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社長の奴隷.13
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それですぐにその商品に注文が入ったりすると、すごく嬉しい。
また次も頑張ろうと思える。
ウェブショップとは言え、こうしてお客さんと繋がっているという感覚があるのが楽しい。
美緒は昼休憩一時間で、朝十時から夜七時までの八時間勤務だ。
もうすぐ午後七時になる。
そろそろ片付けて帰ろうとした時、さっきアップしたばかりの商品に注文が入った。
「社長、注文来ましたね」
美緒は嬉しくて満面の笑顔で言った。
「ああ、そうだな」
寛成はあまり表情には出さないが、やはり嬉しそうだ。
荒垣先輩や地元の友達にも言えない様な仕事だけど、こうして新しい商品を待っていてくれるお客さんがいると思うと、美緒はこの仕事をしていてよかったと心から思うのだった。
翌日の日曜もハピネス社はいつも通り朝十時からスタートした。
今日も信楽君は朝から出社している。
「信楽君、サイトのイメージカラーなんだけど・・・」
信楽はよほど優秀なのだろう。
寛成は早くも彼を仕事のパートナーとして頼りにしているのを感じる。
だけど、美緒はそんなことで凹んだりしない。
学生時代に自分の能力の限界は思い知った。
だけど、この会社で働くようになって、学生時代に不得意だったことは今の仕事には何の影響もないことに気づいた。
自分にも出来ることや得意なことが沢山あることを知った。
その多くは寛成によって気づかせてもらった。
とにかく、寛成は美緒の良いところを褒めてくれた。
最初は自信のなかった美緒も、商品については自分の意見をちゃんと言うことが出来るようになった。
そして、寛成はその意見をちゃんと尊重してくれる。
「藤巻君、今やってるのが終わったら、あっちで試したいことがあるんだけど」
「はい、分かりました」
美緒はやはりまだ、信楽がいる空間に緊張してしまう。
しかし、信楽のいる環境には慣れていくしかないのだ。
「社長、お願いします」
「ああ」
寛成と美緒はパーテーションの向こう側へと移動した。
美緒は下着を脱ぐとソファに横たわった。
寛成は例のごとく、その指にローションを垂らすと、美緒の中に入ってきた。
「はあっ、ああんっ、あっ、ああっ・・・、あっ、あっ・・・」
的確に気持ちよい場所を刺激してくる寛成の指に、美緒は最初から甘い声が止まらない。
「こんな動きはどう?」
寛成は、今度は器用な指使いで割れ目を刺激した。
「あ、しゃちょう・・・、それ・・・す、すごい・・・です、あ、き、気持ちいい・・・」
「じゃあ、これは?」
「ああっ、いいです・・・、ああんっ、あああっ、や、やっぱり、もうだめですっ・・・、社長・・・」
「そういう時は『もっとください』って言わないと」
寛成は美緒の反応を楽しんでいる。
また次も頑張ろうと思える。
ウェブショップとは言え、こうしてお客さんと繋がっているという感覚があるのが楽しい。
美緒は昼休憩一時間で、朝十時から夜七時までの八時間勤務だ。
もうすぐ午後七時になる。
そろそろ片付けて帰ろうとした時、さっきアップしたばかりの商品に注文が入った。
「社長、注文来ましたね」
美緒は嬉しくて満面の笑顔で言った。
「ああ、そうだな」
寛成はあまり表情には出さないが、やはり嬉しそうだ。
荒垣先輩や地元の友達にも言えない様な仕事だけど、こうして新しい商品を待っていてくれるお客さんがいると思うと、美緒はこの仕事をしていてよかったと心から思うのだった。
翌日の日曜もハピネス社はいつも通り朝十時からスタートした。
今日も信楽君は朝から出社している。
「信楽君、サイトのイメージカラーなんだけど・・・」
信楽はよほど優秀なのだろう。
寛成は早くも彼を仕事のパートナーとして頼りにしているのを感じる。
だけど、美緒はそんなことで凹んだりしない。
学生時代に自分の能力の限界は思い知った。
だけど、この会社で働くようになって、学生時代に不得意だったことは今の仕事には何の影響もないことに気づいた。
自分にも出来ることや得意なことが沢山あることを知った。
その多くは寛成によって気づかせてもらった。
とにかく、寛成は美緒の良いところを褒めてくれた。
最初は自信のなかった美緒も、商品については自分の意見をちゃんと言うことが出来るようになった。
そして、寛成はその意見をちゃんと尊重してくれる。
「藤巻君、今やってるのが終わったら、あっちで試したいことがあるんだけど」
「はい、分かりました」
美緒はやはりまだ、信楽がいる空間に緊張してしまう。
しかし、信楽のいる環境には慣れていくしかないのだ。
「社長、お願いします」
「ああ」
寛成と美緒はパーテーションの向こう側へと移動した。
美緒は下着を脱ぐとソファに横たわった。
寛成は例のごとく、その指にローションを垂らすと、美緒の中に入ってきた。
「はあっ、ああんっ、あっ、ああっ・・・、あっ、あっ・・・」
的確に気持ちよい場所を刺激してくる寛成の指に、美緒は最初から甘い声が止まらない。
「こんな動きはどう?」
寛成は、今度は器用な指使いで割れ目を刺激した。
「あ、しゃちょう・・・、それ・・・す、すごい・・・です、あ、き、気持ちいい・・・」
「じゃあ、これは?」
「ああっ、いいです・・・、ああんっ、あああっ、や、やっぱり、もうだめですっ・・・、社長・・・」
「そういう時は『もっとください』って言わないと」
寛成は美緒の反応を楽しんでいる。
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