で毒の息を吹きかけられたらたまったもんじゃないぞ!」
「ぐぅおお、ヤバい、圧がヤバい。小便漏れちまう……」
バジリスクを前にして、モッコリ、ロア、ゼラ、ティンがそれぞれ反応を示す。思わず後ずさりしてしまっている。
「安心して。私が制御しているからいきなり襲い掛かっては来ないわ」
ステートはビビりまくる面々を見て面白がるように微笑む。
「何か特別なスキルでも持っていらっしゃるんですか?」
「違うわ。この指輪の力よ」
俺の言葉に、ステートは己の指にはめられた指輪を見せてくる。
「これは“支配の指輪”。魔物を操れる魔道具よ」
「へえそんなものがあるんですね」
「バジリスクを操れるほどの高級品だから壊したら大変なことになるわね。娼婦の副業でも始めないといけなくなるわ」
ステートは冗談めかしながらそんなことを言う。
「君たちにはこれから命をかけてこの化け物と戦ってもらう予定よ。この化け物を倒せれば、試験の課題である目標物を進呈してあげるわ」
ステートの言葉に、一同、目を見開く。
「そんなの無理でやすぜ!? 俺たち、鉄等級なんでやすよ!」
「鋼等級になればバジリスクくらいどうにかできなきゃいけないのよ」
「そ、そんな!?」
抗議の声を上げるモッコリに、ステートはピシャリと言ってのける。
「一晩よく考えてから挑みなさい。棄権もありよ。ここには転移の魔道具が設置されてるから、すぐに森を抜けて村に戻れる。今の自分には無理だと思ったら素直に諦めなさい」
そう告げられた俺たちは、よくよく考えてからバジリスクとの戦いに挑むことにした
まあ俺としてはすぐにでも戦って試験を終わらせたかったのであるが、そうもいかなかった。ギルド側が天幕を貸してくれたので、そこで休むことにした。
見張りの時間にエリザたちと連絡をとってみたが、やはりエリザたちの拠点もギルド側の手引きと思われる魔物集団に襲われたらしい。俺たちの襲撃が終わった後、順番に襲われたようだな。
エリザたちもオークの異変には気づき、鍵を手に入れられたようだ。
倒したオークの状態なんて気にしてなかったのか、唯一ノビルの班だけ気づかなかったようだが、俺が蝙蝠を通じてノビルに教えたことで鍵は無事確保できたようだ。カンニングのようであるが、バレなきゃまあいいだろう。
「おはようごぜえやす。ヨミトの兄貴」
「おはようモッコリ。朝からお盛んなようだね」
「いやぁ、試験終わって合格した時のことばかり考えてたら迸っちまって。面目ねえでやす」
寝起きのモッコリの股間はモッコリとなっていた。昨日あれだけ血を抜いたというのに朝から元気モリモリとは、とんでもない奴だな。
頑強な肉体を持っているようだ。ガンドリィが目をかけるだけはあるのかもしれない。
そうして試験二日目の朝を迎える。朝飯を食った後は周辺の捜索を開始する。
どこを探せば良いかなんてわからないので、見逃し所がないよう、隊列を組んで山狩りみたいに隈なく探していく。そういう捜索力があるかどうか調べるのも、テストの目的なのだろう。
「キィキィ」
「ん、あっちに宝箱があるって? わかったサンキュ」
不審物があるのを蝙蝠が教えてくれた。
これまたカンニングのようであるが、蝙蝠を操るのも能力の一つだと考えれば問題ないだろう。
「これは間違いなくギルドが仕込んだものだな」
見つけたのは大きな宝箱であった。森の中に隠れているとはいえ、地面に埋められたり木の上に置いてあるとかじゃないので、くまなく捜索していれば見つからないはずはないものだった。
宝箱には「破壊して中身を取り出すべからず。壊したらその時点で失格とする」と張り紙がされていた。
間違いなくあの鍵を使うんだろう。鍵を見つけていなければ周辺に鍵が落ちてないか右往左往する所だったな。
「おーい、何か見つけたぞ!」
偶然見つけた風を装い、班員たちに宝箱の存在を教えてやる。すぐに班員たちが飛んでくる。
「宝箱か。昨日オークの腹から出てきた鍵を使うんじゃねえか?」
「そうに違いない」
誰もが思うことをティンが口にし、その言葉に頷いた俺は班の代表として宝箱を開けた。
「これは……地図か」
「そのようでやすねえ」
宝箱の中には地図が入っていた。「ここに目標物があるので向かうべし」と書かれていた。
「わりと近いな。昼飯を食ったら向かってみようか」
「そうしやしょうぜ」
「異議なし」
俺の言葉に、モッコリ、ゼラが続く。他の者も異論はないようでそうすることにした。
「モッコリ特製、元気ビンビンになる豚汁でやす。どうぞ召し上がってくだせえ」
「おおこれは美味そうだ。いただきます」
昼は朝飯に引き続き、昨日倒したオークの肉を使った料理を頂く。料理が得意なモッコリが振舞ってくれた。
サバイバル中に豚汁が食えるとは有難いね。まあ俺もエリザも【粗食】や【消化】というスキルがあるから、そこらへんの木の根っことかを齧ってても死ぬことはないけどさ。
でも木の根っこなんて食いたくないから豚汁が食えるのは有難い。寒い冬にはうってつけの料理だね。温かいスープが五臓六腑に染み渡るくらい美味しいぜ。
「それじゃ目標地点に向かおうか」
「そうでやすね」
豚汁でエネルギーをチャージした後、出発する。
「俺たち、もしかしたら今日中に課題こなしちまうかもでやすね」
「かもしれないな」
課題がスムーズに進んでいるということで足取りは軽い。道中にスモールベアの襲撃があるが、それを難なく振り払い、進んでいく。
一時間とちょっとくらい歩いただろうか。目標の場所に到達できた。
目標地点は開けた土地となっており、ギルドの人員が天幕を張っていて拠点化されていた。ステートと言ったか、あの試験官のお姉さんもいる。
「早いわね。君たちが一番乗りみたいよ」
俺たちの姿を見つけたステートが声をかけてくる。
「ここが宝箱の地図に示されていた地点で間違いないですね?」
「ええそうよ。第一の関門オークの胃袋、第二の関門開かずの宝箱――いずれも攻略してここに来れたみたいね。それぞれ一日くらいかかるのを目安に考えていたんだけど早いわね」
「そうですね、わりと順調にいけました。それで俺たちはここで何をすれば?」
俺が代表してそう尋ねると、ステートは厭らしそうに微笑んだ。
「君たちにはこれから命を賭けてこの化け物と戦ってもらうわ」
ステートがパチンと指を鳴らすと、天幕の奥から一匹の化け物が姿を現す。そいつは地面をのそりのそりと這うようにして現れた。
「これは!?」
「第三の関門バジリスク討伐。これが君たちに課せられた課題よ。この課題をこなせれば目標物を授けるわ」
バジリスク。ファンタジー世界でしかお目にかかれなさそうな、大蛇の化け物がそこにいた。
ギルドの図書館に置いてある図鑑で見たことはあったが、実際にお目にかかったことはなかった。こんな所でお目にかかれるとはな。
「バジリスクって、鋼等級以上が協力して対処するって化け物じゃないでやすか!?」
「バジリスクはヤバいよ! この前先輩が石化して死にかけたんだ!」
「くっ、この距離で毒の息を吹きかけられたらたまったもんじゃないぞ!」
「ぐぅおお、ヤバい、圧がヤバい。小便漏れちまう……」
バジリスクを前にして、モッコリ、ロア、ゼラ、ティンがそれぞれ反応を示す。思わず後ずさりしてしまっている。
「安心して。私が制御しているからいきなり襲い掛かっては来ないわ」
ステートはビビりまくる面々を見て面白がるように微笑む。
「何か特別なスキルでも持っていらっしゃるんですか?」
「違うわ。この指輪の力よ」
俺の言葉に、ステートは己の指にはめられた指輪を見せてくる。
「これは“支配の指輪”。魔物を操れる魔道具よ」
「へえそんなものがあるんですね」
「バジリスクを操れるほどの高級品だから壊したら大変なことになるわね。娼婦の副業でも始めないといけなくなるわ」
ステートは冗談めかしながらそんなことを言う。
「君たちにはこれから命をかけてこの化け物と戦ってもらう予定よ。この化け物を倒せれば、試験の課題である目標物を進呈してあげるわ」
ステートの言葉に、一同、目を見開く。
「そんなの無理でやすぜ!? 俺たち、鉄等級なんでやすよ!」
「鋼等級になればバジリスクくらいどうにかできなきゃいけないのよ」
「そ、そんな!?」
抗議の声を上げるモッコリに、ステートはピシャリと言ってのける。
「一晩よく考えてから挑みなさい。棄権もありよ。ここには転移の魔道具が設置されてるから、すぐに森を抜けて村に戻れる。今の自分には無理だと思ったら素直に諦めなさい」
そう告げられた俺たちは、よくよく考えてからバジリスクとの戦いに挑むことにした
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