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御曹司のやんごとなき恋愛事情.25

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 ぐちゅぐちゅと音を変え、奥の奥まで貫かれれば、もう抵抗など出来はしなかった。

 うなじに俊介の熱い吐息がかかるたび、優子の体はゾクゾクと震える。

 乳房に与えられる刺激、激しい挿入による快感、そして、俊介の熱い吐息が優子の理性を限りなくゼロにしてしまう。



「あああっ、ああっ、坊ちゃん・・・、ああっ、もう、あああっ、おかしく、なっちゃ・・・う・・・、あああああっ!!」

 ついに優子は理性を手放した。

 おかしくなっちゃうなんて・・・言ってしまった。

 ああ・・・なんてこと・・・。



「はあっ、マジ?優子・・・おかしくなっちゃうくらい気持ちいいの?」

 俊介はこれ以上ないご褒美をもらってしまった。

「ああ、もう!たまんねぇ!!」

 俊介は優子を力強く抱きしめると、思いきり腰を振り昇りつめた。

「優子・・・優子・・・」

 俊介は嬉しくて嬉しくて何か言いたいのに、言葉が見つからない。

 ただ、優子のことを強く抱きしめることしかできなかった。



 その後、バスルームで嫌がる優子の体を無理やり洗っているうちに、また元気になってしまった俊介は、立ちバックで一回、そして湯船に入って優子の乳房をいじっているうちに、たまらなくなって座位で一回と、呆れるくらいにまぐわってしまったのだった。

 すっかり精も根も尽きた二人は泥の様になって眠った。



「優子、朝だぞ」

「えっ・・・、あっ、おはようございます」

 俊介は夕べの激しい情交もなんのその、むしろ元気いっぱいで目覚めた。



「優子、どうしたんだ・・・素っ裸で。何だ、朝から俺のこと誘ってるのか?」

 何しろ夕べは怒涛のような俊介からの攻めに合い、シャワーの後はそのままベッドで眠ってしまったのだ。

「こ、これは・・・、坊ちゃんのせいじゃないですか!あいたたた・・・」

 もう、無茶するから、色んなところが痛いんだから・・・。

 優子は文句を言いたかったけれど、最後には感じまくってしまった手前、俊介のせいばかりには出来ない。



「あ~、冗談で言ったつもりが、俺の方がヤバいや。優子、早く服を着てくれ」

「着ますとも!」

 着替えるために優子のマンションに寄らなければいけない。

 二人にのんびりしている時間はなかった。



「さあ、取りあえず優子のマンションに行こう。朝飯は途中でどこかに寄ればいい」

「はい」

 今日は優子がいちいち口出ししなくても、俊介の方から動いてくれる。

 夕べのセックスが余程嬉しかったのだろう。

 そして、それを隠さないところが俊介の可愛いところだ。



 ああ・・・、もう・・・。

 優子はそんな俊介のことを抱きしめたくなってしまう。

 いけない・・・、こんなにのめり込んだら・・・。

 戻れなくなってしまう・・・。

 優子はつらいけれど、再び自分を戒めた。



「さあ、行くぞ」

「はい」
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