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君に溺れてしまうのは僕だから.104

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「おじさま…」

 伊織は今ならもう許されるだろうかと、武彦の胸に手を伸ばした。

 そして武彦の頬をに手をそえると、その唇に自分からくちづけた。

 武彦は大きく目を見開き、そのくちづけを受け入れた。
 


 ちゅくちゅくと音を立てて熱いキスが交わされた。

 武彦の手が伊織の乳房をまさぐり、先端をいじった。

 伊織ももう我慢が出来なかった。

 先走りの液をたらたらとこぼしている武彦のそれに手を這わせた。

「んんっ!」

 武彦は一瞬その手から逃げようとしたけれど、思いとどまった。

 もう伯父の役割は終わったんだ。



 伊織はその硬くて大きなものに触れられる喜びに心が震えた。

 そしてそれを今すぐ愛撫したい衝動に突き上げられた。

 伊織から口づけを解くと、ヒクヒクと震えているそれを口に頬張った。

「んっ!」

 武彦は一瞬息を飲んだ。



 ちゅぷちゅぷと音を立てて伊織は愛撫に夢中になった。

 舌を絡ませ、唇で扱きあげるほどにかさを増すそれに、伊織は興奮した。

「い、伊織…」

 武彦は身体を傾けると、伊織の背中から尻に手を這わせ、その割れ目をなぞった。

「んんんっ!」

「伊織…、ぐしょぐしょだよ」



 言われなくても分かってる。

 さっきからそこから蜜が溢れて止まらないことを。

 武彦の指は伊織の気持ちいいところを確実に刺激してくる。

「んんっ、んんんっ!」

 そんなに刺激されては、咥えることがおろそかになってしまう。

 もっともっと愛したいのに…、おじさまがそんなことすると、気持ちよすぎて…。

 伊織は腰をくねらせた。



「僕にはさせてくれないのか?」

 武彦はそう言うと伊織の身体を横に向けた。

 伊織の片足を持ち上げるとその間に武彦は顔を近づけた。

「あああっ!」

「伊織、僕のは愛してくれないのか?」

 おじさまの意地悪…。

 伊織は声をあげるたびにお留守になるお粗末な愛撫では武彦のことを気持ちよくさせられないと、ムキになってそれを口に含む。

 しかし、ちゅくちゅくと武彦の濃厚な愛撫が与えられると、その決意はすぐどこかへいってしまう。



「あ、あっ、おじさま…、あっ、そんなにしないで…」

「どうしてだ?お前はこれが好きだろう」

 それはそうだけど…、それじゃあいつもと一緒で…。

 武彦はシックスナインの体勢で舌と指で愛撫をつづけ、ときには戯れるように乳房を刺激した。

「あんっ、ああっ、おじさま…、感じすぎて…、あっ、あっ…」

 伊織はもう武彦のものをくわえることすらできなかった。

 与えられる愛撫のあまりの気持ちよさにとても抗うことなどできなかった。
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