ホストと女医は診察室で

星野しずく

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ホストと女医は診察室で.58

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 慶子はさっき真っ赤になったのが最上級だと思ったけれど、もう今は血管がどうにかなるのではないかと思うくらい、心臓がバクバクいっている。



「ま、参ったな…。そんなこと慶子さんに言われたら…俺、ひとたまりもないや…」

 聖夜は身体を起こすと、慶子の足をそっと押し開いた。



 やっぱり見られるのは恥ずかしい…。

 でも、今はもう早く欲しい…。

 欲しくてたまらない…。



 聖夜は既に先端から蜜をこぼしている自身を慶子のそこに押し当てた。



「好きだよ…慶子さん…大好き」

 慶子の手を握ると、グッと中に押し入った。



「あっ、はあっ…」

「中…熱い…。すごく気もちいいよ」



 聖夜はゆっくりと腰を動かした。

 もっと激しく、砕けるほどに強く、奥まで突きたい。

 そんな思いを必死で抑えた。



「あっ、あっ、はっ、あっ…、あんっ…、あんっ、ああっ…」

 慶子は感じるままに声をあげた。

 恥ずかしいけれど、聖夜で感じている自分の声は嫌いじゃなかった。

 好き、大好き、聖夜さん…。

 いまだに言葉には出していないけれど、慶子は心の中でそう叫んでいた。



 乱れている慶子がどうしようもなく可愛くて、ふたたびくちづけると、中が更にキツく締まった。

 あ…、もう…。

 聖夜は慶子の中から自身を引き抜くと自分の手の中にびゅくびゅくと精液を放った。

 ティッシュで拭い、再びベッドに身体を沈めると、慶子のことをギュッと抱きしめてキスをした。



「聖夜さん…好き」

 慶子の口からその言葉を聞くのを自分はどれほど待ち望んでいたのだろう。

 聖夜の目から知らないうちに涙が溢れていた。



「せ、聖夜さん…?」

 心配そうな表情で聖夜の顔を覗き込む慶子の耳元で、聖夜はひとこと「嬉しい」と囁いた。



 何だか…嘘みたい…。

 聖夜さんとこんな風になってしまうなんて…。



「後悔してる?」
 
 慶子が自分の気持ちと折り合いがついていないのを見透かしたように聖夜は言った。

 しかし慶子は首を横に振った。



 自分は確かに聖夜のことを求めた。

 そして今も求めている。

 もうこれは否定しようのない事実だった。

 ただ、自分に人生で(お酒の入っていない状態で)後先考えずに行動したことなど無かったため、そんな風に行動してしまった自分を受け入れるのに時間がかかっているだけだ。



「聖夜さん…誤解しないでね。その…、私…、一時の気の迷いとかじゃないから…」

 慶子は勇気を振り絞って告げた。



「それは嬉しいな…。だけど、それだったら俺も同じだよ…。俺の方が信じてもらえないかもしれないけどね…」

 慶子は真剣な表情で首を横に振った。



「そろそろシャワーを浴びて服を着ようか」

 聖夜は笑いながら言った。

「…はい」
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