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御曹司のやんごとなき恋愛事情.97
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おかしい・・・。
俊介が襲ってこないなんて・・・。
お風呂にお湯を張りながら、優子は記憶の糸をだどる。
栗本は何て言ってたっけ・・・。
確か・・・、こんなに早かったとは・・・とか、どうしても優子に会いたい・・・とか、そんなことを言っていたはずだ。
だが、今までの俊介なら、それはつまり優子とそういう事をしたいという意味だったはずだ。
勝手にそう決めつけていた自分の方がむしろそれを望んでいたのだろうか・・・。
そう思うと盛っているようで、めちゃくちゃ恥ずかしい。
しかし、優子にだって性欲はある。
しかも、今まで我慢に我慢を重ねてきているのだ。
はるばるニューヨークから自分に会うためだけに来てくれた俊介に対して、そういうことを期待するのはごく普通のことではないだろうか。
色んな言い訳をしてみても、やっぱりそれを自分から俊介に言い出すことなど考えられなかった。
「お湯入りましたよ」
「ああ、ありがとう」
俊介はあっさり風呂に入った。
そして風呂からあがると、ラーメン屋の帰りに立ち寄ったコンビニで買ったビールを冷蔵庫から取り出し、美味そうに飲んだ。
「いやぁ~、美味い。こういうコマーシャルみたいなのやってみたかったんだ」
「一人でおやりになればよかったじゃないですか」
優子は自分のイライラを少しだけぶつけてしまった。
「こんなの一人でやっても美味くもなんともないんだよ。一緒にいてくれる人がいるから美味いんだから」
「・・・そんなもんですかね」
優子はまたスネた様な言い方をしてしまう。
「そういうもんなんだよ」
俊介は妙に確信めいた言い方をした。
「いやあ、風呂に入ってすっきりしたし、ビールを飲んでほろ酔いで、今日もよく眠れそうだ」
「えっ、もう寝るんですか?」
「ん、まだ早いか?」
早いといえば早い・・・。
今は昨日と同じ十時少し前だ。
「い、いえ・・・、そういう訳じゃありませんけど」
「それじゃあ、おやすみ」
俊介は優子に軽くキスをすると、サッサと寝室へ引っ込んでしまった。
えっと・・・、坊ちゃんは明日の便で日本を発つはずでは・・・。
優子はいよいよ追い詰められる。
このまま眠ってしまったら、何もないまま俊介はニューヨークに行ってしまうのだろうか。
だけど、そんなこと自分からどうやって言い出せばいいのだろう・・・。
答えが見つからないまま・・・、いやわざと見ないようにしたまま、優子は風呂に入った。
寝室に入ると、ほぼ昨晩と同じ状況が目に飛び込んできた。
俊介はすでに気持ちよさそうに寝息を立てている。
優子は俊介を起こさないようにそっとベッドに身体を潜ませた。
俊介が起きる気配はない。
やっぱりこのまま何もしないで帰るのだろうか・・・。
隣で眠っている俊介の端整な横顔を見つめ、優子はたまらない気持ちになる。
キスして欲しい・・・。
体中に触れて欲しい・・・。
骨が折れるほどに強く抱きしめて欲しい・・・。
そして、自分のことを激しく求めて欲しい・・・、朝まで眠れないくらいに・・・。
だけど、どれも俊介が主導だ・・・。
待っていてるだけでは決して望んだようにはならない。
このままでいいのかと自分の中で声がする。
こんなにも触れたいくせに、自分でそれを阻止するなんて、プライドというものは本当にやっかいなものだ。
俊介が襲ってこないなんて・・・。
お風呂にお湯を張りながら、優子は記憶の糸をだどる。
栗本は何て言ってたっけ・・・。
確か・・・、こんなに早かったとは・・・とか、どうしても優子に会いたい・・・とか、そんなことを言っていたはずだ。
だが、今までの俊介なら、それはつまり優子とそういう事をしたいという意味だったはずだ。
勝手にそう決めつけていた自分の方がむしろそれを望んでいたのだろうか・・・。
そう思うと盛っているようで、めちゃくちゃ恥ずかしい。
しかし、優子にだって性欲はある。
しかも、今まで我慢に我慢を重ねてきているのだ。
はるばるニューヨークから自分に会うためだけに来てくれた俊介に対して、そういうことを期待するのはごく普通のことではないだろうか。
色んな言い訳をしてみても、やっぱりそれを自分から俊介に言い出すことなど考えられなかった。
「お湯入りましたよ」
「ああ、ありがとう」
俊介はあっさり風呂に入った。
そして風呂からあがると、ラーメン屋の帰りに立ち寄ったコンビニで買ったビールを冷蔵庫から取り出し、美味そうに飲んだ。
「いやぁ~、美味い。こういうコマーシャルみたいなのやってみたかったんだ」
「一人でおやりになればよかったじゃないですか」
優子は自分のイライラを少しだけぶつけてしまった。
「こんなの一人でやっても美味くもなんともないんだよ。一緒にいてくれる人がいるから美味いんだから」
「・・・そんなもんですかね」
優子はまたスネた様な言い方をしてしまう。
「そういうもんなんだよ」
俊介は妙に確信めいた言い方をした。
「いやあ、風呂に入ってすっきりしたし、ビールを飲んでほろ酔いで、今日もよく眠れそうだ」
「えっ、もう寝るんですか?」
「ん、まだ早いか?」
早いといえば早い・・・。
今は昨日と同じ十時少し前だ。
「い、いえ・・・、そういう訳じゃありませんけど」
「それじゃあ、おやすみ」
俊介は優子に軽くキスをすると、サッサと寝室へ引っ込んでしまった。
えっと・・・、坊ちゃんは明日の便で日本を発つはずでは・・・。
優子はいよいよ追い詰められる。
このまま眠ってしまったら、何もないまま俊介はニューヨークに行ってしまうのだろうか。
だけど、そんなこと自分からどうやって言い出せばいいのだろう・・・。
答えが見つからないまま・・・、いやわざと見ないようにしたまま、優子は風呂に入った。
寝室に入ると、ほぼ昨晩と同じ状況が目に飛び込んできた。
俊介はすでに気持ちよさそうに寝息を立てている。
優子は俊介を起こさないようにそっとベッドに身体を潜ませた。
俊介が起きる気配はない。
やっぱりこのまま何もしないで帰るのだろうか・・・。
隣で眠っている俊介の端整な横顔を見つめ、優子はたまらない気持ちになる。
キスして欲しい・・・。
体中に触れて欲しい・・・。
骨が折れるほどに強く抱きしめて欲しい・・・。
そして、自分のことを激しく求めて欲しい・・・、朝まで眠れないくらいに・・・。
だけど、どれも俊介が主導だ・・・。
待っていてるだけでは決して望んだようにはならない。
このままでいいのかと自分の中で声がする。
こんなにも触れたいくせに、自分でそれを阻止するなんて、プライドというものは本当にやっかいなものだ。
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